2024年2月6日 火曜日
今朝も雨あがりの園庭で子どもたちが寒さに負けずままごとやフラフープで遊んでいました。そんな中、くま組のTくんが何かを発見したようでした。そこに行ってみると、大きな泥舟を覗いていました。泥舟の中には、昨日の雨で雨水が溜まり、朝晩の寒さで一部が氷になりかけていました。Tくんは、泥舟の中に溜まった水をそ〜っと触ってみると、「かき氷みたいにしゃりしゃりしてる!!」と言っていました。
また、年長さんたちは短い縄を2本つないで長い縄にして、長縄跳びを楽しんでいました。縄をまわす人、跳ぶ人が交代しながら1人で跳んだり、2人で跳んだりしていました。そこにある物を使って、上手に遊ぶ姿を見て、「さすが三葉っ子だな〜」と思いました。霜や氷など、この時期ならではの自然現象に目を向けたり、子どもの様子にあわせて環境を変えたり教師が周りにより一層目を向けていかなければならないと思いました。
今日も各学年・各クラスが生活発表会に向けての練習をしました。順番を待っているときに年長さんのお部屋を覗くと、劇の小道具を作っていました。昨日の練習のときに年長さんの劇を初めて見せてもらったりす組のTくんは、年長さんたちが各クラスで何かを作っていることに気付き、「何してるんだろう〜?」「何を作ってるんだろう?」と気になっていました。年長さんに聞いてみて、教えてもらったことを話すと、Tくんも興味津々でした。生活発表会の本番までは、あと少しです。どの学年も子どもたちの1年間の成長を見てもらおうと張り切っています。残りの練習も子どもたちと楽しみながら、演じたり表現したりしていきたいと思います。
2024年2月5日 月曜日
今日は先週に引き続き、年長児のDVD撮影がありました。前回に欠席者が、数人いたため全体の撮影を本日に延期したのです。子供達は集中していて9時30分から始まった撮影は11時30分頃には終わり、もうすぐ一年生をアピールしていました。
まずはじめは園歌からです。園長から「みんなの可愛いお顔が見えるように、帽子をちょっと後ろにしてみて」と言ってもらうとさっと自分の顔が見えるように動かし、歌い始めました。一回目の歌はとてもいい顔で歌い終わったのはいいものの、手話で指先がしっかりと伸ばせていなくてNGになりましたが、それでもちょっと「指まで伸ばしてね」と声をかけるとすぐに直せるのが今年の年長児です。思い出のアルバムで言葉を言う時には今まではクラスで心を一つにして言葉をそろえるのが難しいことがありましたが、今日はほとんど止まることなくスムーズに進みました。その途中、らいおん組の言葉尻の「がっそう」の”う”を強調しすぎていて、「この”う”は小さい字でおとうさんの”う”と同じように う って言わないんだよ」と教わると『がっそう、がっそう…』と口々に練習しはじめ何回か練習すると上手に言うことができました。ここまでで約1時間。本当に集中していて「みんなはすごいね。さすが幼稚園で一番かっこいい子たち、我慢できるね。もう小学校だったら国語に算数に音楽と3時限終わってるよ。まだまだできそう?」とたくさん嬉しい言葉を園長からかけてもらい気分も上がり、「まだいけるよ!4時限目までできるー!!」と自信満々です。途中で足のバタバタ体操や顔が優しくなるようマッサージをして、楽しく休憩をはさみながら終わりました。DVDに収録する”みんなともだち”では大好きな友達と手をつなぎ、元気に歌いあげ、手話歌の”切手のないおくりもの”も困っている子がいたら手をさしのべ、泣いている子がいたら声をかけるなど、そんな優しい気持ちを持って歌うことができました。
今日もみんなと気持ちを一つにして、とてもスムーズに撮影は進み、所々で園長にもたくさん声をかけてもらい小学生になる、卒園するんだという自覚を持つことができました。まだ大きな行事、発表会が残っています。仲間と気持ちを一つにして卒園まで全ての時間を楽しんでくれるだろうと思えた1日となりました。
2024年2月3日 土曜日
立春を間近に日中の陽ざしの中にふと、春の訪れを感じます。寒くても暖かくても、お外遊びが大好きなもも組の子ども達は、朝のお茶タイムが終わると誰に言われることもなく、次々に帽子を取り出し、頭に乗せ「早くお外に行こー」のアピールが始まり、おかべぺったんで並んで待っています。
そんな子ども達に保育教諭が「もも組さんー」と呼びかけると、元気いっぱいに「はーい!」と手をあげる可愛いしぐさをします。元気に「はーい!」をすればお外行けるよね…と思っていて、「みかん組さんー」でも「りす組さんー」でも「はーい!」と手をあげるのには…笑いが出てきます。
