2022年6月17日 金曜日
駐車場から幼稚園までの道に横断歩道ができました。実はこれは、朝の送迎の渋滞を少しでも解消するために園長が考案した対策です。子どもたちを安全に通行させるためにどのような対策が良いのかまた団地の方に迷惑をかけないで済む方法を!と考えたのです。横断歩道に立っている保護者と子どもがいると保護者の車がさっと停まってくださるのです。横断旗を持って横断歩道を渡るとその旗は、お父さんお母さんに渡して元の位置に戻してもらうのです。そうすることで送迎時間が短縮されてそれが少しずつ積み重なりものすごく車がスムーズに流れています。この方法を続けて少しでも送迎の渋滞を改善していきたいと思います。どうかご協力お願いします。
さて、今日は年長さんの田植えでした。先日園内田植えを経験した年長さんたちは、いよいよ「田植え本番」という事でとても楽しみにしてバスに乗り込んでいました。
レインボーファームではお世話をしてくださっている堀内さんところのお兄さんのまなぶさん、伊勢さん、田中さんたちと役員さん方が待ってくださっていました。幼稚園の小さなタライの田んぼと違ってそれは広く果てしなく広がり、その広い広い田んぼに水が入っているのを見て子どもたちは大歓声!!「わくわくするね~」「すご~い♬広いね」と言っていました。さつまいもの苗植えで見た田んぼは水が入っておらず、景色が全く違っていることに驚いていました。さて、いよいよ子どもたちが田んぼの中に入り、苗を植えます。
田んぼに足を入れた瞬間、ぞう組のAちゃんは、目をまる~くして動けなくなってしまいました。先生や役員さんたちから「大丈夫~!」「がんばれ~!」「しっかり~足あげて~」と励まされ、歩き出すことができました。役員さん方も手を差し出して助けようとしましたが・・・・・そこは、「できる!できる!」「自分の力で!」というみんなの励ましのもと、全員嫌がることなく田んぼに入ることができました。園長との「足が抜けなくなっても泣きません!!」の約束も守れました。
そして田んぼに貼った紐の印のところに苗を一株ずつ植え、全部で1人4株植えていきました。園内で練習した成果があり、今年の年長さんは、園長に教えてもらった通りとても上手に植えることができていました。中には緊張のあまり手がかちんこちんに固くなってしまった子もいましたがどうにか年長児全員無事に餅米の苗を植えることができました。
そして、最後の田んぼに堀内まなぶさんが田植え機で苗を植える様子を見せてくれました。機械の「植えつけ爪」(苗を植える手の代わりになる部分)がみんなの手と同じ動きになって、カシャンカシャンと苗を植えつけていきます。その動きがリズミカルでとても面白く子どもたちは思わず自分の手を同じように動かしていました。それを見た堀内さんも同じように手を動かして見せてくれました。ひとつひとつの動きに大歓声を上げる子どもたちに機械を方向転換させる時には、前輪をあげるパフォーマンスまで見せてくれました。
こうして田んぼの堀内さん、レインボーファームの方々、役員さん方のおかげで、年長児たちは無事にもち米を植えることができたのです。10月には収穫!12月には収穫したもち米でおもちつきをします。
帰りには、「堀内さ~ん。まなぶさ~ん。ありがとう!もち米よろしくお願いしま~す!」と言って、レインボーファームを後にしました。帰りのバスでは園長から「空気がきれいなのはどうしてか?皆が呼吸をして吐いた汚れた空気を木や草が吸って、きれいな空気にしてくれているんだよ。」「田んぼにいたみみずやたにしも草を食べたり、うんちが肥料になったりしてみんなが助け合って生きているんだよ」という話をしてもらいました。
自然は、本当にたくさんのことを教えてくれます。子どもたちの『なんでだろう?どうして?』をこれからも大切にしていきたいなと思いました。
2022年6月16日 木曜日
