幼稚園の日記(ブログ)

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2022年11月25日 金曜日

今日も三葉幼稚園の子どもたちは、サッカーに縄跳び、三輪車と元気いっぱい体を動かして遊んでいました。しかし、遊んでいるのはオレンジ、ピンク、赤色の帽子と年長さんの姿がどこにも見当たりません。

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 実は来週お店屋さんを開店することになっていて、年長さんは大忙しなのです。そんな中、2階テラスに商品を並べていると事件が起こったのです!お店屋さんの商品を見て、園長が「あれ?これお客さんみんなの分あるかしら?」と一言。それを聞き、ちゅうりっぷ組のK先生とすみれ組のN先生がやって来たのです。すると…N先生が「すみれ組が剣を買うから、ちゅうりっぷ組のはありません!」とグーパンチ!!負けじとK先生も「これはちゅうりっぷ組が買います!」とパンチで返します。なんと、子どもたちの商品が少ないことから争いが起こってしまったのです。目の前でケンカをする(※お芝居です)先生たちを見て、子どもたちは大慌て。これ以上、三葉幼稚園のみんなをケンカさせるわけにはいかないと商品をもっともっともーっと作らなければと大慌てで作り始めました。そして、今日も朝一から「商品作ってきたー!」「はよ、おもちゃ作らな‼︎」と門を入ると園庭の遊びには見向きもせず、2階に上っていきました。

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 そして、今日も出来上がった商品を並べていくと園長から「年少さん120個、年中さんも120個、たんぽぽさんも買うでしょ?11個だけとは決まってないし」と話してもらい、「いっぱい作ったから大丈夫だろう」とどこかで思っていた年長さんたちは、どうだろうと商品を数えていきます。「10203045…、ん?あれ?全然足りてないやーーん⁉︎」と顔が一気に青ざめていきます。でも、三葉っ子はそんなことではめげません。「お店屋さんって売っているものだけじゃなくて、なくなったら後ろから出すんよ。だから、みんなが買えるんよ。」とヒントをもらって「よし、やろう!」とすぐにお店へ帰っていきます。

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 各お店屋さんをのぞいてみると、今まで個々で手の込んだ商品を作っていたのが、どうすれば量や数を増やせるかを考えて友達と協力して流れ作業で作り始めたのです。そのおかげで今までより商品がそろってきたお店屋さんでしたが、接客の仕方や商品の並べ方、お客さんがたくさんきて商品がなくなった時にどうするか月曜オープン予定ですが、これからも年長さんたちは頭をフル回転させ大忙しになりそうです。

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2022年11月24日 木曜日

先日、年長くま組のHちゃんのお家からいただいた渋柿を干し柿にするには少し早いと言うことで、乾燥しないよう濡れた紙で包み、涼しい所で保管し、時折霧吹きで水分をあげ今日まで保管していました。

そしてお休みの前の火曜日、年少さんがさんさんランドへ遊びに行った時に、隣りの幼稚園の果樹園に行き、渋柿を収穫しました。渋柿を知らない年少さんは手にすると「後で洗って食べるんよね」楽しみにしていました。「実はこれは渋柿と言って、このままでは食べられないんだよ」と話すと、「えっ!」と不思議そうな表情をしつつも大切に下のキャリーまで運んでくれました。

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そして今日、干し柿作りをしようと朝から干し柿作りの準備が始まりました。涼しい所に置いていた頂き物の渋柿や火曜日に収穫した渋柿、そして形の違う甘柿、縄に吊るした柿等が用意されました。並んでいる柿を見て「何をするの?」と聞きながら干してある柿に手を伸ばして「とどかないねぇ」などと興味津々でした。

