2020年3月22日 日曜日
ひよこ組の子ども達は、週に1度スポーツダンスがあります。
「さぁ、スポーツダンス行くよ!!」と保育教諭が声をかけると子ども達はそれぞれ自分のロッカーへ帽子を取りに行きます。自分で頑張ってかぶる子もいれば、帽子を保育教諭の所まで持って行き「してねー!」と言って、かぶせてほしいとアピールする子もいます。スポーツダンスの準備は帽子をかぶることだと理解しているようです。
帽子を全員かぶったら、自分の水筒を探して水分補給です。そしてお部屋のマットに集まります。スポーツダンスが始まった当初からこの流れが出来ているので、子ども達はスムーズに行動しています。
「さぁ廊下の壁に背中ペッタンするよー!」の掛け声でみんな「気をつけピシーーーッ」上手に並びます。
ここから3階まで自分達で階段を登ります。手すりを持ってゆっくりですが一歩一歩登ります。ほんの少し前までは抱っこだったり、ハイハイしていたRちゃんやCくんも、他のお友達と同じように歩いて登ることにチャレンジです。子ども達にとっては階段上がりもスポーツダンスの準備体操になります。
やっとやっと3階まで上がったら、スポーツダンスの先生が待ってくてれいます。みんなで「おはようございます」の挨拶をして、もも・みかん合同クラスのスタートです。一人一人名前を呼ばれると「はーい!」と大きな声で返事をすることもできるようになりました。サーキットしたり、色分けお片づけ、そして毎回違うチャレンジゲーム、子ども達もしっかり静かにお話を聞いて、約束を守って参加しています。
スポーツダンスが終わると先生とタッチでさようならします。そして1階まで歩いて降ります。みんなしっかり手すりを持って降りることが出来るようになりました。
次はみかん・れもん合同クラスのスタートです。少し月齢の高いこのクラスは内容も少し難しくなっています。サーキットもラダーを使って足を細かく動かしたり、ハードルも2つ飛び越えます。4つ並んだサークルもうさぎさんになり両足でピョンピョン跳びます。サーキットをする子ども達のスピードも速いのです。走りながら体を動かし、次の物を目で見て頭で考え、色々な運動、体の発達に繋がっています。スポーツダンス前後の階段も子ども達にとっては良い運動です。
スポーツダンスを開始した時は準備することもスムーズに出来ず、階段も抱っこしていたけれど、今では何でも自分達で頑張ります。
保育教諭と手を繋いで参加していたSくんも今ではもう補助の手は必要なく笑顔で参加しています。子ども達の成長は嬉しい反面、手が離れるという事で少し寂しい気持ちになります。
みかん組で過ごす時間はあと少しになりました。子ども達と楽しく過ごせるよう、そして私達保育教諭も子ども達の成長を楽しんで見守りたいとおもいます。
2020年2月22日 土曜日
2月22日(土)平成31年度認定こども園三葉幼稚園ひよこ組・ぴよぴよのおゆうぎ会を行いました。
こども達の普段の姿を見ていただく為、いつもと同じように受け入れ、保護者には時間をおいて入場して頂きました。朝、雨が降っていたので園長の配慮で保護者の控室を急拠設けることにし、急拠メールを流しました。保護者の方も冷静に対応していただきありがとうございました。
会議室に幼児が集まり、順番に着替え、泣いている幼児は園長のアドバイスでアンパンマンのテレビをつけると集中して観て、いつの間にか涙も止まっていました。
お陰でスムーズに着替えも終わりホールに移動して、手遊びや大型絵本で時間待ちをしていましたが、幼児達は大きな声で歌ったり、返事をしたりして楽しんで待つことができました。保護者の協力のもと時間通りに開演することができました。おかげでこども達はオープニングも、にぎやかに笑顔で参加することができました。
プログラム1番の1歳児も泣くことなく舞台に立つことができました。かわいい笑顔も見られ心が温かくなりました。