保育教諭達が笑っていると、よくわからないけれども子ども達も笑い始めなんとも幸せなひと時があります。
園庭に出ると、開放感からまずは自由に走り始め、少しすると各々が好きな遊びの場所に行きます。
季節を問わず人気なのは、ままごと遊びで、バケツや廃材カップの中にスコップで集めた砂を少しずつ入れています。
カメの形のバケツを腕にかけ、あっちこっちと散策をしている子もいます。
ここ最近の人気は縄とびで、ひっぱって歩いたり揺らしたりしています。
K君やT君は、以前縄とびで電車ごっこをしたのを覚えていたのか、お客さんのいない電車をひっぱり、時々後を確認し、かけ声をかけていました。
また半ば強引に(笑)お客さんになってもらおうと友達に縄を渡す姿も見られます。
ボールを転がして遊んでいたY君はキックができるようになり、足に当ったボールが前に進むのを手を叩きながら、喜んで追いかけていました。
この日はお外がポカポカと、とっても気持ち良かったので先日から感染予防対策に始まった温かくって美味しいみそ汁をテラスで食べることにしました。
いつもとは違う環境に「何するの?」と準備中はうろうろする子ども達でしたが、スプーンが配られると、にこにこで待っていました。
そして目の前に出てきたみそ汁を脇目も振らず、すごい集中力で残すことなく、こぼすことなく、食べていました。
外気に触れながら食べる 季節の野菜の入った栄養満点のみそ汁は、子ども達のおなかも心も満していました。
食べ終ると「せーせ」と 呼び空っぽのお椀を見せてくれる子が何人かがでてきました。その顔は自信たっぷりです。そして私達保育教諭は、言葉が出始めたもも組の子ども達が「せーせ」と呼んでくれる事が嬉しくって、鼻を指差し「これ誰?」と何度も聞いてしまいます。
するとM君は自分の鼻を指さし「せーせ」と言っていました。
まだおしゃべりのできないF君も保育教諭の鼻をマスクの上から押してきました。
もも組の子ども達は、お部屋の入口のソファーで古森先生を始め幼稚園の先生や来客者や幼稚園児から声をかけてもらうのを待っています。
いつも「可愛いね。すごいね。」と言って認めてもらい、感性が育ち自信をつけています。
誰からも愛され大切にされる安心できる環境で伸び伸びと過ごせている事を嬉しく思います。
2024年2月2日 金曜日
昨日、年少児達が鬼のお面をかぶっているのを見て「たんぽぽさんも明日作ろうね!!」と約束して帰りました。そこで、今日は子ども達もワクワクした様子で登園していました。バスから帰り部屋に入るとあちこちにちびっ子鬼がウロウロさており、「先生、鬼さん作ったよ!!」と嬉しそうに見せてくれました。中には、仲良し組で同じ色の鬼を作ってピンク鬼姉妹になっていたり、赤鬼3兄弟みたいになっていたりとどの子もとても可愛い鬼さんに変身して豆まきを今か今かとワクワクしていました。
他の学年を見ると紙袋で鬼のお面を作ったり、廃材で作ったりと色んな鬼を見ることができ、うさぎ組のRちゃんは「鬼に変身していやいや鬼を追い出すんだ〜!!」と張り切っていました。Rちゃんは戸外でも「いやいや鬼出てけ〜!!」と元気いっぱい新聞紙の豆を投げて鬼を退治していました。
そして、たんぽぽさんも新聞紙の豆を作るといよいよ豆まきの始まりです。昨日、どんな鬼を退治するかみんなで考えた青組さん!どの子もやる気いっぱいです。「悪い鬼出てけ〜!」「いじわる鬼出てけ〜!」と皆で投げ合いました。数日前に節分の日に本物の鬼が来ると思っていたT君も昨日自分が鬼に変身して豆まきをするということが分かって今日はニコニコ鬼になって「えい、えい」と豆を投げたり、誰もいないところにも投げたりして頑張っていました。最後は皆で「鬼は外!福はうち!」と豆を投げて鬼を追い出して後片付けをして昼食準備をしました。
今日のメニューはスペシャルメニューの恵方巻きです。子ども達もいつもと違うメニューに笑顔いっぱい!!「今日は自分達でご飯を作るんだよ」と伝えると子ども達もやる気十分です。のりの上にご飯をのせて伸ばしその上にごぼう、人参、かんぴょう、しいたけ、あげ、きゅうり、ちくわをのせました。「具材にも意味があってかんぴょうさんはみんながずっと元気に生活できるように!しいたけさんはみんなを悪いものから守ってくれる!桜デンプンはめでたい日だから…」と話しました。たんぽぽさんなりに理解しているところもあり、いつもは苦手な物があると食べない子も興味を示していました。恵方巻きも上手に作ることができ、「ご飯と具材に布団をかけるんだよ!」とのりパタンパタンとかぶせるのを見せると嬉しそうに自分で作ってかぶりついていました。また、年中、年少さんの部屋を覗くと今年の方角東北東を向いて静かに食べたりとどの子も節分を楽しんでいました。