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10時になると園庭に集まり、園長先生のお話が始まりました。形の違う2つの柿を見せ、丸いぽっい方が甘柿であること、先がとがっているようなのが渋柿であることや「渋いって?」ということで、辛いのはしょうが・唐辛子等、酸っぱいのはレモン・梅干し等、苦いのはゴーヤやビール、「渋いとは?」ということで、実際に皮をむいて、小さく3〜4mmに切った渋柿と同じ大きさに切った甘柿を食べ比べてみました。渋柿の時はみんな何も言わないで、変な顔になっていました。それに対して甘柿は、「あま〜い」とK君、「美味しい」Rちゃん、嬉しそうな顔で口々に食べた感想を言っていました。この渋柿に甘柿の幹を接木をすると渋柿ではなく甘柿になること、そして渋柿を甘くするには、自然とそのままで熟すのを待つ方法ともう一つは、お日様にあてて、お日様のパワーと渋柿の渋ちゃんが仲良くなる方法を教えてくれました。実際、火曜日に収穫した渋柿の中に熟熟した熟した柿があり、それを2人の先生が味を見てみると、とてもにこやかな顔で「甘~い!!」と言っていました。そんな様子をずっと創価学会の建物の屋上からじっと見ていたのは、やはりいつものカラス達です。隙あらばと獲物を狙っていました。

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いよいよ渋柿の皮むきの始まりです。今日はクラスの先生達が前に出てきて、子ども達の前で皮むき競争をする事になりました。1番早くむけたO先生は、皮は小さく切れ切れで、柿にも皮が付いていました。そして長く皮をむくことが出来た3人の先生が前に出て比べっこをしました。皮を薄くむいていかないと長くならないことを園長先生が教えてくれました。皮をむき終えた柿は市販の紐につるすのではなく、みんなでなった縄につるしていきました。出来上がると大きな鍋を持って来て、蓋を開けると湯気が上がりました。そうお湯です‼皮をむきたての柿は、色々な人の手で触っているのでばい菌が付いているかもしれません。見ている子ども達もお風呂に入って、汚れやばい菌を落としてきれいになること、それと同じであることを教えてもらった子ども達は、お鍋のお風呂に柿をつけると「1,2,3,・・・・29,30」と数えます。お風呂に入ってきれいになった柿はすぐに風通しがよく、お日様パワーが届くところに干しました。

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例年は年長さんも手伝って、皮をむいて干し柿を作りをするのですが、年長さんは今、お店屋さんのopenに向けて商品作りに大忙しなのです。そのお店は11月28日(月)にオープンします。レストランがあったり、お菓子屋さんには“ポッキー”や“ペロペロキャンディー”等があったり、銀行には通帳、カード、お金があり「お金を出しに来てください」と今から宣伝をしていました。その他にカバン屋やお洋服屋さん、おもちゃさん、お花屋さん、ケーキ屋さんなどがあることを話してくれて、準備に上がっていきました。教えてもらった年中・年少・プレさん達も「ケーキがほしい」「先生にもケーキあげるね」とオープンを楽しみにしていました。

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残った渋柿は先生達でむいて、縄につるし、お風呂に入れると2階年長さんのテラスの所につるしました。「甘~くなぁれ」「みんなも黒くなると元気になるように渋柿も風とお日様パワーで黒くなったら甘くなって食べられるよ サンタさんが来る頃(お楽しみ会)にね」と話してくれました。「甘くな~れ!!」と子ども達はとても楽しみにしています。そしてむいた皮も今、中央棟2階のテラスに干しています。これも美味しい柿の皮チップスになります。お・た・の・し・み・に!

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2022年11月22日 火曜日

 今日は、年中になって初めて年中児だけで園外保育に出かけました。バスに乗り、年長・年少さんに見送られて向かった先は、6月にじゃがいも・玉ねぎを収穫しに行った北斎院町の秀野邸の畑です。

