幼稚園の日記(ブログ)

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  2024年4月17日 水曜日

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今日、さんさんらんどに大きな大きなこいのぼりが泳ぎ始めました。空を悠々と泳ぐこいのぼりの下で、うんと手を伸ばしながらぴょんぴょん飛び跳ねる色とりどりの帽子の子どもたちがなんともかわいくって見入ってしまいました。「こいのぼり、どこから来たんかなぁ」「こいのぼり、お父さんとお母さんと子どもなんやろ?ぼくのお家と一緒なんよ」「(風が止んで垂れ下がっているしっぽを触ろうとする友達に向かって)しっぽ掴んだらいかんよ。だってお空泳ぎよるけんかわいそうやろ!」と口々にいろいろなことをつぶやいていました。「そうだね~ほんとだね~」等と話しながら子どもたちと空を見上げていると、こいのぼりとこいのぼりの間にしゅ~ん!!とすごい速さで飛行機雲がかかりました。子ども達はそれに大喜び!「先生見てみて!飛行機雲ができた!」とその方向を指さしながら私の方を向いてもう一度空を見上げると、「あれ?」思ったよりも飛行機雲が伸びていて体を反らしながら飛行機を指さそうと倒れそうになりながら訴える子がいてみんなで大笑いしました。青い空に白い雲、きらきら輝く子どもたちの笑顔…なんて素敵なんでしょう!三葉幼稚園のなかよし会のためにお天気も味方してくれたようです。

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「さぁ、なかよし会が始まるぞ~!」という時に年長のお兄さんお姉さんたちが「小さい子たちが怪我したらいかんよね」と石拾いを始めました。昨年までの年長児がしてくれていたことをよく覚えているのです。年長児の活躍の中で年中児の中にもきらっと光る子がたくさんいました。ぱんだ組のTくんはH先生が遊具を動かそうと人工芝を引っ張るとその奥にある人工芝に気付いてさっとしゃがんで一生懸命引いていました。こうして輝く子が一人二人とこの一年で増えていくことでしょう!それに気付けるような目を持ちたいものです。

そして、なかよし会。みんなが集まると、年長さんたちが手話で園歌を歌って見せてくれました。曲の終わりに「三葉幼稚園のお歌、わからなかったらわたしたちが教えてあげるからね!」と一言!しっかりお兄さんお姉さんとしての自覚が見られます!

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次の踊りは大好きなケロポンズのエビカニクスと三葉伝統の「あくしゅでこんにちは」をしました。年長児と年少児のペア、そして年中児同士で、手をつないだり肩を叩いたり「♪ごきげんい~か~が~?」と歌いながら踊っていました。新学期になって進級児たちも新しいクラスになり、見慣れているとはいえ、新しい友達と先生と仲良くなるためにも、この「あくしゅでこんにちは」は貴重で大好きなのです。ぱんだ組のRちゃんは降園前にも「あくしゅでこんにちはがした~い!」と訴えに来ました。曲をかけると「やった~!!」と喜んでにこにこで踊っていました。この曲は最後に相手と「ぎゅ~」をするのですが、男の子も女の子も関係なくぎゅっとすると本当に仲良しになった感じがします。三葉っ子たちに代々伝わる魔法の一曲です♪

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踊りが終わると、年長のお兄さんお姉さんが前に出て何やらごそごそ背中から何かを引っ張り出して準備をし始めました。年少児が何が出てくるのかとじっと見つめていると「じゃ~ん!」と手作りのお面を被った年長児が振り向いてくれました。ちゅうりっぷ組のAくんはそのお面がかわいくって端の子から順番に上から下までじ~っと見ていました。みんな年少さんが喜ぶようにと一生懸命この二日間で準備をしてくれていたのです。

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みんなで競争する玉入れは、高さが合わなかったり、玉入れのかごの奥側か、手前側かどちらの紐が長いのか、入れやすさはどう違うのか…と算数のような比べっ子をしたりしてからのチャレンジです!三葉っ子はみんな仲良しですが、クラスごとの勝負になると先生たちも目の色がかわります!「がんばれ~がんばれ~!!」と先生たちに応援してもらいながら楽しそうに玉を投げていました。年少さんの玉入れは担任の先生にかごを持ってもらってみんなで投げました。わちゃわちゃしながら入っても入ってなくてもなんでも楽しい年少さんです。かごを頭に乗せて座っている担任の先生の顔にも玉がぽこぽこぽこ…。担任の優しい先生たちと遊んだよ♪という気持ちが大切です。いろんなところでコミュニケーションをとって幼稚園を大好きになってもらおうという今の時期ならではの遊びの工夫です。

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そうこうしているうちに楽しかったなかよし会も終わりました。時間は10:30。お弁当にはまだ早いし~…と担任達が悩んでいるところに古森先生が、「今日の楽しかった気持ちの余韻を大切にしたいね。環境を作り直してもう一度遊べるようにしてみよう!」と提案してくれました。そのおかげでみ~んななかよし会のあともたっぷり遊ぶことができました。朝、登園の時に泣いてきたちゅうりっぷ組のOくんは帰りのバスの中でにこにこと満足そうな笑顔で窓の外を眺めながら「♪さいた、さいた」と今日年長さんが歌ってくれたちゅうりっぷの歌を口ずさんでいたそうです。なかよし会をひらいた年長児も、ひらいてもらった年少児、年中児もみんな楽しい気持ちでいっぱいです。

 

今日が新年度初めてのお弁当日!腹ペコは最高のスパイスだ~とみんな嬉しそうによく食べました。お母さん、お父さん、おばあちゃんお弁当ありがとう!みんな家庭弁当が大好きです!園長が私たちによく言うのが、「お弁当の記憶って思春期になっても大人になってもずっと残るのよ。」ということです。小さい時にお家の人が一生懸命作ってくれたお弁当の喜びやおいしさがいずれ、大切に育ててもらった、愛されて育ったという実感となるのでしょう。お弁当の蓋をぱかっと開けた時の子どもたちの表情!そして「先生見てみて~!!」というお弁当自慢!子どもたちはしっかりお家の人からの愛情を受け取っています。いつもご協力ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。