2022年6月2日 木曜日
朝、ぞう組のMちゃんが水くみあそびのコーナーで遊んでいました。Mちゃんは、小さなボトルに水をくんで、レンゲスプーンに流しこみ、ペットボトルの中に集めていました。自分で考えながら、レンゲスプーンの持ち手部分をペットボトルの小さな口にあて、こぼれないようにそっと流しこんでいる大人も思いつかない行動に三葉っ子の遊びとその中からわきでる知恵に驚かされました。
今朝一番、年長さんたちが昨日収穫して乾かしていたじゃがいもをキャリーに移していました。その様子をたんぽぽさんたちも「なんだろう?」とのぞいていました。
昨日は年少さん、一昨日はたんぽぽさんがポンタ農園の近くまで散歩に行っていたことで、自分たちもじゃがいも掘りに早く行きたくてうずうずしていました。
実は今日はプレ年少、年少児のじゃがいも掘りの日だったのです。そして、9時30分、年少さんとたんぽぽさんは、マスクバックを腰につけ、水筒を持ってポンタ農園へ出発です。まずは先に年少さんが出発です。踏切に注意しながらポンタ農園に向けて昨日より上手に歩いていきます。年長さんや先生たちから「いってらっしゃい」と言ってもらい、にこにこ笑顔で出かけていきました。
到着し、大きく育ったじゃがいもの葉の中に入っていくと、土から顔をのぞかせたじゃがいもに、今まで見たことのない虫に大興奮!中には虫が怖くて泣いてしまう子もいましたが、「虫さんの方がみんなのことを怖がって逃げていくよ!」と言ってもらいグッと我慢していました。
古森先生が試しに1株掘って子どもたちに見せると「ワー!」と歓声をあげました。葉っぱを引っ張ると根っ子にお母さん芋がついていて、お母さん芋から根がのび、子どもじゃがいもがぞろぞろと顔を出して来ました。そんな様子を子どもたちは不思議がいっぱい、驚きいっぱいで見ていました。そして、大きなじゃがいもにそーっと手を伸ばすと、次から次と掘っていき、両手いっぱいに抱え、「こんなに掘れたよー!!」と大満足でした。降園前や帰りのバスでも「こんなじゃがいももこんなじゃがいももこんなじゃがいもも掘れたよ!」と手で表現してくれるR君や、バスから降りた瞬間にかばんの中からお土産じゃがいもを取り出し「じゃがいも掘りしてきたよー!」と嬉しそうにお母さんに見せるK君の姿に教師も嬉しくなりました。お家でもじゃがいも掘りの話しを聞いてみてください。
次の出発は、たんぽぽさんです。「これからどこに行くの?」と聞くと、「じゃがいもを掘りに行く!」と言って、楽しみにしていたたんぽぽさんもポンタ農園まで、友達と手をつないで一生懸命歩いていきました。到着すると、土の中から大きなじゃがいもが顔をのぞかせていました。畑に着くと、古森先生が葉っぱのついたじゃがいもを1株抜いて子どもたちに見せて、話をしてくれました。大・小様々なじゃがいもを子どもたちに見せると目を輝かせて見ていました。自分の手の平に入り切れない程の大きなじゃがいもを見つけたYくんはキャリーの中にじゃがいもを入れるときも、そっと割れ物を扱うように大切に入れていました。じゃがいも掘りがだんだん楽しくなってきたたんぽぽさんは何度も何度もじゃがいもをとってはカゴに入れていました。
幼い子どもなりに身近な自然に興味をもってかかわり、その中での気付きや発見を大切にしていきたいと思います。今年は沢山収穫できたので特別に子どもたちが収穫したじゃがいもを持ち帰りました。幼稚園でも、来週はフライドポテトをみんなで味わいたいと思います。
2022年6月1日 水曜日
今日は年長さんと年中さんは、秀野邸の農園にじゃがいも掘りに行きました。一番に秀野邸に向かったのは年長さんです。今日は私も年中さんのバスではなくて、年長さんのバスに便乗して一足先に行くことになりました。そこで、バスの中で昨日のじゃがいも先生達(年長さん)に質問をしてみることにしました。「じゃがいも植える時って種からだったっけ?思い出した!苗を植えたんだった」と言うと「違うよ!!お母さん芋を切って植えたんだよ」とすぐに答えが返ってきました。秀野邸に到着すると、年長さん達はもう一度掘り方など確認して掘っていきました。
