幼稚園の日記(ブログ)

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  2011年2月9日 水曜日

 先日、カラカラに乾いたチューリップのプランターを見て、副園長が「チューリップさん、喉が乾いてるんじゃないかな。」とつぶやきました。それを聞いた年少児達は、子ども用のジョロやままごとのお鍋やコップに水をついで、水やりを始めました。その頃からチューリップに関心を持つようになったさくら組のAくんが、今日はプランターに生えた雑草を抜いていました。「これは雑草っていうんよ。抜かないかんのよ。」と友達に教えてあげながら抜いていると、「あれ?この前よりも大きくなっとる!」とチューリップが生長していることに気付いたのでした。寒い季節の間でも少しずつ大きくなっているチューリップの生長を感じ取っている子どもの感性には感心させられます。水をあげることすら忘れてしまっていた私は反省させられたのでした。子ども達はひっそりと園庭の陽で生長し続ける植物や木々の変化をにも気付き、いつの間にかかかわっているのです。環境の大切さを改めて感じました。

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 生活発表会本番を迎えるに当たって、私は心配していることがありました。それは、先日の市民会館でのリハーサルのことです。「みんなで力を合わせて頑張ろう!」を目標に、年少のオペレッタの練習をしてきました。ところが、リハーサルでは、それぞれの子ども達が気の向くままに動いていて、気が乗らず、みんなが1つにまとまらなかったのです。私一人の力では、残り3日で集中させることは難しいのではないかと不安になり、職員会で話したところ、副園長をはじめ、たくさんの教師達が練習に協力してくれることになりました。そして、、昨日の練習で子ども達の姿も大きく変わっていったのでした。それは、子ども達の気持ちが盛り上がるような楽しい練習方法であったり、子ども達が理解し易い言葉掛けであったり、私のやり方とは違う方法でした。三葉幼稚園の良さは、一人の教師だけではなく、全員の教師が協力し合って保育をすることにあります。副園長から、「もうすぐ、年中組さんになるよね。大きい組さんになるには、みんなで一緒に力を合わせて頑張るんだよ。」と話してもらい、子ども達からは元気よく、「はい!」と返事が返ってきました。今日は、カブの葉っぱの縄の持ち方についてアドバイスをしてもらい、持ち方を変えてみると子ども達の動きが揃ってきたのです。

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 練習後、「子ども達は縄を引っ張ったことがあるのかな?」と考えた私は、オペレッタの子ども達を誘って、綱引きをしてみることにしました。「持ち方はどうすればよかったかな?みんなで力を合わせて引っ張るんよ!」と声を掛け、きょうりゅうサンバチーム対大きなカブチームの綱引きが始まりました。大きなカブに出る子ども達は元気よく声を出して、「うんとこしょ!どっこいしょ!」と力を合わせて綱を引っ張り、見事きょうりゅうサンバチームに勝ったのでした。

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 生活発表会は、幼稚園の生活を発表する学年の締めくくりの行事です。きっと年少のオペレッタの子ども達も本番では、みんなと一緒に、元気いっぱい、笑顔で演技してくれることだと思います。みんなの先生達や年長児たちの温かい励ましや応援をもらって成長する子ども達は、年中になった時、今度は自分達が小さいお友達を励ましたり、応援したり、温かい心配りを見せるようになるのだと思います。