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 6月は、年長さんや年少さんと一緒に行ったのですが、その時はじゃがいもや玉ねぎは今の年長さんが年中の時に植えてくれたのだと聞いていました。「次は自分達の番!?」「、、、ということはもうすぐ年長さん?」と期待いっぱいでこの日を迎えました。この間収穫した玉ねぎは、今の年長さんが年中さんの時に植えたものでしたが、重たくて大きな玉ねぎでした。しかし、今日植える玉ねぎ(苗)は、子ども達が不思議そうに「玉ねぎ、、、?」というぐらい細くて小さくてねぎの赤ちゃんのようでした。植え方を園長先生から教わると「(苗は)寝かせて置いて〜、お布団を掛ける〜」と言いながら土を優しく掛けてあげていました。苗と苗の間は「グー3つ分!」と「1.2.3」と自分の拳を当てながら苗を置いていきました。そのグー3つは、みんな(玉ねぎ)が大きくなるための間隔です。みんなで600本の玉ねぎの苗がズラ〜っと並んで寝てお布団が掛けられました。寝かされた玉ねぎはしばらくすると自分で起き上がって元気に育っていくのです。「まるでみんなみたいね〜」と園長先生が笑顔で言うと、みんなも「うん!」と頷いていました。

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 秀野邸には大きなどんぐりの木が沢山あります。足元は気付けばどんぐりだらけ!「先生、どんぐり踏んでるよ〜」とAちゃんに注意されてしまいましたが、避けて歩くのが難しいほど沢山落ちていました。驚く子ども達の声は止まりません。小さなどんぐりや帽子付きのどんぐりなど色々な種類のどんぐりを「見て〜」「私も同じの見つけた!」とクラス関係なく、自慢げに見せ合っていました。

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 りす組のRちゃんは大きな葉っぱを見つけて「お面作れる!」と目と口の部分をちぎって「じゃーん!」とみんなの前に登場し、見ていた子達は「いや〜おもしろい!」と言って自分達も大きくて綺麗な葉っぱを探しては、ちぎって顔に当て友達を驚かせて楽しんでいました。

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 袋いっぱいにどんぐりや落ち葉を入れて持ち帰った子ども達は、どんな遊びに利用していくのか楽しみです。

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2022年11月21日 月曜日

今朝、幼稚園の裏の道路にどんぐりがたくさん落ちていることに気付いたひつじ組のYちゃんは、そのことをM先生に言って来ました。そこでM先生が裏山を見上げると、どんぐりの木が道路まで茂っていて実がなっていました。園に帰るとM先生は、「みんなでどんぐり拾いに行こうか!」と子ども達を誘って拾いに行きました。どんぐりを拾って園に帰るとYちゃんは「ケーキ屋さんがしたい…!」と思いつきました。そして、周りを見渡してみるとどんぐりをのせるのに丁度いい大きさの木材があることに気付きました。木材が入ったキャリーを友達と運んで、その中から気に入った大きさの木材をみつけると上にどんぐりをのせました。「先生!いちごのケーキが出来たよ!」と言うとどんぐりをボンドでくっつけて、更に細い木片を見つけてロウソクに見立ててケーキに立てていました。楽しくなってきたYちゃんのアイデアはどんどんと広がって、「先生!紙ないん?お皿がいるけん!」と言うので紙を用意すると丸く切ってお皿もできました。そして、クレヨンを持ってくるとたくさんの色を使う子、一つの色を使う子、様々なクレヨンの塗り方をしてそれぞれ違う素敵などんぐりケーキが出来上がりました。それを見ていた子ども達が、一人、また一人‥‥と入ってきてケーキ屋さんのコーナーはあっという間にひつじ組の子達でいっぱいになりました。Yちゃんは一つ作れば二つ目以降はささっと作り終わり、ひつじ組の子達もそれぞれ自分の好きなケーキを作り…。色とりどりのたくさんのケーキが並んで、まるで本物のケーキ屋さんみたいになりました。

ひつじ組さんの楽しげな声につられて、今度はさくら組さんが集まってきました。「これは何を作ってるのー?」「私も作りたいな!」「僕も!」と興味津々です。ボンドを使う時は、量が多すぎるとなかなか乾かないことを知っていたひつじ組のEちゃんは、さくら組さんがボンドを出し過ぎていないか確認していました。「これくらいが良いと思うよ。」「これはちょっと出し過ぎじゃない?」その場に居ると子ども達の会話が聞こえてきます。ケーキを一つ作るだけでも、ケーキやお皿、ロウソクにいちご等、子ども達の楽しい発想がたくさん出てきて、とても面白いなと感心させられました。

