幼稚園の日記(ブログ)

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2010年12月8日 水曜日

今朝、登園して来た子どもたちは「今日も焼き芋できるんよね!」と、ルンルンで、お芋を巻くコーナーへやって来ました。昨日は、あいにくの雨で中断されてしまった焼き芋ですが、今日は子どもたちが家から持って来てくれた新聞や、アルミホイルを使って、ひよこ組さんから年長組さんまで、みんなでお芋を巻いていきました。お芋が焼けるのを待っていると、「三葉幼稚園のおともだち。役員さんが、みんなとお祭り忍者を踊りたいって言っているよ。役員さんに教えてあげてね。」という放送がかかりました。その放送を聞いて大勢の子どもたちが集まって来ました。そこで、まずお引越しゲームをして楽しんだ後、みんなの大好きな、お祭り忍者を踊りました。役員さんが入ってくださり、子どもたちは、いつも以上に「わっしょい、わっしょい」と、元気よく、楽しく踊っていました。みんなで踊ると楽しくなりすぎて、2回も踊って、汗が出る程でした。役員さんも楽しんでくれたかな? どうして、役員さんが、みんなと踊りを踊ろうと思ったのか。。。それは、秘密です!!!

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そして、お祭り忍者が終わると、12月12日の創作ダンスフェスティバルに出る、らいおん組さんと、きりん組さんが、野球拳をみんなに披露してくれました。運動会とは、移動の仕方なだも変わっているのですが、全員が真剣な顔で堂々と踊っていて、教師達も感動して、つい涙が出てしまいました。観客の他のクラスの子たちも、テラスや園庭から、じっくりと見ていて、踊りが終わると、ひつじ組のAちゃんSちゃんを中心に「フレー!フレー!らいおん。フレー!フレー!きりん」と、応援が始まりました。最後には、全員から応援された、らいおん、きりん組さんはその後も、ますますやる気で、練習していました。本番が楽しみです!

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又、かっこいい姿を見て自分達も踊ってみたくなった、年少、年中組もその後、野球拳を踊りました。年少、年中児も、なり切って、あのウェーブまでやっていました。年長さんに憧れている年少,年中児たち。この3、4年間の保育の大切さに、また気付かされたように思いました。

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《ぴよぴよ保育スタート》

市域保育所、ぴよぴよが12月から始まりました。お耳のついたピンクの可愛い帽子をかぶって、ちょっぴり涙をためながら。。。それでも、広いお部屋に着くと、大好きなおもちゃや、いっぱい遊んでくれる先生がいるので、お帰りの頃には、「帰るの嫌ー!」になってくれています。お部屋を覗きに来てくれるお兄さんお姉さん。お部屋の飾りを作って飾ってくれたお姉さんたち。3歳児クラスに混じってお歌を歌ったり、遊んだりする事もあります。小さなシャワー室やトイレ、洗面台などリニューアルにしたお部屋!トイレをする事や手洗いうがいなど、基本的な習慣も1つずつ身に付いてきています。「今日は、初めてトイレでおしっこができたよ」「僕は、自分でご飯食べたよ。おいしかった」「クレヨンでいっぱい塗ったらお手てについちゃった」「お兄さんお姉さんと一緒を真似してダンスをしたよ」「今日は三輪車に乗ったよ」など、1日の成長は毎日お手紙でお母さんへも届けて、一緒に喜んだり、楽しんだり。。。ゆったりとした場所で大好きな遊びの保障をし、1人ひとりとかかわり、援助をしています。1歳から2歳の時期の保育と教育が、幼稚園での教育につながる事を願って、知恵の芽を見つけて驚いたり、育ちを手伝ったり、保育士も又、喜びと感動の毎日です。一度、是非、観に来て下さい。可愛い笑顔に出逢えますよ!

