幼稚園の日記(ブログ)

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2022年9月25日 日曜日

広々とした屋外遊ぎ場は子ども達が伸び伸び身体を動かして遊べる最高の環境です。

登園後もすぐ部屋の前にある人工芝で遊ぶことができるので所持品はその辺に置いたまま遊び始めます。少し遊んだあとに名前を呼ぶとすぐに帰って来るようになりました。

今日はそんな遊ぎ場の遊び場ではなくて「お出かけして遊ぼう」と子ども達に話をするとキョトンと目を丸くしていましたが何かを察したようです。外遊びが大好きな子ども達は早速くつをはこうと頑張ります。なかなか思うようにくつがはけなくてあきらめ、今度は手伝ってもらう順番を待ってはくことができました。

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さあ、いよいよみつばっこハウスへと出発です。手をつなぐと転んでしまうので一人ひとりのペースで歩きます。中には「ヨーイドン」のように走っている子どももいます。さあ、何があるのかな?心がうきうき弾みます。みつばっこハウスの庭には幼児用に遊具があり、三好先生が準備をして待ち構えてくれていました。ここには屋外遊ぎ場にはないブランコや砂場、小さなお家があり、うさぎさんもいます。

子ども達は自分の目的の場所にまっしぐら。と言うところですが、今日はまず保育教諭の目的の場所である砂場へ集合です。そこに置いてある思い思いの容器を手にするとすぐに砂をすくって遊び始めました。砂場のフチが少し高さがあって手が届かず身体を乗り上げて腕を伸ばして遊び始めたUくん。その表情は真剣です。

ブランコに興味を持ったAくんは「動かして」とアピールします。ゆっくり揺らしてあげると持ち手を握りしめてゆらゆら楽しそうに揺れていました。それを見た他の子もブランコをしたいとやってきましたが、「待ってね」と言うと納得して順番を待っていました。

カートや三輪車も今日は自分の好きなものを選び放題です。「どれにしようかな?」と乗りたいものを探します。いつもと違う環境に興味津々です。

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実はこの日の朝、古森先生が屋外遊ぎ場に来て下さり、「砂場が必要だと聞いたんだけど…」と言って私を児童クラブのあるみつばっこハウスに誘ってくださいました。そして「ここがあるじゃない。せっかくなんだから使わないと。」と言ってくださったのです。そうなんです。庭続きのみつばっこハウスは幼児用の遊び場が設置されていたのです。こんな身近にしかも三葉の敷地内にある幼児用遊び場に目を向けることすらしなかったことを恥ずかしく思いました。

子どもに何をさせたいか、これだけ恵まれた環境の中でそれすらできずにいることに申し訳なく思うと共に子ども達にも、いつも子ども達のことを気にかけて声をかけて来てくれる園長にも、自分達の役割をもう一度振り返り示していきたいと思いました。

 

2022年9月22日 木曜日

 昨日、運動会の退場門としてできたわらの恐竜は、一晩たって少し?形が変わったように見えましたが、今日も園庭で存在感たっぷりに立っていました。子ども達は相当この恐竜が気に入っているようで、登園してくるとわざわざ2体の恐竜の間を見上げながら嬉しそうに通っていました。

 今朝も園長が教材の中から、何やらいそいそと準備して持ってきました。それは絵の具だったのですが、子ども達が普段使っている水彩絵の具ではなく、アクリル絵の具でした。そうこうしていると、園長は年長児が運動会の踊りで使っているペットボトルの鳴子に色を塗り始めました。子ども達が使っている水彩絵の具ではペットボトルに色を付けることはできないのですが、このアクリル絵の具はしっかりと色が塗れるのです。その様子を目を丸くして驚いた表情で見ていた年長児に園長が、「自分のペットボトルを持っておいで。」と声を掛けると嬉しそうに笑顔で駆け出していき、年長児達のペットボトル鳴子の色塗りが始まりました。らいおん組のMちゃんは、鳴子の羽根を1枚ずつ色を変えて塗ると、「わー!可愛くなった!」と大喜びしていました。子ども達は、自分で作ったペットボトル鳴子が可愛くなったりかっこよくなったりしていくことが嬉しくて、目をキラキラさせながら色を塗っていました。

