2022年12月18日 日曜日
先週の幼稚園のお楽しみ会でのこと・・・ひよこ組が生活しているゆうぎ場に年長さんが写真撮影に来て空に向かって「サンタさ~ん」と何度も呼んでいました。さんさんらんどのタワーの上からサンタさんが現れ手を振っていたのです。「サンタさんが来ているよ!」と年長さんから教えてもらい、みかん組の子ども達もテラスへ出てサンタさんを見る事ができました。1歳児ですので言葉にしてはっきり伝えられないのですが、子ども達は「さん!」や「タンタたん!」と大喜びで手を振っていました。サンタさんが帰った後もほんの少し開いている窓とテントの間から小さな体をもっと小さくして「おらん!」とサンタさんを探している子ども達の姿が見られ、とっても可愛く、良い経験が出来たと心から思いました。また、玄関前にあるクリスマスツリーが大人気で「キラキラ!」と言いながら優しくそっと触るなど、興味津々です。まだ分からない事が多い子ども達ですが、保育教諭の伝え方次第で理解したり興味を持ったりして分かるようになる大事な時期なので、もっともっとたくさんの経験をさせてあげたいと思います。
12日には幼稚園で避難訓練がありました。ガタガタ揺れたら頭を隠して小さくなる事。防災頭巾はみんなの大事な頭を守ってくれる事を分かりやすく伝えてから防災頭巾を被ってみると、どの子も嫌がる事なく、しっかりと被る事が出来ました。その姿を友達と見合って笑い合ったり、脱げてしまった頭巾を一生懸命被ろうと、子どもなりに理解している様子で嬉しくなりました。そして、幼稚園に消防車が来ているという事で、みんなが大好きなバスに乗って消防車を見に行きました。運動会、お楽しみ会と園バスに乗る機会があった事でバスにもすっかり慣れっこです。時間的には1分程度で到着してしまいますが、子ども達はバスも大好きで大喜びで乗っていました。園に着くとすぐに大きくて赤い消防車が見え、子ども達はさらに大喜びで「しょうぼうしゃ!」とバスの中から大騒ぎしていました。バスを降りても目線は大きな消防車から離さず歩いている子ども達に「連れて来てよかった~」と嬉しくなりました。近くまで行って見せてもらい大きなタイヤ、自動車の中に入っているホースなどをじっと珍しそうに見ていました。遠くから走っている消防車は見た事はあっても、停まっていて間近に見たり触ったり出来る事はあまりないので子ども達にとって心に残る経験になった事と思います。
今週に入り、日中も気温の低い日が多くなってきましたが、子どもは風の子。とても元気に走り回っています。今年も後2週間。私達も寒さに負けず、子ども達と一緒に走り回って楽しく過ごしていこうと思います。
2022年12月16日 金曜日
今日も冷たい朝となりましたが、三葉っ子たちは「寒い!冷たい~!」と言って泣いたり部屋にこもったりしている子は見当たりません。寒い時はとにかく体を動かして遊ぶ!長縄跳び、サッカー、鬼ごっこ・・・・その時その時の自然に合わせて楽しく遊ぶのが三葉っ子達です。
そんななか、砂場の方から「わ~!すご~い!賢いね~!」というT先生の声が聞こえてきました。急いで行ってみると・・・・・驚きました。砂場でプールを作ろうと思ったりす組のK君とE君は、ホースをスコップの持ち手の穴に通すとその3本のスコップをまるで稲木のように絶妙なバランスで立てているのです。T先生の話によると始め2本で立てようとしたけれどすぐ倒れるのでE君が支えていましたが、もう1本をホースに通し3本のスコップを立てる位置を考え、少しずつ場所を変えていきながら絶妙なバランスとなったようです。又、そこに水を流す時も次々と水が流せる様、次のことを考えて2つのジョウロに水を入れて準備していることにも驚きました。その様子をずっと見ていたらいおん組のY君は「ワ~!すご~い!カッケ~(カッコイ!)」と絶賛し、次々と先生を呼びに行きました。一方、その反対側で遊んでいる年中さんたちを見て又、驚きました!!