年長さんが掘り進めていくと、年中さん達を乗せたバスが到着しました。バスから降りてきた年中さん達は、年長さんが掘り出したじゃがいもを盛ってある所のそばを通ると「すげー!!いっぱいじゃがいもがある」「ねぇねぇ。あのじゃがいも凄く大きいよ!!」と次々に興味津々で覗き込んでいました。
年中さんもじゃがいも掘りをする前に、昨日年長さんに教えてもらった掘り方を確認していきました。「昨日、じゃがいもの赤ちゃんが沢山いたよね」と言うと、「10人だったよ」とうさぎ組のMちゃんがすぐに答えていました。子ども達は昨日のじゃがいも先生や古森先生から教えてもらった事をしっかりと聞き、覚えていました。そして、玉ねぎを抜きに行こうとしていたぞう組さんに「ぞう組さん、どうやって掘ったらいいか教えて!」と言うと、両手を大きく動かして「こうやって掘るんだよ!」と教えてくれました。その姿を見ていた年中さんの中には、年長さんと同じように真似て、手を動かしている子もいました。
じゃがいも掘りが始まると、子ども達が「先生見て!大きいじゃがいもが掘れたー!」と、両手で持つくらいの大きなじゃがいもを次々に掘り出して見せてくれました。掘っていく中で、黒くなったお母さん芋を見つけると「これがお母さん芋だね。沢山赤ちゃん芋を作ってくれてありがとう」と言って、土の中に優しく埋めていました。じゃがいもと玉ねぎを掘り終えた年長さんに「年中さん後はよろしくね~」と頼まれると、年中さん達は「は~い!」「頑張るよ!」「まかせて!」と元気よく答えていました。
年長さん達を見送った後、順番に玉ねぎを抜いていくことになりました。今年の玉ねぎは、じゃがいもに負けないくらい大きく生長した玉ねぎが沢山ありました。子ども達が抜こうと引っ張りますが、なかには全く抜けない玉ねぎがあり、他の玉ねぎを抜き終えた子どもがそれに気が付くと、「手伝ってあげる!」と反対側から玉ねぎを押して協力しながら抜いている姿が見られました。
今日みんなで収穫したじゃがいもと玉ねぎを使ってカレーパーティをする事を今から楽しみにしている子ども達です。
2022年5月31日 火曜日
今日も園庭では、アスレチック遊びが盛んです。今年度はアスレチックを人工芝に設けて履き物を脱いで遊んでいたのですが子ども達の様子を見ていると今ひとつ盛り上がりが見られません。そこで、昨日のブログ同様「三葉のアスレチックの原点は、、、」ということで以前のように人工芝を使わず、土の上でのアスレチックに変更し、しかも既存の遊具は使わず、手作りの椅子や丸太渡りなどを中心に置いてみました。ゆらゆら揺れる丸太の上を身体のあらゆるところを使ってバランスをとって歩いたり、色んな方法を使ってハシゴを渡ったりと1つの出し物で遊び方は子どもそれぞれです。小さい子は小さい子なりに、大きい子は大きい子なりに工夫して自分なりに乗り切っていきます。下が土になり、年長児達は土の部分に落ちないように渡って遊んでいるのを見て古森先生は空間に小さな人工芝をそっと置きました。すると、年長児はただアスレチックを楽しんでいるかと思いきや、その人工芝を意識して土の部分に落ちたら「失格ー!」と年長児の間で暗黙のルールができました。古森先生はその事に気がつき、またまたどうしても落ちて下を歩かないといけなかったところに人工芝を置いてくれました。ということで、なんとか土のところに落ちずに進めるようになり、さらに楽しくなりました。足がやっと届くところは足を大きく広げて渡ったり、柵を持って身体を安定させて、足の指を上手く使って掴みながら丸太を渡ったり、遊んでいる姿が見られました。
一方、跳び箱の上にマットを乗せた障害物では、年少、年中児は上に乗ってそこからどのくらい遠くまで飛べるか自己記録を目指す子が多くいますが、年長児になると、片足でポン、ポーン!と軽やかに跳んだり、両手をついて足を広げ、跳び箱のように飛んだり、様々な方法を考えつき、楽しんでいて何度も繰り返して遊ぶ理由がよく分かりました。
さくら組のYちゃんは、身体も小さくて「やりたい!」とアスレチックコーナーにやってきました。身体が小さくて、短い手足を一生懸命伸ばして慎重に次から、、、次へと、、、渡っていき、教師を驚かせていきました。また、木の椅子は細く、歩くのにバランスが必要です。Yちゃんは、手を前に付きながら進んでいましたが、何度かやるうちに身体のバランスのとり方が分かるようになり、ひざに手を当ててバランスを取るようになっていました。子ども達は何度も繰り返すうちに色々な感覚を身に付けていくこのアスレチックは子どもの興味はややる気を起こさせる子どもにとって非常に魅力的な環境になりました。引き続き、教師間で工夫を重ねながら環境作りに励んでいきたいと思います。