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 そして、塗り終えるとその鳴子を持って年長児の踊りの練習が始まりました。色の付いた鳴子は太陽に反射して色鮮やかに輝き、子ども達の踊りもいつもより熱のこもった踊りになりました。日に日に変化を与えてくれる園長のアイデアには脱帽の教師達ですが、毎日同じ練習の繰り返しではなく、楽しい変化や課題を与えていくことが、子ども達が楽しみながら意欲的に参加できる練習の工夫や知恵なのだと勉強させられました。

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 そして、今日はミキスタディパルズの年中、年長児が運動会の練習にやってきました。今年は10名の子ども達が運動会に参加し、年長児のリレーや年中児のかけっこや踊りを一緒に行います。今日は2回目の交流でしたが、すっかり顔なじみになり、並ぶ場所やグループを教えてあげる姿が見られました。年中児の踊りは踊りに使う道具が色々な所に隠れていて、それをみつけて踊るのですが、子ども達のなかにはなかなか道具をみつけられない子もいるのです。そんな様子を見た園長が、「みつけるのが得意な子がみつけられない子に道具を渡してあげたり、助けてあげたりしてね。」と子ども達に課題を与えてくれました。今日、初めて練習に参加したミキスタディの子のなかにも道具をみつけられない子がいましたが、それに気づいたひつじ組のTちゃんは、持っていた道具の2つの内、1つをそっと渡してあげていました。きれいな円を作ったり手足をしっかりと動かして踊ったりなど、まだまだ課題はありますが、日々楽しい練習になるよう心掛け、子ども達と共に創る運動会に向けて、残り3週間頑張っていきたいと思います。

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2022年9月21日 水曜日

朝、所持品を片付けた子どもたちが園庭で遊んでいると、古森先生がピロティ―から麦わらやわらを持ってきて何かを始めようとしていました。「何が始まるのかな?」と思って行ってみると、退場門の柱に麦わらを巻きつけていました。古森先生や先生たちが楽しいことをしていることに気付いた年長組のKくんたちも一緒にわらをつけるお手伝いを始めました。年長さんだけでなく、年中さん・年少さん・たんぽぽさんまで交じって、思い思いに麦わらやわらをくっつけていきます。胴体ができるとその上にわらを使って、顔を作ったり、後ろにはしっぽをつけたりしました。すると、何もついていなくて殺風景だった退場門が2頭の恐竜に変身していきました。

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お兄ちゃん・お姉ちゃんたちに交じって、わらをせっせと運んでいたたんぽぽ組のSくんも自分でわらをつけていました。Sくんは、輪っかになっているわらを見つけると、恐竜の「手のところにつけたい!」と言って、先生たちに手伝ってもらいながらつけていました。大きな松ぼっくりを背中につけたり、廃材を使って目を作ったりすると、本物の恐竜のように見えてきました。大きな口を「ぱっくり」と開けた大きな恐竜を見ていたたんぽぽ組のHくんは、お部屋にあった黄色い恐竜のおもちゃとわらの恐竜が同じだということに気付き持って来て、教師に見せていました。

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今日の運動会の練習では、その2頭の恐竜たちが子どもたちを見守って、応援してくれていました。今日は運動会の練習前に、わらやすすき、松ぼっくりなどの秋の自然物を使ってみんなで作ることを楽しみました。今度は大好きな恐竜に見守られて楽しく表現したり、身体を動かしたりしていきたいと思います。

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2022年9月20日 火曜日

一昨日からの”過去に例を見ない“と言われるほどの台風が無事に過ぎ去り、ほっとしました。松山では大きな被害がなかったものの、各地でのニュースを見ると、改めて自然の力に圧倒されました。今朝、駐車場の竹が折れて倒れている様子を見て驚きました。

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三葉幼稚園の園庭にも台風が通った足跡が見られました。松葉があちらこちらに吹き飛ばされていたり、大きな桜の枝が折れていたり、風が強かったんだと子どもたちは口々に話していました。

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そして南側のぶらんこの下を見ると、山吹色の実がたくさん落ちています!銀杏です。あまりにもたくさん落ちているので子どもたちに見せてあげたいとその周りを教師が柵で囲みました。

