2025年5月3日 土曜日
令和7年度のみかん組がスタートしてはや1ヵ月が経ちました。子ども達は園庭のプランターの色とりどりの花々や、幼稚園児が見つけてくれただんご虫等を興味津々で見たり、春の心地良い風を感じたりしながら、テラスや人工芝で遊ぶ時間を楽しんでいます。
しかしながら今週は雨空でのスタート。何をして遊ぼうかな?幼児たちの興味は次から次へと移っていくので、室内でも少しずつ遊びの環境を変えていきます。まず、巧技台を用意すると、まだちょっと足元がおぼつかないAくんがスロープを這って上がってきました。歩いて上がるのは怖いようでしたが、おそるおそる台まで上がってくると、よっこいしょと立ち上がり、『手、持って!』と言わんばかりに両手を伸ばしてきました。両手を支えてもらってジャンプ?して降りると、”フフッ”と得意げな顔。新入園児のAくんは、入園当初はハイハイが多かったのですが、今ではヨチヨチながらも、あっちへこっちへ探索行動を楽しんでいます。巧技台も、飽きないのかな?と思うほど何度も繰り返していました。
また、もも組からの進級組にはクレヨンコーナーが人気です。みんな真剣な表情で紙に向かい、思うままにクレヨンを動かします。1人1人、線の太さや動かし方、色の選び方など個性があって、1枚1枚見ているととてもおもしろいです。まだ日中、涙がこぼれることもある、新入園児のRちゃんやTくんも、クレヨンを持たせると泣くのをやめて夢中で描く姿が見られました。
三葉幼稚園では雨の日でもテラスで遊べるような環境が用意されています。そこでみかん組も、それまで遊んでいたれもん組さんと交替でテラスで遊ぶことにしました。「帽子かぶるよ。」と声をかけると外(テラス)に行くことが分かった子ども達は、何も言わなくてもテラス側の窓の所へ集まって座って待っていました。この1ヵ月で覚えて習慣づいているんだなと感心しました。テラスに出ると外の雨が気になる様子。「雨ねぇ。」とつぶやくと、誰からともなく「(あ)めー!」「あめー、あめー。」と子ども達の声が聞こえてきました。Ⅿちゃんは外に向かって、手の平を上にして伸ばしていました。私たちが雨が降っているか確認する時の仕草と同じで、かわいらしくて笑ってしまいました。そのうち数人が集まって来て、その仕草を真似したり、「あめー!あめー!」とピョンピョン跳ねながらみんなで盛り上がっていました。
また一方では廃材遊びもしてみました。三葉幼稚園では廃材は常に用意されていてとっても身近にある遊びの素材です。保育園1.2歳児はまだ何かを作るということはほとんどありませんが、この頃からおもちゃと一緒に幼児でも遊べる、いろいろな素材を置いておくと、興味を持った子ども達が来て1つ1つ触ったり積み重ねたり、ちょっと触ってはポイッと投げたり、グシャッとつぶしたり、ふたを開けてみたり、また筒状の物は顔にあてて(目からはちょっとずれています)のぞきこんだりして遊んでいます。
お天気の良い日には、テラスや人工芝でたくさん遊びます。幼稚園児たちの踊りを見ながら身体を動かしたり、収穫したスナップエンドウを見せてもらったりと、優しいお兄さん、お姉さんたちとも触れ合っています。園庭には幼稚園児たち手作りのこいのぼりが元気いっぱい泳いでいるのですが、古森先生が「ひよこさんのこいのぼりも出してみる?」と言って下さり、みかん組の壁で泳いでいたこいのぼりも、おひさまの下に出すことにしました。みんなでクレヨンでお絵描きしたこいのぼり。風に揺られていい感じ♪子ども達も指差して見たり、触ってみたり、興味津々でした。行事の意味を知るのはちょっと難しいけれど、日本の伝統的な行事に少しでも親しみを持ち、季節感を味わえるようにしたいなと思います。みんな、こいのぼりのようにすくすく大きくなーれ!!