2022年10月13日 木曜日
今日は待ちに待った運動会。残念ながら今日参加できなかった子どもと職員がいます。みんな楽しみにして、お出かけを我慢したり、マスクや消毒をこまめにしたり一生懸命気を付けてきたのに、と悔しい思いがあります。コロナ感染が、こんなにも三葉っ子たちの生活に影響を与えたのは今回が初めてでした。子どもたちも、職員も、何とか運動会ができるように、子どもたちに楽しい運動会を…とたくさんの努力をしてきました。そんな三葉っ子たちへのご褒美のような晴天!「日本晴れっていうんだよ」と赤コースの開会式で古森先生が教えてくれました。雲一つない青空の下、子どもたちの笑顔弾ける運動会ができたこと、本当に嬉しく思います。お休みしている子どもたちにも同じように運動会を楽しくさせてあげたいと、今回初めて2回目の運動会を設けることになりました。ミニ運動会ではなく、今日のように衣装を着て、気合いを入れて本当の運動会をもう一度します。その時にはもう一度あたたかい声援をよろしくお願いします。
オープニング「踊り:ソーシャルディスタンス・やっぱノリノリ~!」では、マスクを外して、笑顔を見てもらいながら運動会が始まりました!「ソーシャルディスタンス」コロナ禍で新しくできた言葉です。感染対策にも気を付けつつ、楽しく踊れるこの曲がみんな大好きです。「やっぱノリノリ~!」は5月の子どもだけの運動会で、今年度初めてみんなで踊った曲です。お父さん、お母さんにもノリノリの子どもたちを見てもらおうと選びました。みんなが手をくるくるさせて踊る姿がとてもかわいかったです。
開会宣言・応援合戦は大声を出せないもどかしさを三葉っ子は手話でカバーしてくれました。年長児が山中先生に習った手話を小さい子へ教え、それをみんなですることができました。
次はこいのぼり競争です。今年の子どもの日に向けてクラスで作ったみんなのこいのぼり。初めての協力。協同。「みんなで作ろう」の思いが詰まったこいのぼり。風に揺られてそよそよと泳いでいた頃が懐かしい・・・。あの頃はまだ綺麗なこいのぼりでした。5月の子どもだけの運動会で使い、6月にあった作品展でも間近に見てもらいましたが、あれから更に走って、転んで、引っ張られ・・・体はぼろぼろ、しっぽはちぎれ、頭は取れかけ・・・そんな絆創膏だらけのこいのぼりを私たちは愛おしく思います。
クラスの始まりの象徴のこいのぼりを使って遊ぶ三葉らしい競技だと自負しています。これには「みんながこいのぼりを持って走る」というルールがあります。ついつい気持ちが先走って今日はルール違反の組もちらほら…みんな引き分け!みんなで万歳をしました。
初めて幼稚園の運動会に参加したたんぽぽさん。たくさんのお客さんにびっくりして、ちょっぴり涙が出る子もいましたが、最後まで頑張って参加することができました。えらい!生まれて初めての大舞台です。よく頑張りました。お手伝いの年長児のお姉ちゃん先生たちが一緒に踊ってくれたことで、にこにこ元気いっぱいのぶろっコリンちゃんたちでした。
かけっこは自分の名前が呼ばれると「はい!」と返事をするチャンスをもらいました。堂々と返事をする子、もじもじする子、にこにこする子、どの子も100点!泣いても笑っても、あの場に一人で立てることがすごいのです。とてもかわいくて、みんなを笑顔にしてくれたたんぽぽさんたちでした。
年少児の踊り、「バナナくん体操」では○作りがポイントでした。最初は水線を引こうか、どうやって円にしていこうか、教師たちを悩ます課題でした。それを見て園長がびわの鉢植えをバナナの木に見立てて置いてくれました。そこにやってきたサル役の教師たち。のそのそやって来てはバナナを食べようとするおサルから「バナナを守る!」という使命をもらったことで〇作りが上手になりました。大勢のお客さんにびっくりしたAくんがなかなか輪に入らなかったことに気が付いたKくんやHちゃんは間奏の合間に寄って行ってはどうにか一緒に踊ろうと声をかけていたようです!たった3歳なのに…?!その優しさに教師たちはびっくり!練習の時に「困っている友達がいたら助けてあげてね」と教わっていたのを覚えていたのでしょうか?優しい気持ち、友達を思いやる気持ちに心があたたかくなりました。