1、2歳児と2歳後半の2歳児の発達差も見ることができました。
一方では、いつもと違う空気に気分が高揚して歩きまわったり舞台に上がったり、降りたりする子もいて保育教諭はドキドキしました。
今回のおゆうぎ会では、スポーツダンスを入れ、普段の様子を見ていただいたり、2歳児はうさぎとかめの簡単な劇遊びをしました。日頃からうさぎになったり、かめになったりして遊んでいた幼児のごっこ遊びも見ていただくことができました。
保育園の行事としてこのような特別な機会を大切にし、保育教諭も成長していきたいと思います。
保護者の皆様 には御協力いただきありがとうございました。
2020年2月2日 日曜日
1月があっという間に終わり、早くも2月になりました。暖かかったり、寒かったり日中も気温差が大きく体調を崩す子も見られますが、ほとんどの子どもたちが元気に登園しています。そんな中最近、みかん組の子どもたちが手で角を作り、「鬼だぞー」と言っている姿が見られるようになりました。保育教諭が壁面で鬼を貼っていると、「鬼だ!」とみんなが集まり、興味津々で見ていました。保育教諭が作った鬼のお面を渡すと、しっかり目、鼻、口を描けている子どもが数名いてとても驚きました。いろんな色、柄の鬼ですが子どもなりの鬼が完成しました。頭に付けてあげると「鬼だぞー」と嬉しそうに友達に見せに行く可愛いちびっ子鬼を見ると癒されます。
鬼役をしている子もいれば豆を投げる振りをしている子もいたので、新聞紙を丸めて豆をみんなで作りました。中には鬼のお面を付けて豆を作っている子もいて、とても可愛かったです。豆が完成したので、鬼の絵を壁に貼ると作った豆をすぐに投げ始めました。「鬼はお外~」「鬼は内~」と少し違いましたが、子どもたちはすごく楽しそうに的当てをしていました。鬼のお面を付けた子供が保育教諭に新聞の豆を「当てて!」と持ってきたので、軽く当てると「わあ~」と言いながら倒れ、やられた振りをしていて、いつの間にそんな事が出来るようになったのかと驚きました。その姿を見ていた子どもたちが、真似をして倒れていきます。今の時期の子どもたちは子ども同士で刺激し合い、いろんな事を覚えていくんだと改めて今の時期の大切さを感じました。2月3日の節分の日も楽しみです。
子ども達は日がたつにつれ少しずつ言葉が出るようになり、会話ができるようになってきます。子ども同士の会話は教師には何を言っているのか分からない時もありますが、子ども同士では通じる様です。見ていてすごく可愛いです。子どもたちの中には後数ヵ月で幼稚園に進級する子もいますので、たくさん遊んで子ども達の成長を楽しんでいきたいと思います。
2020年1月13日 月曜日
ひよこ組の幼児達は、ボール遊びが大好きです。保育教諭がボールを準備しようとすると、それを察してみんなが集まってきて目を輝かせてボールが出てくるのを見守ります。保育教諭が「それー!!」とボールを出すと、「キャー!!」と嬉しそうにころがったボールを追いかけます。アンパンマンのボールは人気でいち速くそのボールを拾ったAくんとBくんは、他の子に見つからないように保育教諭の後ろに隠れて2人で「やったね!」とお互い顔を見合わせていました。他の幼児達もアンパンマンボールが使いたいので、「かして」「まだよ。じゅんばん」「かして」「いいよ」など、少しずつ言葉のやりとりをして、順番にボールを使う姿が見られました。
一方、月齢の低いCくんには、穴あきの持ちやすいボールを「どうぞ」と渡してあげる姿が見られ、幼児なりにCくんへの気遣いをしてくれたのかなと、その優しい気持ちに保育教諭も心がほっこりしました。ボールをもらったCくんも嬉しそうに穴あきボールの穴を覗いていました。
