2018年12月10日 月曜日
今朝は、土日に引き続き気温が下がりとても寒かったです。「さむい、さむい」と口々に言いながら登園してきた子どもたちは、体を動かして遊ぶと寒さがすぐに吹き飛ぶことを知っているようで、外に出て「サッカーしよう!」「長縄しよう!」と友達と誘い合ってすぐに遊び始めていました。ようやく冬らしい光景を見たような気がしました。
ぱんだ組の子どもたちは、先週植えたちゅうりっぷを欠かさず毎日観察しています。休み明け、少し土が乾いていたのでたっぷり水をあげました。年長になる頃に咲くというのがとても楽しみなんだと思いながら、大切に育てる姿をとても微笑ましく思います。
さて、寒さが厳しくなると恋しくなるのは温かい火、火といえば幼稚園では焚き火、そして焚き火と言えば焼き芋です。そこで、さぁ焼き芋シーズン到来と教師たちが焼き芋の準備を始めると子どもたちは早速スコップを持って穴を掘り始めました。上手にスコップを入れて大きな塊がとれると穴の空いているカゴでも土を運ぶことができます。登園してきた子が次々と入れ替わりながら順番に穴を掘っていきました。穴が掘れると周りに木を置いて焼き芋の準備は完了です。子どもたちには、お家からアルミホイルと新聞紙を持ってくるよう伝えています。報告できているでしょうか?
今日、ままごとコーナーに、形の良いみかんが出ていました。それを見た園長が「炙り出しができるよ」と言ってやってみることにしました。みかんの汁を絞って紙に絵を描き、火で炙っていくと、だんだん焦げたような匂いがしてきました。くま組のMちゃんは「絵が浮かび上がってきた~!!」と嬉しそうに声をあげ、まるで手品を見ているようにはっきりと線が茶色になって浮き出してくる様子を楽しんでいました。思わず「すごーい!」声が出て、他の子たちも不思議そうに見ていました。年長児が次々と試してやっているうちに、塗り潰すよりも線で描いた方がきれいに浮き出てくることに気づいてもう一度描いて試す子もいました。私も少し炙るのに挑戦しましたが、上手くできず、園長は絶妙な火加減で紙を燃やすことなく上手に炙り出していました。子どもたちとまた一つ新しい遊びを経験することができました。
2018年10月19日 金曜日
いよいよ明日になった運動会!朝登園してくる子どもたちはソワソワしていました。「おはよう!明日運動会よね!?」となんだかワクワクした表情でたくさんの子どもたちが声をかけてきました。
園庭では、明日の為に石拾いをしてくれた子どもたちがたくさんいました。
早コースの練習が始まると、登園してきた遅コースの子どもたちも続々とテントの下へ集まってきました。赤コースの子どもたちは自分たちの番をまだかまだかと待っていると、園長が「明日は運動会だからみんなでやりましょう。見ている年少さんも年中さんもおいで」と呼んでくれました。全クラスの子が揃って並ぶととてもウキウキする気持ちになりました。
年中さんの競技「デコジャンボ」や年少さんの「さかなつり名人」、命を守る「防災ダック」もみんなでするとより一層盛り上がって明日がもっと楽しみになりました。たんぽぽ組さんも青組も赤組も一緒に仲良く踊りました。
年長さんの、、、すべての競技は見どころいっぱいの為、明日のお楽しみにさせて頂きます♪
明日は「自分で考えて、一生懸命頑張る」ことを園長と約束した子どもたちです。暖かい声援とたくさんの拍手をよろしくお願いします。
☆明日は集合時間厳守で遅れないようにお願い致します
2018年7月4日 水曜日
今朝は、台風の心配もよそに、雲の隙間から夏の陽射しが差し込んできていました。ジリジリ照り付ける陽射しを浴びて次々と赤い身を実らせているミニトマトは、今日1日で6個も収穫しました。トマトが実り始めた頃、色づき始めると「できてるー!とりたい!!とっていい??」と大騒ぎしていたぱんだ組の子どもたちでしたが、今日は赤くなっている11個のうち6個だけ収穫することにしました。まだ黄色っぽい真っ赤になっていないトマトはすっぱいと気づいたYちゃんの提案でした。「それはまだなきがする、、、」と呟き真っ赤に熟したものを見分けて収穫できるようになりました。収穫してその日に食べてみる経験が収穫のタイミングを見分けられるようになったのだと感心しました。
