2009年12月7日 月曜日
「ワー!ひこうきぐも!」
空を見上げると、なんと真っ青な空に1本の白い長い雲がスーっとのびていました。園庭で遊んでいた子どもたちと教師たちは、その情景にしばらく見入っていました。らいおん組のS君は、「プロペラが動いて、煙が出て、ひこうき雲になるんやろうか。」と、友達と、どうしてひこうきぐもができるのかを考えていました。しばらくして、そのひこうき雲の先にある団地の陰から太陽が昇ってきました。その光は、オーロラのようで、見事な自然現象でした。そして、そのそばでは、月が白くくっきりと見えたのです。幼稚園から団地まで、そのひこうき組は、橋がかかったように見えました。くま組の紙芝居の中のお話と、その情景が目の前に広がって見え、副園長とくま組の子どもたちは、「お月様は帰るのを忘れとんかなぁ。おひさまがもう出ていいですか?」って待っているみたいだね。」というかわいくてロマンティックな話が聞かれました。子どもたちとステキな自然からの贈り物に夢の世界に連れて行ってもらったようなひとときを過ごすことができました。そして、その情景を逃さず、日野先生カメラマンが、感動の瞬間をカメラに収めてくれました。皆様も、是非写真を見て感動を味わって下さい。
私たちは、自然がくれる素晴らしさを忘れず、その時その時の感動を、子どもたちと共に味わいたいものだと思った瞬間でした。
さて、今日は年長さんの愛媛FCサッカー教室がありました。2人組で手をつないで、後ろ向きで走ったり、2人組でボールを蹴って戻るリレーをしたりと、友達と楽しくサッカーに親しむことができました。きりん組のK君と、くじら組のA君、そして副園長は、リフティングを披露しました。(副園長は、実は昔、『けまり』で身に付けたようです。)初めてサッカーを経験した子も、経験のある子も、みんなでサッカーを楽しむことができたようで、「サッカー選手になろうかな!!」という声があちこちで聞かれました。
年長さんがサッカーを楽しんだあと、年中・年少・ひよこ組も中に入れてもらって、FCのオーレ君と、写真撮影をさせてもらいました。
FCサッカーコーチから、「三葉幼稚園の子たちは動きが早い。」という嬉しい言葉を頂き、「ぜひまた来てね!」と、別れを惜しみながらお見送りをしました。明日からまた園庭では、サッカー選手になりきってはりきってサッカーをする子どもたちの姿が目に浮かぶようです。未来のFC選手が生まれるかもしれません。とても楽しみです。
※おいしい話※
先週みんなで作った干し芋が、食べ頃だということを、副園長が知らせてくれました。クラスに7・8枚ずつ分け、みんなで分けて食べました。こうやって分けて食べることが何よりおいしいのです。「おひさまパワーがあたってるからおいしいんだね。」 「噛んだらどんどん甘くなる!」と言いながら、味をかみしめながら食べていました。『渋い』 『甘い』と、様々な味を経験することができる子どもたちは、本当に幸せだと思います。
2009年11月10日 火曜日
園庭の木々も、少しずつ黄・赤・茶と秋色になってきました。2階のテラスからみると自然と「まっかだな♪♪」と口ずさんでいて、自然が与えてくれるこの贈り物に感謝をして五感で味わいながら子どもたちと生活していけると良いなと思います。
今朝はわらコーナーがとてもにぎわっていました。何故かというと、縄作り名人の副園長が、さっそうと草履作りをしておりそのまわりには業を身につけようとする教師たちが、そして、そのそばには、年少から年長までの子どもたちが、大勢縄をなっていたのです。
ぱんだ組のMちゃんは今日初めて一緒に縄作りをしたのですが、あっという間に手の中で転がして引っ張るコツを覚えたのです。不器用な私は、初めての時、コツをつかむまで随分時間がかかったのを覚えています。子どもってすごいですね!!そのそばでは、くじら組のH君とSちゃんが草履を作っていました。
さて、年中では昨日から年中美術館の入り口作りに取りかかっていました。昨日、赤や黄色、オレンジ色の絵の具で手形をし、今日は、それをはさみで切り取り木の枝に貼っていきました。子どもたちと貼っていきながらも、どうもイメージが崩れていくのです。「どうしよう。」困ったときは…子どもたちと一緒に「古森先生、助けてください。」とお願いに行きました。一目見た副園長は、下へ降りていくとわらの束と数珠の葉を持ってくると、それを赤や黄色の葉の下へ立てて並べていきました。するとどうでしょう。これこそ色の不思議です。ぱっと子どもたちの手形が生きてきたのです。赤と黄色のきつさを押さえてホッとさせるには、絵の具の色ではなく、自然物の色が最高に良いのだという事がわかりました。そして、朝、子どもたちと一緒に作った縄、からすうり、木の実などの自然物と副園長のアイディアに助けられて、秋を感じるすばらしいものに変わりました。
