2012年6月29日 金曜日
「先生~早く来て!ちょうになっつとるよ!」と、朝バスを降りると、子ども達がテラスから呼んでいました。急いで部屋に上がると育てていた、ツマグロヒョウモンチョウのサナギがチョウになっていました。茶色のサナギから綺麗な模様のチョウが生まれて、子ども達も大興奮でした。朝は、羽をパタパタさせて、乾かしたり、羽を伸ばしたりしていましたが、夕方にはしっかりと羽も伸びていたので、預かり保育の子ども達と空に放つ事にしました。子ども達がチョウを虫かごから出すと、すぐに飛んでいき、テントにつかまって、羽をパタパタさせていました。
又、お部屋には今、カタツムリも2匹います。持ってきた時は、カタツムリだけが虫かごに入っていたのですが、子ども達が、図鑑を見たり、テレビで見た事を思い出して、土や野菜も入れて、素敵なお家ができました。中には「赤ちゃんカタツムリやけん」と言って、ままごとコーナーでニンジンを小さく切ってあげる、かわいい姿もみられました。そして、今週に入り子ども達が、廃材でカタツムリを作り始めました。ガムテープ芯を殻にみたてたもの、プリンカップを2つくっつけて兄弟のカタツムリにしたもの、カタツムリにAちゃんが乗っているもの、箱の殻から顔を出しているもの。。。どれも違っていて、どのカタツムリもとても楽しいものができていました。「〇〇が作りたい!」と思うと、三葉っ子達は材料を見つけて、何でも作ってしまうのです。
今日は、土に幼虫がもぐろうとしている所をA君、B君が発見して、幼虫が一匹お部屋に仲間入りしました。何の虫になるのか楽しみです。
今日は、自分達で作ったうちわで、初めて盆踊りを踊りました。世界にたった一つのうちわを持って、子ども達も嬉しそうで、手を叩くと、ポンポンと心地よい音がしていました。年長さんの踊りになった時、副園長が「先生みんな一緒に~!」と呼びかけました。促されて一緒に踊りに入ったものの年中、年少の教師達はしっかりと踊る事ができていませんでした。どの学年の踊りも教師も子どもも楽しんで踊れるようにしていきたいと思います!!!
今日は手作り給食でした。
★メニュー★
・焼きさば ・きゅうりとわかめと春雨の酢の物
・トマトとレタス
・胚芽米
・じゃが芋、ニンジン、こんにゃく、こうや豆腐の煮物
です。今日も子ども達とおいしく頂きました。
2012年3月12日 月曜日
今日は、朝から季節外れの雪が降っていました。子ども達は、登園すると「雪降りよったよ!」と嬉しそうに話していました。部屋の中から雪の降る様子を見ていた子が、雪が止んだことに気が付くと、友達を誘ってすぐに戸外へ飛び出して行きました。「全然寒くない!!」と言う元気いっぱいの子ども達の姿が頼もしく見えました。
踊りの曲が流れると、いつものようにちゅうりっぷ組の前のテラスはステージに早変わりです。年中・年長のお兄さん、お姉さんに椅子に座ってお客さんになってもらうと、年少児達が海のダンスパティーの自分のお気に入りの役になりきって踊っていました。次に運動会の踊りの曲を流すと、私は振り付けがあやふやになってしまうところがあったのですが、子ども達はしっかり覚えていて他の学年の踊りも上手に踊っていました。
片付けの後、年少・年中でホールに集まってさよなら会の練習をしました。副園長のアイディアで年長児がDVD収録をした思い出のアルバムを歌い、季節ごとに色々なことがあったことを振り返っていきます。すると、この1年間が思い出されてきました。年長児に、泣いていると優しく手をつないでもらったり、運動会や発表会ではかっこいい姿を見せてもらったり、一緒に遊んでもらったり…。年中・年少児にとってそんな年長児はいつも憧れの存在でした。花道を年長児が退場する時に、みんなの大好きな「おひさまになりたい」を歌います。今日は、年長児の代わりに教師が花道を歩くと、とてもいい顔で歌いながら手拍子をしていました。あまりにもかわいらしい表情に花道を通った教師も、思わずもう一度戻って歩いてしまいました。さよなら会の日にも、今日のような素敵な顔で送ってほしいと思います。
今日のパン給食の付け合わせは、玄米粥でした。あたたかい玄米粥に大喜びで、何度もおかわりをして、野菜も喜んで食べていました。
すみれ組もあと4日になりました。給食後には、じゃんけん列車がしたいからと友達にも呼びかけて早く片付けをしていて、次の活動を考えて行動する姿に成長を感じました。「ひつじ組になる」「私はぺんぎんがいい」と期待いっぱいです。一日を大事に楽しく過ごしていきたいと思います。