そこでボール遊びの途中で、いろいろな形をした廃材の箱を何個か床に並べてみました。早速Dくんは箱を縦に並べてみたり、横に並べてみたりしていましたが、「できなーい!」と言いながら保育教諭に立ててほしいとアピールしていました。「Dくんならできるよ!」と声をかけると、倒れても、倒れても起こしていくうちに自分で並べる事ができました。自分で出来た事、Dくんは満足気な表情でした。
朝から強い風が吹いていたある日、室内からテラスを見ていたEちゃんは、テラスの落ち葉が風で動いているのに気づき、「葉っぱがうごきよる!」と興味津々で見ていました。数人の幼児が集まり窓の外で飛んでいく落ち葉を追いかけて、窓を左から右へと移動して楽しんでいました。そして「うごきよったねー」「はっぱ、うごいたねー」と嬉しそうに保育教諭に報告してくれました。自然の中で起こった現象は幼児にとっては不思議な大発見なのです。目を輝かせてお話してくれる幼児がとても可愛かったです。
遊びの中で思いやりが育つことや、日常生活の中で気付いたり様々な経験をしたりする様子を、幼児と共感しそのなかで育つ幼児の姿を見守っていきたいと思います。
ひよこ組 松末 華来子
2019年12月15日 日曜日
今年も残り少なくなりました。
月曜日、ひよこ組の子供たちがテラスに出て遊んでいると、幼稚園児の歓声と共に、とてもいい匂いがしてきました。
自分達で収穫したお芋を園庭でふかしてもらっていたのでした。
できると、「ひよこさんもどうぞ」とおすそ分けして頂きました。
黄色いお芋の上から湯気が出て、とても美味しそうでした。
「わぁ〜」と喜ぶ子、目を丸くしている子、触ってみたい子、色々です。
「お部屋に帰ってお芋食べるよ」の声掛けで、いつもより数倍早く移動、手洗い、席に着くが出来て、とても微笑ましかったです。
手の上にそっと乗せると、可愛い笑顔になり指先でつつきながら口に運んでいました。
寒い日に温かさと安らぎを頂きました。
「やきいも やきいも おなかが ぐ〜」と保育教諭が歌い始めると、片言で一緒に歌い始めました。
食べ終わったあと、新聞紙を丸めてお芋を作りました。
出来上がると、Aちゃんはとても嬉しそうに大切に持ち、T君はお皿の上に乗せ、Sちゃんは布バッグの中に入れて持ち運び、N君はフ〜フ〜とふきながら「あちちのち」と歌い、Y君は何個か集めてケースに入れて揺らしていました。
次の日も、ままごと遊びの中にお芋が登場し、遊びが広がっていました。
与えてもらった1つの材料でどんどん遊びが広がるのをいつも感心しながら見ています。
そして、水曜日はお楽しみ会がありました。
始めは泣き出す子がいないように、膝に抱いて1番後ろに座っていました。
ところが園長先生の計らい(発想の転換)で0才児、1才児は1番前に座らせて頂きました。オペレッタ「ステキな帽子屋さん」が始まると、なんと…いつも抱っこを求めてくるY君も1人で座り、じっとしていられないJ君もK君もすごい集中力で見入っていました。
本当に驚かされました。その目はキラキラと輝いていました。
ちびっこサンタが登場して、「パプリカ」を踊り始めると、次々に立ち上がり、手足を動かし始めました。
K君は前で踊っているお姉ちゃんと一緒に踊りたくって、とうとう前まで出ていて、とても嬉しそうないい顔で体を揺らしていました。
こんな小さな子達まで巻き込んでしまう「パプリカ」に、ちびっこサンタさんに、改めて感動しました。
これからも様々な体験を通して、子ども達の心を奪ってしまうものを見つけ出していきたいと思います。
2019年10月14日 月曜日