かけっこ大好きな年少さんたちは今日も元気いっぱい走ることができました。途中入ってくれた年中児のお手伝いの子と走った時には客席からあたたかい拍手が自然に起こり、教師たちも嬉しくなりました。

年中児のかけっこはかつてない長い距離を走らせてもらいました。今年の年中児はリレーが大好きで、年長児に負けず劣らず毎朝何度も走っていました。そんな年中さんを見て園長が「かけっこの距離、伸ばす?」と言ってもらったことがきっかけです。客席の前を颯爽と走る年中さんは見ごたえがありました。来年のリレーにも期待です。マイクで名前を言えるように練習し始めたのはつい先日です。今まで練習の中では恥ずかしくて言えなかった子たちが何名も過去一番の声で名前を言うことができました。
「ミツカラナイ」の踊りは、子どもたちも、見学に来たお客さんまでも魅了する面白いダンスです。たくさんの道具を次々見つけて、宝探しをするかのような年中児さんに見ているこちらまで楽しくさせてもらいました。三葉っ子らしい手作りの仮面?!が面白くて、登場するだけで笑ってしまいます。びよ~んと伸びた目?触覚?!「アンテナ?」と聞きたいくらい大きな輪っか・・・いいえ、これは探し物を見つける眼鏡です。なんでも見つかりそう!な面白眼鏡を涼しい顔で身に着ける年中さん。その姿がとってもユニークでかわいいのです。
さすがさすがの年長児!今日はたくさんの拍手をもらって大満足の一日となりました。「踊り、よさこいエイサー琉球王」では三葉オリジナルペットボトル鳴子を持っての演技をしました。最初は既製品の鳴子を使おうとしていたのですが園長考案のこのペットボトル鳴子!一人一人絵の具を塗って自分で作りました。裏側に絵の具を塗るというこだわりの鳴子なのですが、その方が表面に塗るよりもキラキラと輝いて見えるからなのです。今日のお日様が子どもたちの味方をしてくれました。きちっと綺麗な既製品よりも、子どもの手が加わった物の方が子どもたちは何倍も輝くし、嬉しいね、と職員間でその意味を改めて考えました。移動の時の「走れ~」「行け~!!」「もっと寄って!!」の声はご愛嬌ということで…苦笑いの教師達です。最初の入りでペットボトル鳴子を落としたJくん、最初は教師から渡された仮のペットボトルを持って踊っていたのですが、移動のタイミングでその落としたペットボトルを持っている教師の元へ一目散で駆けていき、マラソンの給水所の如く、サッとペットボトルを交換し、走っていったそうです。臨機応変!かっこいい!他の学年の教師からは「ちょっと振り付け難しすぎん?」と言われたこの踊りでしたが、リズム感の良さと、ノリの良さと、明るさで、そんなこと微塵も感じさせない立派な演技を見せてくれました。
鼓笛隊では休みの子がぽつぽついる中で練習を重ねてきました。実は、昨日変わった演技もあります。心配した園長が「もし間違っても、お客さんは誰も間違えたなんて思わないから自分たちで考えて自分たちで直せたらOKよ。」と昨日話してくれていました。そんな心配をはねのけるかのように、今日子どもたちは教わったことをしっかり見せてくれ、お客さんと教師の心をいっぱいに、あふれる程の感動をくれました。子ども同士でなんとかやりきる、大人の言うことが理解できる。たった5歳、6歳でこれができるのは三葉っ子の強みです。一朝一夕でできることではありません。小さい頃から大きい子を見て、真似っこしながら育ってきた遊び中心の環境による教育。 いっぱい遊んできたからこそ感覚を掴める風車。(実は数年前、チャレンジしようとして難しかったことがあります…)「絶対にこうしなければならない」ではなく「みんな絶対これできるよ」と褒められながら練習したきた成果をお見せすることができました。できる環境、認められて育つ場、みんなの愛情の賜物です。頑張りました。
