2023年11月17日 金曜日
昨夜の雨でさんさんらんどの園庭は、水溜まりが所々に出来ていました。それを見つけたりす組の女の子達は「あそこの土がめっちゃプルプル!」と嬉しそうに、先生や友達に教えていました。
最初は数名だった泥遊びも、子ども達が登開してくると次々集まって来て集団で泥だんごやプリンを作って、遊んでいました。そして泥々の手を「見て!」「おばけみたい!」と、見せてくれる子もいました。久々の泥遊びに、子ども達は大喜びでした。
今日は午前保育だったので、外遊びを早目に切り上げ、各クラス順番に作品を見て回りました。年長の習字と砥部焼が飾られている部屋では壁一面に展示されている習字に、子ども達は「すご~い!」と興味津々で見ていました。「僕たちも年長さんになったら習字するの?」と、口々に言う子ども達は、今から習字をするのが楽しみなようで、「早く年長さんになりたいな~。」と、つぶやいていました。次に年中組の展示室に入ると、自分達の作品がある場所の確認です。廃材と絵が両方きちんと飾ってあるか、壊れているところはないか、隅々まで確認をしていました。「お母さん達にも教えなくちゃ」と自分の作品の場所を覚えようと、何度も何度も確認する子もいました。最後に、子ども達の憧れの年長さんの展示室を見に行きました。部屋に入り、年長の部屋を見た子ども達は「うわ~!!めっちゃすご~い!!!と、どの子も大きく目を見開き落ちそうなほど、目をまんまるにあけていました。そんな子ども達の視線の先には、部屋のまん中に、大きく飾られた協同作品がありました。とっても大きくて迫力満点の協同作品に子ども達も圧倒されているようでした。さらに個人作品にも興味津々。「先生!大きなクレーン車がある!」「こっちは木で人を作ってる」と、どの作品も真剣に見ていました。園庭には、たくさんのお店屋さんが出店されると知った子ども達は、「お金と、おさいふをもって来て、自分でお買い物する!」と作品展示以外にも楽しいことがある!と、とても当日が待ち遠しいようすでした。
2023年11月16日 木曜日
バス当番だった私が朝のバスが終わりさんさんらんどに戻ってくると、年長さんがやってきました。年長さんたちは、お皿を持っていてその中にはオレンジ色の物が入っていました。「あまいからどうぞ!!」と言われたので一口食べてみると・・・それはあまくなくて、口に残る感じがする美味しくない渋柿でした。「ひっかかった〜」と言ってにこにこしている年長さんたち。これは、古森先生がさんさんらんどの山の上にある果樹園で実ができていることに気付いて収穫してくださった渋柿でした。皮をむいて、みんなで一口ずつ食べてみると渋くて不味くて、ほんの少し口に入れてもらった子どもたちの表情もなんともいえない顔でした。そしてその後に「それでは〜これをどうぞ〜」ともう一口みんなで分けて食べた物は渋柿の熟した柿でした。どちらも同じ渋柿です。さんさんらんどのおひさまパワーで熟した渋柿はとても甘く子どもたちも渋柿のときとは違って「あま〜い!」とおいしそうな表情をしていました。
幼稚園では、干し柿づくりも始まっています。預かり保育の森さんから貰った渋柿の皮をきれいにむいて、わらの縄に吊るして干し柿にするのです。おひさまパワーで、渋かった柿が12月にはおいしい干し柿になります。おもちつきの頃には、甘くなって食べられるとのことで、みんなで分けて食べられるのを楽しみにしています。
また、今日も年中4クラスで遊びました。広いさんさんらんどの園庭でフラフープを広げ、「ケンケンパー」と言いながら友達と跳んだり、長縄跳びをしたりしていました。長縄跳びでは、縄をまわす人・跳ぶ人を交代しながら、失敗しても何度も挑戦する姿がありました。他にも子どもたちの遊びを見ていると、園庭の至る所で数人が集まって何かをしていました。近くのグループに「何をしているの?」と聞いてみると、「キャンプごっこ」をしていました。ちぎった落ち葉を小さな石で囲み、たき火に見立てていました。そんなとき、戻ってきたAちゃんが「マシュマロ、持ってきたよ〜!」と言っている姿を見て、とても微笑ましく笑ってしまいました。子どもたちは、いろいろな場面で周りをよく見ています。自分たちの目で見たこと、経験したことを何かにイメージしたり、見立てたりして遊びの中に取り入れて表現する姿がそこそこで見られ、さすがだなと感心します。明後日の作品展では、そんな子どもたちの表現を保護者の皆様に見て頂けるのを子どもと一緒に教師たちも楽しみにしています。
2023年11月15日 水曜日
今週から一気に朝は冷え込み、上者を着て登園する子が増えてきましたが、子どもたちは今日も寒さを忘れるくらい夢中になって元気に遊んでいました。