明日、年中・年長児は、じゃがいも掘りがあります。年長児が年中だった時、お母さんお芋を切って灰をつけ、秀野邸に植えに行ったじゃがいもです。その際、間違えて輪切りをしたお母さん芋は園のプランターで育ててみる事になり、今日まで見守ってきました。
明日のじゃがいも掘りを控えた今日、じゃがいも先生(年長児代表)から「大収穫祭!」「じゃがいもの掘り方教えますよ〜時間は13時から」とお知らせがありました。年中、年少児全員13時に園庭集合です。じゃがいも先生からは秀野邸の様子やお母さん芋は、栄養がとられてシワシワになっていた事など色んなことを話してもらいました。
そこから古森先生にバトンタッチ。年中児は「お母さんお芋、、?」と不思議そうにしていましたが、大きなじゃがいもを実際に持ってきて切ってお母さんお芋を作って見せてもらいながら話を聞きました。子ども達は「お母さんお芋に赤ちゃんができるってことー!?」と驚きながら楽しそうに聞いていました。園で育てていた輪切りお母さんお芋からは、なんと、、、家族(じゃがいも)が10個も出来ていました。その中には、お日様にあたって緑色になったじゃがいもがありました。あら、大変。さくら組のSくんは食べたらダメだ〜と手をバツにして周りにいた友達に教えてあげていました。緑色のじゃがいもは動物に食べられないように毒があるのです。古森先生からじゃがいも掘りを頑張ったら「ポテトがあるかもよ〜」と教えてもらった子ども達は「頑張るぞ〜、オー!」と声を掛け合いながら降園していきました。
2022年5月30日 月曜日
「今日は雨だからプールの前のテントを活用しよう。」「アスレチックはどんな形にする?」毎日、教師は子ども達の遊ぶ姿を想像しながら環境作りをしていきます。ここ数日、その環境作りを今一度、見直しよりいいものにしようと話し合っています。園長指導のもと、遊びがマンネリ化していないか、子ども達にどのような遊びをして欲しいか意図した上で、その環境は子どもの興味ややる気を起こさせる魅力的な環境になっているか話し合い、反省を繰り返し、子ども達の様子で評価しています。
ここ数日、子ども達が楽しんでいるアスレチックも話し合いました。最近のアスレチックは跳び箱やトランポリン、フラフープなどを使って遊んでいましたが、「ん?跳び箱やトランポリンもいいけど、三葉のアスレチックの原点は…?」と園長のヒントで過去のブログを見直し、倉庫を見直し、「そうだ!!」と倉庫の奥から引っ張り出したのは脚立や手作りはしご!!子ども達より背の高い場所に脚立がかけられ、少し登って少し下る道ができました。
年少児のTちゃんは行列で待ってる間「ドキドキする!」と何度もつぶやき、「できるかな?」と表情が硬かったH君は「できた!!」と満面の笑顔で2回、3回と挑戦していました。お父さんが消防士さんのC君は、足から下るほうが速いことに気が付き、回数を重ねるごとにお父さん顔負けの身のこなしになっていました。
明日からも子ども達がちょっぴりドキドキし、体をしっかり使え、達成感を味わえるようなアスレチックを準備したいと思います。
さて、前に戻りますが!今朝、アスレチックを準備しているとテントとテントの間から雨水がポッタンとたれてきてアスレチックがぬれてしまいました。慌てる教師の横でとびっきりの笑顔のくま組Iちゃんが「バケツがいる!」と動き出しました。すると周りにいた子ども達も、「プラスチックの廃材もってくる。」「泥舟もいるよ!」と役割分担で運び込んできました。
そこに園長も加わり、高く張られたシートをつつけそうな棒を持ってきてくれました。すると、Kちゃんの目がキラリ!上手につつくと、シートの屋根からうまく水が流れてきました。その様子を見ていた年少児F君は年長児たちが部屋に入った後、ひしゃくを持ち背伸びをして屋根をつつこうとしていましたが、背が届かず諦めました。