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すると、柵の中にはぎりぎり入らない?少し入った辺りですみれ組のYくんが2本のスコップを、う~んと伸ばしながら何やら動かしていました。「工事中よ、工事中!」と言いながら銀杏を集めてくれていたのです。素手で触るとかぶれてしまうということを教師たちは度々子どもたちに指導をしていたので、それを覚えていたのでしょうか。銀杏の向こうのほうきや熊手が柵で取れないから一生懸命考えてこのスコップを使う案を思いついたのかなぁ?と感心しました。スコップですくいながら風が吹く度に次々ころんころんと落ちてくる銀杏に「また~!」と怒る姿があまりにかわいくて笑ってしまいました。

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年長児のもち米の稲は連休前に犬のすべり台やビッグボスで囲んでいたおかげで倒れることなく無事でした!「お米は大丈夫?」と確かめるように覗いていく年長児は安心した様子でした。

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「先生!見てみて!」と呼ばれて行ってみるときりん組のKちゃんとRちゃんが古森先生ときゃっきゃと楽しそうな様子・・・。台風の名残で時折吹くぴゅ~っと強い風が落ち葉を巻き上げくるくると追いかけっこをしていたのです!「葉っぱも運動会したいんかな?」「リレーしたいんよ、楽しいもん!」とKちゃんRちゃんと“風待ち”をしていると来た来た!強い風!!するとKちゃんRちゃんも一緒にきゃっきゃと走り出し、風と葉っぱと追いかけっこを楽しんでいました。ちゅうりっぷ組のTちゃんはその風の渦巻きの中に葉っぱを入れたくて何度も葉っぱを投げ入れようとするのですがひょいっと弾かれてしまいました。「へぇ~入れないんだ~」と教師たちは子どもにお勉強させていただきました。

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今日は年長児が卒園記念品の砥部焼の絵皿の絵付けをしました。休みの間に古森先生に借りていた絵皿を朝からテラスに飾っていたのを目ざとく見つけ、「うわ~かわいい!」と見ていた子どもたちは、「今からお皿に絵を描くよ」と伝えると「「やった~!!」」と大喜び!頭の中で何を描こうかな?とわくわくしている様子でした。

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会議室にあがり、4クラスで古森先生のお皿を見ながら話を聞きました。みんながおじいさんおばあさんになっても使えるほど丈夫なお皿であること、それを証明するかのように古森先生がお皿を床に転がしました!「きゃっ!」と驚く子どもたちでしたがお皿はもちろん割れません!そしてお皿の裏を見ると「H4.10」とサインしてあるものがありました。「このお皿を古森先生が描いた時、古森先生はもう三葉幼稚園の先生だったんだけど、みずほ先生はまだ4歳だったの。かおり先生は結婚したばっかりの時、みなほ先生とゆい先生とゆり先生はまだ生まれてませ~ん!」と言うと「えぇ~!」とびっくりしていました。平成元年の物や中には昭和61年の物等30年以上前のお皿もありました。大切に使っていたらずっと使えるんだよ(実際園長はこのお皿をいつも使っているそうです)、と教わり、益々絵付けが楽しみになりました。

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砥部町は昔々海の中に沈んでいた町だったそうです。鉄分を豊富に含んだ大きな石の粉を練って練って粘土にしてお皿ができあがると話してもらいました。絵付けに使う絵の具は2種類あって茶色い液と緑の液があります。でも、見本のお皿の絵は青色と緑色で描かれています。この茶色の絵の具は、釉薬という薬を付けて熱い熱い窯で何日も焼くと綺麗な青色に変わります。「魔法や~!」とうっとりした顔をしながら見ていました。

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早速絵付けを始めます!なんだか今年の子は大胆?!迷いなく筆を進め大きなモチーフをあっという間に描き上げます!「見てみて!」が止まりません!お花、猫、虫模様・・・一つとして同じものはありません!世界にたった一つのお皿です。子どもたちが描いた絵皿を大切に大切に運ぶ教師も「かわいい!」「素敵~!」「いいね~!!」と目じりが下がりっぱなしです。子どもたちの楽しい気持ちが絵に表れているようで私たちまで嬉しくなりました。秋の作品展でお披露目です!お楽しみに!!