そして、もう1つ収穫されるのを首を長くして待っていたのは、ポンタ農園の枝豆です。今日は暑い中、年長さんが収穫に行きました。この前、さつま芋の苗を植えた時に見せてもらった枝豆を収穫するのを楽しみにして帰ってきた年長児でした。しかし、今日行ってみると根がしっかり張っていて1人で抜くのは大変だったようで、友達と助け合って掘っている姿が見られました。枝豆は、もっと成長したら大豆になったり、大豆からお豆腐や納豆になることを年長さんが教えてくれました。
さて、年長さんが収穫してくれた枝豆は枝つきのままです。そこで幼稚園児全員で実をちぎることになりました。豆をちぎりながら「どうして枝豆なんだろう」と聞くとRくんがすかさず「枝になっているから!」と迷わず答えました。こんな風に枝と枝の股に実がなっているから枝豆ということは私自身も手に取ってみて、初めて知ることができました。さらに、子どもたちにどんな風にして食べるかと聞くと「おべんとうに、はいっとるよー」と嬉しそうに答えました。この枝豆は明日、調理師さんが調理してくれる事になっています。子どもたちは楽しみに帰って行きました。
2018年6月5日 火曜日
今朝は今にも雨が落ちてきそうな空模様でしたが、子どもたちは元気いっぱい次々と新しい遊びを展開していました。昨日の色水の続きをしたり、新たな玉入れに挑戦したりしていました。
少し難易度の上がったくるくる回る玉入れでは、左右にバランス良く入れるのではなく、片側に連続で入れることでバランスが崩れてくるんと回るのが分かった子どもたちは、同じ方に沢山入れて回るのを楽しんでいました。網に玉が入りにくくなったことでどうにか玉を入れたい年少児のR君は玉の入っていたキャリーケースをひっくり返して台にするとカゴのそばまで運んできて、登って玉を入れようとする姿はとても微笑ましかったです。
さて、ぱんだ組ではあちこちで、昨日のじゃがいも掘りをした思い出を絵に描いたりその時の様子を話したりしていました。そんな中、いつもやっているフルーツバスケットのゲームをすることになり、何のフルーツのチームにするか種類を問いかけると、Aちゃんが「じゃがいもチームがいい!」と言いました。それを聞いたBくんが「それと玉ねぎのチームだね」と決まったので、あと一つは、今大切に育てているトマトのチームにすることにしました。いつもの要領で自分たちでゲームを進めていると、3.4回続けて、人気のじゃがいもチームが呼ばれてしまいました。すると、トマトチームの子どもたちが「トマトも言ってよぉ〜」といい始めました。現場が騒然とし始めたので教師が「それじゃあ、前に言われたのと違うチームを言うのはどう?」と提案すると納得したようで、新たなルールが追加されました。いつも同じようにやっていても、次々と新しいルールが必要になり生まれてくるのが三葉っ子たちの良いところです。子ども1人1人の思いが1つ1つルールになり、ルールが必要であることやその意味を学んでるのだと思いました。
そんな、じゃがいもにまつわるエピソードの中でオレンジフーズの給食に添えられて出てきたのは、調理師さんの心遣いで昨日子どもたちが掘った一口サイズの蒸しじゃがいもでした。子どもたちは「あつあつだね」と言いながらホクホクの蒸し芋をいただきました。自分たちが掘ったじゃがいもが思いがけず給食に出てきたことがとても嬉しかったようで、普段は苦手な子でも、みんなニコニコで食べて大満足の1日でした。
2018年4月27日 金曜日
春風のような心地いい風が吹いている今日の園庭では、子どもたちの動きが活気に溢れていました。いつもは玉入れや柄杓ゴルフで賑わっている園庭の真ん中ですが、今日は教師がテントを移動していた事もあり、何も出ていませんでいた。そんな園庭で、三輪車に乗った子どもたちが猛スピードで走り廻っていました。それを見た園長がトラックの線に水線で走るコースを描きました。その後、遊び心でじょうろに残った水でくねくねと真ん中まで線を伸ばして2本の線を描いていきました。そこに通りかかったのは、園庭を自由に走っていた三輪車に乗った年中児たちです。くねくねと曲がる線の上は難しくて、なかなかうまく操縦することが出来ません。2人乗りの三輪車を4人掛かりで押しながらなんとか線の上を走っていました。すると、線を見つけた三輪車に乗った年長児がその線がまるで自動車が走る道路のように、見事なハンドルさばきでスイスイ走って行きます。それを見て道路をイメージしたHくんは、踏切になって遊んでいました。それを見た園長が次々に分かれ道を増やしていくと、三輪車に乗った子どもたちが次第に三葉自転車道の上を走り出しました。