2012年8月30日 木曜日
昨日、枯れた葉を落としてもらって懸命に生きているトマトの命を感じ、もう一度世話をしようと話し合った子ども達は、友達と自分のクラスのトマトに水やりをしていました。そして、緑のトマトを見つけると、昨日の話を思い出してこのトマトの中にも種があるのか確かめてみることにしました。トマトを切って中を見ると、まだ種ができていませんでした。もう一つ熟して割れていたトマトの中を覗くとしっかりと種ができていました。そのトマトの種を大事に土に植えて育てることにしました。
ちゅうりっぷ組では昨日話をしたのですが、命について十分考える時間がとれていなかったので、赤コースの年少組と一緒にもう一度トマトについて考えることにしました。一見枯れてしまっているトマトでも、枯れている部分を丁寧に取っていくと、茎の断面はまだ緑色で本当に必死に生きていこうとしていました。昨日と今日トマトについて子ども達と考え、枯れたように見えるけれど頑張って生きようとしているトマトを見ると、自分がどうして夏休みにもっと世話をしなかったのかと胸が痛みました。動植物を育てるということ、自分達は生命を頂いて生きているということを忘れず、感謝してこの子ども達と見つけた生きようとしている命を大切に育てていけるように世話をしていきたいと思います。
今日は、全員出席の夏期保育でした。学年ごとの合同保育ではそれぞれ運動会に向けての活動をしました。年少では競技をしました。教師が笛の音に合わせておみこしをかついで登場すると「うわー!」「おみこし!!」と思わず立ち上がりました。今年の競技は、友達とおみこしをかついでそれをバトン代わりにつないでいきます。今日のおみこしは先生のだからみんなで自分達のおみこしを作ることを伝えると「やったー!!」と嬉しそうに飛び跳ねていました。降園前に、ちゅうりっぷ組はどんなおみこしにしようかと問いかけると「長い棒がいるね。」「お家にストローがあるけんそれを付ける。」など子ども達なりに次々にイメージを浮かべているようでした。お家で考えてくる約束をしたので、早速9月からおみこし作りの活動が始まることでしょう。
2012年8月29日 水曜日
今日は青コースの夏季保育!幼稚園では大変なことがありました。
久しぶりに登園してきた子どもたちが目にしたのはカゴメさんから頂いた凜々子が茶色く枯れてしまっている姿でした。それも全体で植えた凜々子はまだ緑で元気なのに、クラスでプランターに植えた凜々子だけが枯れてしまっていたのです。「夏休みの間は先生たちが世話をする。」と約束していたにもかかわらず、水をあげる量やプランターを置く場所などで元気に育てるできなかったようでした。その事実を子どもたちに伝え、一緒に考えなければならないと副園長から言ってもらい、各クラスで話をすることにしました。初めは「先生たちが守れなくてごめんね。」と話し始めたのですが、子どもたちは、「先生!枯れとるけどまだ実がなってるよ。」と一生懸命に生きている実を見つけました。そこへ副園長が来て話をしてくれました。「みんなはのどが渇いたり、暑かったりしたら自分で言えるし、飲めるよね。けど凜々子さんはどうだろう。」と聞くと「言えない。」と子どもたち。「じゃあどうしないといけなかったんだろうね。赤ちゃんと一緒で何も言えないよね。みんながのどが渇いたら凜々子さんも喉が渇いているだろうな。みんなが暑かったら凜々子さんも暑いから涼しい所に移動してあげなくちゃ。って思わないといけなかったね。先生たちだけだと気付けなかったから凜々子さんもみんなが来てくれて良かったと思ってるよ。」と話してくれました。そして、「まだ緑の葉っぱや実は生きようと頑張っているからみんなで助けてあげよう。」と言って茶色く枯れてしまっているところは摘み、水をたくさんあげ、涼しい所を探して移動させることにしました。涼しい所を子どもたちに聞くと、一番に砂場という声が聴かれ自分たちが遊ぶ場所で一番涼しい場所を思いつきました。
年長児のMちゃんは夏休みまで毎日水やりをし、作品展にも凜々子の絵を描いていたくらい凜々子を大切にしていたことと、Mちゃん自身も自分の思いを口に出すことが少し苦手ということもあり、凜々子の気持ちになり、涙を流しながら副園長の話を聞いていました。