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コメント (「みんなで野球挙!」  ぱんだ組  松田 亜弓 はコメントを受け付けていません)

2010年11月15日 月曜日

今朝、バスで子ども達を迎えに行くと、道の両側の木々が、一段と紅葉していました。それに気づいた子ども達は「葉っぱが赤くなっとるね。」とか「いろんな色になっとる」と言いながら、自然と誰からともなく「真っ赤だな真っ赤だな」と歌が始まりました。身の周りの自然の変化にすぐに気づける子ども達の姿に、すごいなと感じながらバスが着くと「うわ先生。幼稚園の葉も前と色が変わっとる」と声が上がりました。桜の木はもちろんイチョウの葉も、葉の外側から少しずつ黄色に変化していました。そして、かばんを片付けた子ども達は、戸外へ出てくると、やはり落ち葉を使っての遊びが始まりました。

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滑り台の下では、ひよこ組さんが台を置き「お金がないと滑れません」と手をだして葉っぱのお金を要求していました、そんなひよこ組の子ども達に”うっかり”といった顔をして、一番きれいな葉を探して渡す年長児の姿は、とてもかわいくて、傍で見ていた教師も顔を見合わせて笑ってしまいました。又、イチョウの葉を集めて花束にして持って帰る子もいました。自然の変化によって子どもの遊びもどんどん変化するおもしろさに気づかされた一日でした。

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又、今日は、きりん組さんは、歩風里を訪問し、交流しました。最近は交流が重なってくるとマンネリ化してきているということで、副園長にアドバイスをもらって幼稚園の事を紹介する事になりました。自分の言葉で木工や、本物の包丁でのままごとで遊んでいる事を、作品や料理を見せながら話すると、とても興味を持って聞いて下さっていました。「僕達は、運動会のリレーで一番になりました。だから、いっとうしょう体操を踊ります」と言うと「すごいな。一等か。」と言って、たくさん拍手もして下さり、踊りも手でリズムをとりながら見て下さっていました。一人一人が自分のはなしたい事を考え、それを自分の言葉で伝えるという機会をもてた事で、今まで恥ずかしくて話せなかった子も、感じたり、考えたりする事ができました。このような交流を機会に、もっと子ども達と考えたり話し合ったりする機会を持ち、新しい事を学んだり、経験してりしていきたいと思います。

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園内では遊んだ後の片付けを終えると、冬がおわって、春がくるのを楽しみに、年少はちゅうりっぷ。年長はパンジーを植えました。

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又、今日は作品展の案内状を配布しました。まず、みんなの前で見せると「あ。この前、遠足で見たふくろうや。」と声が返ってきました。今回は、子ども達の作品に負けないように、目の部分に卵パックを使ったり、体はダンボールを使ったりと工夫してみました。又、目玉になったどんぐりも、子どもからたくさんある場所を聞いて、教師達が拾いに行きました。一つ一つ手作りしていくと、それぞれ表情の違うふくろうができて、私達もすごく楽しくなりました。そして、このふくろうには、二つの仕掛けがあります。一つは、持ち運びができるようになったり、壁にかけたりできるように、かわいいリボンがついています。そして、二つ目の仕掛けは写真が飾れるようになっています。作品展が終わったら、「ご案内」の表示があるお腹に写真を貼って、背中の支えを立てて、お部屋に飾ってもらえると嬉しいです。大切にして下さいね。

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2010年10月19日 火曜日

今日は、赤コースの運動会の総練習でした。元気いっぱい登園してきた子ども達と始まるまでの間、戸外で遊んでいると「先生、来て来て。トンボができた。」と嬉しそうに4、5人の子ども達が呼びに来ました。手を引かれて行ってみると、そこは鉄棒です。何がおきるのかな?と見ていると、M児の「せーの」という掛け声に合わせて、子ども達が足を鉄棒にかけ、手をついて年長児の組体操のトンボのポーズをとりました。「とんぼ!」と掛け声をかけてニコニコでポーズをきめる子ども達を見て、「年長児をよく見ているんだな。そして、鉄棒を”足を持つ友達”の代わりにするなんて! すごいなと感心しました。

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そして総練習が始まりました。その中で年長児は「組体操」と「野球挙」「鼓笛隊」「クラス対抗のリレー」全て学年全員で行います。野球挙では一生懸命に「1.2.3.4.」と真剣な眼で移動する年長児のかっこいい姿を見て、年少、年中児すっかり踊りを覚えて、客席で同じ様に踊っていました、クラスごとでつくるウェーブまでテントの中でマネをしていました。次に鼓笛隊です。子ども達は、太鼓の音に合わせて手を叩いたり「年長になったら太鼓したいな」「ポンポンかわいいね」などと話しながら演技をじっくりと見ていました。そして、最後にクラス対抗のリレーです。私はトラックの内側で「がんばれ」と声援をしていたのですが、コーナーを曲がってくる子ども達の歯をくいしばって、一生懸命に走る表情を見て胸がいっぱいになって、熱いものが込みあげてきて「がんばれ」という声も出ない程でした。そんな、年長児の姿を年少、年中児が嬉しいそうにマネをしているのは、かっこいいお兄さん、お姉さんと同じようになりたい。という憧れなのだろうと感じました。