何度行ってもわくわくするさんさんらんど。そして何度でも行きたいと思うさんさんらんど。今日は昨日までの雨もやみ、快晴!さんさんびよりです。年長(ぞうとくま)、年中と年少は一緒に(うさぎとさくら、ぱんだとひまわり)9時30分頃に園を出発して屋外ゆうぎ場へ行きました。
初めての屋外ゆうぎ場へ行った時は(この時も年中さんと一緒に行ったのですが)、入園してまだ1ヵ月だったということや歩き慣れていないということもあり、年中さんの歩く速さについていけず、途中で草履等が脱げて立ち止まったり、転んだりして前のお友達との間が大きく開くなど大変でした。それからもう1ヵ月、その間駐車場やポンタ農園に年少だけで散歩しながら歩くことに慣れてきたこともあり、今日の屋外ゆうぎ場への道中は、年中さんのスピードでも靴や草履が脱げたり、こけたりすることなくついていく事が出来、子ども達の成長を感じ、とても嬉しく思いました。屋外ゆうぎ場では、新園舎で生活している保育園のお友達が先生と一緒に遊んでいました。それを見ると「おはようございます」と元気に挨拶出来る子もいて、何度か屋外ゆうぎ場へ行くことで、そのような態度も身についてきたのだと思いました。さんさんらんどに到着して水筒を置くと、みんなで一度集まり、園長先生のお話を聞きました。「坂の芝生は赤ちゃんなので、みんながどんなところでも登っていくと、芝生が力を合わせて頑張る力が小さい為、ダメになって、緑の芝生にならないこと、大丈夫になるまでは絶対に入らないこと等」をもう一度みんなで確認して遊び始めました。その話をしている頃、あいテレビさんが来てくださいました。そしてさんさんらんどで楽しく遊んでいる子ども達、にこにこのこぼれるほどの笑顔で遊んでいる子ども達をたくさん撮ってくださいました(7月の金曜日のあいテレビ、6時台の天気予報のバックで流れる予定)。いつもなら人なつっこい三葉っ子達、テレビの取材に来ると、すぐ近くに寄っていって「何しに来たの?」「自分たちはこんな事をしているんだよ」等々、親しく話しかけていくのですが、今日は大好きなさんさんらんどで少しでも沢山遊びたいと誰一人取材の方に近寄ることなく遊んでいました。「あっちへ行っていい?」「わぁ~!」と何度も滑ったり、汽車の遊具にのって上手に渡ったり、築山では横になってゴロゴロ転がったりして楽しんでいました。「楽しかった‼」「また行こうね」と言いながら帰り始めると、取材に来たあいテレビさんに「バイバイ」と手を振っていました。出発してしばらく歩くうちに疲れが見え始め、トボトボ歩くようになりました。「もう少しで園だよ」「幼稚園まで頑張るぞ~‼」「あっ!幼稚園だよ」と声をかけながらやっと園まで帰ってくることができました。
やまの山(さん)、三葉の三(さん)、サンサンと輝く太陽のSUN(さん)、land(らんど)は土、国等の意味がありますが、もう一つ”ユートピア”という意味もあるそうです(ディズニーランド、ネバーランド等)。三葉っ子にとって夢の遊び場・さんさんらんどとして定着してほしいと思いました。
もう一つ”おまけ”の報告です。2日前に園内で年長さんがたらいに田植えをしました。そこに今日、緑のネットが付きました。おおきくなぁ~れ。
もう一つ、昨年保護者から頂いたひょうたんが実り、M先生がそこからとれた種を植えることにしたのでした。それを察知した子ども達が集まって来て、土を持ってきて入れようとすると、土の中から大きなミミズが出てきました。驚いている子ども達にM先生が「この土は栄養がたっぷりなんだよ」と話していました。「何 植えるの?」と問いかけると、「お花」。「何のお花?」「う~ん?」「あっ!ひょうたん」と教えてくれした。今年もひょうたんが出来るが楽しみです。
2022年6月15日 水曜日