年少とたんぽぽの子どもたちは昨日から久しぶりに本園で生活しています。工事の様子を見に来たり、暑い日には会議室へ運動会の練習をしに来たりしていましたが、部屋に入って生活するのは久しぶりで、みんなワクワクしていました。園庭にあるつりかんは、年少児やたんぽぽさんにはまだ難しいため使えないということで、園長が小さな子どもたちでも使えるように考えてくれたのは、なんとブランコです。つりかんのわっかの部分に鎖を引っかけてブランコが4人もできるようにしてくれました。つりかんでブランコができるなんて教師たちもびっくり!!子どもたちにも大人気で目を輝かせて大好きなブランコを楽しんでいました。他にも、保育園にあった小さなすべり台を持ってきてくれたり、ままごともやりやすいように動かしてくれたりと、あっという間に小さな子どもでも遊べるスペースができあがりました。園長はいつ、どんな時も子どもの味方で、教師たちが行き詰まった時も魔法のようにアイデアが出てくるのです。狭いスペースでも楽しく遊ぶことができ、フラフープを列車にして遊んでいる子、音楽に合わせて踊りを踊っている子、新しいブロックで遊んでいる子など思い思いに遊んでいました。年齢によって遊び方が変わってくるため、年齢に応じた環境を準備しておくことが大事だと改めて実感しました。
そして今日は、今までと逆にさんさんらんどに遊びに行きました。2日ぶりのさんさんらんどでしたが、子どもたちは大はしゃぎ!走ったり、大好きなローラーすべり台をすべったりして遊びました。ちょうど年中さんたちも外で遊んでいましたが、久しぶりに4クラスそろった年中さんたちはとても楽しそうで、年少児とは違った活気があり、早く全学年がそろって遊べる日が待ち遠しくなりました。
思い切り走ることができるさんさんらんども大好きな子どもたちですが、幼稚園ももちろん大好きです。幼稚園での生活は今週いっぱいでまた終わりになってしまいますが、残りの3日間もケガなく楽しんで生活したいと思います。
2023年11月14日 火曜日
昨日からさんさんらんどで生活できることを楽しみにしていた年長児、年中児達は、帰る前に「これは幼稚園をみんなで作らないといけないからいるよね」とハサミとクレヨンを準備していました。先日、園長から協同製作について説明してもらって協同作品を作る気持ちも高まって意欲満々です。そんな子ども達が「おはよう~!」と元気いっぱいの笑顔で登園してきました。本園舎では、テラスや土間の空間を上手に使っていましたが、屋外遊ぎ場の園庭は広く、喜んで遊びに行く姿がありました。屋外遊ぎ場は、太陽が園庭の東側の山の陰から出てくるため、陽が差すのは8時30分頃で、それまでは日陰が寒いのですが、子ども達は気にすることなく自転車でも遊びたい、ジャングルジムにも上りたい、ブランコにも乗りたい…とやりたいことだらけだったのでいつの間にか体も温まっていました。木工コーナでは、今まで仮園舎で生活していたうきぎ、ひつじ組に大人気!自分の手を打たないように注意しながら釘を打ったり、ずれた釘をなんとか直そうと横から打ってみたりと試行錯誤しながら作っていました。「鬼ごっこしよう!」と教師を誘っていたきりん組のAちゃんは、寒さも吹き飛ばすぐらい走り回って遊んでいました。
さて、年長児が何の為にさんさんらんどへ引っ越したかというと、年長児の協同作品「工事と夢の幼稚園」を作る為なのです。子ども達は早速朝から沢山の廃材を持ってきて準備もしていました。工事の様子をよく見ていた子ども達は、土台作るのに鉄の棒を沢山さしていたことに気が付き、新聞紙の剣を作って、棒と棒をくっつけながら骨組みを作っていきました。鉄骨を支える子、セロハンテープで貼る子に分かれていましたが、くま組のY君は、セロハンテープが沢山必要で取りにいくのが大変ということで、10本の指全てにつけて「はいどうぞ!」と渡していました。誰が何も言わなくても役割分担ができていたことに驚きました。また、工事車両を作っていたらいおん組のO君、くま組のR君、K君、H君は、ショベルカーの先をO君が作り、K君はタイヤのベルト部分、R君、H君は車体を作るなど自分達が作るのが得意な部分を分担して作っていてそれにも驚かされました。大きいプールを作る為に鉄骨を細長く繋げたり、トイレは丸く配置されていると聞いていたので鉄骨を丸く立ててみたりとみんなが力を合わせて作っていました。
「私これ作るね!」「じゃあ私は必要なドアを作る!」「誰か靴箱作るの手伝って〜」「はーい!一緒に作る!」と誰かが声を掛けるとどこからともなく協力者が手を上げて応えます。5歳児達がここまで協力、協同ができることに感動すら覚えます。コロナ期間中も子ども達の主体性、協同性はしっかり身についていました。自分達の生活の楽しみ方をしっかり身につけてきて、仲間がいればこその喜びや楽しみも理解し、支え合っています。みんなで造る幼稚園は本物の幼稚園より一足先に完成予定です♪どんな幼稚園ができるか楽しみです!
