2023年10月7日 土曜日
さんさんらんどから吹き下ろす風も秋の訪れを感じられる日が多くなり、子ども達はますます元気いっぱいに遊び回っています。
そんな元気な子ども達ですが、日々の生活の中で”できること”もたくさん増えてきています。その1つがおつむ替え後のズボン履きです。「はい、ズボン履いて〜!」と子どもの前にズボンを広げて置くと、WEST部分に手を伸ばし、穴の中へ足を入れようと頑張り始めます。しかし、最初は要領が分からず手を伸ばして引っ張ることをしないで悪戦苦闘している子もいましたが、少し手を掛けることでモゾモゾとウエストの大きな穴に片足を入れ嬉しそうに立ち上がり『できたよ!』と言わんばかりに見せてくれるようになってきます。「もう1つの足入ってないよ?」と伝えると、”あれ?”と首を傾げって、またまたここからば試練です。もう片方の足をもう1つのズボンの穴に通さなければ…。モゾモゾモゾともう片方の足を入れるのですが、なかなか上手に通りません。なぜなら同じところに両足が入ってしまっているからです。”なんで足が出ないんだ!”と怒る子、なんとか足が出たものの人魚のようになってしまっている子もいます。一方で、裾の広いズボンの子達は同じ所に足が入ってもしっかり上まで引っ張り上げる事ができて、片方の穴に足が入っていなくても履けているような気分になって、得意気に笑って見せる子もいます。中でもTくんやHちゃんは半分履けていないのに自信満々にぐっとズボンを上げ、お腹まで上げては「あれ?」と言って笑っていました。それもまたかわいい失敗です。
足をズボンの穴に通すことをクリアできると次はお尻を隠すという最難関が待っています。前側のウエスト部分を持って上手に引っ張り上げ、お腹まで上がると、おしりが上がっていなくても『できたよ!』と嬉しそうに見せてくれます。「おしりが入ってないよ」と声をかけると、キョトンとしたり、おしりに手を当てて『あれ?』と振り返って確かめたり、その反応は様々です。ここだよと手を後ろ側のズボンの場所に添えてあげると、普段はなかなかすることのない手を後ろにして見えない部分を手探りで物を掴むという動きに、どの子も四苦八苦です。掴むことが出来るようになっても、おむつの厚みが邪魔して思うようには上がりません。「せーの、ぐいっ!」と一緒にズボンを上げて、すぽんっとズボンが上まで上がった時の子ども達の顔はなんとも言えないホッとした表情のあと、嬉しさと満足感でいっぱいの様でした。
ズボンを履く以外にも”できること”は増えています。自分で水筒の蓋を開けられるようになったり、コップで飲んだり、給食準備や片付けしたり、スプーンを使って食べたり、持ち物を片付けたりと挙げていけばたくさんあります。成長と共にできることが当たり前となっていく些細なことも、子ども達にとっては初めて自分でやる未知のことばかりです。”1人でできた喜び”をたくさんの子ども達に味わってもらえるように1日1日くり返して、失敗する悔しさもしっかり体験しながら成長していけるように手助けしていきたいと思いました。今しかないこの時期の1つ1つの成長と発達の姿を保護者の方達と存分に味わいたいと思います。
2023年10月5日 木曜日
昨日のブログで紹介しました「工事現場での作業員さんいわぎさんのお話」からの今日、年中さんたちにこんなビックリするような出来事がありました。
昼過ぎ、幼稚園に戻ってみると事務所で古森先生と三葉組の年中さんS君とTちゃん、H先生が話をしている最中でした。何やらとても楽しそうなので私ものぞき込んでみると「これみて~!」と言って見せてくれたもの、それは昨日実際に工事現場に入って見せてもらった自作の安全帯(安全ベルト)だったのです。廃材を使って、うまい具合に伸びる安全ベルトを作っていたのです。「わ~すごい!」本当にびっくりしました。さすが三葉っ子!昨日見た本物のベルトがS君にとって、ものすごく印象的だったのでしょう。子どもってなんてすごいんだろう!と思いました。体験をすぐさま自分のものにして、こんな表現ができるのです。大人の想像をはるかに超えています。子どもの成長にはどんなにしても大人は追いつかないなと思いました。本当に自慢の三葉っ子たちです。しかし、その後事件が・・・・・。