子どもたちがまるでゴーカートで競うように走り始め、園長から「交通ルールを守って遊びましょう。」とアナウンスがありました。その途端、年中児の自転車に乗った2人組が先生の足を踏んでしまいました!交通事故の発生です!!すぐに警察役の先生がやってきて、なんと1人乗りの自転車に2人で乗っていたのでハンドル操作が難しかった事が判明しました。素直に謝って「もうしません」と言って事件は解決しました。大人顔負けのやり取りがとても面白かったです。スピードを出していても向かい側から自転車がくると上手に離合したり、真っ直ぐ向かってくる自転車を見つけると手前を曲がったりと私が実際車を運転するよりも上手な運転に感心させられました。
ぱんだ組の子どもたちの間には、色水がブームになっています。今日はAちゃんが、「先生ぱんだ組の色が出来たよー!!」と大喜びで今日の色水第1号を見せてくれました。それをみたBちゃんはすかさず「私も作りたい!どうやって作るん?」とAちゃんに聞くと「紫色のパンジーよ!」と教わりました。一緒に色水コーナーへ行って説明通りの紫色のパンジーで色水を作って見ましたが、いくらすり潰しても綺麗な紫色のままで一向に水色になりません。他の色を混ぜたのかもしれないと、赤や黄色の色水を作って混ぜて見ますが、色は濃くなる一方で、水色にはなりません。「どーやってつくったんだろう、、、」ともしかしたら、1つしかない花だったのかもしれないと、半ば諦めかけていると、年長児のYちゃんがやってきました。「先生水色?水をたくさんいれるんよ!かして!」と言って、水を足し始めました。それを聞いて、紫に水を足しても薄紫で水色にはならんやろうと思いながら見ていると、不思議なことに透明度が増していき水色になりました!!一緒に見ていたAちゃん私と一緒に驚き、「わー!!!」と声をあげて「すごいすごーい!さすが年長さん!」と感動していました。絵の具のように決まった色が混ざり合うのとは透明度が違うという色の発見があり、面白いなと思いました。疑っていたことを反省し、いつも教師より1枚上手な年長児には、敵いません。
また、クラスでは園庭のこいのぼりを見て「こいのぼりを作りたい」と言ってこいのぼりづくりが先日始まりました。昨年、初めて経験して興味を持った浸し染めで作ったこいのぼりでしたが、今年はそれぞれが好きな素材を選んで取り組んでいます。去年の経験から「浸し染めでこいのぼりの飾りを作りたい!」と言って昨日浸し染を干して帰った子どもは、今日すっかり乾いて綺麗に染まった紙を使って、早速模様をつけていきました。昨年は、教師に誘われるがままに、ある素材だけを使って作っていた子どもたちが年中児になっていつのまにかこだわりを持ち、自分なりの表現ができるようになりました。一人一人、色も形も違うこいのぼりは、とても可愛く、見ているだけで楽しくなりました。明日は、そんなこいのぼりを飾って新しいクラスで保護者の方々をお迎えすることにしました♪
2018年3月13日 火曜日
朝からソワソワしている年中児たち。それもそのはず今日は年長さんとのお別れ会の日です。たんぽぽ、年少、年中の子ども達はこの日の為に準備を進めていきました。プレゼントや共同画の大きな絵は年長さんには秘密にして作ってきた為、「誰にも見つかってない?」「らいおん組さんびっくりするかな?」と話す姿が見られました。そして、部屋の飾り付けや言葉の練習もバッチリ!その時間を楽しみにしていました。
お別れ会の前にもう一つの楽しみがありました。年長さんが練習している卒園式に参加しました。お父さん、お母さんの席に座らせてもらい、年長さんがかっこよく証書をもらう姿や、別れの言葉を言う姿を真剣に見ていました。たんぽぽ組のKちゃんは、お姉ちゃんが花道を歩くと思わず「お姉ちゃん!!」と呼んでしまい周りから「しーっ!」と言われる場面もありました。
そして、式の終わりになり、司会の吉本先生が「卒園児退場」と言うと、年中、年少、たんぽぽ組の子ども達が一斉に「ちょっと待ってください!」と式を止め「大好きな年長さん、これからお別れ会を始めます。みんなで楽しいことを考えているので楽しみにしてください。お部屋でまっててね。」と言った瞬間、それまで真剣だった年長さんに表情が一気にやわらぎ、サプライズ大成功!!その後のお別れ会に期待がふくらみました。
その後は4グループにわかれお別れ会のスタートです。ぱんだ組はすみれ組とたんぽぽ組と花道を作り、らいおん組さんを迎えました。ニコニコ笑顔いっぱいの花道を通るらいおん組はさらに笑顔で胸をはって通っていきました。