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さて、先日、園内研修で学んだことが印象的だったので保護者の方にもお伝えしようと思います。乳幼児期の脳の発達と本園の遊びのお部屋の成り立ちについてです。35年程前、園長が三葉幼稚園に来た頃、ワークブックがあったり、ハーモニカを取り入れたりしていたのですがカリキュラムを改革して今の環境による遊び中心の保育に変えました。現代ほど預かり保育の子どもはいなかったものの、お母さんが仕事を終え、幼稚園から帰った夕方にピアノなどの習い事に行く子どもがとても多かったそうです。夕方ピアノのレッスンを受け、家に帰ってからお母さんと一緒に練習する生活…に子どもたちが疲れているのでは?と園長は思いました。と、いうのも、その子たちが午前中、目がとろ~んとして眠たそうで、力なく遊びこめない様子が見られたからです。不思議に思った園長が保護者に話を聞いてみると、夜なかなか寝付けず、ぐっすり眠れていないことがわかりました。夜寝る数時間前の過ごし方にしては音の刺激が強すぎて、良かれと思ってしていることが逆効果になってしまうのでは?それならもっと早い時間帯に幼稚園でお稽古事ができれば子どもの負担も少なく、保護者も安心していろんなことにチャレンジできるのでは?と様々な分野のプロの先生たちに直接交渉して、遊びのお部屋を始めたそうです。

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乳幼児期の脳の発達は著しく、改めて言うこともなくご存知だとは思いますが、時期によって何が大切で何が効果的であるか考えたことはありますか?乳幼児期は五感を通じて受けた刺激によって脳は発達します。心地よい音、優しい色、匂い、味、やわらかい手触り、受け身的だった刺激が発達に応じて徐々に能動的に、より主体的な物になっていくのです。刺激を受けてばかりでは脳の発達は促されません。そこで大事になってくるのが睡眠です。夜ぐっすり眠ることが子どもの脳の発達を促すことになり、翌日の活動の力になり、たっぷり遊べたことで、またよく眠れるようになる。良いサイクルを生み出すのです。手先を動かして体を使って頭を使ってたっぷり遊ぶことが子どもの脳の刺激になり、知識の種を蓄え、明るい人間関係を築く基礎になります。子どもの人生を豊かにする「非認知能力」を高めることもできるのです。たっぷり遊んでたっぷり食べてぐっすり眠る。基本的な生活習慣を今一度見直し、大切にしてみませんか?そのために教師として私たちにできること、園内の環境を整え、子どもと楽しい遊びを通して様々な気持ちを共有し、受け止め、認め合い、保育に真剣に取り組んでいきたいと思います。この園長の幼児教育の基本は人と学習の基礎を育てる役割だという思いを聞かされ、三葉の子どもたちの、あの笑顔と元気が賢い子どもを育てているのだと改めて自信と喜びを感じた一日でした。

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2022年9月19日 月曜日

今、もも組の子ども達の間でブームになっていることがあります。それは「布バック」です。少し前なら、同じように部屋にあっても、ポイッと放置されていたのですが、今では大人気なのです!

片づけてある所も知っているので、どんどん引っ張り出してサッと自分の腕に通して得意そうに歩いています。そして腕に通しただけでは満足しないで、やがて次から次へと食材玩具やボール、中には絵本まで入れていき、「入れたよ!見て!」と言うように嬉しそうに保育教諭に袋の中を見せてくれます。「上手に入れたね!」「おいしそうなご飯いっぱいね」と言ってもらうと、ニコッと笑ってそのまま部屋の中を歩き回ったり、、椅子に座って休んだりしています。

DSC04777 DSC04774 DSC04773 DSC04772 DSC04722 DSC04721 DSC04717 DSC04716 DSC04711 DSC04710まだお互いに思いを言葉で伝えたり、感情表現がうまくできなかったりする子ども達ですので、時には同じ袋を使いたくて、取り合いや引っ張り合いになることもあります。このようなやり取りの中で、感情のコントロールや思いを伝え合って楽しく生活することを学んでいく時期であることを考えると、このような体験は必要なことでもあるのです。そんな中で、保育教諭は「かして」「どうぞ」「ありがとう」と、必要な言葉を添えて援助していきます。理解してくると、取り合いする手をパッと離したり、手を重ねて「ちょうだい」やペコリと頭を下げる仕草が見られるようになってきます。毎日の繰り返しの中で、子どもたちは「ともだち」「なかよく」「なかま」を意識し、より遊びが楽しくなっていき、その中で様々なことを学び、成長していく姿が見られ、とても嬉しく思います。

 