S君が紙のベルトを伸ばして先生たちに見せているうちにバック(箱)の中からベルトが抜けてしまったのです。「あっ!大変!!」でもそこは製作者のS君、すぐに直し始めました。そばにいたTちゃんも箱(バック)が動かない様、さっと手で押さえていました。このさりげない助け合いも三葉っ子ならではです。
感動エピソードの裏話、実は今日年中さんたちは、運動会の練習の中でこんなことがありました。
年中さんのかけっこの時のことです。み~んな頑張って走った後、今日は(いつになく?)砂遊びをしている子が目立っていました。それを見た古森先生が「あ~ら、今日はお砂と仲良しなのね。お空やお日様となかよしの子は手を上にして『バンザ~イ』ってするんだけど、お砂と仲良しだから今日は手を下に『バンザ~イ』になっちゃうね。」という事で「下バンザイ」をみんなでやってみました。すると・・・「やっぱり上バンザイがいい!」と年中さん達。次はきっと砂と仲良しの子はいないかな?と思いながら、下バンザイをしている年中さんたちがかわいくて、とても微笑ましく思いました。
今月に入ってからお気づきの方もいらっしゃると思いますが、屋外遊ぎ場仮園舎の横にしばらくビニールシートで覆われた山西町の大神輿が置いてありました。今日、「宵宮」の日なので山西町のお祭りの会の方たちが準備に来られていました。かけられていたシートを外すと、中から大きな大きなお神輿が現れたのです。預かり保育の子たちが次々と集まって来て見せてもらいました。
このお神輿の中に神様が入ることや、30人の男の人たちがこのお神輿を担ぐことなどを聞いて「すご~い!」と口々に言って、誰からともなく「わっしょい!わっしょい!」と掛け声が上がり大合唱となりました。
運動会では、年中さんたちが作ったねぶたを引いて練り歩きます。お祭り気分はまだまだ続きそうです。楽しみがいっぱいです。
2023年10月4日 水曜日
年中さんの今年の運動会の踊りは、「エンジン全開」と言う踊りです。この踊りには、様々な働く車が出てきます。丁度、幼稚園本園では、新園舎を建てる工事が始まり、色々な機械や車が入ってきます。ブルトーザー、ミキサー車、ボーリング等、様々な大きな車輛が毎日出入りしており、子ども達は時間を忘れて見入っています。昨日も遊びの部屋で仮園舎から本園舎に上がって来た子ども達は、長ーいクレーン車で鉄の棒を引き上げて、降ろしているのを見た途端、「わー!!」と目を輝かしていました。工事の車が大好きなM君は「先生!見て! 先生!見て!長いねぇ」と。またその次は、工事をしている方がその鉄の棒を差し込むと、腰のベルトの袋から工具を出して、クルクルと閉めていきました。それを見たM君は、またまた「先生!先生!すごいよ ここから出したものでクルクルと回したよ」と嬉しさと感動で話が止まらなくなっていました。
それと同時に昨日届いた月刊絵本ビックサイエンスの11月号もなんとブルドーザーやミキサー車等が載っている働く車特集でした。工事の機械や車が出てくる踊りを踊る年中の仮園舎にいて、見ていない子ども達にも工事を見せてあげたくて、園長先生にお願いしたところ、「手作りヘルメットを被ってはいったらいいわね」と言ってくださり、工事の方の食事休憩中に入れていただけることになりました。
実は今日、本園舎に上がって来た年中4クラスで会議室で10月初のお家からの手作りお弁当を食べているところでした。昨日、明日はお弁当がいる事を伝えると、私の手を何度も引っ張って「お弁当」「お弁当」と嬉しそうに聞いてきたHちゃん。すぐにぺろりと食べていました。「見て!ぶどうが入っているの」「ドラえもんのふりかけを持ってきた」と嬉しそうに見せてくれ、どの子もほとんど食べたところに、工事現場に入れてもらえるという情報が入ってきたのです。しかも10分間だけと時間も限られていました。