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ケーキ屋さんコーナーの横では、M先生やN先生が干し柿をつるす為の縄をなっていました。子ども達も教えてもらいながら縄をなっていましたが、「先生、出来な~い‥‥」と言うと先生が手を添えて教えてくれて、最初は出来なかったのに何回か繰り返すうちに、いつの間にか上手になっていました。出来ないからすぐに諦めるのではなく、繰り返して縄をなっていく子ども達の根気強い姿を見て、すごいなと感動させられました。

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1週間前に頂いた渋柿はまだ少し時期が早かったので、薄暗いプールでヘタを水で濡らしたキッチンペーパーで巻いて大切に保存しています。教師が干し柿用の縄をなう方が早いのですが、それでは子ども達に「食べる体験」しかさせてあげられません。三葉の保育は、子どもと一緒に準備をしていく中で縄をなう等の生活の知恵も身に付けていくのだなと思いました。

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2022年11月20日 日曜日

ひよこ組が屋外遊ぎ場で生活するようになって、日課になっているのがすぐそこにあるさんさんらんどへ行くことです。さんさんらんどの遊具で遊ぶには山の斜面を登らなければなりません。登り口はスロープと階段の2ヵ所にあります。今まではスロープを上がっていたのですが、足腰がしっかりしてきた子ども達の興味は階段に向いてきています。園庭で遊んでいる時も好奇心旺盛な子ども達は遊びながらこっそり階段を1段、2段と上がり始めます。「あーっ!」という保育教諭の言葉に“バレた”と大急ぎでバックして降りてくる姿に笑ってしまいます。

そのタイミングで、保育園では1番年長の2歳児クラスれもん組の子ども達が階段を上がってスロープを下りてくるというさんぽをはじめました。その様子を見ていたみかん組の子ども達も目をキラキラさせてみかん組の保育教諭の顔を“ぼくたちも、、、?”というような表情で見ていました。「いいよ、のぼって。気を付けて、ゆっくりよ」と声をかけると、満面の笑顔で階段に向かって一目散に走って行くと上がりはじめました。園舎の階段と違って手すりのない階段です。踏み外して転んだり落ちたりしたら大変という思いと、やらせてあげたいという思いでドキドキの保育教諭の心配をよそに、どこの子も足をしっかりと上げ1段1段踏みしめて上がることができていました!この広いグランドで毎日走り回っている子ども達の足腰が想像以上に発達していることを感じました。さらに驚いたのは、月齢の低い子ども達も我れ先にと階段をしっかり上がっていたのです!少し高い段差を体を支える手すりの代わりに手でバランスをとりながら「よいしょ、よいしょ」と上がっていくのです。少しふらついても足にグッと力を入れて踏み留まる姿に、園長から「子どもの手足をもがないでーっ」と言われる意味がよく理解できました。子どもが自分でしたいことを大人が手足となってやってあげるのではなく、やらせることがたくましい子どもを育てるのです。下りのスロープも子どもたとにとってはスリル満点の冒険なのです。重心をうしろに置いてゆっくり歩いて降りながらも時々体を前に倒して少し勢いをつけてみたり、走って下りようとしてみたりと楽しみながら冒険は子どもの発達を促していきます。さんさんらんどの下に「イエーイ!」と到着するとまたすぐに階段を上がりに挑戦する子ども達です。気を許すことなく子ども達のたくましい力を信じて、いろいろなことに挑戦できる機会を作っていきたいと思いました。