昨日年長児は田植え本番に向けて園内で田植えの練習をしました。今まで色々な植物を観察し育ててきた子どもたちはその度に古森先生から色々なことを関連付けて話を聞いてきていたので「お米の苗を植えるんだけど、お米にも種類が2つあるけど分かるかな?」と古森先生から質問されると子どもたちからは即答で「お米ともち米!」と答えが返ってきていてさすがだなと感心しました。古森先生のお話はその後も楽しくて苗の持ち方も手の指をアヒルの口のようにして「みんなのこの指はトマトを支える棒と同じでお米を植えるときに苗が折れないように支える棒の代わりなんだよ。だから優しく丁寧に植えてね。また田んぼの土は畑の土や砂場の土とは違ってどろどろなんだよ〜」と言うと足を入れてみたいと手を挙げたH君を抱き上げてドロドロの田んぼの中に立たせました。ズブズブ〜と足が入っていく様子を見て「うわー!膝まで入った!」と歓声を上げた子どもたちは「だからズボンも服も短いのじゃないといけないんか!」と理解していました。楽しく分かりやすく話をしてもらったあとはきちんと理解して各クラスの田んぼに一人一株ずつ植える練習をしました。丁寧にと言う事を意識しすぎて苗を土にさした後また手に持ったまま持ち上げる子や「すーーーっとね」と声をかけながら古森先生の真似をして植える子など様々でしたがしっかりと練習もできて期待大で今日を迎えた子供たちでした。ところが…!そうこう準備を進めていると突然雨が降ってきて止む気配がありません。と言う事で急遽金曜日に延期となりました。その放送を聞いた子どもたちは「そっか…あれ?金曜日のカレーパーティー参加できん?」と不安になっているとまたそのすぐ後に放送で「金曜日のカレーパーティーは月曜日に行います。お母さん達にも伝えておいてね。もし、忘れそうと思う子は紙に書いて帰ってください」と知らせてくれ安堵していました。ぞうぐみの子ども達は金曜日の田植え月曜日のカレーパーティーの日に雨が降らないようにとてるてる坊主を作って期待を持って帰っていきました。
今日年長児は田植えが延期になったので作品展に向けて作品作りを進めました。子ども達は年少、年中からたくさんのことを経験し作ったり描いたりした経験の積み重ねから技術も伴い表現力も豊かで面白いものがたくさんできていました。見ていた教師は”こんな発想があるのか〜”と驚くやら感心するやら、子ども達の作る過程、描く過程を楽しむことができました。今後も作品展に向けて子ども達が楽しんで活動できるよう見守っていきたいなと思います。
2022年6月14日 火曜日
「今日は雨やけん、外で遊べんかな。」登園してきたNちゃんが空を見上げながらぽつりと言いました。小雨だった雨は、いつか止んでそれに気づいた三葉っ子達が、いそいそと動き始めました。雨上がりの園庭は、三葉っ子にとって最高の遊び場です。裸足になって泥の感触を楽しんだり、泥団子や川を作ったりして思い思いに楽しんでいました。
テントの下では、昨日園長が麦わらを使ってかごを作っていたコーナーに今日も子ども達が集まっていました。園長に教えてもらった編み方でかごを作る子や、今日はカチューシャやブローチを作っている子もいました。そんな年長さんの姿をじっと見ていたのが、年中児のAちゃんとRちゃんです。「私も作ってみたい!」「やってみたい!」とカチューシャ作りに挑戦です。年長の先生に編み方を教えてもらいながらやってみますが、年中児の二人にはまだ難しかったようで、「できん。」と手が進まなくなりました。そんな時、以前に園長が「麦わらをストロー代わりにして、しゃぼん玉を膨らましていた」という話をしていたのを思い出し、麦わらを輪切りにして糸に通してアクセサリーを作ってみることにしました。AちゃんもRちゃんも紐通しは得意なようで、集中して1つずつ通すと長くなっていくネックレスを嬉しそうに見せてくれました。三葉幼稚園では様々な学年が入り混じって遊ぶことで、たくさんの刺激や影響を受けながら学び合い、育ち合っていきます。麦わらを使って制作する年長児の姿に憧れて、「やってみたい!」「作ってみたい!」と思えるような素敵な関係性をこれからも大切にしていきたいと思いました。