リレーでは抜いて抜かされ、かっこいい、たくましい走りを見せてくれました。「1部赤コース:1位くま 2位らいおん 3位きりん 4位ぞう」「2部青コース:1位きりん 2位ぞう 3位くま 4位らいおん」順位がくるっと入れ替わる白熱の勝負でした。勢いあまって転んだHくん、Jくん。一瞬駆け寄りたくなる程心配な気持ちが沸き上がりました。でも、ぱっと立ち上がり、すぐに次の友達にバトンを渡しに走った2人に、マイクで順位を言わなければいけないのに涙がこみ上げてきました。こんなに子どもたちは強い。体も心も十分たくましく育っている。それが実感できた120人みんなのリレーでした。
フィナーレ「てのひらをたいように」を手話歌で表現し、お土産の金メダルと自由画帳、そしてシャボン玉をもらいました。思わぬシャボン玉に大喜びの子どもたち。選んだ園長も子どもたちの反応に喜んでいました♪金メダルの中の写真は今年完成したさんさんらんどで撮影しました。金メダルの中に、また、金メダルの笑顔。素敵なお土産になったのではないでしょうか。今日の運動会は役員さんをはじめ、保護者の皆様のあたたかい応援とご協力のおかげで開催することができました。職員一同感謝しております。11月の自由参観日に第二回の運動会を予定しております。お楽しみに。ありがとうございました。
長くなってごめんなさい。
2022年10月12日 水曜日
いよいよ、運動会前日となりました。朝のバスに乗っていると、「明日は運動会よね〜!」「お母さんが見にくるんよ。」などと、子どもたちが話していました。年長のSくんは、「今日も鼓笛隊や踊りを頑張るぞ!!」と気合いをいれていました。
そして、幼稚園に着くと明日の運動会の練習が始まりました。泣いても笑っても最後の1日。(11月1日・2日、2回目の運動会があります。)各学年、子どもたちに気合いを入れながら、教師も流れを確認しながら進めていきました。
古森先生のお話では、オープニングとフィナーレでみんながする手話について教えてもらいました。古森先生から「手話は、耳が聞こえない人と仲よくなるための方法なんだよ。」と教えてもらい、実際に手で耳をふさいで試してみました。踊りの練習では、まだ少し不安な子ども達に「先生たちが踊る?」と声をかけられて「ううん、自分たちでする~」と一生懸命頑張っていました。
たんぽぽ組の子どもたちも降園のときに、「明日、頑張るぞー!」「おー!」とみんなで声をかけあって帰りました。
どの学年も子どもたちの元気いっぱいの姿をお父さんやお母さんに見てもらえるようにこれまで練習をしてきました。明日は、特に小さい子達は保護者に気が付くと泣く子もいて何が起こるか分かりません。私たち教師もドキドキしながらも、子どもたちのことを信じて笑顔で見守ろうと思います。保護者の皆様も笑顔と大きな拍手で子どもたちの応援をよろしくお願い致します。
案内状をよく確認していただき、開始時刻に間にあうように登園して下さい。
明日は、みんなでがんばるぞー!
2022年10月11日 火曜日
運動会まで今日を含めて残り2日の練習となりました。今まで元気いっぱいの三葉っ子達ちはコロナも恐れをなして近寄れないのかと思うほど感染が少なかったのですが、今月に入って保育園から幼稚園に広がってきました。先日のブログでも紹介したように、最近流行っているコロナは感染力がとても強く今までの感染対策では太刀打ちができず、子どもたちのすぐ横に迫ってきています。
そのことを園長から聞いた子どもたちは、「向き合ったらいかんね。」「ソーシャルディスタンスやん‼」とすぐにコロナ感染防止のために自分たちができることを次々に言葉にしていました。コロナ禍の中で遊びや様々なことを自分たちでやり遂げ、生きる力を身に付けてきた子どもたちの姿に朝一番驚かされました。
朝9時頃空を見上げると…「ひこうき」や「くま」など様々な形の雲がまるで三葉幼稚園のみんなを見に来ているようです。そんな中、赤コースの総練習がスタートです!!!どちらのコースのどの学年の子どもたちも気合いが入り、いつもとは少し輝き方が違っているように見えました♪年中、年少、たんぽぽさんもかけっこの時に、お父さんやお母さんが付けてくれた大切な自分の名前を自分で言うカッコいい場面が一人ひとりにあります。今日は本番に向けて年少さん達は名前を言う特訓です。保護者のみなさま、ぜひ子どもたちの逞しい一瞬を聞き逃さず、そして、見逃さないようにお願いします!!