今日の出来事で命の大切さや尊さなどそれぞれが考えさせられた子どもたちと教師。そして、教師は質の高い保育とは一つの出来事を一つ一つ深く心に止めて、生涯生きていくために必要な学びができる環境づくりや援助ができるということであることを思い知らされました。明日からもトマトの凜々子が命を吹き返して、子どもたちに心の大切さを教えてくれますようにと祈りつつ観察を進めていきたいと思います。
2012年8月28日 火曜日
いつものように元気いっぱい遊んでいると、預かり保育の先生が何かを手に持ってやってきました。それにすぐに気づいた1歳児のTちゃんが「これ何?」と尋ねました。それを見た2歳児達が声をそろえて「セミー!」とおおきな声で言いました。そのセミは預かり保育の先生が、毎日汗を流しながらセミを探している幼稚園児達の為に持って来てくれたものでした。ぴよちゃん達は、袋に入ったセミに興味深々で順番に袋の中を透かして見ながら間近な所で観察していました。保育士が「セミはミーンミーンって言うんだよ!」と言うとぴよぴよちゃん達は声を揃えて「ミーンミーン!」と大合唱し始めました。セミよりも大きな声で「ミーン♪」と歌っていると、様子を聞きつけた年長さん達が駆けつけて来ました。始めは「これは僕たちのセミだよ!」お言って持って行こうとしていたお兄ちゃん達ですが、ぴよちゃん達の様子を見て、しばらく一緒に観察し「ここが目で、ここに羽があって、ぶーんって飛んで行くんだよ」などと少し自慢げに教えてくれました。そんな話にしっかりと耳を傾け、お兄ちゃんの話に反応する姿も見られました。ぴよちゃんのお部屋へは、お兄ちゃん達が遊びに来てくれる事は、そんなに無いのでしばらく、お兄ちゃん達に遊んでもらって大満足のぴよちゃん達でした。
2012年8月28日 火曜日
今日から後半の夏季保育が始まり久しぶりに登園してくる子ども達の表情が気になっていた教師達でしたが、ほとんどの子が笑顔で門から入ってきて「おはようございます!」の元気な声を聞くことが出来ました。
朝、夕は少し涼しくなしましたがまだまだ気温は高く、今日一番にプールに入る年長児は早速水着に着替えていました。年中児、年少児達も水着を持ってきたと嬉しそうに見せてくれました。 登園後ちょうど集まる頃に雨が降ってきたので会議室に上がり、赤コースの全園児が顔を合わせました。こんがり小麦色に日焼けした顔や少し背が伸びて大きくなった子ども達の姿を見るとまた少し成長してたくましくなったように思いました。
最初は何となく気が乗らない様子の子ども達も副園長が話をしている時には集中して聞いていて、その後の誕生児紹介や踊りを踊る頃にはいつもの元気いっぱいの子ども達になっていきました。
夏季保育から踊り始めた踊り「○○○○クス」はある生き物が2種類出てきます。子ども達の大好きなその歌のリズムに乗って口ずさみながらのびのびと踊っていました。踊った後もずっと頭の中で楽しいメロディーが浮かんでくるようで何かをしながら口ずさむ姿が見られます。年少の子ども達にも親しみ易い踊りでこれからもっともっと盛り上がっていきそうです。
踊りでひと汗かいたあとはシャワーやプール遊びです。夏休み中に顔つけができるようになったり頭がすっぽり水に潜れるようになったりしたことを自慢げにして見せてくれました。一学期に比べるとどの子も水の中ではしゃいでいて、シャワーの後の着替えも自分たちでサッサとできるようになっていました。まだまだ暑さも続きそうなので無理のないように配慮しながら「これから楽しいことがいっぱいありそうー!」と期待が持てるようにもう一日夏季保育を楽しんで2学期を迎えたいと思います。
2012年8月16日 木曜日
なぜか狭いところに隠れてみるのが好きなAちゃん。ロッカーの後ろに行き、顔を隠したり出したりし始めました。そこで「いないいない」と声を掛けると、満面の笑みで「ばあ」と保育士の方へ走ってきました。その様子を見ていたB君もさっそく一緒になって「ばあ」と笑顔を見せてくれました。
お外では、三輪車もぴよちゃん達に人気があります。自分で気に入った三輪車を見つけてくると、さっそく乗ってみます。友達に押してもらったり、一生懸命足を伸ばしてこいだりするうちに三輪車に乗れるようになったぴよちゃん達が集まってきました。
砂場では預かり保育の友だちが作ったご飯に興味津々のAちゃんとC君。にこにこしながら手を叩いていましたが、どうしても気になり、ちょんちょんと触ってみることにしました。幼稚園のお兄ちゃんお姉ちゃんの作った料理は触っても簡単には崩れないようにできていました。それを見て自分たちも作ろうと真似っこしてお皿に砂を入れて楽しんでいました。