そして、三葉幼稚園では豆を食べる代わりに小さなこんぺいとうを年齢プラス1個ずつ食べています。キラキラ輝くこんぺいとうを食べて心もキラキラ表情もニコニコの子ども達でした。残りのこんぺいとうは家庭に持ち帰っています。節分の話をしながら一緒に味わってください
2024年2月1日 木曜日
今朝は少し雨がちらついていましたが、本園の年長、年中児はとっても元気いっぱいです。ままごと、縄跳び、サッカー、フラフープ、つりかん、好きなことを見つけて遊んでいました。
すると、りす組のY君が教師のところへ来て「先生来て!めだかの学校でね、みんなが元気に遊んでいるよ」と、門のそばにあるメダカの入っている壺のところまで連れて行ってくれました。
「ほらここ!」正に「誰が生徒か先生か♪みんながそろってつーいつい♪」と歌そのままのめだかを見ながら歌を口ずさむ子ども達の姿にこの歌の作者も今の子ども達と同じ気持ちで小川のめだかを眺めていたに違いないと何だか懐かしい、そして今も変わらない同じような場面を共有出来ている子ども達の幸せと平和なひとときを嬉しい思いに浸っていると、またまたこども達に呼ばれ、今度はままごとで伊予柑ジュースを作っていたH君とS君が「先生、伊予柑いい匂いだね!この前東京に送った伊予柑ちゃんと届いたかな?美味しい味だったかな?」と話していました。S君は「ピカピカに磨いたし、お手紙も入れたから剥き方も食べ方も分かったはずよ!!」と自信満々に言っていました。そうです。先週さんさんランドの果樹園に伊予柑狩りに行きました。食べきれないくらいた〜くさんあったので東京の帝京大学幼稚園などに年中の子ども達が送る準備をしていたのです。一つ一つ大切にぴかぴかに磨いて、伊予柑を知らないお友達にどうやって書けば伝わるかを考えて手紙を書いていました。東京って遠いけど届いたかな?と心配していたので、無事に月曜日に届いたって連絡あったよ!と伝えると、「よかった♪」と嬉しそうにしていました。みんなで分けっこする優しさ、知らない友達にどうやって伝えようかとみんなで考えて、自分達のあらん限りの知恵を使って伝えようとする子ども達。伊予柑で一つも二つも勉強し、成長することができました。







連日、発表会の話題がブログでも取り上げられていますが、どのクラスも日々頑張っています。ぱんだ組は、年長さんと同じフロアで一緒に生活しているので、毎日とても刺激的です。
「あれ何作っているんだろう」、覗いてみると手作りの衣装を作っていました。「今日はいつもより大きい紙に習字をしているね」、覗いてみるとプログラム紹介の準備をしてくれていました。降園前には「ドーンドーン」と太鼓の音、「ドレミファソラシド♪」と鍵盤ハーモニカの音が聞こえてきました。気づくとこども達は部屋から飛び出し、くま組さんの部屋の前で「すご〜い」と釘付けでした。「もっと上手になるからまた今度も聴いてね♪」とやる気満々の年長さんでした。
明日は、2月2日。1日早いけれど、豆まきをして自分の中のよわ〜い鬼をやつけたいなと思っています。自分で作る恵方巻きが楽しみすぎてS君は「早く明日の給食の時間になれ〜」と明日が待ち遠しい降園時間となりました!明日を楽しみに今夜は早く「おやすみなさ〜い」してね。「またあ・し・た!」
2024年1月31日 水曜日
今朝、いまにも降って来そうな空を見て年長児のS君が「今のうちに遊ぼう!今日は雨が降るって言ってたよ」と朝早く来ている子ども達に呼びかけました。その声を聞いた子達はすぐに外に飛び出していきました。
すぐさまサッカーを始めた年長児のK君と年少児のSちゃんを見てびっくり。年少のSちゃんが年長さん相手に対等でボールの蹴り合いをしているではありませんか。年長児のK君は初めは年少さんなので少し遠慮気味に相手をしていましたが、だんだん本格的になっていきその雰囲気につられて次々と子どもたちが集まって来ました。年少さんから年長さんまで入り混じってボールを追いかけていました。小さい子たちも大きい子に負けじと走ってボールを追いかける姿を見てたくましくなったなと嬉しくなりました。