登園してきた子ども達の朝の日課となっているのが、カブトムシとかたつむりの世話です。今年はぱんだ組のYくんが、カブトムシのオスとメス合わせて60匹を幼稚園にくれました。今、そこそこのクラスに分けて飼育していますが、「今日も元気かな?」「あっ!ゼリーがなくなっとる!」と興味津々で観察しています。そんな中、園内の田植えで使う田んぼの土を代掻きして置いてあるタライを覗き込んでいる子ども達がいました。「あっ!ここにおる!」「ここにもおるよ!」と目をキラキラとさせてタライを覗き込んでいました。どうしても捕まえたいようだったので、水槽用の小さな網を探してきて渡すと、そっとすくって水を張った虫かごに入れました。
「先生!これみてみて!」私も久しぶりに見て驚いたのですが、それはカブトエビの赤ちゃんでした。去年までは秀野邸で使っていた田んぼの土を繰り返し繰り返し使っていたのですが、今年は田んぼを貸して下さっている堀内さんの田んぼからもらった土に水を張っていたのです。その卵が孵化して、幼稚園のタライの田んぼにも初めてカブトエビが出現したのでした。図鑑で調べると、カブトエビは恐竜が生きていたとされるジュラ紀から現在まで、ほとんど形を変えていない「生きている化石」と呼ばれていることを知り、新たな発見に驚いた子ども達でした。
今、幼稚園内にはカブトムシの成虫や幼虫を始め、たくさんの動物や虫たちが生きています。そんな生き物の世話を通して、命の大切さを感じたり生き物の不思議に気付いたりすることができるように子ども達とかかわっていきたいと思います。
2022年6月13日 月曜日
朝、登園して来るとみんなで育てているトマトの葉がしょんぼりしていました。それに気づいた園長が「なぜかな?」とよく見てみると茎の根元の部分が折れていることに気づき、折れた部分にテープを巻いてつなぎ、棒を立てて支え、しっかり止めて手当をしてくれました。その様子を周りで見ていた子どもたちは「お医者さんだ!」と言って喜んでいました。年長さんは園長から茎が折れると葉や枝にお水がいかなくて今のままでは枯れてしまうということ。枝が折れていたら水をあげても元気にならないことを話した後、葉に水をあげたら「どうだろう?」と聞くと「違う!足元にあげるんだ」と応えていました。トマトの茎が栄養や水を運ぶ大切な役割があることを聞いた年長さんが「トマトがけがをしているからさわらないでね」という看板を作って立ててくれました。
そこで園長は「昔の人はもっとすごいんだよ」と言い、「石と石をこすると火がおこせるんだよ」、「昔の人はお洋服もなかったけど自分たちで作っていたんだ」ということなどを次々と子どもたちに話してくれました。そして実際に園長は麦わらで小さい頃かごを作ってとったいちごを入れていたという話をして、麦わらを出してきてくれました。そして、麦わらを使ってかごを編み始めた園長の周りには沢山の子どもたちが集まり、興味津々で見ていました。出来上がったのは麦わらの器で、上に野菜をのせて子どもたちに見せると「やりたい!」と口々に言い始め、自分たちで麦わらを持ち寄りいざ挑戦です。しかし、中々園長のように上手く編めず、園長に助けを求めながら一生懸命編んでいました。出来上がった物を「これはスプーンなんだよ。」とか2つ合わせて「メガネを作ったよ」と教師に見せてくれました。子どもたちとの会話のなかでどう保育に繋げていくかで子どもたちの関心や興味の高まり方が変わることに驚きました。
今日は地震の避難訓練がありました。年少ではたんぽぽからの進級児以外の子どもたちは初めての避難訓練でした。放送では園長が地震はどう起きるのか、それは「海の中の岩と岩がゴツンとなっておうちが揺れるんだよ」と話をしてくれ、子どもたちは頷きながら地震というのは怖いことなんだということを知りました。紙芝居を用いて地震の時は「どうしたらいいか」というのを伝えたことがあって、ダンゴムシポーズで上手に椅子の下に避難することが出来ました。今日はここまでの練習でしたが、地震が終わったら上靴を履いて外に避難するために上靴が必要なことを説明した後、子どもたちに「なぜ上靴が必要なのか?」