朝、晩肌寒くなり、日中は過ごしやすい気候となってきました。子ども達は暑い夏を乗り越え、今まで以上に毎日元気に登園しています。部屋で遊んでいると、幼稚園の子ども達が運動会の練習をしている音が聞こえてきました。それに気が付いた子ども達はドアに張り付いてじっと外を見ていました。ドアを開けてあげるとすぐにテラスに出て行き、座って年長さんの練習を手拍子しながら興味津々に見ていました。そしていつの間にか、体が動き出し、見様見真似で踊り始めました。中には年長さんと同じ動きをしている子どももいて、すごく驚きました。数年後、この子達が今の年長さんのようにかっこよく踊っている姿を想像すると、今からすごく楽しみになりました。子ども達はよく見ていて、いろんな事をすぐに吸収して昨日出来なかった事が次の日には出来るようになっている事があり、毎日子ども達から目が離せません。まだまだ体は小さいですが、自分で出来る事は自分でするという事が身に付いてきています。時間がかかってもしっかり見守り、一緒に達成感を味わいたいと思っています。
保育園の子ども達も26日の保育園の運動会に向けて練習を頑張っています。運動会で踊る曲をかけると、遊んでいても楽しそうに踊り始めます。繰り返し毎日踊っているとすぐに覚えて1曲踊り終わると次の踊りをかけて!とアピールしてきます。その姿はすごくたくましく感じます。少しずつですが、言葉もはっきり出るようになり、友達ともなかよく遊ぶ事が出来るようになってきています。子ども達の成長を運動会で感じてもらえるように、後2週間程ですが、子ども達と一緒に楽しく練習をしていこうと思います。
2019年10月6日 日曜日
10月に入ったのに日中はまだまだむし暑い日が続いていますが、時折涼しい風が吹いて癒やされます。
そんな日は月齢の高い子は裸足になって涼しい砂場で戸外遊びを楽しみ、鼻水の出てる子や、もも組の小さい子はテラスや室内で遊びます。
最近は運動会にむけての踊りや体操を毎日楽しんでいます。音楽は子供達にとって魔法のような役割も果たします。「集まれー」ができない時も、「わーお」や「動物体操」の曲が聞こえてくると、事務所前の入り口をのぞいている子も、靴箱近くで外を気にしている子も、いつも踊りをしている場所に集まってきて、曲にあわせて手・足・頭を動かし始めます。
その周りで手足をもじもじしている0歳児も日毎に踊りらしくなっていき、驚かされます。
アンパンマンの曲に至っては、泣いていた子もピタッと辞めてにこにこ笑顔になります。
アンパンマンはみんな大好きで、片言がしゃべれる子や、単語が2~3程出ている子は最後の「マン」と嬉しそうに言うなど、パパやママより先に「アンパンマン」を覚えて何度も言う姿が見られます。
そんな子どもたちに保育教諭が廃材紙を使ってアンパンマンを描き、「アンパンマン作るよー」と声をかけると、広げた紙の周りにみんなが集まってきて色付けをしました。
身を乗り出してクレヨンでくるくるしゃかしゃか、一方ではシール貼りをする子もおり、誉めると得意そうにニッと笑うと、また頭を突き合わせて、楽しんでいました。
「できたー」の拍手と笑顔で「おしまい」にして天井から吊るしました。
風が吹くと揺れてアンパンマンが動いているように見え、その度に子供達は目を丸くして指を差して可愛い笑顔を見せました。
先日、保育教諭が新聞紙を丸めてその周りをカラーテープを貼って作ったボールで「アーン、パンチ」と言いながらボール当てをしてみせると、みんな次々とボールを取りに行き、投げ始めました。
そこで、アンパンマンの曲を流すと、ミニ運動会が始まりました。次々とボールを集めてきて競って投げていました。
そんな中でU君は窓辺に青いボールを4つ並べて眺めながら「いっしょ」と言っていました。スポーツダンスのコーンの片付けで覚えた同じ色を揃えることに興味を持ったことからこんな遊びを思いついたのでしょうか。
又、Aちゃんは布バッグにボールを入れて持ち歩き配ってくれました。
Sちゃんはマグカップに入れて飲む真似をしていました。
まだ平行遊びが多い0才児、1才児ですが、与えられた環境にかかわって、多面的に遊びを発展させている姿に驚かされる毎日です。
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