こちらでもすごい装置が出来上がっているではありませんか。砂山とパイプを使って段差をつけ、上から下に水が流れる装置です。上のパイプから下のパイプにうまく水が流れ落ちるように調節していました。ぱんだ組のH君、S君たちを中心にTちゃん、Mちゃんたちも集まって来てその装置を使って水を流し、そこに池が出来上がっていました。2つの穴に水が溜まっているのを見て「メガネ池だよ!」と教えてくれました。次々と教師たちを驚かせて感動させる三葉っ子たちの発想力!感性!「原始時代から人間はこうして自分たちの経験から知恵と技術を身に付けてきたんだね。この子ども達を見ていると本当にそう思うね」と子どもたちの遊んでいる様子を見ながら園長とそこにいた教師たち達は話し、その場は温かく、やっぱり自慢の三葉っ子たちだと感心させられました。これも夏のピタゴラ水遊びや雨水あそびの経験がこんな風にその時、その場の遊びで生かされているのだとこの子どもたちの姿を見て改めて環境からの遊びがすべて学びになっていることを教師たちで確認し合いました。
さて、先生たちが大喜びしているそばで、先ほどの宣伝部長のらいおん組のY君は砂場の片隅で何やら実験を始めていました。見ると小さなスコップを3本持ってきて年中さんたちはどんな風にして立てたんだろうと研究していたのです。見ていたT先生に様子を聞きながら自分でも試してみようと思ったようです。
どこまでもどこまでも広がっていく子どもたちの発想に日々驚く幸せな教師たちです。
幼児たちの遊びは試行錯誤しながら次々と柔軟に思いを達成していく過程のなかで発達し続けていくことをしみじみ感じる今日この頃です。
完成したおもちゃではなく自ら考えたりやってみたり、柔軟に変化や進化させていける材料で遊び込む子どもの姿を 根気よく見守る事の大切さを実感しています。
2022年12月15日 木曜日
昨日年中児は、園長から「さんさんらんどにたき火の歌に出てくるサザンカが咲いているよ!」と言うことを教えてもらい、さんさんらんどに行きました。行く途中も「たき火」の歌を歌いながらルンルンの子どもたちの姿がとってもかわいかったです。さんさんらんどに着き、「どこかな〜」と探していると1番上にある長い滑り台にそって薄ピンクのかわいい花が咲いていました。それを見つけた瞬間「かわいい!さくらみたい!ふわふわのお花だね」と子どもたちが口々に友達と話していました。落ちている花弁を見つけると、「いっぱい落ちているから持って帰ろう!」とうさぎ組のRちゃんはポケットから袋を出して拾っていました。
園に帰ると早速園長に報告です。拾った花弁を見せると、「いいにおいがするね」と香りをかいで教えてくれたり、たき火の歌のように「北風ぴぃぷう吹いてたでしょ?」と話してくれたりして、サザンカの花と歌詞のイメージがつながり、ますますこの歌が大好きになりました。年中児達は今日も寒い時期に咲く美しいサザンカの花に負けないように身体をいっぱい動かして遊んでいました。その話を聞いて今日は年少児がさんさんらんどにサザンカの花を見に行きました。「サザンカってどんな花なの??」と楽しみにしていた子どもたちは、初めてサザンカを見て、さくら組のRくんは「さくらと一緒の色やね!」と興味津々で「これがサザンカって言うんだね!」と初めて見たサザンカの花について嬉しそうに話していました。私も実は今までサザンカの花を実際に見たことがなかったのでその可憐な花に感動しました。
昨日、緑テントの下には座卓を組み合わした小さな舞台ができていました。年少児は自分達で作った野菜のお面をつけて、オペレッタや踊りを楽しんでいました。そして今日、昨日より大きな舞台ができ、舞台の周りには多くの子どもたちが集まってきました。年中さんの踊りやオペレッタにも、年長児や年少児も入っていき、踊っている年中さんを見様見真似で踊っている姿がありました。
さくら組のYくんは小さなヒーローの踊りが大好きで、昨日はままごとコーナーで遊んでいたのですが、曲が流れると目を輝かせてままごとコーナーで踊っていました。今日も砂場で遊んでいて、曲が流れるとすぐに舞台に駆けつけて、またまた目を輝かせて踊っていました。降園前にみんなに踊りとオペレッタどっちがいいか聞いてみると「ぼくは踊りがいい」「トマト姫がした〜い!」とやりたい役が決まっていて驚きました。今からオペレッタや踊りをすることを楽しみにしています。
2022年12月14日 水曜日