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また天気にも恵まれた今週、学童の三好先生に声をかけてもらって、学童さんが植えたさつまいもの収穫を手伝わせてもらいました。手で土を掘ると出てくるさつまいもに「あった!」と大興奮の子ども達は、自分の顔が隠れるほどの大きなさつまいもを持たせてもらい大喜びでした。
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刈ってあるさつまいものツルで電車ごっこもしました。「しゅっぱ~つっ!!」としっかりツルを持ってみんなでお庭一周の旅に出かけ、満足すると遊んだツルの片付けもしっかりしました。長いツルをズルズルみんなで引っ張って運ぶ中、れもん組のTちゃんが「せんせ、見て!さくらんぼ!」と見せてくれました。少し短いツルに4〜5本の小さなお芋がついていて本当にさくらんぼのようでした。「本当だ、さくらんぼだね。」と言うとテレたように笑っていました。それを見ていたれもん組のTくんが「せんせ!これトトロ!」と負けじと少し小さい葉っぱを頭に乗せて見せてくれました。子どもらしいかわいい発想にほのぼのとさせられたひとときでした。

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いつもとは違う自然と触れさせることができ、その中での子ども達の新しい発想が見られました。『幼いからまだまだ赤ちゃん』ではなく、幼いからこそ『人として』様々な新しいことやその時しか味わえない自然に触れられる機会を作っていきたいと思いました。

これから益々寒くなっていきますが、子ども達としっかり身体を動かして寒さに負けないよう体力を付けていきたいと思いました。

 

2022年11月18日 金曜日

昨日落葉から始まったお店屋さんごっこは、年長児からプレ年少児までが加わり銀行屋さんまでできて今朝も年長児を中心に始まっていました。しかし、年長児達は、昨日お店屋さんの話し合いをして年長だけでお店を開店することになっていました。そして、今日は必要な物を用意して持ってくることになっていたのです。

登園したくま組のY君は「家から毛糸持ってきたけど何作ろうかな?」と友達と楽しそうに話していたり、きりん組のRちゃんは昨日の夜お家にあったビニール袋とボタンで洋服を作っていて教師や友達に見せていました。またカレンダーやクレヨンを持って来た年長児は看板に新しい商品の値段を書き加えていました。

一方では相変わらず年長さんのお店屋さんを忘れて葉っぱ屋さんをオープンしていた女の子たちでしたが、しばらくするとお客さんがやってきて葉っぱが売れていき商品が少なくなっていきました。「葉っぱがなくなってきたね~。どうしようか?」「葉っぱあんまり落ちてないよ」と話していました。園庭に落ちている葉っぱは、砂場やままごとなどの遊びなどでも使っているので少なくなっていたのですが、砂場の方にまだ沢山あることを伝えると駆け出して行って探しに行っていました。砂場近くには、焼き芋で使うために落ち葉を集めていたキャリーを見つけて、その中にある葉っぱを見ながら「この葉っぱ色が綺麗だからこれと。これはパリパリだからダメ」と二人で色や形、状態を見て選んで販売していました。

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そんな年長さん達は葉っぱ屋さんに夢中で、昨日話し合ったお店の商品作りも忘れているようでした。そこで、もう一度古森先生が年長児を集めて「お店にせっかく商品を買いに来たのに、一つしか商品がありませんってなったら小さい組のお客さんは買い物が出来ないよね」と声を掛けられ我にかえってグループに別れて商品作りを始めました。すると、商品作りをしている年長児のもとに、たんぽぽ青組のY君やSちゃんはお菓子の袋を、すみれ組のSちゃんは廃材を売りにやって来ました。「一つ五千円だけどどお~?」と付き添いの教師の声に年長児は「う~ん」と少し困った様子でも「一万円で買うよ!!」と気前の良い売り買いが見られていました。年長児以外の子ども達は、お店屋さんの開店を待っているだけでなく準備の時から関わっていき、年長さんのお店屋さんのオープンを楽しみにしたいと思います。

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陽が昇ってすっかり暖かくなった園庭では、子ども達と教師が去年の発表会の踊りやオペレッタをして楽しんでいました。来週にはお店屋さんが開店し、その後も子ども達にはアイススケート、お楽しみ会、おもちつきと楽しい行事が待っています。朝晩は一日一日寒さも厳しくなってきて、つるし柿を作るにはよい気候です。これからも元気いっぱいの子ども達と共に楽しんでいきたいと思います。