こうして年中保育室の展示場・美術館は、ちいさい秋(年少・プレ年少組展示室)、まっかな秋(年中組展示室)、さとの秋(年長展示室)と三つの秋がつながった「美術館通り」となりました。
世界にひとつしかない三葉ならではの作品展まであと4日となりました。子どもたちの作品と共にこの美術館通りもどうぞお楽しみ下さい。
おまけの話
夏の桜の木の枝までつるが伸びたへちまが、とうとう「へちまたわし」となりました。2週間水につけていたへちまは、こうして自然に皮がとれ、種を除くとほらこの通り。事務所の弓達さんの手によって「たわし」となって生まれ変わりました。
2009年10月15日 木曜日
甘いきんもくせいの香り、頬にあたる心地良い風・・・一年間で一番よい気候の中、ひよこ、年少、年中、こあらぐみ赤コースは、お芋掘りに出かけました。
バスから降りると黄金色の稲穂が一面に広がる田んぼと畑。あまりに空気がおいしくて思わず「ワァ」と声が出て、みんな笑顔になっていました。
副園長がお芋掘りのしかたを説明してくださっている時には、皆真剣な表情で聞いていました。年中さんは、先日植えたチューリップの球根とお芋の違いを説明してもらった時は、「お芋ってすごいね!」という声が聞かれました。
いよいよ、自分達でお芋を掘り始めると、ひとりひとり必死になって土を掘っていました。「お芋が傷つくからまわりから掘るんよね!」「お芋が見えてきたよ。もうちょっとやね。」と友達同士で話しながら掘っていました。カエルを見つけたAちゃんは、「ワ茶色のカエルだよ。土と同じ茶色やから土の中にかくれんぼしとったんやね」と副園長の話をさっそく友達に伝えてあげていました。
またぱんだ組のKちゃんとAちゃんは前回のじゃがいも掘りでは虫がこわくて、ひとりで土を掘る事ができなかったのですが、今日は「自分で絶対掘る!」と言って、ちょっぴり怖かったのですが、自分ひとりでお芋を掘りあげる事ができ、とても満足した表情でおみやげのお芋を大切に抱えて持って帰っていました。
こあらぐみさんも保護者の方と一緒に「これはAちゃんのお芋よ!」と言って小さな手で一生懸命掘っていました。時々遊びに出てくるカエルさんやバッタさんとも話しながらお芋掘りを楽しんでいました。
帰り際、おいもを作ってくださった遠藤さんを見つけた子どもたちは「あっ、遠藤さんだ、遠藤さんありがとう」と口々にお礼を言っていました。
お芋掘りを存分に楽しんで給食を食べた後、ぱんだ組のYちゃんから「絵を描きたいな。」との声。二階のテラスには画板を持って続々と子ども達が集まってきました。「Mちゃんと一緒にお芋掘りよんよ」「土の中に大きなお芋が見えたんよね」などと言いながらみんなお芋掘りの事を思い出して話をしながら楽しそうに絵を描いていました。
まわりにお友達がいると、何をしても楽しみが倍増するのですね。見ていると微笑ましく幸せな気分になります。
明日は、年長さんが稲刈りと芋掘りに出かけます。こあら組さんは青コースさんのお芋掘りとなっています。
また楽しいエピソードがお知らせできると思います。楽しみにしていてくださいね。
2009年9月17日 木曜日
昨日出来上がったおひさまパワーの入場門が、今日も陽の光を浴びて輝いていました。
朝早く、まだ静かな園庭で、「ねえ先生かけっこする?」とりすぐみのR君が声をかけてくれたことで、教師とR君のかけっこが始まりました。初めは、3・4人でのかけっこから、気がつくと「ボクも!私も!」と集まってきて、年少さんから年長さんまでそして教師達も・・・・・・。いつのまにか園庭はおおにぎわいとなっていました。
そんな子ども達の元気な姿を見守ってくれているのが、太陽パワーの入場門と、今日初めて園庭にお目見えした退場門です。
この退場門は、先日からブログで紹介していますが、年長さんが、チーズの箱で制作したオブジェです。この退場門は、今日からサニーマートに展示のためしばらく出張します。運動会までには、もちろん帰ってきます。19日からサニーマート衣山店に展示されますので是非見にいらしてください。
今日は、是非伝えたい感動のエピソードがありました。
この数日間、年長の子どもたちは副園長からの課題をもって練習に取り組んでいました。それは、どうしたら自分で考えて演技ができるようになるのだろうか。ひとりひとりががんばってみんなの気持ちがひとつになったとき、大きな力となるのだから、ひとりひとりがどのようにすればよいかみんなで話し合う場を持とうということになりました。ぞう組のHちゃんは「どう思う?」「みんなで頑張らんといかんよね!」と年長児のみんなに呼びかけていました。他の子達も「みんなで声をかけあっていこう」「ひとりでもおふざけする子がいたらいかん」様々な話し合いの後、まず今日は「線をひかないで野球けんをやろう!」という事が子ども達からでました。初めての線のない「やきゅうけん」!