今朝の気温は10度(6時30分頃)、昨日に比べて暖かいはずなのに北風が吹いて、とても寒く感じました。特に風が通り抜ける包丁ままごとコーナ-では、子ども達の手が冷たくて震えながらしていました。それを見た園長先生が冬になると取り付ける風よけのビニールのカーテンを思い出し、年長さんと倉庫に取りに行き、テントに取り付け始めました。冷たい風は下から来るからとカーテンの下に隙間を作らなうよう地面に着けて、風の通り道を防ぎ、東側だけ開けて太陽が入るようにしてくれると、お日様の日が入り、暖かくなりました。そこで包丁ままごとのテーブルもお日様の方に向きかえると早速年中さん達がままごとを始めました。野菜の中から株を見つけると小さく切り、その形が[パンツ]になりました。そして同じかぶを使って今度は体とズボン、顔に目や口、首や手等を作りました。またかぼちゃを細く切って髪の毛にしていきました。パンツの上にはズボンを履かせました。ズボンをめくるとちゃんとパンツが出てくるようになりました。自分達で考えて、そこまで作っている年中児に驚きと成長を感じました。
またビニールのカーテンに色々な野菜の絵が描かれていることに気付いた年少3人組は、「あっ!きゅうり」「ピーマン」「にんじん」「たまねぎもある」と野菜のパーティーに重ね合わせて喜んでいました。包丁ままごとコーナーでよく遊んでいる子ども達は野菜の名前もよく知っていました。色々な環境にかかわって遊んでいる三葉っ子達は、物事をよく見ていて、経験し、沢山の知識を身に付けています。
またその近くの年長さんのペットボトルのお城付近では、「寒いねぇ」「あっ!寒いのにサンタさんマフラーしてないねぇ」とお城の近くにいる雪だるまさん達はマフラーをしているのに、一緒にいるサンタさんはマフラーをしていないことに気付いた年中のSちゃんと年少のKちゃんが「マフラー あるかなぁ?」と探していると、そこへ園長先生がマフラーを持ってやってきました。そのマフラーは昨年の年長さんが手作りして園長先生にプレゼントしたものでした。そのマフラーを受け取った2人は、サンタさんに巻いてあげました。こんなことに気付いて探してあげる優しい心が育っている事にもとても嬉しく思いました。
また一方、園庭の南側にある大きな銀杏の木の下では、銀杏の落ち葉のじゅうたんが出来ていました。それに気付いた年長さん達が「銀杏のパーティーしたいねぇ」「くまて ちょうだい」と言って始まった銀杏のパーティー!!銀杏の葉っぱを両手にいっぱい拾いあつめて空高く投げて、パラパラと舞い降りてくる落ち葉を楽しんでいました。それを見つけた年中・年少さんも入って一緒に楽しんでいました。しばらく楽しんだ後は、落ちている銀杏の葉を集めて、花束にし始めました。その一つを園長先生がサンタさんにプレゼントしているのを見た年長さんのT君もしたくなり、銀杏の落ち葉で花束を作ると雪だるまさんにも持たせてあげていました。すると今度はHちゃんもペンギンさんの手に入れてあげて、みんなで写真を撮りました。
こんなことに気付く三葉っ子達、外でいっぱい遊んで、色々な事を経験していることだとまたまた嬉しく思いました。実はこの後、黄色い耳付き帽子の子ども達(たんぽぽ黄組)が、すてきな銀杏の葉の花束を見つけ、こっそり持って行っていました。昼食前に覗きに行くとサンタさんも雪だるまさんもペンギンさんも誰も花束を持っていませんでした。幼稚園で一番小さなお友達のかわいいいたずらです。
2022年12月13日 火曜日
毎日子ども達は楽しいことはないかと、登園してくると園庭をぐるりと見渡し、いろんなことに気が付きます。そして、少しの変化も目ざとく見つけて興味を持つのです。今朝も子ども達は見つけました。実は先週から、年長さんのペットボトルで作ったゆめのお城の所にある物をそっと飾っていました。それは、、来年から始まる園庭の工事の完成図です!子どもたちはそれを見て、「これな〜に?新しくなる幼稚園?」と心がワクワク想像が膨らみます。年少のMちゃんは、「幼稚園ってもっと楽しい場所に変身するんでしょ〜♪お姉ちゃんに聞いたよ〜♪」「私はお母さんに聞いたよ〜!」と噂が噂になって広がり、子ども達の期待も高まっていきます。Y君は「テラスの所が違うね!変わってる!」と完成図を見て、今の園舎とどこが違うのかをよく分かっていました。毎日多くの子が足をとめてワクワクしながら楽しみに見ています♪
そしてそして、、昨日に引き続き、ポスクマさんの来園以来飾ってある赤いポストの前に集まる子ども達の可愛いエピソードがみられました。朝かららいおん組の女の子達がままごとコーナーでなにやら作っていました。何をしているのかな〜と見てみると、「これね、サンタさんに食べてほしくて作ってるの!サンタさん忙しいって言ってたでしょ!」と言い、お弁当やホッと一息つけるお茶、トナカイさんのご飯などを作っていたのでした。これどうするんだろう、、まぁ、作ってるだけか!な〜んて思っていたら、「ちょっとこれ見よって!」と料理の番を頼まれ待っていると部屋から箱を持ってきて作った料理を入れ、サンタさんえ。食べてもいいよ。とお手紙を付けました。
「よしこれで大丈夫!」と言ってそーっとひっくり返らないようにと運び、ポストの中に「お願いします」と言って入れていたのです。サンタさんに届くかな♪食べてくれるかな♪と言っている子ども達がとても可愛いく、サンタさんが来てくれたことが本当に嬉しかったんだなと思い、私も嬉しく思いました。どうか、子ども達の気持ちがサンタさんに届きますように!