あともう少しでお昼休憩が終わるという事で、4クラス大急ぎで準備です。頭にはもちろん手作りのヘルメットで工事現場の中に入っていきました。今日は長ーいながーいホースが伸びた新しい車(セメントを流し込む車)が来ていました。それを見たり、「ヘルメット どう?」と見せ合って、比べたりしている子もいました。また深く土を掘ってコンクリートを敷いたところに鉄の棒が縦横に一面に並んでいる中に、更に鉄の棒が何本もたっているのを不思議そうに見ていました。そこで工事のおじさんに色々教えてもらった後、工事のおじさんはヘルメットをみんなと同じようにかぶっていましたが、「みんなに足りないものは?」そうです!!ベルトです。工事のおじさんのベルトには、何やら丈夫な紐の先に手錠のようなひっかける物がつながっていました。高い所に上った時にそれを丈夫な物にひっかけておくことで体を守れるのだと教わりました。みんなはどんなベルトが出来るか楽しみです。まじかにこのように工事が見られることは、すごく大切な環境だなぁと思いました。そこでしか学べないこと、私たちの保育や言葉では体験できないことは、チャンスを逃さず、触れさせていきたいと、今年度から始まった工事の方々との触れ合いの中で感じています。
2023年9月30日 土曜日
まだ残暑が厳しい日が続いていますが、朝・夕は過ごしやすい季節になり山から吹いて来る秋風を感じながら、子ども達は機嫌よく遊んでいます。特にさんさんらんどの機関車の遊具が大好きな子ども達は、みんな慣れた様子で機関車のいろいろな方向から登って行きます。網の所では、小さな足がすっぽりはまって動けなくなっていたり、網に靴がはまって脱げてしまってそのまま靴が刺さったままだったり・・・いろんなハプニングがありますが、そんな事を気にせず遊んでいる姿がどれも可愛くて、面白くて、ついつい笑ってしまいます。
夢中になって遊んでいる子ども達は、年長さんが鼓笛隊の練習を始めると、一時停止。足を止めて真剣に見ている子もいれば、手拍子を始める子もいます。年長さんはまだ練習が始まったばかりですが、それでもひよこ組の子ども達は目を輝かせて見ていました。こんなに幼い子ども達が、お兄ちゃん・お姉ちゃんがしている事を吸収している姿は目を見張る物があります。保育園児1.2歳児は鼓笛隊をするのは、まだまだ先の事ですが、この子達にとって年長さんは大きくて憧れの存在なんだろうなと思います。そんな保育園児達も10月28日の運動会に向けて、お部屋で曲を流して踊りを練習している所です。毎日楽しそうに手足を動かして踊る姿は、とっても可愛いです。運動会まで約1ヶ月ありますが、遊びの中で楽しみながら練習(?)していきたいと思っています。
最近、お部屋ではソフトブロックやマグネットブロックでよく遊んでいます。ソフトブロックでは長~く繋げて電車を作ったり、いろんな形をくっつけて飛行機を作ったりしています。この時期の子ども達は1人遊びが多いのですが、中には友達と一緒に作っている姿も見られ、平行遊びから少しずつ関わりも見られるようになり、見ているとほっこりする姿です。マグネットブロックを出した時は最初、同じ形を何個も重ねているだけの子が多かったのですが、今では同じ形を重ねていても色を見て「にじ!」と教えてくれたり、立体の形を作る事が出来るようになり、帽子を作ったり、いろんな形をくっつけて、ぶら下がっているブロックが足に見えると「たこ」を作ったりしていて、その想像力に毎日びっくりさせられています。それにつれて見立て遊びが出来るようになり、自分が作った物を言葉で伝えられるようになってきています。毎日友達や幼稚園のお兄ちゃん・お姉ちゃんの遊ぶ様子を観察して、真似てみたり、気付いたり、周りから色々な刺激を受け、吸収しながら成長しているんだと改めて感じました。これからもいろんな事を体験したり、経験したりしながら成長していく姿を見守っていきたいと思います。