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そして頑張った後は、テントの下でお母さん手作りの大好きなお弁当と、ご褒美のカルピスを飲んで楽しい食事のひとときを過ごしました。「ぱんだ組さんも、来年は年長さん。あんな風に、かっこいい姿を見せてくれるんだろうな」と今から楽しみです。  

  

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コメント (「とんぼができたよ」   ぱんだ組  松田 亜弓 はコメントを受け付けていません)

2010年6月24日 木曜日

先週の天気予報は大はずれ。毎日、てるてる坊主を作っていた子ども達の思いが通じたのでしょうか。とてもよいお天気になり、年中も園外保育へ行く事ができました。ぱんだ組のNちゃんは、お家でも作って鞄にぶらさげてきていて「先生、晴れたね」と、とても嬉しそうに、ニコニコしながら見せてくれました。又、「先生、自分でお母さんに今日は靴で行くって言ったよ」などと息せききって走って言いに来る子ども達に「意識をもって来てるんだなぁ」と嬉しくなりました。こんな子ども達のウキウキする気持ちに、私も緊張しながらも、ドキドキしながら、バスに乗りました。

さあ、総合公園に到着!副園長に「年長さんは、1番上の塔まで上がったんよ。年中さんは上がれるかな?」と声をかけてもらうと「行けるー」と張り切って答えていました。途中、椿の実を見たり、遠い松山の街を眺めたり、海を見たりしながら、みんな自分で歩いて上がる事ができました。年中児なので、中には「疲れたー」と言う子もいましたが、塔の頂上へ登ると、汗ばむ肌に涼しい風がすーっと吹いてきて汗をぬぐいさってくれました。そして、「疲れたけど気持ちいいなー」と子ども達はニコニコな顔をしていました。頑張った後の達成感、気持ちよさを感じたのではないかと思います。

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さて、次はお昼ご飯!この暑い中での食事は厳しいと交渉して管理塔のロビーを借して頂けるという事で、来た道を下り、あじさいロードで保護者の方と写真も撮った後、涼しい中で、昼食を頂く事ができました。おにぎりは、年中組の教師達が朝、副園長に、おいしいおにぎりのにぎり方を教わりながら「どんな顔をして食べてくれるかな?」と、子ども達の表情を思い浮かべながらにぎっていきました。そんな中、やはり1番の人気は、副園長特製の○○。お母さん方は「何が入っているんですか?作り方を教えて下さい」などと、言われていましたが、これは年長さんの時からのお約束。年少さんが食べてからのお楽しみ!!!明日のHPをぜひご覧下さい。

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今日は、頑張って歩いた子ども達。今夜は楽しい夢を見ながらゆっくり眠る事でしょう。明日、また元気一杯の子ども達に会えるのが楽しみです。

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コメント (「塔まで登ったよ!!!」   ぱんだ組  松田 亜弓 はコメントを受け付けていません)

2010年4月12日 月曜日

今日は、入園した子ども達の初登園日。「どんな顔をしてるかな?」とワクワクしながらバスで迎えに行きました。「おはよう」と元気に挨拶をしてくる子、少し緊張しながらもしっかりした足どおりでバスに乗り込む子など、ほとんどの幼児が期待を持って登園してきました。なかには心細くて泣いてバスに乗ってくる子もいましたが、バスに乗ってしばらくすると、他の在園児の雰囲気になじんで、園に着く頃には泣きやんでいました。

ぱんだ組も4人の新入園児が加わって28人全員がそろいました。今日はまず自分の誕生カードを作ることにしました。教師が春休み中に用意しておいた人の顔に目、鼻を描いて自分を作ります。まずは、表情について意識を持たせるようにと「手をたたきましょう」の遊びをしました。「笑いまーしょうワッハッハ♪」 「みんなの笑ってる顔って素敵!お隣の友達の顔を見てみて」と言うと顔を見合わせてニコッ!「1年間ぱんだのお部屋に貼って、みんなの誕生日をお祝いしてくれるカードだから、そのニコニコの顔を描こう!」と言うと「今日と髪型一緒だね」とか「目がニコッて笑っててかわいいね」などと嬉しそうに見合いっこをしながら描いていました。