それは本当に感動のドラマを見るようでした。
なんと、線のない園庭にとびだした子ども達ひとりひとりの顔が意気揚々と輝き、自信に満ちた演技をみせてくれたのです。
昨日まで線があってもなかなか円や直線ができなかった場面もありましたが、今日はどのクラスも自分達の力で、そして感覚で演技をしたのです。それはすばらしいものでした。副園長の「先生達も笑顔で・・・・・」という言葉にも応えられない程、見ていた教師達は、みんな目を真っ赤にしてその演技に見入っていました。当日もきっと保護者の方達にも感動をあたえてくれると思います。副園長の「魔法の言葉」のテクニックを私も身につけたいなと思いました。
そして今日ぱんだぐみでは、ミキスタディ交流がありました。ミキさんの中にも運動会に参加したい方がいるという申し出があったので今日、一緒に練習をしました。中でもかけっこは、いつもより盛り上がり、走るスピードも増していたようです。一緒に演技や競技をしたことで親しみがわき、給食もそれは楽しそうな会話が聞こえてきました。
運動会では、年中赤コースの中で一緒に競技する予定です。
どうか皆さん応援して下さいね。
〈おまけのお話〉
1学期の終わりにぱんだぐみのYちゃんが、へちまの種を持ってきてくれました。その種をみんなで植えたところ、夏休みの間にぐんぐん大きくなり、2学期に入った時には、見上げるように成長していました。子ども達は、あまりの成長ぶりに信じられない様子でしたが「すごいパワーだねえ」「大きいねえ」と言ってYちゃんも空を見上げながら言っていました。
まさにおひさまパワーを浴びて、ぐんぐんと上へ上へとつるがのびていき、とうとう、さくらの木までまきついていったのです。
来園の際には、是非このへちまをご覧になって下さいね。おひさまから届いたへちまパワーが、もらえる事と思います。
さて、この大きくなったへちまをどのように料理?しようかと、只今、副園長と思案中です。どうぞお楽しみに。
2009年9月1日 火曜日
今日から2学期が始まりまし。
私たち教師は、とびきりの笑顔を心がけて、準備をし、ワクワクしながら子ども達が登園してくるのを待っていました。
夏休みの間にいろいろな経験をした子ども達は、一段とたくましく身体もひとまわりもふたまわりも大きくなったような気がしました。何だか顔つきまでおにいちゃんおねえちゃんになった様にきりりと見えました。夏休み中にお母さんと一緒に作ったんだよ!絵を描いたよ。と言って大切に作品を見せてくれた子もいました。
始園式の中で副園長が、「今朝、元気に来れたかなあ!今日、入ってきたひよこぐみさんにどんな事をしてあげたいかな?」と問いかけると、「手をつないであげる!歌をうたってあげる!わからない事を教えてあげる!」と次々とでてきました。「2学期は、みんなお兄さん、お姉さんになる時期だよ」という言葉にみんなにこにこと満足そうな表情がみえました。
さて、今日は始園式と共に、ひよこぐみさんの初顔合わせ会がありました。対面式で在園児と向かい合ってすわったことで、お兄ちゃんお姉ちゃんを見ながら一生懸命手遊びのまねっこをしたりし、歌を歌ったりしてとても楽しそうでした。
そして、名前を呼ばれると大きな声で「ハーイ!」と勢いよく手をあげて返事をしている子もいました。また「アブラハムの子」の踊りでは、のりのりでおしりを振ったり、くるくる回ったりしながらそれは楽しそうに踊っていました。
ひよこ組さんはお兄さんお姉さんの姿をみて嬉しそうに立ったり座ったり、又 前の年少児達もお兄さんお姉さん気分で元気いっぱい踊ります。
顔を見合わせながら、とても温かくてアットホームなひとときを過ごすことができました。
そして式の後、各学年に分かれて、運動会の内容について、楽しくおもしろく、話し合いをしました。運動会に向け、暑い中、無理をしないよう、短時間で集中してできるように、まず子ども達に内容を理解してもらおうという意図をもってスタートしたかったのです。
年少さんでは、やる気満々のかけっこポーッズをみせてくれT君。
年中さんでは、今度はかけっこで一週走ることを知らせると「ヤッター!」と言ってガッツポーズを見せ、大喜びでした。