そして、プレゼンと渡しです。膝をついて低くなってくれた年長さんにこっそり作ったペンダントをかけて、王冠をかぶらせ「今まで遊んでくれてありがとう」とお互いが声を掛け合う姿が見られました。そして、素敵な王様とお姫様に変身した年長の為に年中児が中心になり内容を考えたお別れ会のスタートです。応援コールを入れて『がてんだそうだ』やみんなで輪を作って『つながれわっしょい』を踊り、みんなが大好き『ありがとうの花』の手話をしました。終始笑顔の子ども達。まだまだ会は終わりません。次は年長さんにとっては幼稚園最後の手作り給食になりました。異年齢児たちでテーブルを囲み、楽しくおいしい食事を頂きました。
最後は年長さんからお礼の歌のプレゼントです。さすが年長さん!かっこよくドキドキドン一年生を歌ってくれました。年少、年中は年長さんとかかわれるのは明日が最後になります。明日も憧れの年長さんとかかわりが持てるようにしたいと思います。年中児たちが中心になって進めてきた年長さんを送る会は温かく素敵な会になりました。
2018年3月6日 火曜日
今朝は、風が冷たく冬に逆もどりしたかのような肌寒い朝になりました。昨日の大雨で戸外で遊べなかった分、たくさんの子ども達が身体を動かして遊んでいました。さくら組のIちゃんは、年中・年長児が長縄をしている所にとびこみで入り何回も跳んでいました。列に並んでいる男の子達も「年少さんなのにすごいねー!!」と驚いていました。
今日は、こあら保育がありました。3学期から1人で登園するようになり、保護者の方と離れる時もニコニコの笑顔で正門をくぐる姿が多く見られるようになりました。また、リュックの中からシール帳を取り出したり、靴を履いたり、自分達で好きな遊びを見つけたり、少しずつですが自分で出来ることが増えてきました。帰りのバスの中で「楽しかった〜!!」と言ってくれたT君の一言がとても嬉しかったです。明日で、今年度のこあら保育は最後になります。来年度もたくさんのこあら組さんが来てくれる事を楽しみにしています。
また、今日は今年度最後の施設訪問にぱんだ組は歩風里、ちゅうりっぷ組・すみれ組はケアフル土居田に行きました。出発前に、園長先生から「年長さんの代わりだから頼んだよ」と言っていただき、俄然やる気が湧いてきたぱんだ組の子ども達は、「元気をあげに行くー!」と張り切っていました。歩風里の方に大歓迎され、「可愛いね〜」と言ってくださるお年寄りの方達の言葉に自然と笑顔が溢れました。年中で経験した施設訪問は、年長に進級してからの施設訪問に必ず繋がると思います。毎回、温かく迎え入れてくださる職員の方々、そしてお年寄りの皆様の子ども達に対する温かな眼差しに感謝しています。「また、おいでなね〜」と両手を差し出すお年寄りの手を優しく包む子ども達の姿に胸が熱くなった素敵な1日となりました。
ちゅうりっぷ、すみれ組は昨日急遽年中組さんの代わりに施設訪問をすることが決まり、歌や言葉を練習しました。今日は、朝から衣装に着替え、準備をしてはやる気持ちでいっぱいの中、バスに乗りこんだ子ども達は、はじめの言葉や歌も道中で練習しました。年長児にお姉ちゃんがいるAちゃんは「ありがとうの花の手話を練習してきた!」と張り切っていました。しかし、初めての施設訪問で緊張感いっぱいの教師がCDとデッキ持って行くのを忘れてしまうという大失敗をしてしまいました。急いで園に連絡して届けてもらうことになりました。練習していた踊りやオペレッタをすぐにすることが出来ず、プログラムを変更して伴奏なしの手遊びや歌で時間を繋いでいきました。そんな状況でも、ずっと笑顔で子ども達は、おじいちゃん、おばあちゃんと触れ合ったり、伴奏がないなかでも一生懸命歌を歌うことができていました。
そして、30分後CDとデッキが届き『ちびっこ忍者SASUKE』と『浦島太郎の大冒険』を疲れも見せず元気いっぱい踊り、おじいちゃん、おばあちゃんから拍手喝采をいただきました。教師の失敗も子ども達の力に助けられ施設訪問を終えることができました。頑張った子ども達はさすがに疲れたのかバスの中でら居眠りをしている子もいましたが、教師達は子ども達に対しての申し訳なさとここまでやる気で頑張れる子に育っていることに励まされた1日でした。
コメント (「手品みたいだね!~炙り出しってどうやるの?~」 ぱんだ組 濱本果穂 はコメントを受け付けていません)