今日の雨は9時前にはやんでしまいましたが、先日から水汲み遊びを楽しんできた子ども達は雨水遊びでひと時を楽しむことができました。そして、雨を「ふれふれ!」と梅雨を楽しみにしています。
「ピンポンパンポン♪」…戸外の片づけをしているとびわ会社(年長児の土曜日預かり保育の子ども達)からの放送がかかりました。「金曜日に新聞紙の袋を掛けてびわを守ってくれた年中さん!びわの収穫アルバイトをお願いしたいです。」とのことでした。「わかりました。やります。」と仕事の契約が交わされ、いざびわの収穫です。責任感のあるびわ会社職員の面々は、一緒に現場まで同行し、収穫の仕方を教えたり、収穫してほしいびわを伝えたり、役割を全うしていました。そんなこんなで盛り上がって収穫したびわの味は別格です。家で高級なびわをたべても「幼稚園のびわと違う!もっとおいしいの!」とお母さんを困らせたH君も、今日のびわを食べると「グッドサイン!!」付加価値いっぱいのびわはどこにも売られていないびわなのです。
2022年5月29日 日曜日
先日から使用許可が出たさんさんらんどで、のびのびと楽しそうに遊ぶ幼稚園児たちを羨ましそうに保育園児が見ていると、「ひよこさんもどうぞ」と古森先生が声をかけてくれました。翌日子供達にそのことを伝えると大喜び!少し登った所にある汽車の遊具で遊びました。乗り物が大好きなI君は「ぽっぽ!ぽっぽ!」と大興奮。トンネルの小窓から「バァ!」と顔をのぞかせる子、普段とは違う風景を不思議そうに眺める子、坂やネットなど色々な登り方に挑戦する子と、思い思いに楽しんでいました。吊り橋が怖い思いと滑り台を滑りたい気持ちで葛藤して固まっていたUちゃんも、意を決して進み始めました。鎖をギュッと握って一歩づつゆっくりと足を出していきます。渡り終えると安心した表情で楽しそうに滑り台を滑っていました。最後は幼児用の波型の広い滑り台で山を降ります。一人滑ると「私も!」「僕も!」と前に出てくる子供達。保育教諭の話をちゃんと聞いて、けがをしないように一人づつ順番に滑りました。最後まで楽しいさんさんらんどに、「よーい、どん」でお部屋に帰る子供たちの顔はとても満足そうでした。
気温が高くなり夏日となった日、子供達の大好きな水汲み遊びをしました。ひんやりと冷たい水に手を浸けて「キャ~」と歓声を上げる子供達。最初はゼリーのカップやペットボトルを手に取って水汲みをしていました。そのうち、S君はもう一つ容器を持ってきてあけ移しを始め、こぼさないよう真剣なまなざしで取り組んでいました。K君はスプーンを持ってきてカップに水を汲み、「ジュースどうぞ♪」とごっこ遊びをし始めました。その隣では水の入ったカップを「カンパーイ」とお友達とぶつけ合いやり取りを楽しむ姿も見られました。Sちゃんはジョウロに入れた水を砂地まで運んで泥場を作り、ピチャピチャとその上を気持ちよさそうに歩いていました。水は魔法のように子供達の興味を誘い数え切れない程の遊びが生まれます。これからまだまだ暑くなるので積極的に水遊びを取り入れていきたいです。
4月の終わりに植えたトマトの苗は黄色い花をつけて背丈も伸びてきましたが、れもん組のトマトは葉が少し丸くなり元気がないようです。そこで、米のとぎ汁をあげることにしました。ジョウロにとぎ汁を入れていると、「やりたい!」と子供たちが来てくれました。トマトの元気がないことを伝え、「大きくなぁれ」と声をかけながら水やりをしました。自分達が食べているトマトの成長を、毎日間近で見ることができる貴重な期間を最大限に活かし、植物に興味を持ったり、野菜が苦手な子にも食べたいと思ってもらえるような楽しい期間にしたいと思います。又、自然は瞬間瞬間、色々な様相を見せてくれます。様々な自然を見逃さず、子供達とかかわり、感じていきたいと思います。
2022年5月27日 金曜日
今日は昨日の天気とはうって変わって、雲一つない青空の1日となりました。朝早くから友達や教師と一緒にリレーをしたり、アスレチックをしたり三輪車で元気一杯、園庭を走り回る姿が見られました。
リレーでは、楽しそうに走る年長さんの姿を見て年少さんもリレーに参加したいと入れてもらいました。走り終わった教師からバトンを受け取った、ちゅうりっぷ組のHちゃんも楽しそうに一生懸命、年長さんを追いかけていました。