たんぽぽさんたちもこの時期、友達と群れて遊ぶようになってきました。フラフープの中に4,5人で入って汽車ごっこをしたり、築山でキャー、キャーと鬼ごっこをしたりと友達と遊ぶ心地よさを味わっているんだなと見ていて微笑ましく思います。「もうすぐ年少さんなんよ」が合言葉のようになってきたたんぽぽさんたちです。
さてお昼頃、幼稚園に戻ってみると、なんと鬼になった年長さんたちが次々とやって来ました。どうやら発表会の練習の合間を見つけて鬼のお面作りが始まった様です。
実は「もうすぐ豆まきなんよね~」のT先生のつぶやきを聞いてくま組のO君が廃材を使って立体的なお面を作り皆に呼び掛けると次々と自分ならではのお面を作り始めたようです。牛乳パックを広げてつなぎ合わせたり赤いスチール皿を見つけて目を開けたりと・・・まあそれぞれ工夫したお面をかぶって見せてくれて本当に驚きました。鬼の金棒は、厚紙をとげとげに切って棒にしたり、卵パックのポコポコしたところを1個ずつ切って繋げたりと作り方は様々です。そのうちその様子を見たぞう組さんたちも作り始め鬼同士の対決も始まったようですが・・・。何とそれらの鬼達1つ1つが個性的で子どもたちのイメージ、製作技術、表現力には本当に驚かされます。この生活の積み重ねが次の発表会の中で集約され保護者の方たちに見て頂けるのだと思うと今からとても楽しみです。
一方、年少さんたちは、発表会に向けて自分の役のお面や道具作りをしていました。こんぺいとうのお面を作っていたAちゃん、S君は、こんぺいとうのギザギザをはさみで上手に切っていました。その切り方も上手く、紙を動かしながら切っていたのには驚きました。また、「自分の道具はちゃんとできたかな?」の先生の言葉を聞いたすみれ組のIちゃんは自分でさっと作りかけの歯ブラシを持って来て、はさみでチョキチョキ、ブラシの部分を切り始めました。3歳児なりに教師の言葉を聞いて理解し、主体的に活動できるようになってきたんだなと嬉しくなりました。
それぞれの学年でそれぞれの育ちがあります。1年の終わりのこの時期になると満3歳~5歳児の育ちがしっかりと見え、教師としての驚きと感動を覚えます。これからも一人ひとりの輝く『キラリ』を見つけていきたいと思います。
2024年1月30日 火曜日
発表会の練習が各学年、盛り上がっています。本園では朝の日課、大林組さんと(壁越しの)ラジオ体操を済ませると早速年中児が「先生CDかけて~!」と集まってきます。にゃんきち一家のオペレッタの曲がかかるとしっかり者の女の子たちが、一人何役にもなって踊り始めます。私が「教えて~」と、その輪の中に入ると‟きっとこうやって教わったんだろうな~”と思わせる教師さながらの口調で振り付けを教えてくれます。特に海のシーンの演技指導は厳しくて(笑)、「そうじゃない」「もっと‟助けて!”ってせんといかんのよ。古森先生が教えてくれたんやけん。」とちびっこ先生達の実技指導が入ります。
会議室からもにぎやかな曲と声が聞こえてきます。代わる代わるかわいいお面をつけた小さい子達が階段を上るついでに年長の部屋を覗いたり?迷い込んだり?!する度に、小道具や衣装を作る手を止めて「かわいいね~これはなぁに?」と優しくひざを折って目線を合わせて話しかける年長児の姿が見られます。
くま組では昨日に引き続き、段ボールで大道具作りをしました。大きな大きな木になって、さてどうやって立てようか、どうやって運ぼうか?といろんな課題があるものの、みんなとっても楽しそうです。どんな作業も「ちょっとここ持っとって♪」「いいよ!」、「ここやろうか?」「お願い♪」の自然なやりとりがあります。Hちゃんが「これ、みんなのちから・ちから・ちから!で作った木やけんね。大事なんよ。」と言っていました。
年長児にとって生活発表会は園生活の集大成です。元気で明るい子、自分で考えてやり抜く子、みんなと仲良くできる子、すなおに感じることの出来る子・・・本園の目指す幼児像はまさに三葉の年長児です。この数年で私自身の中で、子ども達が‟力を合わせる”という言葉の表す意味がかわってきたように思います。コロナ禍を経て、子ども達が園内でのびのびと遊んできたことが子ども一人一人の力を伸ばしてきたからなのでしょうか?
まだまだ各学年、本番に向けて頑張っている途中ですが、練習も遊び!遊びは学び!!頑張りも、頑張った分だけその結果の喜びがおおきいことも経験してきた子ども達です。だからこそ、楽しくて頑張れるのです!
引き続き、感染症でお休みの子がたくさんいます。体調管理にお気を付けください。