2012年2月16日 木曜日
2日続けての雨で戸外で遊べなかった子ども達は今日は、所持品の始末を終えると待ってました!!と言わんばかりに戸外へ出掛けて行きました。「オニごっこしよう」と数人が集まり、じゃんけんでオニを決めていました。以前までは、どっちが勝ったのか分からない様子だったのですが、もうルールもばっちりです。「Aくんがオニね。」と言うと一斉に走って逃げていきました。遊んでいるうちにルールも分かってきてごっこ遊びを楽しめるようになってきました。
サッカーのあそびのお部屋をしている子ども達が日曜日に大会に出場することになっています。そこで、園内で練習試合をしてみました。大会に参加しない年長・年中児がコートの周りに陣取って応援を始めると、年少児もぞくぞくと集まって来ました。年長児の応援団はポンポンを持ってチアガールも出現しました。ポンポンがないぞう組のAくんとBくん達は、「作ってくる!!」と言ってお部屋に帰ると、広告を筒状に丸めて、端をはさみで細かく切ってラップの芯にくっつけてポンポンを作り始めました。作っている4人は真剣な顔で黙々と作っていましたが、途中で外が気になるようでAくんは、「ちょっと見てくる。」とテラスから園庭を覗いてサッカーが続いていることを確かめます。そして「まだしよる?。」と嬉しそうに作っている友達に報告していました。ポンポンが仕上がると早速園庭に駆け出して行ってみんなと一緒に「頑張れー!」と一生懸命応援していました。無かったら作るという発想ができる子ども達の姿にさすがだなと感心させられました。
そのような大きな声援を背にサッカーをしている子ども達は張り切って試合をしていました。一生懸命ボールを追いかけてシュートする姿、転んでもすぐに立ちあがる姿、背の高い年長児の中でも必死でボールを取りに行く年中児の姿など、かっこいい子ども達の試合に私達教師の応援にも更に力が入りました。ゴールを決めると本人は勿論、応援をしている子もガッツポーズをして大喜びする姿に教師も思わずガッツポーズです。当日は保護者の応援も加わり、ますます気合いが入った子ども達の試合が楽しみです。
年中児は来週することになっているじゃがいも植えの準備をしました。副園長にじゃがいもの種の話を人に結び付けて分かりやすく話をしてもらいました。種芋を切って灰を付けて乾かすことはみんなの傷がかさぶたができるとバイ菌が入らなくなるのと同じでしっかりとかさかさになるまで乾かして植えること、みんなも生まれた時はお母さんのおっぱいを飲んで育ち、少し大きくなると自分でご飯を食べることができるようになるのと同じで、じゃがいもも土の中では根っこができるまではお母さん芋から栄養をもらって、芽や根が伸びてくると太陽や土の中から栄養を自分で摂れるようになるということなどを話してもらいました。自分達と結び付けてもらったことで、よく理解して聞いていました。芽を大切にしなければ大きくなれないということも教わったことで、じゃがいもを切る時もじゃがいもを何度も回して見ながら、芽を傷つけないで切れるところを考えながら包丁で切っていきました。切った断面を見て「本当や!」と切り口からは汁が出ていてそれは、みんながけがをした時と同じということを理解したようでした。この切り口を乾かすことでバイ菌を予防することができるのです。子ども達は、来週じゃがいもを植えることを期待して降園していきました。
今日、すみれ組では欠席者が一人もいなくて27名全員がそろっていました。そこですみれ組もあと少しで年中さんになるという話をすると、みんな目をキラキラさせて話を聞いていました。室内の遊びが多かったこの2日間絵を描いて楽しんでいた子ども達の姿が多く見られたのでみんなで自分の絵を描いて黒板に飾ることにしました。紙いっぱいにパステルで顔を描いて、はさみも上手に使って絵に沿ってきれいに切り取りました。黒板に貼った虹にみんなの絵を飾っていくと「あった!!」「あれが私のよ。」と友達と指を差しながら眺めていました。たくさんの友達ができて、元気いっぱいのすみれ組もあと少しです。次は年中さんになってクラスの友達も変わります。一日一日を大切にしてすみれ組での思い出をたくさん作っていきたいと思います。
2012年1月24日 火曜日