どこの誰よりもスーパー気合いが入っていたのは、年長さんたちです。先週、すぐに話を聞き理解して「すごい!小学生みたい!」と褒められることもあれば、時には「今からできていないところを発表します!」と喝をいれられることもあった子どもたちですが、今日はその全てを出しきろうとする様子が、演技に溢れていました。そのオーラも感じとった年中、年少さんも自然にニコニコ笑顔で身体が動き始めます。そんな三葉ならではの可愛い光景に、教師達もニコニコになっていました。
年長さんたちはもう1つ自分で頭をたくさん働かせないといけない鼓笛隊が待っています‼︎一回の演技に全ての思いを込めてやり遂げると、今まで「まだまだ〜」と言われていたのに、今日はなんと園長から「まあまあできてたよ!」と褒められた?のです。それを聞いて、子どもたちは「イェーーイ!!」と大喜びです。しかし、くま組のAくんが「ちょっとまって‼︎まあまあってすごいにはなってないんよ!みんなをオォーって言わせんと!」とみんなに呼びかけます。すると、みんなからも「本当よ!これからも頑張らんといかんね。」とまだまだ当日までにはかっこいい成長が見られそうです。
練習が終わった後には、みんなで空になびかせる顔旗を描きました。運動会当日の青空にみんなのニコニコ笑顔が飾られるのが楽しみです♪
残念ながら運動会当日参加できないお友達も参観日の日に第二回運動会をすることを先生たちで話し合いました。各家庭1人にはなると思いますがぜひご参加ください!!
2022年10月9日 日曜日
カラッとした秋風が吹いたかと思えば、30度を超える真夏日もあり、まだまだ額に汗を滲ませながら遊んでいた先週。保育園児の遊びも、運動会を意識して踊りやかけっこなどが中心になってきました。普段から色々な踊りを踊っていて、踊ることが大好きな子ども達。知らない曲でも、保育教諭が踊り始めるとワクワクした顔で真似してくれます。幼児特有の体型とぎこちない動きで一挙一動が何とも言えない可愛さなのですが、私が特に気に入っている振り付けは、「投げキッス」と言う歌詞に合わせて両手を口に当ててチュッと前に腕を伸ばす所です。「可愛い~」と言うと、皆ニコニコしながら得意気に踊ってくれるので、ついつい何回もリクエストしてしまいます。最初は座って見ていたSちゃんも、最近仲良くなったMちゃんに誘われると立ち上がり、時々2人で見つめ合って笑い合いながら踊っていました。
今まで直線でかけっこをして遊んでいたのですが、ちょっと難しいかな~と思いながら三角コーンを置いて折り返しを作ってみました。「こうやってぐるっと回って戻ってきてね」と走って見せると…なんとその場にいた子ども達はその1回の説明で理解し、コーンを回ってゴールまで帰ってくることができたのです!年度初めの時点ではできなかったことが半年経った今できるようになっており、着実に成長している子ども達の姿に保育教諭達は感動、「すごいねぇ」「かしこいねぇ」とゴールに向かってきた子ども達を順に抱き止めていきました。すると、他の遊びをしていた子も「やる~」と来て、ほとんどの子どもが折り返して帰ってくることができました!あまりかけっこに興味がなかったIくんも「もういっかいどん!」と、お片付けの声がかかるまで楽しそうに何度も走っていました。
れもん組では、「いろいろバス」という絵本が人気です。色々な色のバスに、バスと同じ色のものが乗り降りするお話です。いろいろバスのように、ボールの色分けできるかな?と思い、まずはバスから作ることにしました。段ボールにシールや包装紙などを貼っていきます。シールを貼る動作だけでも、めくる、つまむ、台紙から剥がす、貼る。と、様々な指の運動が求められます。「できない~」と助けを求める子には端を少し折って台紙から浮かせると、「みてーできたよ」とめくって見せてくれました。できないからできるに変わった時の達成感に満ちた顔は、子どもの成長の証と感動させられます。Kくんは段ボール箱の中に入ってお家にしていました。そこで「お家の段ボールあげるね」と渡すと、すごくうれしそうな顔で頭から入ったり、お尻から入ったり、縦にしたり横にしたりと試しながらしっくりくる形を探していました。やっと縦向きで落ち着くと、今度はお友達が「いいなー」とやってきて…結局段ボールは解体、皆でその上に座って遊ぶ形で納得していました。それでいいんだ、と時に意外な方法で問題を解決する子ども達。思わず手を貸したくなる場面を見守ると、自分なりに考え、解決する姿が見られ、見守ることの大切さを学びました。よく園長から「子どもの手足をもがないで」と言われます。「自分で」の時期見守るのも教育であることを意識していきたいと思います。