一方、すみれぐみでは、学期末に向けてアルバム整理や廃材遊びをしたりしました。年長さんのお店屋さんにあったレストランが子ども達の中でとても印象に残っているらしく、今日は気が付けばすみれ組レストランがオープンしていました。ラーメン、うどん、ドーナツにジュース、作る人もいれば、レジ、店員さんもいます。年少児なりに自分達で役割を分担して楽しく遊んでいました。年長児の刺激を受けて「次は私たちもやってみたい!」と思える子ども達。自分達で吸収し、どんどん挑戦して成長出来るような他学年との関わりをこれからも大切にしていきたいなと改めて感じさせられる1日でした。
2022年12月12日 月曜日
三葉っ子は風の子。今朝も早くからサッカーや縄跳びをして、体を伸び伸びと動かして遊んでいました。そんな中、登園して来た年中組のSくんが「先生!サンタさんにもらったプレゼントで遊んだよ!」と笑顔で駆け寄ってきました。隣にいたTちゃんも「私がかるたを読んで、お父さんとお母さんがとったんよ!」と嬉しそうに教えてくれました。
子ども達は、先週のお楽しみ会が余程楽しかったようです。ちゅうりっぷ組のHくんとAちゃんは、お母さんが「先生に渡してね!」と預けてくれた大切な手紙を持って来ると、「サンタさんのポストに入れたいんよ!」とK先生にお願いしていました。実はこの手紙はとても重要な書類なのですが、K先生は悩んだ挙句、子ども達の可愛い思いを汲んで、劇に出てきたポストを用意して投函させてくれたのでした。(その後、HくんとAちゃんに気付かれないように書類はちゃんと回収しましたよ♪)その様子を見ていたきりん組のMちゃん、Rちゃん、Sちゃんも手紙を書くと、「サンタさんに届きますように・・・。」とお願いをして投函していました。そっと手紙を覗いてみると、「さんたさん、このあいだはぷれぜんとありがとう☆」とお礼のお手紙を書いていたのでした。
まだしばらくの間は、子ども達のお楽しみ会の熱は冷めそうにありません。
今日は松山市西消防署から3名の消防士さんが来てくれて、避難訓練を行いました。園庭に大きな化学車の消防自動車が入ってくると、2階のテラスにいた満3歳児のたんぽぽ組の子ども達は「かっこいいー!」「大きいね!」と驚いていました。今日の訓練は、愛媛県が取り組んでいる「シェイクアウトえひめ」の地震防災訓練も含めた避難訓練でした。
10時。緊急地震速報が鳴ると、子ども達はすばやく防災頭巾を被り、椅子に頭を隠して安全確保の姿勢をとりました。今までに何回も訓練をしてきた子ども達ですが、こうして身の安全をすぐに確保できる姿には感心させられました。次は調理室からの出火を想定して、戸外に避難しました。園長の放送を静かに聞いて、落ち着いて避難することができました。消防士さんからは「お・は・し・も・ち」の約束を話してもらいました。今までに「お・は・し・も」の話は聞いたことがありましたが、「ち」は初めて聞きました。「ち」は、「近づかない」の「ち」です。「危ない物や場所には近づかないようにしましょうね。」という消防士さんの声に「はい!!」と元気の良い返事が返ってきました。
先生達の水の入った消火器を使った消火訓練では、火事を見つけた時には大きな声で「火事だ!」と知らせる練習をしました。そして、園長から「家にいる時も、もし火事を見つけたら大人に知らせるんだよ。」と話をしてもらいました。三葉幼稚園では、園内で災害にあった時に身を守れるのはもちろんのこと、家庭にいる時でも命を守る行動がとれることを目標に訓練をしています。今日の訓練が子ども達の生きる知恵や術につながってくれると嬉しく思います。最後は、消防車を見学させてもらったり消防士さんに質問をさせてもらったりして訓練は終了しました。帰り際に消防士さんが消防車の赤色灯を回してくれて、大喜びの子ども達でした。