と問いかけると「ガラスが落ちているから」「怪我をしてしまうから」と口々に応えていました。そうしているうちに園長が見回ってきてくれて椅子が小さくてもぐれないことに気付いて中々椅子にもぐれない子どもたちには部屋の中央に集めてマットなどを上から被せて身を守る方法を教えてくれました。年少児向けへのその場に応じたとっさの判断や配慮が大切なことを学ぶことができました。自分たちの頭や命を守るのは自分自身であること、子どもたちに今後も伝えていきながら、1回1回の避難訓練も大切に指導していきたいです。今日の避難訓練も子どもたちが忘れないように明日からの保育に少しづつ取り入れていこうと思います。
2022年6月12日 日曜日
6/11土曜日に開催する予定だった同窓会&卒業おめでとう会は、あいにくの雨により、本日6/12に変更して行いました。と、いうものの今年の同窓会は例年の園舎ではなく、卒園児がまだ園児だったころに始まった屋外遊ぎ場の工事が無事終わり、(本当のことをいうと、まだ計画中の新遊具があるのです・・・!)「さんさんらんど」という素敵な名前がついたこの場所のお披露目会も兼ねているのです。
「おはよ~!」「お久しぶりで~す!」「せんせ~い!!会いたかったよ~!」・・・ちょっぴり背が伸びて、お顔も少し大人っぽくなっているものの、マスクの上のかわいい目はそのままです。「〇〇くん?」「あれ?〇〇ちゃんじゃない?!」私達教師も嬉しくなって思わずハイタッチを求めに行ったり、肩を抱いたり・・・。幼稚園の頃と変わらず、「きゃ~!」とスキンシップを取ってくれる子、ちょっぴり恥ずかしそうにしながら「はいはい。」と言いつつ、まんざらでもなさそうな子、どの子も変わらずかわいくて嬉しくなりました。
さんさんらんどの長いローラー滑り台はもちろんですが、小学生には築山が大人気で驚きました。懐かしいのか、きゃっきゃと寝転んで遊ぶ姿は5歳、6歳のまんま!
午後からは現中一の子たちを招待して「卒業おめでとう会」を行いました。実は、わたし、大学を出て三葉に来て初めてクラスを持たせてもらったのが現中一の子たちのプレ年少でした。
集まって早々、「…お名前は?」と聞かなければならない程、すっかり大人の中学生たちに驚きを隠せませんでした!中学生になって私よりも随分背が高くなった子どもたちに「先生、写真撮ろー♪」と気軽に声をかけてもらってなんだか嬉しくて、今にも涙が出そうになるほど良い再会でした。
中学生たちに「さんさんらんどで遊んでいいよー!」と声をかけても駆け上がるのは数人。その様子を見て園長が「みんなは遊ぶよりもお話したり顔を合わせたりする方がいいよね?」「じゃぁ幼稚園にあがろうか!」と提案してくれました。バスに乗ったり階段を上がるたびに「うわー!懐かしい!」「学校の階段もこんなにかわいかったらいいのに!」「幼稚園の匂いがする!」「オレ、三葉に来てる時が1番楽しかったわー」「オレも!」「わたしも!」とつぶやく言葉がどれも嬉しかったです。自己紹介をしたり、おやつを食べたりしてあっという間に解散です。テントを運んだり、椅子を運んだり、教師の手が足りないところを見て、さっと手が伸びてくる姿に三葉っ子魂を感じました。「幼稚園の頃から全部先生たちとみんなで遊んで作って助け合ってきたもんね。」と後から教師たちで嬉しいね、あんないい子達に育ってくれたんだね、としみじみ語り合いました。
みんな覚えておいてね。先生たちはずっと幼稚園で待っていること。“思春期”の今、大人の言うことやすることに、腹が立ったり、え?!って思うこともたくさんあるだろうけど、長い目で見たら大人の言ってることもわかるようになるよ。でも三葉っ子は三葉っ子らしく!友達や仲間を大切に、三葉の出会いを大切に、これからも頑張ってね。
古森先生がお話してくれている間、うんうんと頷いて真剣に聞いているみんなは流石でしたよ!ずっとずっと応援しています。
小学生のみなさん、中学生のみなさん、お父さん、お母さん、今日はありがとうございました!