2023年11月13日 月曜日
今日は朝アイテレビさんのテレビ撮影がありました。12月のお天気放送の時に流れる予定です。子どもたちの生き生きとした様子をお楽しみに♪
今日はなんといっても!年長、ぱんだ、りす組にとって大切な日でした。それは・・・自分達で、自分の作った作品をさんさんらんどの作品展示室まで歩いて!!運ぶ日でした。作品が大きい子は友達と協力して、自分で持って行く子は風で吹き飛ばされないようにと、あちこち飛びそうな所を押されながら歩いていました。「お母さんたち楽しみにしてるからね~」とRくん!「あ、Yちゃん落ちたよ!拾ってあげる」とEくん!歩いて10分程の距離を楽しみにしながらも慎重に運びます。さんさんらんどが見えてきたときには、みんなホッとした笑顔になっていました。
さんさんらんどに着いたら今度は展示です。クラスごとに教師と一緒に「ここにしようかな」とワクワクしながら展示していきました。一つ一つ同じ物はなく、子どもにとっては大切な大切な宝物。どれもとっても素敵な作品ですが、子ども達は作品を眺めては手を加え、完成までにはまだまだのようです。土曜日をお楽しみに♪
本園へ帰って昼食をとっていると、S君が「先生!幼稚園が氷のところみたいになっている!」と大慌てで言うので見にいくと、コンクリートが入ってアイススケートリンクのようにツルツルになっていたのです。それを見た子ども達は「本当だ!滑れそうだね!すごーい!」と真近でコンクリートを流し入れて綺麗に整えているところに釘付けです。
すると、E君が「あれ?向こうの工事のお兄さんは床の上を歩いているのに、こっちにいる工事のお兄さんは長靴がズブって入ってるね。どうしてだろう」と言いました。Y君が「あっちはもう硬くなってるんじゃない?」、「え、じゃあどのぐらいで硬くなるの?30分?40分?100?」などと、近くても遠くない会話が続きます。唯一子ども達がお願いすると許可がでる?工事の方達の休憩時間にヘルメットを被って聞きに行けたらいいな♪と思っています。工事の様子を見て日々変わっていくことによく気が付き、そこから予測できるこども達はすごいな~と感心します。
さあ、いよいよ明日から作品展の前日の全曜日まで準備のためさんさんらんどでの生活が始まるぱんだぐみです。作品展の共同(協同)作品をすすめていくために年少組さんに部屋を変わってもらうことになったのです。年少組さんがぱんだ組の部屋を使うので年少組の先生から「もし壊れたり使ったらいけない物とかがあったりしたら教えてね!」と言われていたので、みんなで考えてみました。「使ったらいけない物ないよね~」「廃材もいいし、おもちゃもいいよね!」、「あ!めだか!手入れたら死んじゃうから教えてあげないと!」、「ヘルメットどうする~?うーん使ってもいいけど、工事の所に入る時だけだね!」と、いろいろな意見がでました。そこで紙に書いて分かるようにしました。何組さんが使うのかな🎵と準備満タンです!明日からの生活も楽しんでいきたいと思います!
