幼稚園の日記(ブログ)

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2008年6月11日 水曜日

今日も、朝からずっと雨が降り続き、1日中室内で活動していた三葉っ子たちは、積み木をしたり、絵の具で思い思いに絵を描いたり、粘土をこねて食べ物を作ったりと、室内ならではの遊びの様子が見られました。

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そんな中、作品展に向けて作品作りに没頭する子どもたちもちらほら見られました。たんぽぽ組のT君は、ダンボールにカップや卵パックをくっつけて”亀”を作っていました。くっつけた廃材は甲羅をイメージしているのだと主張しているようでした。また、隣にいたH君は。ゼリーのカップを上手に切って、その形を見て、「ねぇ、先生。これだんご虫!!」と、手のひらにちょこんと乗せて嬉しそうに差し出しました。よく見ていると、カップの曲がり具合とか、線の入り方とかが本当にだんご虫に見えてきて、「ホントだね。」と言い合って喜んでいました。その後、H君はそれをマジックで黒く塗ってだんご虫を仕上げると、廃材を使って”だんご虫のおうち”も作りました。先日TV視聴した『だんご虫』がH君にはすごく印象的なものだったのでしょう。ちょっとした廃材の形から、様々なものをイメージしていく子どもたちの感性は、大人が失ってきた純心な心の目なのでしょうか。明日からの作品作りにも、期待が高まります。

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また、今日は金曜日のプール開きに向けて、年中さんと年長さんはプールに入るための、ちょっとした『練習』をしました。子どもたちも今日はプールに入るかもしれないということを事前に聞いていたので、おうちからタオルや着替えを持ってきたり、プールカードに○をつけてきたりと、意識が高まっていました。そして、プールに入るためにはいくつかのお約束があります。プールに行く前には必ずトイレに行っておく、服を脱いだらどうするか、プールのお部屋に入る時には一度足を洗って入る、などといったお約束を子どもたちに伝えました。今日は練習なので、本当にちょっとずつしかプールに入ることができなかったけれど、子どもたちはすごく嬉しそうで、足をちゃぷちゃぷさせてはしゃぐ様子が見られました。プール開き当日も、今日覚えたプールに入る時のお約束をしっかり守って入れると思います。暑さに負けないように、どんどんお水と仲良しになっていけるといいですね。

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コメント (この形、何に見えるかな?   ぺんぎん組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)

2008年6月10日 火曜日

 梅雨のように不順の天候が続くなか元気な三葉っ子のために晴れ間が広がった本日、高木農園では、モンシロチョウがとびかい、まるで子ども達を出迎えてくれているようでした。さつま芋の苗を植えるために黒いマルチをはった畝を前にした子ども達からは、「これ畑なん」「土が見えんよ」「この黒いビニールは、何やろう」という、つぶやきが聞かれ不思議そうに見守る姿が見られました。そんな中、副園長からマルチの説明を聞きました。「マルチをはっていると雨が降っても土が流れないこと、土が程よく温かくなること、雑草が生えにくくなること、水分を保つことなど」子ども達は、真剣な表情で聞いていました。また、年中の頃、植えたじゃが芋とさつま芋のお母さんの違いや生長の仕方、植え方について聞き早速、長い畝にそってクラスごとに並んでさつま芋の苗を植え始めました。役員さん方がマルチの穴に棒を斜めにつき差して穴のトンネルをつくって下さった中に根の部分を下にして優しく差し込みトンネルを閉じるとできあがりです。説明をよく理解して誰一人逆さに植える子はいませんでした。集団のなかで話をよく聞いて理解して行動することができている姿に教師達は、大変嬉しく思いました。

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 さつま芋畑の横の空地には、かぼちゃ、うり、きゅうり、なす、ピーマン、トマト、そして、さと芋と様々な野菜が植えられていました。副園長から野菜の不思議、関連性をクイズもまじえながら話して頂くと子ども達は興味深く聞いて答えていました。みなさんは、かぼちゃの花を知っていますか。うりの花、きゅうりの葉から何かを発見したことがありますか。かぼちゃの黄色のラッパ状の花の元には丸い実がなりそれが大きくなっていきます。うりの葉は、かぼちゃの葉より小さくて実はきゅうりより少し大きく表面はツルツルしています。きゅうりの花は、かぼちゃとうりと同じように黄色ですがさらに小さく実は、イガイガしていて触ると、とても痛いのです。そして、これらのどの葉っぱもどうして触ると痛いんでしょう。そんな質問にぞう組の女児から「虫から守るためにイガイガがついている」との声が・・・植物も自分を守り子孫を残すためにトゲがあったり、匂いがあったり、生命の不思議を感じます。かぼちゃ、うり、きゅうりを漢字で表すと南瓜、瓜、胡瓜になります。どれにも瓜がついています。みんな親戚でよく似ています。こんなことを考えると、とても楽しくなります。本日、畑を用意して頂いた遠藤さん、手伝いをして頂いた役員さん方に感謝すると共に自然に親しみながら副園長の語りを子ども達と一緒に聞くことができた私にとっては、最高の学びになりました。