成長といえば、もも組の子ども達も自我の芽生える時期です。今までは、「やってもらっていたこと」を、「自分でやってみたい!触ってみたい!」とアピールする事が多くなってきました。

オムツ替えの時のズボンを自分で履きたいMちゃん、Hちゃん。頑張っているのにうまく足がズボンの穴に入らず、1つの穴に両足を入れてみたり、おしりのところでズボンが止まり上げることができなかったりと、苦戦しています。「少しだけ・・・」お手伝いするつもりで保育教諭が手を出すと、「自分でやりたかったのに~~~!!」と言わんばかりに大泣き。そして、途中までしていたズボンを全部脱いで、やり直しするのです!!保育教諭の手が届かない、少し離れたところに移動して最初からやり直し始めます。裏返しになったり、前後が逆になったりするのですが、時間をかけてでも自分でやりたいと思う気持ちを尊重し、どんな形になっていても「てきたね~!」と褒めたり励ましたり、出来た時の達成感が味わえるように、見守ることも大切だなと改めて思いました。出来ても、出来なくても、自信満々に「できた!」と教えてくれる子ども達の笑顔は本当に可愛いのです。後でさり気なく直すことで、すぐに正しい方法も身についていくのです。

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何気ない生活の一部ですが、その中で子どもの気持ちに共感したり、見守ったり、認めたりして「できた!うれしい!たのしい!」をたくさん体験してほしいと思います。

2022年9月16日 金曜日

今朝も登園してきた年長児たちが「リレーするんだ。」と言ってコーンや水線の準備を始めました。慣れた手つきでスーッと水線を引いていく姿は教師顔負けです。…ん?しかし?今日のコーンの位置には違和感が…。よく見ると外線の外にコーンが置かれていたのです。「これじゃあ、年少さんがラインの中を走っちゃう!」と言ってYちゃんが置き直してくれました。さらに!間違えて置いてしまった友達にもわかりやすく教えていました。水線にしても、道具の準備にしても、なぜ必要なのか理解し、行動できる年長児、教え合える年長児に日々驚かされるばかりです。そして、その年長さんが準備しているのを横目で見ながら、我がもの顔でリレーを走る年少児。すみれ組のOちゃんは年長さんになりきっていっちょ前にバトンパスの時は「ハイ!」って渡していました。

そして、その後、各学年で運動会の練習をしました。今日のテーマは三葉幼稚園恒例の『子ども達VS先生達』です。何度「先生たちに負けないぞ~。」と掛け声をしたか、先生達も「子ども達に負けないぞ~!」と言ったことか。練習後も「絶対負けんけん!!」と宣戦布告を何人からもされました。この『子ども達VS先生達』はしばらく続きそうです。三葉の先生達は手が抜けません。子ども達に負けないよう全力で頑張ります。お家でも子どもの応援をよろしくお願いします。

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年長児は移動図書館つばき号へ本を借りに行きました。今日はそのつばき号の南海放送の取材に三葉幼稚園の園児が借りている所も入るということでちょっぴり緊張気味で出かけていきました。山西団地にきていたつばき号に園児が借りに行き出して5年が経ちました。山西団地の敷地で団地の住民の方とも交流ができ、公的な図書を借りて返す活動は社会のルールを学ぶというねらいもあり、園内では教育できない社会教育だと思っています。今日も「背表紙を揃えてくれてありがとう。」とお礼を言ってもらったり、「挨拶が上手だね。」と褒められたり自然に子ども達は育っていくのです。子どもの為に協力してくださっている地域の方に感謝です。

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図書の貸し出しが終って園に帰ると、手話の山中先生が待っていて下さっていました。今日は運動会に向けてのはじめの言葉と運動会のフィナーレでする「〇〇〇〇〇〇〇〇」の歌を教わりました。(中には「本番まで秘密にする」という子もいるので歌のタイトルは伏せておきますね)この歌は6年ぶりに教えてもらったのですが、ピアノが流れると自然と手話で表現する子ども達に山中先生が「何年も前にした手話歌なのに先輩たちに教えてもらってるんだね。」と驚き感動してくれました。今日もう一度丁寧に教えてもらった歌をまた今年の年長さんも下の子たちに「教えてあげなくっちゃ。」と張り切っています。これもまた三葉の伝統!年長さん先生に教わり、楽しく表現する手話歌のフィナーレを楽しみにしていてください。