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「00月生まれのお友達♪」と歌で一人一人呼びかけていくと自分の番はまだかと待ち構えていた子は「はーい!」と持ってきて、壁に貼っていきました。みんなニコニコが集まった誕生日カードが出来ました。

そして、今日の昼食はパンと子ども達に人気の手作りさつま芋サラダ、枝豆、清見タンゴールでした。

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自分でパンをお皿に置いた後、1つずつお皿に料理をよそってもらうと、年少さんも、お皿を上からのぞき込んで嬉しそうにしていました。

「年中さんになって始めての給食です。全員そろっていただきまぁーす。!」をして新しいクラスの友達と楽しそうに話しながら食べている姿が見られました。

そして、いよいよお帰りの時間になりました。年長児が年少児を迎えに来て、それぞれのバスのところやバス待ちのおへやへ連れて行ってくれました。「上靴ぬぐの忘れた」と言う年少児に「もう1回一緒にいってあげるから、靴箱いこう」と連れて行ったり、待機場所で、座るところも教える姿を見て、この間まで年中児だった子ども達が年長としての自覚を持って小さいお友達のお世話をする姿に嬉しくなりました。

28人の子ども達と1年間子ども達とたくさん遊んで、元気一杯、笑顔一杯のクラスにしていきたいと思います。

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2010年3月3日 水曜日

 いよいよ今日は楽しみにしていたおもちつきです。朝早くから、今日の園庭はいつもと違っていました。お米を蒸すときに立ち昇る白い湯気。「ぺったん、ぺったん。」とおもちをつく音。その活気に満ちた様子を見ながら、子どもたちは「わー、おもちつきだ。」と、歓声を上げていました。テラスからは、忙しく動いている副園長を見た子どもたちが、「古森せんせー!!」と、何度も名前を呼び、いつの間にか応援団となり、声援を送っていました。

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 最初に、役員さんと教師たちで、おみやげ用のおもちを作っていきました。初めておもちつきに参加された役員さんは、「わー、こんなにやわらかいのですね。今食べたらおいしいでしょうね。」 「これがもちはだって言うんですよ。」などの、和やかな会話が飛び交いながらも、せっせと手を動かして頂いていました。

 さて、いよいよ子どもたちの番です。スモックを腕まくりして、やる気満々の子どもたち。ひよこさんから年長さんまでしっかり話を聞いて、ついたり丸めたりしていました。さすが三つ葉っ子。手の中で「泥団子を作るみたいに丸めて、ホラ、ペッタン、ペッタン!」副園長の掛け声に合わせて、どの幼児もそれは上手に丸めていました。

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 そして、今日は初めての試みで、自分で丸めたおもちをおわんに入れて運ぼうということになりました。そして、そのおもちの上に、副園長手作りのぜんざいを入れて食べるのです。それを聞いた子どもたちは、おもちの入ったおわんを、それは大事そうにそっと運んでいました。

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 階段を上る時、こけそうになった年少児のAちゃん。でもおわんは絶対離さず、しっかりと持っていたそうです。また、ぜんざいのおかわりをする時に、2個のうちの1個をおわんに残し、おかわりに行く年中児のBちゃん。など、自分たちのついたおもちを「大事に食べたい。」という気持ちがひしひしと伝わってくるかわいい姿でした。自分たちの部屋まで運ぶ道のりの間、大切に運ぶ姿は思いいれいっぱいの様子でした。だから、誰一人として大切なおもちを落とすことなく、自分のナフキンの上まで運ぶことができたのでした。

 そのおもちを口に入れた瞬間の子どもたちの笑顔は、言うまでもありません。給食を食べた後でしたが、ぜんざいのおかわりにもまた列ができていました。

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 こんな幸せなおもちつきを経験できる影には、役員さんをはじめ、お手伝いに駆けつけて下さった方々、よもぎを届けて下さった方々の、大きな力があったからこそです。子どもたちと共に、感謝する気持ちを忘れないでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

 今日のおみやげのおもちは、白いおもち、赤いおもち、そして10月に子どもたちが掘ったさつま芋の入った芋もちでした。そして、よもぎの入った若草色のよもぎもちは、昼食後のデザートとして、ぜんざいと共に、子どもたちのお腹の中に入っていきました。