2022年6月12日 日曜日
6月7日 火曜日の朝
園庭の真ん中の大きなテントの下で古森先生や幼稚園の先生方がエプロンを着て忙しそうに何かを始めていました。
ひよこ・もも組の子ども達も吸い寄せられるようにテラスに出ていきその様子をじっと見ていました。どうやらフライドポテト屋さんが開店するようです。
いつもと様子が違うことを「見て見て」と言わんばかりに指差して教える子もいました。
しばらくして園庭で遊んでいると「ひよこさんもそろそろおやつの時間よね」と古森先生から声をかけてもらいました。そこで何人かを誘って、見に行くと大きなお鍋の中にはいっぱいの油が入っていて、そのお風呂の中には幼稚園のお兄さんお姉さん達が収穫してきてくれたじゃがいもが泳いでいました。
初めての光景をかぶりつきで見ていると、揚げたてのポテトをみんなの口に古森先生が1かけらずつ口に入れてくれました。言葉にはできない小さな子供達ですが、すごくいい顔でみんな口を開けて待っていました。食べ終えた子もまた口を開けて待っている姿が可愛かったです。その後ゴザを敷いて、みんなで手を消毒して1個ずつ手に乗せてもらって食べました。自分の分を食べてしまうと、となりの子のものに手をつけようとする子もいる程の人気でした。
いつの日かこの子達も自分達で掘ったじゃがいもを特別な思いで食べる日が来て、三葉の食育が受け継がれていくことを思うと、心温かくなりました。
食べることが大好きな子供達は毎日手作り給食を美味しく頂いています。1日の生活の中で、1番静かで平和な時間が流れます。平均年齢が1さい2ヶ月位のもも組なので、手づかみの子が半数ですが、誤嚥のないよう保育教諭は細心の注意を払いながらも自分で食べようとする意欲を大切に見守っています。
食後は、顔・手・足に米粒や野菜などがいっぱいついていて、「どこで食べたの?」と笑いが出てしまいます。
全身着替えを必要とする子もいます。そんな中でも少しずつスプーンに慣れ、自分が自分がと保育教諭の援助を嫌がるようになってきています。
梅雨が近付くなか、夏日の日も多くなり、気温の高い日はテラスに泥舟を出して水汲み遊びをしています。
廃材カップに泥舟に溜めた水を上手に汲み入れ、手の上に落とし、水の音や感触を楽しんでいます。K君はまだつかまり立ちですが、泥舟の前に寄りかかるようにして水の入ったカップを両手に持ってしっかり立っているのには驚かされました。
M君はカラーボールをすくおうとカップを動かして悪戦苦闘していましたが、諦めてカップを逆さまにして、手づかみでカップの底にのせていました。
そこで、カップより大きいバケツだったら入れられるだろうと思いバケツを渡すと、上手に入り得意顔で見せてくれました。
保育教諭が褒めると、次はS君が頭にバケツを被って見せてくれました。
そしてM君はバケツでコツをつかんだのか、スムーズにもとのカップにボールを入れられるようになっていました。
そのすきにHちゃんはいつの間にか泥舟の中に入りこみちょこんと座っていました。
水や指先を使う遊びは、脳の発達にいいと言われますが、知恵を絞っているのだろうなと思われる場面が色々とあり、あまりの可愛さに笑いが出たり、感心させられたりしています。
これから本格的な暑さがきます。体調管理に気を配り、いっぱい食べて楽しく水遊びをしていきたいと思います。