2022年10月6日 木曜日
今、社会的にはwithコロナですが、感染者数も愛媛県は1000人を切っています。少なくなった感じを受けますが、実際は感染力が強く、マスクをしていても距離が近いと感染していたり、感染後1日目、2日目に発症せず4,5日経って菌が増殖して発症する等、コロナの感染力の凄さに驚かされています。
また菌が付いたドアノブやおもちゃ等に触れると、ドアノブなどについた菌は数日間生き続け、触れた人に感染していくという怖さも感じております。
そんな中で子ども達が日々の新しい課題にも目を輝やかして挑戦している運動会!!だからこそ絶対に運動会をしたいという思いで、教師達はコロナと向き合っています。また当日も出来る限り安全対策をと知恵を絞って考えているのです。まず入場の仕方は、入場門からではなく、蜜を避けるべく各クラスの保護者席を後方に下げて、その前方に園児席を設け、座席から入場する仕方に変更する方法を検討中です。また練習中も待っている間は、椅子と椅子との間を十分に広げて密にならないようにして見るよう工夫しました。そしてテントを下げて、保護者席を作るにあたって大型遊具を移動してみました。さらにある程度の広さがとれることを確認して、コロナ感染を防げるかどうか検討していきました。今日は実際テントを下げて、園児席が十分とれるか確認してからオープニングを練習しました。
オープニングでは白い雲が出ていて、日が照っていないことで少し涼しい事もあり、マスクをつけたままで練習をしました。昨日赤コースで変更になったところを青コースでもやってみました。その後各学年の踊りなど次々としていきました。年長さん・年中さんは年少さんにとって憧れです。年長さん・年中さんがしていることはほとんどマスターしています。今日も年長さん・年中さんが踊っていると、テントで応援していた子ども達も一緒になって踊っていました。鼓笛の練習では、上手にクロスが重なる隊形になってかざくるまのように移動する様子を見て、その上手さに自然と拍手がおこっていました。部屋に戻ると廃材などで指揮棒を作って、年長さんと同じように指揮をする姿も見られます。
プレ年少さんが練習している時は反対コースのプレ年少さんが2階のテラスで同じように踊っているなど、お互いが刺激し合っています。
年長さんは昨日もらった新しい課題を、今日は反対コースバージョンで取り組んでいました。同じ踊りであっても自分達のコースと反対コースとを間違えることなく出来ている年長さんはさすがです。そして何度でもあきらめることなく最後まで頑張る姿は、年少さんにとって憧れで、飽きることなく真似しています。そして年長さんさん達が先生に一緒に踊ってもらっていないことに気付き、年少さんも自分達の踊りに「先生なんかいらない」と言う位、円(お池)も自分達で作れるようになってきました。円の真ん中に素敵なバナナの木も今日は登場し、そこになっているバナナをとられないよう子ども達による柵が出来るようになりました。運動会の当日を楽しみにしていてください。年中さん・年少さんは、踊りが終わると蜜を避けるべく各クラスの座席に戻るようにもなりました。それぞれの課題をもって、コロナには十分気を付けながら次の練習、そして本番へとつなげていきたいです。
2022年10月5日 水曜日
運動会の練習が始まったのは、幼稚園児としては遅い9月1週が過ぎた頃、その後、遊び感覚での練習が始まりました。練習期間が短い分、練習の工夫が必要です。そんな中、子ども達はすぐに覚え、新しい課題が生まれます。そして、子どもだけでできる場面が増えていきます。今日も年長児を中心に赤コースの練習が始まりました。またまた新しい課題をもらった子ども達は、目をキラキラさせて「やる〜!」「できる!」と胸を張っていました。
予定では今日は運動会総練習?ということで年長児は初めて衣装を着て鼓笛隊をしました。次の準備をして控えていた年中児は、かっこいい〜♪と年長児の行進のリズムに合わせて手拍子しながら「かっこいい!」「すごい!」の連呼。目をハートにして応援していました。(年長児のかっこいい鼓笛隊の写真は運動会まで伏せておきます♪)