2012年8月11日 土曜日
今週に入り夏風邪でお休みする幼児がぽつぽつ見られるようになってきています。この暑さのなかで小さい子ども達は体温の調節ができにくく室温の調節や水分補給は欠かせません。お仕事をされている お母さん方にとっては、子どもの病気は生活にも支障がでてくる場合もあるかと思います。体調には十分 気をつけながら過ごさせていきたいと思います。
木・金曜日と幼稚園の夏季保育がコース別にあり、ぴよちゃん達も参加させてもらいました。幼稚園では先生方のかき氷屋さんがでていました。氷を食べるには30円必要ということで紙を切ってクレヨンで お絵描きをして お金を作ることにしました。『お金』の意味がわからない子もいましたが、「かき氷を食べるのに お金がいるんよ」と話すと「お金?」と言いながらグルグルと丸を描きました。そして、園庭に出ると かき氷屋さんのはなやかな看板が目に飛び込んできました。興味津々で走って行き、お店の前に立ち もの珍しそうにのぞきこんでいました。また、かき氷屋さんの他に さかなつりコーナーもありました。ぴよぴよでも お部屋で さかなつりはしましたが、水の中に浮いている手作りの魚やワニ、たこなどを見て「さかな!」「釣る!」と興奮して指さしていました。そして、釣り竿を持たせると魚についている針金の輪をひっかけようと夢中になって何度も挑戦し、釣れると「釣れた!」と嬉しそうに見せてくれました。
さかなつりをしている間に かき氷屋さんが開店したことに気付いた子ども達は順番を競うようにして並んで、今か今かと待ちます。「イチゴ、レモン、メロン どれにする?」「赤がいい?」と聞くと、月齢の高い子は「イチゴ!」「緑!」と答えることができていました。小さい子も教師が手渡した氷を嬉しそうに持って丸いテーブルを囲んで椅子に座りました。スプーンで上手にすくって おいしそうにペロンと食べると最後は お茶碗を両手で持って最後の一滴まで きれいに飲み、満足したようでした。いっぱいいっぱい遊んだ ぴよちゃん達は、午後のお昼寝はぐっすりでした。
2012年8月10日 金曜日
今日は青コースの夏季保育の日でした。ぺんぎん組の子どもたちはにこにこ笑顔で「おはよう!」と言って元気いっぱいで登園してきました。
そして、子どもたちから口々に「あっ!かき氷屋さんがある!!」という声が聞こえてきました。「いつ食べられるの?」ととても楽しみにしていました。「かき氷30円」と書かれた看板を見つけたAちゃんはお金が必要だということに気づき、作り始めました。それを見た周りの子どもたちも次々に作り始めました。お金を作ったBちゃんは、「サイフも作らなきゃっ!」と言って部屋にある廃材を使って作り、周りの子たちにも作り方を教えてあげていました。サイフを作った後に、中からお金が落ちてしまわないようにしっかりと口をセロハンテープでとめました。自分で作ったサイフを大事そうにポケットに入れている子どもたちのお金を作ったらサイフもいるという発想には驚きました。
プールでは、顔を水につけて泳ぐ子やバタバタと足を動かして泳いでいる子がいてこんなに泳ぐことができるようになっていることにも驚きました。聞いてみると、夏休み中に泳ぎに行った子がたくさんいて、得意気に泳いで見せてくれました。
そして待ちにまったかき氷を買いに行く時間になりました。子どもたちは、自分で作ったサイフを持ってかき氷屋さんに行き、お金を渡して好きな味のかき氷を買って友達と「おいしいね!」と言いながら食べていました。
園庭にあるさといもの葉っぱがとても大きくなっており、それに気づいた子どもたちは興味を持ちじっと見ていました。教師が葉っぱに水をたらすと、水が玉になってコロコロと動く様子を不思議そうに見ていました。葉っぱを傘にして上から水をたらすと、水はうまく外側にコロコロと落ちていってぬれないということを体験した子どもたちは、次々に葉っぱの下に頭を入れて楽しんでいました。これからも教師がいろいろなことに興味を持ち、遊びを通して様々な体験ができるようにしていきたいと思います。
また、8月28日(赤)29日(青)の夏季保育に子どもたちが笑顔で登園してくるのを楽しみにしています。
昨日と今日の夏季保育にはこあらさんも参加しました。
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