2023年9月29日 金曜日
来週から10月です。まだまだ気温は高く、暑い日が続いていますが、子どもたちはかけっこをしたり踊りを踊ったり、運動会の競技を楽しんで練習する姿が見られます。
そんな子どもたちを横目で見ながら教師たちは運動会に向けての細かい計画を話し合いながら進めています。
衣装もほとんど出来上がり、今日は自分で作ったパイナップル帽子を被って踊ってみました。実際に付けて踊ってみると本当にたくさんのパイナップルが動いているようで、とても可愛いらしくて嬉しくなりました。
そして、昨日のブログにもあったように、今日は年中、年少、プレ年少の子どもたちが工事の壁に絵を描きに行きました。いつもは各学年に分かれて幼稚園まで歩いて行くのですが、今日はたんぽぽ組さんも一緒に歩いて行くというのです!しかし、たんぽぽ組さんだけで歩いて行くのは少し不安なので、「今日は年少さんが一緒に手をつないで歩いてくれない?」とたんぽぽ組の先生から頼まれた年少児たちは、「いいよ!」と元気いっぱい応え、手をつないで幼稚園に行くことになりました。入園当初はお兄さん、お姉さんに手をつないでもらって歩いていた年少児でしたが、今日は自分たちがお兄さん、お姉さんになるとわかると、一気に表情が変わり、入園してから半年経つと年少児もお兄さん、お姉さんになれるのだと感心しました。「今日は僕たちがお兄ちゃんだね~」「ついて来てね」と言いながらつい最近まで自分たちがやってもらっていたように、道路側は年少児が歩き、たんぽぽ組さんが転ばないようにゆっくり歩いて行くことができました。
幼稚園に着くと、工事現場を仕切っている白い壁面には昨日年長さんが描いた運動会の絵が広がっていて、その絵を見た子どもたちは、「すごーい!」「早く描きたい!」と目を輝かせていました。中には「これ運動会なんでしょ」と運動会を意識する子もいて感心しました。着いた時はちょうど年中さんが描いている途中で、自分のクラスの帽子を被った自分を描いている子、かけっこをしているところを描いている子など、どんどん運動会の絵が出来ていました。
いよいよ年少児たちが描く番になりました。年長さん、年中さんが描いた絵の上に重ねて描かないように注意しながら思い思いに自分の顔を描いていき、「これはがんばれしてるところ!」「僕はパイナップルのポーズを描いたよ」と教えてくれました。年長さん、年中さんと同じように描けたことが嬉しかったようで、「早く運動会したいね」と言う子もいました。出来上がった工事の壁は、とても明るくカラフルで楽しい壁に変身していました。
みんなで描いた絵のように、来週も楽しい運動会になるよう練習していきたいと思います。
2023年9月26日 火曜日
「おはよう!」と元気に挨拶をして登園してきた子ども達。「紙袋持ってきたよ!」と満面の笑みで紙袋を見せました。
どうして紙袋かというと前日のブログにも少しあったように、年少児は運動会で『パンパカパーンパイナップル!!』という踊りで、身につけるパイナップル帽子を自分達で作ることになっていて、その材料が紙袋と緑の包装紙ということなのです。
数日前のことです。「パイナップルの帽子を作るのに、幼稚園にある紙袋だけじゃあ足りないんだよね。」と子ども達に投げかけると「僕のうちにあるよ!お母さんに言ってみる。」との声が返ってきました。子ども達の自信満々の言葉に嬉しい反面、『まだ年少児…さすがに伝えられないだろう。』とも思っていたのですが、一人、また一人と日に日に紙袋が集まってくるではありませんか。年長さんくらいになると自分で伝え、自分で準備することも出きますが、年少児が出来ることに驚きました。三葉幼稚園では絶対伝えないといけないことは手紙などで伝えますが、今回のように子どもが伝え、子どもが準備をする機会をあえてとる時があるのです。教師の伝達を保護者に伝える練習ですので本人が伝えた時は待たせて頂けると嬉しいです。