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コメント (植物の関連性には、学びがいっぱい?自然から得るものには、生きる力がいっぱい? きりん組 山田 美和 はコメントを受け付けていません)

2008年6月10日 火曜日

6月に入って幼稚園の遊びのコナは徐々に夏の遊びの環境へと移行していきます。そこで今日から、日頃の色遊びのコナの一角に新しく「さかなつりコナ」を出しました。目ざとい子どもたちは早速新しいコナを見つけて興味津々で集まってきました。そして我先にと釣竿を手に取ると「つれん」「あれは、Sちゃんの!」とみんな自分の釣りたい魚を狙って一生懸命釣竿を伸ばしていました。

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そんな中でも様々な経験から生活が身についてきている様子がうかがえる場面がありました。ぱんだ組のM君は、R君が魚を釣ったのを見て「はいッッ!」と魚を入れるバケツを差し出す姿が見られました。友達の様子を見て気がついてタイミングよく必要な物渡す姿はまるで大人のようで驚きました。

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また、まだまだ続いている遊びの中にも一人一人の成長と発展が見られています。叩き染めのコナでは、くま組のCちゃんが「キティちゃんできたよ♪」と言って叩き染めで作ったキティちゃんの絵柄を見せに来てくれました。気に入った花と葉っぱを紙ではさんで叩き込んで開いてみると左右対称に写った図柄はキティちゃんの輪郭に見えました。そこでCちゃんは、もう一度その紙の片方に鼻と口をイメジして草花を並べてたたんで叩いて、できたのが本物そっくりのキティちゃんの顔でした。Cちゃんは、出来上がりを予測して半分の顔を並べることができるようになっていたのでした。

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また、版画コナではYちゃんが「茶色が欲しい」と言いました。そこには、赤・黄色・青・白の4色の絵の具しかありません。そこにいたTちゃんが土曜日のフリスクルでのドキドキさんの実験を思い出しました。そして、Yちゃんは赤・黄色・青を混ぜて見事キレイな茶色をつくりました。

このように描くコナでは毎日新しい発見が見られます。私も、子どもたちと遊んでいる中で一緒に多くのことを学んでいます。明日も子どもたちと新しい発見をしたいです。

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コメント (「毎日が発見!!!」 ちゅうりっぷ組 中矢麻衣 はコメントを受け付けていません)

2008年6月7日 土曜日

 今日は、今年度はじめてのフリースクールでした。今回は今まで子ども達が楽しんできた色の不思議、色が広がる不思議を体験しました。フリースクール恒例の教師たちの劇では、パンダのぱんちゃんが持っていた紫色のバックに、うさぎのうーちゃんが耳につけていたピンクのリボン、そしてリスのりーちゃんが首に巻いていたオレンジのマフラーをお互いが欲しくなってしまいました。そこへドキドキさんとチロリが赤・青・黄・白の4色の絵の具で試行錯誤の末3人の欲しい色を作ってくれました。色を作っていく途中ドキドキさんの質問に年長組の子ども達は、ピンクは「赤と白」、オレンジは「赤と黄色」と次々に答えていました。ぱんちゃん、うーちゃん、りーちゃんの欲しい色ができる度にドキドキさんがその色を紙に浸して確かめていきました。そして、ピンク、オレンジ、紫の色ができると子ども達の中から「水色作って」「くまぐみの茶色も作って」と声があがりドキドキさんは、頭を悩ませながらも全クラスのカラー帽子の色を作ることができました。たった4つの色からこんなにも沢山の色が作れることに大喝采でした。