水くみコーナーでは、園長先生がカップの底に何ヶ所か穴を開けて下さり、そのカップに水を入れるとシャワーみたいに流れてくる水に子ども達が興味を持ち始めました。その様子をジーと見ていたすみれ組のKくんは「僕の容器も開けてほしい‼︎」と無言のアピール‼︎一ヶ所穴を開けてもらうと嬉しそうにうなずき、Kくんは水がポトポト落ちるのを楽しんでいました。そして今度はポトポト落ちる水を違うカップで受け止めるのを楽しみ、次はカップから溢れ出る水を楽しんだりと、短い時間の中で頭をグルグル回転させながら水くみをしている様子を見ることができました。
他にも上から水を流して流れてくる水を手で掴もうとする子、大きカップで受け止めようとする子など、水くみコーナーはカラフルな帽子の子ども達で大にぎわいでした。また、家から沢山カップなど廃材を持ってきたさくら組のEくんはそれを抱えて、水くみコーナーまでやってきて他の友達や年中・年長さんを見ながら、カップからカップへと上手に水くみをする姿が見られました。
ちゅうりっぷ組のTくんは、家から持ってきた袋を朝教師に渡しました。その中には紫色の綺麗な花が沢山入っていました。「これ色水にする」と言って急いで朝に支度を終わらせ色水コーナーに行くと、早速袋から紫色の花を一つ取り出し、水を入れ何回もゴシゴシこすって行くと綺麗な紫色の色水が出来上がりました。楽しくなったTくんはもう一度、花を取って水を入れ出来上がった色水を慎重にカップに移し、大事そうに持っていました。その様子を見ていた子が「私もやりたい」「一つ花ちょうだい」とTくんに言うと、とTくんは一つずつ花を渡してあげて、みんなで綺麗な紫色の色水を作ることができました。今日は人参の皮やピンク色の花を使って色水を楽しむ子やみかんを絞って、特製みかんジュースを作る子などいっぱいいっぱいアイデアがつまった色水遊びとなりました。
どんな工夫をしたら子ども達がより一層楽しんでくれるかな常に考え、子ども達が幼稚園に来て、楽しいと思える環境をつくっていく必要があるのだと改めて感じることができました。また園庭で遊ぶ際、一人一人手作りのマスクバックの使用も3歳児にも指導していきたいと思います。
2022年5月26日 木曜日
今日の天気予報はくもり後雨。雨が降る前の午前中は涼しく、子ども達は園庭を元気いっぱい走り回ったり、アスレチックに挑戦したり、自転車でトラックを散歩したりと楽しそうに遊んでいました。
砂場では、きりん組のKちゃんが「お山を作ろー!」と友達や教師を誘って、スコップでせっせせっせと砂を盛っていました。そしてKちゃんが、ただのお山じゃつまらないなと考えていると、「うさぎ山にしよう!」と思いつきました。耳にぴったりの長い葉っぱを見つけてきて耳にし、クルンと曲がっている木の枝を2本見つけてきて口にして、ヒゲは材料が見つからなかったので手で描きました。年長児が協力して「うさぎ山」が完成すると、「穴を掘ってトンネルを作ろう!」とくま組のHちゃんが提案し、両サイドから小さなスコップを持って掘っていきました。「まだ手が見えない」「Kちゃんの手と握手できないよ」と言いながら根気強く両側から掘っていました。Hちゃんが目印に穴の中間に入れていたしゃもじが見えるとみんな大喜び!「やったー!」「つながったね!」と嬉しそうにしていました。穴の中にホースを入れると長いトンネルの出来上がりです。最初はジョロで溢れないように少しずつ水を入れていましたが、きりん組のRちゃんがペットボトルに水を入れて流すと、早く水が流せることに気付き、効率よく水を流してプールを作っていました。
まわりにいた年中児、年少児は、年長児が山のトンネルで水路を作っているのを見て、自分達なりに真似をしている姿がありました。ひまわり組のS君は、ホースの小さな穴にやかんで水を流して水が出てくる様子を楽しんだり、ぱんだ組のA君、りす組のY君は山にスコップを2つかけてトンネルにしたりと工夫をして楽しんでいました。年齢によって遊び方も違いますが、お友達の遊びを真似しながらそれをヒントにして更に遊びを展開する様子を見て、子ども同士が育っていくものだと頼もしく思いました。今後の遊び方にも注目していきたいと思います。砂1つでこんなにも遊びこめて、工夫次第で何でも作れる砂場はやっぱり人を育てる素敵な遊び場だと思いました。