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2022年11月17日 木曜日

園庭に出てきた園長がさーっと園庭を眺めた後ピロティに向かって行きました。その後ろをついていくと以前作品展で年中さんが共同作品で作ったように木材を使って遊べるのでは?と木材を出してきてくれました。そして、一言「先生達とみんなだったらどっちが賢いかな?」この言葉に火がついたのは大人気ない私とT先生‼︎「よし!負けんぞー!」「ここにこれを…」と早速組み立て始めると、集まってきていた5〜6人の年長児も”まずい!”と思ったのか同じように相談しながら組み立て始めました。途中、追加の木材を持ってきてくれた園長にいち早く気付いたK君は「あっ!それ全部(子どもチーム)こっちにちょうだい!」と受け取ります。それを見た先生チームは「あー!ずるい!!」「ニヤッ笑ふふっ、取ったもん!」とやり取りをしながら教師チームもニヤリと笑って「木材以外はダメって言ってないから〜」と木材だけでなく近くにあった大型積み木も縄も作ってきました。それを横目に見ていた子どもたちも「それならば」と、教師チームの動きを見ながら材料を集めてきて競い合います。2チームで面白いやり取りをしながらスタートからボールを転がし、ゴールまで届く流れを作ることができました。教師達はギャーギャー2人で大騒ぎするなか、子どもたちは冷静に、進めていきます。教師対年長児、どちらも本気で意識して遊ぶことで子ども達は大人の技を盗んで色々な事を自分のものにしていて、遊びとは気づきと学びと発見、工夫などの力の元となる事を感じました。

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そして、今日楽しかったのはこれだけではありません。またまた、園長が今度は落ち葉を拾ってくると黄色い葉っぱ10円、赤い葉っぱ20円と書いてお店屋さんを始めたのです。楽しそうなことに目がない三葉っ子達は年長さんを中心に葉っぱを集めに行く子、いつの間にか園長に代わって商売を始める子に分かれお店屋さんが始まりました。すると藁で縄をない、葉っぱをつけた冠を作った園長を見た他の教師と子ども達が加わります。藁をなって縄作りの下請け業者を教師が始めるとその縄を10円で買取り冠を作ってお店に並べて子ども達が売り始めました。そして、一方は新たに貝殻屋さんが始まりました。年少さん達もお店屋さんに気づいてお金を作り始めましたが、上手に作れないのに気づいた年長さんが銀行を作り年少さんにお金を渡し始めました。この銀行員さんはとても凄いのです。なんと、お金を種類別に入れるトレーを作っていたのです。どこで学んだのか10円、50円、100円、1,000円と仕切ってあるトレーに整然と、お金が分けられて並んでいたのです。普段の生活からしっかり知識を得て遊びにつながっていることを実感しました。

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自然物を使ったお店屋さんを楽しんだ後、年長児は集まって古森先生に「みんなでお店屋さんをしない?」と声をかけてもらいました。子ども達は朝、自然のお店屋さんをして遊んだことで、話を聞いてイメージを広げられたのか「ねぇ、見てみて!ここにお店が出来てるんだけどみんなでする?それとも年少さん達にしてもらう?『だめー!ごちゃごちゃになっちゃう!』じゃあ年長さんでしよう!何屋さんがあるかな?」と楽しく話をしてもらったことで今日は お菓子屋さん、洋服屋さん、おもちゃ屋さん、レストラン、銀行 を作ることに決まりました。お店を決めて分かれてみると丁度いい具合に人数が5つのグループに分かれることができていました。各グループに分かれて各々話し合い、あーでもないこーでもないと必要なものを「明日用意する!作る!」と意気込んで帰りました。教師が始めた遊びの環境から子ども達の遊びがどんどん広がっていくのを見て私達教師もわくわく!子供の中に入って仲間(人的環境)として働きます。ここでも子供達が主役で教師はお手伝いだったり、アルバイトで雇われた職人だったり良き援助者に(なる?)されることでしょう。明日からのお店屋さんの準備も楽しんでいきたいと思います♪

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