そんな憧れの年長さんが昼食後、園庭で踊ることを耳にしたりす組は、踊りに参戦することにしました。年長児の踊りの曲が掛かると身体が自然と動き出す年中児ですが、掛け声も気合いも年長児に負けていません。普段、テント下で年長児の大きくてかっこいい姿を見ながら踊っていた年中児達は、今日は堂々とトラックを大きく使って移動をして踊る事ができました。年中児の踊りにも円を作る場面があるので「できるのよ〜」と言わんばかりに大きな円を作って踊っていきました。すると、りす組の円にきりん組のTくんがやってきて踊り始めました。「もうすぐで座るよ!」「ヤー!っていうよ」「次はハートあるき!」とTくんは踊りながら前もって教えてくれていました。年中児はTくんの顔を見て声を聞きながら踊っていました。かっこよくて優しい年長さんを見て小さい子達が大きい組さんに憧れ、見習って次の代に受け継がれていくのだと思うと、とても感慨深いものがありました。
2022年10月4日 火曜日
昨日、年長児は運動会に向けて朝一から踊りの練習を始めました。そして昨日初めて踊りで着る予定だった衣装を身につけて入場門に並んでいると、またまた!古森先生からの素敵なアドバイスを頂きました。自分たちで作ったペットボトル鳴子、ジッパーベストそして更に「頭に布を巻いてみたらどう?」と各クラスカラーの布を持って来てくれ頭に巻いてくれました。そして結ぶ時にももっと素敵になるようにとこだわって結んでくれました。でもその布、ぞう組は青、らいおん組は黄、くま組は赤、きりん組は緑…のはずがえんじ色しかありません。昨日は仕方なく余っていたえんじ色を頭に巻いたきりん組。子供たちは「えっ…緑じゃないの…?」と不満そうにしながらも頭に巻いたことを喜んでいました。年長の教師達もきりん組だけ”クラスカラーの緑がない!”と気にしてくれ早々に放課後古森先生に「緑の布を買いに行かせてください!」とお願いして買って来たのでした。古森先生も子供たちの為にとすぐ行動する教師達に「何も今じゃなくても」と言って笑いながらお店も紹介してくれました。布を買ってくると早速切り始めた年長の教師達は就業時間も忘れて作業をしていました。それを見た古森先生が「あらあら、子供たちにも早く寝なさいって言っているのに、先生たちはまだ仕事するのかしら。大丈夫よ、まだ明日も時間があるんだから、さぁ片付けて!」と遅くなる前にと声をかけてくれました。先生達もふと、その言葉に”そうだった!明日の仕事に備えないといけない!”と我に返って帰途につきました。そして、朝テラスで昨日の続きをしているときりん組のKちゃんが「何やってるのー?」と興味を持ってやってきました。「さぁこれは何でしょうか」と聞くと「ん〜…あっ!踊りのやつ!もしかしてきりん組の?」「ピンポーン!大正解!」とやりとりをしているとどこからともなくきりん組が集まって来て自分たちで布を切り始めました。とても慎重に90㌢の布を曲がることなくまっすぐに切っていきます。そして先生たちが自分達のために買って来てくれたことに気づき自然と”ありがとう”と言える子供たちをとても愛おしく思いました。そして布に興味を持った子から次の子へと伝言され、かわるがわる布を切ることに加わっていました。すると古森先生がその布を一枚取って「これ、自分たちで切ったのね。これを頭にキュッって巻いたらどうなるんだった?」と言いながらきりん組のRちゃんの頭に巻いてくれました。Rちゃんも昨日お話ししてくれていたことをよく覚えていて「キュッってしたら目が覚めて、頭が働いて、踊りもカッコ良くできる!」と100点満点の答えを出していました。このような会話をしている姿とこの朝の何十分かの流れを見ていて私は次第に胸が熱くなってきて、素敵な時間を過ごしました。
新しい布をつけ、いざ踊りの練習です。しかし、踊りは上手くなって来ているものの今ひとつ。そして古森先生からも「みんなに今からダメ出しをします」と言われてしまいました。聞いていると「きりん組さん、列がぐちゃぐちゃ、1人だけ飛び出てしまったり間が空きすぎ。ぞう組さんは広がるのがまだまだ、くっついてるよ。くま、らいおん組さんは手が伸びてないよ」と”うん、うん、たしかに”と私たちもうなづきながら聞いていました。そして「そんなんだったらカッコ良くないよ。古森先生、小さい組さん用のペットボトルお家で集めてるから!やってもらおうかな〜」とついに言われてしまいました。それを聞いた子供たちは「ダメー‼︎頑張る!できる!」と奮起し、2回目は気合も入りさっきのダメ出しも意識して直そうと努力する姿が見えました。古森先生は昨日までどんな時も叱らず、褒めて褒めてみんなもニコニコでした。そしてみんながほぼ覚えた頃から少しずつ難しい注文を出したり注意したりして子供たちの気持ちを高めて行くのです。子供たちは毎回こうして古森先生に課題をもらい、どんどん上手になっていきます。今日は鼓笛隊もとってもすごい課題を与えられた子ども達。1つずつ課題をクリアして練習を頑張っています。私達もみんなが輝く運動会になるよう子ども達と頑張るので本番楽しみにしていて下さい♪