 浸し染めのコーナーでは、赤・青・黄の色を使って色のにじみ具合によってできる色合いを試したり、野菜スタンプのコーナーではいろいろな野菜を使って形にしてみたり、にじみ絵やマーブリングのコーナーでも、色の混ざり具合を楽しむ姿が見られました。たたき染めと絞り染めのコーナーでは、お花やさんからたくさんの花を頂いて、まるで本物の花屋さんのように色とりどりの花が並んでいました。100本もあったバラの花もあえてトゲがついたまま出しました。それはバラのトゲも自然であり、ありのままを体験してほしいと思ったからです。

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 子ども生け花コーナーでは、バラのトゲに注意しながら切っている子、先にトゲを切ってから花を生ける子、お母さんとトゲに興味をもって観察する子など様々な姿が見られました。和気あいあいでこんなに楽しい催しができるのも地域の方々の協力があってこそと感謝の気持ちでいっぱいです。また、たたき染めでは、保護者も子ども達に教わりながら花びらを1枚1枚手にとり、障子紙や布に魚の形に並べたりちょうちょの形に並べたりして楽しまれていました。開いてみるたびに現われる色鮮やかな模様に「わーきれい」「すごい」と拍手と歓声があがっていました。

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 「今日きて良かった」と子ども達は作った生け花や染め物をかかえて「お父さんにあげる」「プレゼントにする」「お母さんにあげる」などと嬉しそうでした。参加して下さった保護者の皆さんも子ども達に負けずに作っていらっしゃる姿が見られ、今年もフリースクールは親子で楽しめる課外保育になりそうです。今年度はじめてのフリースクールはお父様の参加も多く、片付けも最後まで一緒にして下さっていました。ありがとうございました。また次のフリースクールも楽しみにしていて下さい。

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コメント (フリースクール「色が広がる不思議」    年中担任 はコメントを受け付けていません)

2008年6月6日 金曜日

 今日は、子どもたちが待ちに待っていた大好きな○○○○?とお姉さんたちが三葉幼稚園にやって来てくれました。(実は、公募ではなく忍びの訪問なので誰が来てくれたのかは、ここでは公表できないことになっています。だから、ナイショなのです。三葉のお友だちとお父さん・お母さんだけのひみつのお話です。)

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 さて、今日の子どもたちはとてもよい子で、朝からお話もよく聞いて、てきぱきと動くこと動くこと! 大好きな○○○○が登場すると、大きな声で挨拶をしたり、大歓声をあげて拍手をしたりする姿が見られました。お姉さんはスタイルも良く、子どもたちに呼びかける声もステキで、教師たちもいつの間にか引き込まれていました。終止、楽しい雰囲気の中で子どもたちはノリノリで、ゲームが進んでいきました。さすがに年長さんは、○○○○のことはよく知っていてお姉さんの問いかけに次々と答えていました。又、年少のY君は、列の真ん中から友だちの間をかき分けて前へ飛び出してしまい、注意を受けてしまう場面も見られました。この○○○○スクールでは、子どもたちは遊ぶなかで3つのお約束をしました。1.テレビをつけっ放しにいない 2.ゴミを捨てない 3.水を使いすぎない そしてもうひとつ、とても大切なこと・・・それは仲間を大切にするということでした。東京から三葉っ子たちに会いに来てくれた○○○○は、それ以外にも子どもたちに感謝の気持ちを表現すること、喜びを伝えることが人とコミュニケーションをとる方法であることを思い出させてくれました。ぞう組では、昼食前に三葉に遊びに来てくれたことへのお礼の手紙を書きたいと言って、自分たちから書き始めました。そして、古森先生と一緒に、お姉さんたちにお礼を言って手渡すことができました。人とかかわる中で、相手から受けた喜びを自分から何かで返そうとすることは、とても素晴らしいことだと思います。そして、これはぞう組だけでなく、園全体の子どもたちに広がり各クラスがそれぞれにお礼の気持ちを伝えることができたのでした。

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 昼食後、全員でお見送りをした後、ぞう組のA君がポツリとつぶやきました。「あのお姉さんたち、お昼ごはん食べたんかな!?古森先生に聞いてくる。」そして事務所から帰ってきたA君は「大丈夫やった、弓達さんがお弁当屋さんに連絡してくれて用意したって・・・」とホッとした表情でクラスのみんなに伝えてくれました。

人への気遣いもできるようになってきている子どもたちの姿に、心があたたかくなる思いがしたのは私だけではありません。対外的には子どもたちの人気者○○○○の名前を公表できませんが、三葉幼稚園のみなさんはもうおわかりですよね。  「ないしょのはなし」でした。ヨロシク!

