幼稚園の日記(ブログ)

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  2020年3月11日 水曜日

今日の園内さよなら会に向けて、プレ年少・年少・年中の子どもたちは、年長さんに内緒で、こっそり準備を進めてきました。さあ、いよいよ今日を迎え、昨日招待状をもらって、朝からそわそわしている年長さんは、教師が何か書いていると、「何してるの?」と様子を伺っていました。時間が近づいてくると、年長さんに先に部屋に帰ってもらって、その間に急いで準備にとりかかりました。太鼓橋を入場ゲートにして飾りつけ、ござを敷き、主役の年長さんには、いすに座ってもらうといいよと古森先生のアドバイスで、子どもたちが、せっせといすを運んで並べていきました。さあ、迎える準備はOK!運動会で歌った「わんぱくマーチ」の曲に合わせて、ゲートをくぐって入場です。年長の担任の先生も、子どものように照れくさそうに笑いながら、子どもたちと行進していました。年中の進行係になった子どもたちが、始まりの挨拶をして、「サンサンダンス」を踊りました。かつて、踊りの代表をした年長さんと、今回、年中から代表になった子が、一緒に台に上がって代表の役を立派に果たしました。まるで、「次は頼むよ!」とバトンタッチしているような感じでした。周りで踊る子どもたちも、久しぶりに感じる運動会の雰囲気と懐かしいダンスに、笑顔いっぱいでした。

今日は、「ぞうチーム」「らいおんチーム」「くまチーム」「きりんチーム」に、プレ年少・年少・年中の子どもたちが分かれ、4つのチーム対抗にしたので、「フレーフレー、ぞうチーム!」など、チームの応援合戦をしました。最初の競技は、玉入れです。4つのかごを準備して、4クラス一斉にスタートです。年少、年中と終わり、年長さんの番です。早く玉入れをしたくて、うずうずしていた年長さんは、張り切って、もう玉を持って構えていました。「楽しかった~!」とここでも満足そうな笑顔が見られました。次は、しっぽ取りゲームです。普段、遊びの中で、しっぽ取りをしている子どもたちなので、ルール説明をしなくても、もう楽しめます。取って、取られての攻防、この時は真剣な顔で走っていました。小さなプレ年少さんは、玉入れの玉拾いをゲームにして楽しみ、しっぽ取りは、取られないように一生懸命走って逃げました。その姿は、とてもかわいらしかったです。

そして、最後のプレゼントを渡すときになりました。一人ひとりが、年長さんのためにと、心を込めて作ったプレゼントです。年中さんは王冠、年少さんはペンダント、プレ年少さんは腕輪をプレゼントしました。もう満面の笑みで、照れて笑い、嬉しくてたまらない年長さんでした。そして、卒園式で飾ってくださいと、プレ年少・年少・年中の共同作品を渡しました。各クラス名になっている動物が、ちぎり絵で優しい表情をうかべています。「ありがとう」と受け取った代表の年長さんは、クラスのみんなに見せて、みんなで喜び合っていました。

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そして、今年度最後の家庭弁当、戸外のブルーシートに全園児が座って食べました。年長さんの中には、お母さんからのメッセージが入っている子がいました。古森先生が読んでくださり、みんなで聞いて、あたたかい気持ちになりました。この場にいる子どもたち、先生、そしてお弁当を通してお家の方から、それぞれの思いが伝わる会になりました。年長さんは、王冠をずっとかぶり、ペンダントを首にかけ、腕輪をしてお弁当を食べた後も、そのままでバスに乗る子もいました。

春・夏・秋・冬そしてまた、春が来て、入園してから過ごした園庭を心に刻んで、巣立っていくことでしょう。思い出がいっぱいつまった、さよなら運動会になりました。

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