消防士さんのお話では、今年は例年に比べて火災の件数が多いそうです。これからも乾燥する日が続きますので、ご家庭でも火の取り扱いには十分に気を付けてください。
2022年12月11日 日曜日
12月7日水曜日、お楽しみ会がありました。第2園舎での生活が続き、幼稚園の会議室に行くことが少なくなってしまったため、そわそわ、キョロキョロしていた子どもたちでしたが、「ひげじいさん」の手遊びが始まると手遊びを始めたり、手を叩いたりして楽しみ始めました。場の雰囲気に少し慣れると、次は「あわてんぼうのサンタクロース」が聞こえてきました。保育教諭に鈴やカスタネットをもらうと、思い思いに鳴らして楽しみました。マラカスを手作りしたMちゃんは、「Mちゃんのは?!」と待ち遠しそうにしていました。月齢の低い子どもたちはいつもと違う様子に呆然と周りを見ている子も・・・そこで、古森先生に誘われて、月齢の高い黄組、れもん組の子どもたちが盛り上げ隊として前に出て楽器を演奏してくれました。すると、何となく真似をして鈴を振ってみたり、体を揺らしてみたりする姿も見られました。
次は古森先生のお話しです。子 どもたちと同じように帽子をかぶると 「かわいい!」「おんなじ!」と嬉しそうに反応してい ました。サンタクロースやトナカイ の人形が出てくると、「サンタさん!」「トナカイさん!」と呼びかけ、Kちゃんは得意気に両手を頭に当ててトナカイのポーズを見せてくれました。
次に出てきたのはトナカイに扮した年長さんたち。「赤鼻のトナカイ」を手話で披露してくれました。兄姉を見つけたKくんは「ねぇねおった!」と指をさして教えてくれ、Sくんは「あれ!あれ!」と興奮した様子で見ていました。歌が大好きなCちゃん、Tくんは一緒に歌を歌ったり、「トナカイさーん」と声をかけたりと一番の盛り上がりを見せ、年長さんが退場していくと皆で手を振っていました。
次はペープサートです。「いい子にしてたらサンタさんからプレゼントがもらえるんだって。」そんな噂を聞いた動物たちがドキドキしながら朝を迎えるのに合わせて、何が出てくるのかじっと見つめていました。動物が出てくると、「ぞうさん!」「うさぎさん!」など動物の名前を言ったり、プレゼントの箱を開けると「くるま!」「バナナ~!」と嬉しそうに言ったりしていました。お話しが終わると、「シャンシャンシャン」と鈴の音がしてきました。なんと、プレゼントを持ってサンタさんが来てくれた のです!白い袋の中には、おいしそうなクッキーが入っていました。代表で担任の先生が受け取ると、「皆、プレゼントほしい?」と古森先生が聞いてくださいました。すると子どもたちは「ほし~い!」と目を輝かせて答えていました。「僕もちょうだい」と待ちきれない様子でプレゼントをもらうと、袋を見て「ツリーがある」と言ったり、早く食べたそうに中をのぞいている子もいました。最後は記念撮影をして、お楽しみ会は終了しました。
保育室に帰ると、今度は特別メニューのおいしそうな給食が待っていました。それを見た子どもたちは「うわぁ!ケーキだ!」「おいしそう!」「食べていい?」とデザートのケーキにそわそわ。早く食べたくてつついてみたり、ケーキから食べようとしてみたりと、いつも以上に楽しい時間になりました。
後日、クリスマス会で使った帽子やプレゼントが入っていたバッグを身に着けて登園するほど気に入ってくれた子もおり、「Tくんはね、アンパンマンがほしいの。」「Mちゃんはブルドーザー!」とプレゼントの話題も尽きません。本物のクリスマスまでまだまだ子どもたちと楽しめそうです。