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コメント (「ないしょのはなし」   ぞう組  原田寿子  はコメントを受け付けていません)

2008年6月5日 木曜日

 昨日の天気がうそのような大雨の中、登園してきた子どもたちは「昨日、フライドポテト食べたよ。」「僕はみそ汁に入れたよ!」「私は今日作ってもらう」と昨日持ち帰ったじゃがいもの話をたくさんしてくれました。

 今日は雨が降っていたことで、各部屋には絵を描くコーナーが出ていて、たくさんの子どもたちが自分の想いおもいに絵を描いていました。くじら組でも絵のコーナーを出していると何人かの子どもたちが絵を描き始めました。Yくんは「これは昨日のじゃがいも掘り」と大きなじゃがいもとそれにつながった小さなじゃがいもを2つ描きました。Sくんは「僕が掘ったのは3つやった。」と話をしながら描いていました。そして、「ミミズが土を柔らかくしてくれてじゃがいもが大きくなったんよね。僕ミミズ見たよ。」と古森先生が教えてくれたことをつぶやきながら描いていました。しっかり話を聞き、見て感じたことを表現できていることに感心させられました。

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 また今日はもう一つの学びがありました。昨日ひいた玉ねぎの中にお母さん玉ねぎがいるということを古森先生から教えてもらいました。それを子どもたちと何が違うんだろう?お母さんはどれだろう?と一緒に探してみました。「やっぱり大きいのがお母さんかな?」「色が茶色かな?」と悩んでいました。そこでヒント!!「さわってみて!」と伝えるとすぐにKくんが「あっ!みどりのところがかたい!」と違いに気づきました。そして古森先生から教えてもらった「お母さん玉ねぎは次の玉ねぎができるためには人間に食べられたらいけないのでかたくなってるんだよ。匂いもおいしそうじゃないんだよ。」と話すと、「お母さんってえらいんだね!」と感心していました。じゃがいも掘りを通して多くのことを学んだ子どもたちは今日もまた一つ自然の不思議と、お母さんの強さを感じたのではないかと思います。これからもいろいろな活動の中で多くの経験ができるようにしていきたいと思います。

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コメント (「じゃがいも掘りを経験して!!」 くじら組 中田 拓成 はコメントを受け付けていません)

2008年6月4日 水曜日

 「先生、今日はじゃが芋掘りに行ける?」とバスから降りてくるなり、嬉しそうに聞いてきた子ども達です。昨日は雨で中止になり、じゃが芋掘りをとても楽しみにしていたようでした。

 年少児にとっては初めての園外保育です。歩き登園の子ども達は、バスに乗れることが嬉しくて「今日は一緒のバスやね。」と口々に話す姿がみられました。生石農園に着くと、古森先生の話を一生懸命に聞いていました。虫を怖がる子ども達のために、虫がたくさんいることについては、「カナブンの幼虫が美味しいじゃが芋を食べたいと言って食べに来てるんよ。ミミズさんはね、じゃが芋が大きくなるようにってお手伝いしてくれているの。ありさんは「みつばようちえんのお友達が来たよ」と嬉しいんだって、みんなお友達だよ。」しっかり聞いていたT君は、虫に食べられて穴があいているじゃが芋をみて、「これは美味しいじゃが芋やけん、幼虫が食べにきたんやね。大変!!早く掘らんとじゃが芋が全部食べられてしまう!!」と一生懸命に掘っていました。大きいじゃが芋が出てくるたびに「わぁ!大きい!!」と歓声をあげていた子ども達。じゃが芋と玉ねぎのおみやげをとても大切そうに持って帰りました。そして、園に戻るとM君が「あのね、幼稚園にだんご虫がおるやろ?じゃが芋畑にもだんご虫がおったんよ。何でやと思う?ずーっと考えよったんやけど、みんながじゃが芋掘りに行くけん、幼稚園のだんご虫さんも一緒に行きたくて、土にもぐってトンネル作ってじゃが芋畑に行ったんやと思うんよ。」と話してくれました。何とステキな夢のある発想でしょう。絵本の中のお話を聞いているようでした。

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 「今日のじゃが芋、お母さんにお味噌汁の中に入れてもらう!」と楽しみに帰った子ども達にお母さんはどんな献立を考えて待っていて下さったのでしょう。明日の子ども達の話が楽しみです。

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コメント (「わぁ?大きい!!」   ひまわり組 中村 理香 はコメントを受け付けていません)