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コメント (「ついて、まるめて、はこんだ大切なおもち」  ぱんだ組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2010年2月7日 日曜日

 今日はいよいよドキドキワクワク 発表会当日です。朝、子ども達は意気揚々とやる気に満ちあふれた元気な笑顔で市民会館の入り口を入ってきました。

 今日のその日を迎えるまでにそれぞれの学年、それぞれのクラスで、様々なドラマがありました。今日のステージ上の演技のすばらしさに、これまで積み重ねてきた成長過程が走馬灯のように目の前に思い出されて、教師たちは感動の嵐でした。

 子ども達は見ていただいたとおり100点満点、いえ、点数がつけられないくらい力いっぱいの演技でした。満員のお客さんに驚くとこもなく、堂々とした力強い演技にたくさんの拍手をいただいて、その拍手に、さらに自信に満ちた笑顔になりました。

 年中さんの秘話ですが、「あめふりくまのこ」の5番までの歌詞をなかなか全員がきちんと覚えられず、前日まで、歌詞がそろって出なかったのです。「なぜだろう?」と考えた副園長に「曲のテンポが遅いのでは?少し早くしてみたら!」とアドバイスをもらって、テンポを早くすると、なんと歌えたのです。

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 まるで魔法にかかったように、すらすらと歌詞が出てきて、少しも間違えることなく歌えたのです。「子どもの心臓にあわせたテンポ」ということを教師たちは、改めて学び、どちらのコースもしっかり自信を持って歌えました。

 また、にゃんきち一家では、にゃんきち家族も海賊たちもとても張り切っていました。笑い方、登場のしかた、踊り、楽しくなるような、構成を考えた、副園長からのアドバイスのおかげで、にゃんきち一家もすべて、心をひとつにして、オペレッタをやり遂げました。海賊が、登場したときには、「オーッ」というお客さんの歓声が聞こえて盛り上がりました。

 年長さんの歌では、アンコールのあと、副園長の101点の声に合わせて、鳴り止まない拍手が起こりました。その拍手を聞いた子どもたちは、この上ない笑顔になりました。その笑顔は満足感に満ちあふれていました。

 舞台も会場も心がひとつになった場面でした。

 そして、各クラスの劇は、舞台の袖で、子どもたち同士が、声を掛け合いながら小物の準備をしたり、「次よ。もうすぐよ。」と言いながら、友達を気遣ったりする場面が見られました。自分たちで考えて動き、子どもたちが、ひとつになって劇をしようとする熱気と活力は、すごいものでした。

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 年少さんは、普段からクラスで競争をしながら練習してきた歌と踊り。

 今日も、年少さんとは思えないくらい、力いっぱいの歌、そして、手足を思いっきり動かした「ロックンオムレツ」。そして、オペレッタ「牧場のパーティー」では、大勢のお客さんの前で、役になりきっていて、本物が飛び出してきそうでした。

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 また、ひよこさんは、小さな手足を精一杯動かしてのかわいい踊りと歌。見ておられた方は、、思わず顔がほころんだのではないでしょうか。

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 そして、子どもたちは、副園長から魔法のパワーをもらっていたのです。昨日、ごほうびに頂いた「パワーのあめ」。

 今日ももしかしたらもらえるかもしれないという子どもたちの期待があったのです。どこにも売っていないこの魔法のあめ!!演技が終わってごほうびにいただいたあめを、それはそれは美味しそうにそして大切になめていました。この味は、どこでも味わったことのないもの。最高に心の宝物になったに違いありません。

 りすぐみのH君は「ごほうびもらったのはみんな頑張ったからだよね。」との言葉が聞かれ、自分だけが演技をするのでなく、みんなで心をひとつにして演技することの大切さに気づいていることを知らされた嬉しい瞬間でした。

 どの学年も、感動の場面が見られたことと思います。この発表を迎えるにあたって、懸命にお手伝いくださった役員さん方、そして、衣装を縫ってくださった方、家族の応援。たくさんの陰の力があってからこそ、この日が迎えられたと思います。心から感謝をしております。本当にありがとうございました。

 さらに、職場体験に来た中学生、短大生も次々と応援にかけつけてくれました。本当に嬉しいことでした。

 ひとつの行事で、子ども、教師、保護者、そしてそれを支えていただく人々の織り成すドラマが垣間見えた一日だったことが何よりの収穫かも・・・と感じた一日でした。

 

 

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