そして、集まった紙袋を使ってパイナップル帽子作りが始まりました。園長からも「年少さんはイメージが持てると張り切って踊れるから!」と言ってもらった通り!帽子が出来上がるとパイナップル王子とパイナップル姫になり、笑顔いっぱいです。
作るにあたっては紙袋に緑系の包装紙や折り紙をちぎり絵のように貼っていくようにしたことで、一人一人の貼り方に個性がみられます。下地が見えなくなるまでしっかり貼る子、形合わせのように形を選んで貼っていく子、違う色を順番に貼っていく子、一人一人の思いのこもった帽子が出来ています。のりを乾かしている間も待ち遠しくて「僕の帽子はまだかぶれないか」と何度も言ってくるT君、自分で作ったものにはより愛着があるのです。クラスの人数の半分の子の帽子ができあがっていますが残りの半数はまだ完成していません。どんな帽子ができるのか、クラスみんなが揃ってパイナップルになって踊るのが楽しみです。
そして、もう1つ年少児には課題があります。それは、かけっこの時に名前を呼ばれたら、大きな声で返事ができることです。普段の生活の中で返事をする機会は多く、ほとんどの子が普段から大きな声で「はい!」と上手に返事ができています。いつものように「お客さんの前でもお返事しようね。」と約束して張り切っています。(年少児の本番は何が起こるかわかりませんが!)
『運動会頑張るぞー!おー!』の声も力強くなってきています。
2023年9月25日 月曜日
今朝、年長児達は「お泊り保育楽しかったね!」「お風呂が1番楽しかった!」「お土産喜んでくれて嬉しかった♪」と会話を弾ませながら登園してきました。石拾いや草抜きをしながら子ども達の間で盛り上がっていたのは、お泊り保育で買って帰ったお土産の話でした。「僕はお姉ちゃんとお父さんとお母さんにお土産を買ってあげて、喜んでもらったんよ!」「私のおじいちゃんは全部一人で食べてしまったんよ♪」等々、会話は尽きることがありません。お泊り保育で、お父さんやお母さんと離れてお泊まりができたことは、とても自信になったようで、どの子も先日よりたくましくなったように見えました。
成長と言えば、こんなエピソードがありました。運動会に向けて張り切って準備をしていた教師達に園長が「運動会の準備も大切だけれど、子ども達が幼稚園を楽しいなって思える環境を作ることも忘れてはいけないよ」と声を掛け、本園から仮園舎へ引っ越してきたブランコとジャングルジムを運動会のトラックの側に移動したのでした。すると、たんぽぽ組や年少組の子ども達は自分達の大好きな遊具が移動してきたことを喜んで、笑顔で遊び始めました。しばらく遊んでいると、こんなことが起こったのです。「先生!Yくんがかわってくれん!」「ひとりじめばっかりする!」と言い合いになりました。大好きな遊具なので、なかなか譲り合えないのは仕方ありませんが、それを見た園長は「みんなで仲良く使うためには、どうすればいいかな?みんなで考えてみたらどう?」と声を掛けました。
そして、今日のこと。ふとブランコに目をやると、長椅子に仲良く座って順番を待っている年少児の姿が見えました。近づいてみると「1、2、3・・・♪」とみんなで数を数えていました。どうやらブランコを10回こいだら交代するというルールを決めたようで、仲良く譲り合って使うことができるようになっていたのでした。数か月前まで家族としか接する機会がなかった子や保育園から上がってきた子、たんぽぽ組から進級した子等、様々な環境で育ってきた子ども達が、幼稚園という集団の中で仲良く生活することができるようになっていることに、子どもの成長の早さを感じるばかりでした。
さて、クラスを見て回ると運動会で身に付ける物を作ったり、友達と協力して大きな物を作ったりして運動会に向けての活動が進んでいました。園内にも年長児の鼓笛隊の太鼓や鍵盤ハーモニカの音が響き始めました。お泊り保育を経験し、一回り成長した年長児達がこれから運動会に向けて更にたくましくなっていく姿が楽しみです。
コメント (ひとりでできるよ ひよこ みかん組 青木千雅 はコメントを受け付けていません)