2023年11月11日 土曜日
朝・晩は寒くなってきましたが、日中は暖かい日差しもあり、11月とは思えないほど過ごしやす毎日です。
先月末に行われた保育園運動会での遊びがまだまだ続いているもも組では、カラー磁石やたらい、ボールでよく遊んでいます。自分の好きな遊びを見つけ、興味を示して遊ぶことが多い月齢ですが、だんだんと自分以外の友達が遊んでいることが気になり、じっと見て「やってみよう!」と真似することが増えてきました。
月曜日、午前中にゴミ収集車がもも組の部屋の前に止まるのですが、収集車が来ると窓辺にあるカラー積み木目指して「ぼくも!わたしも!」と競い合うように走り寄ります。カラー積み木が、子ども達が窓の外を見る高さに丁度よい踏み台になるのです。指さしながら、ゴミ収集車が来たよと教えてくれたり、「バイバーイ」と言いながら手を振ったりする子ども達に、作業しながら、照れながらも対応してくださる作業員の方との本当に短い時間ですが、ほっこりする場面になっています。はじめは、収集車が来ても反応するのは2.3人でしたが、どんどん興味を示す子どもが増えてきました。台にのぼって背伸びして、手を伸ばして手を振るこの後ろ姿が、またなんとも可愛いのです。
知育玩具の型はめパズルは、型を入れるより簡単にできる磁石のぽっとん落としが好きなようで、誰かが始めると、たちまち人だかりになりますが、自分もやってみて満足すると、徐々に離れていき、誰もいなくなってしまいました。すると、取り残された知育玩具に、さっきまで輪に入らず見ていた幼児が、「いまだ!」と言わんばかりに磁石を持ってきてぽっとん落としを始めました。ずっと見ていてやりたかったんだなぁ~と思って見ていると、上手に入れることができ、ニコッと笑って拍手していて、その姿がとても可愛くてほっこりした気持ちになりました。
もも組でも個人差はありますが、並行遊びから、友達がしている事に興味を持って、真似してみたり、一緒にしようと関わって遊ぼうとしたりする姿が見られるようになってきました。時にはトラブルになることもありますが、自分の思いを伝えることや、かわりばんこ、我慢すること、一緒に使うことなどを見守ってり、援助したりしながら、身につけさせていきたいと思います。
2023年11月10日 金曜日
ちゅうりっぷ組とすみれ組の保育室は今作品展に向け、子ども達が描いた絵や作品が順次並べられていっています。今朝は雨が降っていましたが、子ども達が登園する時間には雨は止んでいました。子ども達に「片付けが終わったら外に行っていいよ」と伝えると、「やったー」「もう終わったけん行ってくるね」と言って、次々に園庭へ飛び出して行きました。年少児達は砂場で料理を作ったり、体操服をドロドロにしながら泥団子を作って友達と大きさを比べたりしていました。その他にもサッカーやいろおになど園庭を広く使い沢山の遊びが行われていました。
年少児達が園庭で遊んでいると、ぱんだ組とりす組の子ども達が「おはよー」と元気な挨拶をしながら本園からやって来ました。年中児達は運動会競技のねぶた祭のねぶたの修理と、更にかっこよくするため飾りつけに来たのでした。部屋の中央にねぶたを移動させたくて、教師が「布の横を持って」と声を掛けると、近くで見ていたぱんだ組の子ども達が駆けより布の端を持ち上げました。持ち上げた布を置く際には「そっと優しく置いてね」と声を掛けると、Tちゃんは横の友達と手の動きを合わせるように確認しながら手を下ろし、S君は指先で優しく持っておろしていました。年中児になると教師が一つ声を掛けると、各々が考え適格に行動していることに感心ました。
今日年中児達ははねぶたに飾り付けをするということで、お家から思い思いにキラキラしたものなどそれぞれが考えて材料を持って来ていました。担任の教師が「みんな面白いの持ってきているから見て~」と声をかけてくれたので、持参してきたものを持って並んでもらいました。中でも面白かったのは内側が銀パックのお菓子の袋や保冷バックを持ってきている子どもがいる中、りす組のN君は肝油の蓋を持ってきていました。Nくんが持ってきた蓋の裏側も銀色でキラキラと輝いていたのです。缶の蓋という予想にないものが出てきたので思わず笑ってしまいましたが、子ども達の発想力にはいつも驚かされます。雨の為バスがくるのを待っていたぱんだ組の子ども達から「まだいっぱいいキラキラにしたいから先生もおかし沢山食べてね」とお願いされれたので微力ながら協力したいと思います。四クラスそれぞれが作ったねぶたは、運動会とは一味違ったねぶたになりそうです。そんな年中児達のやる気とアイディア、工夫、一人一人の参加意識を目にしてたくさんの刺激をもらい自分のクラスの年少児達もあのように成長することを願いながら、年少児達が自分たちの集合作品からみんなが仲間であることや、自分の作品がみんなの中で必要な存在である喜びを感じてくれたらと楽しみになりました。