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2022年9月15日 木曜日

今朝幼稚園に着いた古森先生が、駐車場から採ってきたナスを近くにいた年長児に「ほら見てごらん。ナスが地面についていてこんなになってしまったんよ」と、平仮名の「し」のように曲がってしまっているナスを見せました。そこで話を聞いていた年長児と教師とで、他のナス達も採りに行くことにしました。すると、野菜の収穫を沢山経験している子ども達はすぐに「野菜を入れるカゴもらってくる」と調理室に取りに行きカゴを持ってきていました。

駐車場の菜園につきナスの枝を見ると、枝が傾きその幹には大きくなりすぎて曲がったり、傷が付いたりしているナスが沢山あちこちで横たわっていました。それらを一本一本収穫していくと、その中にナスの先が土の中に埋もれていたので、日に当たらず色が緑色になっているナスがありました。それを見つけた子どもが「何か色鉛筆の先っぽみたいになってるよ」と言っていました。又、長くまっすぐなナスを見つけると「めっちゃ剣みたいなのあるよ」と一つ一つの色や形を見て楽しんで収穫していました。

持っていったカゴがいっぱいになり、子ども達の手にも持ちきれない程のナスとゴーヤが採れたことを古森先生に伝えに行くと、他の子ども達も見れるといいよねと言ってもらい、テラスに飾ることにしました。子ども達の案で小さいもの、大きいもの、そして形が面白いものとに分けて置いていきました。飾り終えた野菜の中に、皮が破れてしまい中の小さなゴマのような種が飛び出し、皮がガチガチになってしまっているナスがありました。「ガチガチになってしまっているね」と子ども達に話しかけると「ホントや!ガチガチになっているよ。ナスの中が出ていてかわいそう」と言っていました。その言葉を聞いた私は、何のために野菜を植えて、育て、収穫しているのか改めて考えさせられました。その後、子ども達からの提案があり、看板も作ることに なりました。文章も自分達で考えて、紙に書いていたのですが紫や緑の色を使い書いていたので、もしやと思い「何でその色を使って書いてるの?」と聞くと「だってナスとゴーヤと葉っぱの色やん!」とNちゃんとIちゃんが答えました。看板を壁に貼り終えると、登園してきた子や通りがかった子ども達が興味を持って見ていました。

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今日は田植えでお世話になっている田んぼの堀内さん(子ども達は学さんと呼んでいます)がポン菓子の機械を持って来て作ってくださいました。機械を見る事が初めてなばかりか、そのお菓子自体知らない子ども達が大勢いました。子ども達に古森先生がポン菓子の機械や作り方を話してくれると、聞いていた子ども達の目はキラキラと輝き興味津々でした。

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作り始めてしばらくすると、少しずつお菓子の匂いがしてくるとその匂いに気がついた子どもが「あっ何か美味しい匂いがしてきた」と言うと「どこどこ教えて」と匂いが漂う方向に探しに行っていました。そして、このポン菓子はお金がいることを知り子ども達はお金を作り始めました。そこへ「出来上がるよー」との声が聞こえ、子ども達に「見に行こう」と伝えると「俺が一番に行く」「一番前で見るもんね」と駆け出しました。そして、子ども達が集まりカウントダウンと共にハンマーで蓋の留め金を叩くと「ボーン!」と大きな音が鳴り煙が上がりポン菓子が長いカゴのなかに飛び出してきました。

その音の大きさに子どもの中には、思わず耳をふさいでいる子や、驚いてドキドキしている自分の胸をさすっている子がいました。出来たての菓子を子ども達に配り早速食べてみることになりました。「お米が爆発してる」「ご飯の匂いとは違うんやね」と手にしたポン菓子を見たり匂いを嗅いだりして近くの友達と感想を言い合う姿がありました。ポン菓子を口にした子ども達は「ふわふわなんやね~」「甘くて美味しい」と言いながらあっという間に食べていました。

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学さんが帰られる際に子ども達は「また美味しいお菓子作りに来てね~」「美味しいお菓子ありがとう」と言って見送っていました。

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地域の方々とのつながりが子ども達にとって貴重な体験を沢山させて頂いております。これからも子どもと共に楽しみ、学べる機会を大切にしていきたいです。