冷たい風が吹いていてもさすが三葉っ子。戸外で元気に遊んでいました。しかし、Aちゃんの手を見ると、体操服の袖口を伸ばして服の中に手が隠れていることに気が付きました。それを言うと「だって寒いんやもん。」と困った顔をしていました。そこでみんなであったまるまで走ろうということになりました。「よーいどん」の掛け声でスタートすると、誰もが楽しそうに何周も走っていました。一緒に走っている教師の私の方が意気が上がり、子ども達は毎日遊んでいる中で体力が随分ついてきているんだなと思いました。
戸外で元気いっぱい遊んで後、発表会の練習をしました。年少も昨日副園長に練習を見てもらい、新しく変わった振り付けがお気に入りで張り切って練習していました。その後に発表会に着る衣装を子ども達に見せると「わあー」っと目をキラキラさせて見つめていました。代表で試着したBちゃんは、「ドレスみたい!!」と嬉しそうにスカートを広げて見せていました。かっこいい、かわいい衣装を見てますますやる気が出た子ども達でした。
今日は、一人登園になって2回目のこあら保育でした。バスに乗る時に泣いた子も園に来る頃には、泣き止んでままごとをしたり、砂場で遊んだりと思い思いに楽しんでいました。今日のおやつは、副園長特製のうどんのスナックでした。普段お家では食べないおやつに大満足な子ども達は、「おかわりがいる!!」と言って喜んで食べていました。「また、作ってくれるかな?」とこあら組さんもすっかり三葉っ子です!!
年中のうさぎ組は、合歓の木を訪問しました。副園長にバスの中で元気をあげに行くこと、みんなが笑顔で一生懸命歌ったり、踊ったりすることを話してもらい、意識を持って訪問しました。練習の時よりも、とっても良い笑顔で元気に歌ったり踊ったりすることができました。帰る時には、心がいっぱいになったCちゃんは、おじいちゃん、おばあちゃんの一人ひとりの手をしっかりと握り「ありがとう」「元気でいてね」と丁寧に挨拶をしていきました。大好きな自分のおばあちゃんが病気になって心配でたまらないCちゃんが、自分の生活と重ね合わせ一生懸命に話しかける姿にとっても感動しました。子ども達の素敵な温かい心に今日も触れることができました。
2011年12月12日 月曜日
今日も戸外では色々なクラスの帽子が入り混じって遊んでいました。うさぎ組のAちゃんは「見て!!」と言って縄跳びを跳ぶ所を見せてくれました。1回目は上手く縄が回せず、ひっかかってしまいましたが、「次はもっと跳ぶ!」と言って、何度も何度も練習する姿が見られました。
年少児達は運動会以来、走ることが大好きになり、「オニごっこしよう」と遊具や遊んでいる友達の間をすり抜けて走っていました。始めは、オニになった子が何人もの友達を続けてタッチしていたので、タッチされた人がオニになるというルールを説明すると、していくうちに分かってきて楽しんでいました。年少児も集団で遊ぶようになり成長が感じられます。
年少組では、先週することに決めた発表会の踊りやオペレッタの配役を決めることにしました。何がしたいのか決めてきている子もおり、張り切って会議室に上がりました。踊りの振り付けは、まだできていないのですが、曲がかかると顔を見合せながら自分なりにリズムに合わせて笑顔で踊る子ども達に私も楽しく嬉しい気持ちになりました。一通り踊ってから、「目をつぶって何がしたいのか考えてみて」と声をかけると「決まった!!」と言って目を閉じたまますぐに手を挙げる子が多くて驚きました。そして、自分が決めた曲の所に並ばせると友達について動く子はほとんどおらず、サッと自分のしたい所に並ぶ姿にまた驚かされました。運動会の経験から「お面がいる」という子もいるので、子ども達と考えて楽しく進めていきたいと思います。
各クラスでアルバム整理も進んでいます。一つひとつの行事を写真を見て思い返しながら絵を描いたり、包装紙で飾りを付けたりと思い思いに仕上げていました。一学期よりも時間をかけ、工夫をして、自分が納得のいくまで作っています。
今日の給食はあったかい豆乳シチューでした。具だくさんで野菜が苦手な子もいつの間にかきれいに食べていました。おかわりにも何度も並び、大きな鍋はたちまち空っぽになりました。
2011年11月17日 木曜日
登園して来ると年少児達が先日植えたチューリップに向かって「おはよう」と元気よく挨拶をしていました。昨日、子ども達にチューリップはみんなの声が聞こえて、声をかけてもらうと嬉しくなって早く大きくなろう、きれいなお花を咲かせようって頑張るんだってという話をしていたので、よく覚えていて挨拶をしていたのでした。年中組の教師に、「チューリップさん声が聞こえるんよ。」「お水いっぱいあげたらいかんのよ。」「みんなが年中さんになったら咲くんよ。」と嬉しそうに話す姿がとてもかわいらしくて思わず笑ってしまいました。
そして、今日は人形劇の日でした。岡山から劇団バクのお兄さんやお姉さんが今年も来てくださったのです。子ども達はとても楽しみにしていて昨日は「花さかじいさん」の話をお家の人に素話で聞いていた子もおり、期待が更に高まっていました。私達教師も昨日の職員会で花さかじいさんがどんなストーリーだったかを話していましたが、知っているつもりが意外と細かいところがあやふやで私自身もとても楽しみにしていました。
人形劇が始まる前の手遊びでは、劇団バクのムラッチさんが盛り上げてくださり子ども達は一瞬で引き込まれていきました。子ども達も内容に入り込んで見ており、場面が変わるごとに拍手をしたり、「すごい」「かわいそう」など色々なところで反応していました。園児の座席の横に放送設備があり、担当の方が操作されていました。ライトがチカチカする時には、そこで機械を上げ下げしている様子が見え、いつもは見ることができないこんなところにも興味を持って見ていました。放送の方も子ども達の反応を振り返ってにこにこと見てくださっていました。
お部屋に帰っても子ども達は興奮状態でそれぞれ色々な感想を話してくれました。お話の中から、「良い考えができる人は良いことが返ってくること、良くないことを考えている人は良くないことが起こること」を教わりました。
お部屋に帰ると子ども達はお手紙を書いたりプレゼントの首飾りを作ったりして様々な方法で感謝の気持ちを示そうと楽しそうに活動していました。すみれ組の子ども達も友達と「イヌがかわいかったね」「桜がきれいに咲いたよね」と色んな場面を思い出しながら寄せ書きを描いていました。子ども達は「ありがとう」「また来てね」と自分の気持ちを伝えながらプレゼントを手渡していました。昼食もとらないで人形劇の片付けの後、子ども達の相手をしてくださり、ありがとうございました。
2011年10月25日 火曜日
先週さつまいも掘りに行った高木農園で採って来た数珠玉をテラスに出していると、年長・年中児が「やりたい!!」とやって来ました。それを見て年少児も「何するん?」と言って集まって来ました。数珠玉をしたことのある年長児達は、自分でどんどん針金に通していきました。いつもは「できん。やって!」と言うAちゃんも、針金を真っ直ぐに伸ばし、数珠玉の芯を引っぱって抜くと「できるよ!」と言って時間をかけてやっと1個通すことができました。夢中になって通しているとどんどん口がとがっていく姿に何ともかわいらしく見とれてしまいました。根気強く続けてネックレスにすると嬉しそうに友達と見せ合っていました。
一方桜の木を見ると年中児が集まって木登りをしていました。上の方まで登れるようになっている子も多く、驚きました。ふと足元を見ると、ビックボスから桜の木の根元まで落ち葉を2本の線のように並べて道ができていて、その中で子ども達が並んで木登りの順番を待っていました。自然の変化の中で気付いた自然物、きれいな落ち葉を集めて遊びに自ら取り入れる姿にさすがだなと感心しました。
また、リレーをしたいとやって来た数人の子ども達とリレーを始めると、いつの間にか他の子達も集まって来て列ができていました。始めは2本のバトンでしていたのですが、長い列になっていたので「3人組になるよ」と伝えると、年少児でもサッと3人組に並び変えることができ驚きました。リレーに加わったひよこ組のBくんは、リレーのバトンをもらう時には右手を腰に当て、左手を伸ばしてまるで年長児のような姿勢で走路で待つ姿に驚かされました。
今日は、こあら保育がありました。こあらさんも自分が好きな遊びを見つけ、在園児と一緒に色々な場所で遊んでいます。数珠玉のコーナーでは「懐かしい」と子どもそっちのけでお母さん方が楽しまれていたり、リレーでもお母さんも一緒に走ってくださったり、また絵の具コーナーではこあらさんも絵を描いたりと思い思いに楽しまれていました。こあら保育では、始めての手作り給食がありました。楽しい雰囲気の中で「いつもは野菜を食べないんですよ」とお母さんが驚くほど残さず食べていました。
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