うれしいニュースです。
年少すみれ組横と2階ぞう組横のトイレがステキにリニューアルしました。
子ども達は「ワーすごい!きれいね」と大歓声。
みんなで「きれいに使おうね。」と約束し、また教師達も、しっかりとぴかぴかにおそうじする事を固く心に誓ったのです。
みんなで大切に、いつまでもきれいに使えるようにしていきたいと思います。
2階トイレには、大人用の洋式トイレもできました。
2009年7月1日 水曜日
今朝早く、登園したぱんだ組のN君は、「手伝ってあげるよ」と言うと 環境作りをしていた私のそばに 走ってきました。 シャボン玉セットを運んだり、いすを並べたり、プールのマットを敷いたりと次々と手伝う事を見つけては、忙しく動いていました。そんな時、ふと福園長が、柵を持ってプールの部屋へ入って来ました。すると、N君は、さりげなくその柵をひょいと持ち上げて一緒に運んだのです。
「実はね、ここまで一緒に運んでくれた年長さんがいたのよ。まるで二人がバトンタッチをするかのように手伝ってくれたの。ありがとう。 子どもたちがこうして心が育っていることが 本当に嬉しいね」と話しました。その年長児の丁君とN君の本当にさりげない身のこなしが自然だったことに驚き、私たち教師もこの子達に負けないように頭と身体を使って行かなくてはいけないな。と話したのです。
さて、今日新設されたカラオケコーナーでは初めは なかなか盛り上がらなかったのですが、副園長の提案でちょっとステージの向きを変えてみると、なんとどんどん子どもたちが集まり始めたのです。・・・・・夕涼み会には、すてきな歌声が響くように、いまからどんどんみんなで歌を歌っていきたいと思います。・・・将来三葉っ子の中から歌手が生まれるかも・・・・などと期待を持ちながら、歌っている子どもたちに拍手を送りました。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
そして、踊りを踊って居る途中で 突然スコールのような土砂降りの雨が 降り出しました。砂場とままごとコーナーに避難した子どもたちはあまりにひどい雨になかなか動けず、片付けをしながら止むのを待っていました。するとそこへ何本も傘を持った副園長がお迎えに来てくれました。
一本の傘に4,5人が寄り添って入り、園舎へたどりつくと、ひとりは、またその傘を持ってお迎えに来てくれるのです。一本の傘に入り 右へ左へとバランスを取りながら 歩いていく姿は、とても微笑ましくかわいい姿でした。突然の雨にもこんな可愛いエピソードがあると心は晴れて来るものですね。
ぱんだ組ビックニュースです。
今日からぱんだ組にD君という友達が仲間入りをしました。先日から話をしていたので、D君が来るのを心待ちにしていたぱんだ組の子達は、「俺S。」「僕N。よろしくね」と言って握手をしたり、ロッカーやタオル掛けを教えてあげたりしていました。みんなひとりひとり違った表現ではありましたが、「大歓迎だよ」という気持ちを伝えている姿が見られて、とても嬉しく思いました。D君もまた、「お砂場が楽しかった。S君とN君の名前覚えたよ」と笑顔で話していました。
☆新しいお友達とハイ パチリ!☆
さて、ぱんだ組は、昼食後、朝N君がピカピカに磨いてくれたプールで、「足だけ水遊び」を楽しみました。もちろんみんなぴかぴかの笑顔で。・・・・・・ 土砂降りの雨でしたが、心は晴れた一日でした。
☆ 楽しいね、気持ちいいね・・・水遊び☆
☆本日のこあら保育☆
☆トマト・・・赤くなったね!☆
2009年6月10日 水曜日
今日から梅雨入りとなりました。年長児のさつま芋の苗植えは延期になりましたが、かたつむり、かえる、植物、野菜達、そして、水不足を心配していた私達人間も、ホッとした久しぶりの恵みの雨でした。
さて、三葉幼稚園の子ども達は、朝一番、ある場所に集まっていました。そこは副園長提案の「海の家」。今日は、そこにすいかのシーソーが出ていました。その癒しの空間に子ども達は、どこからともなく集まってきていました。そして、いつの間にか順番を待つ子達は、椅子に座って待っていたのです。順番待ちのギャラリーさん達も待っている間、楽しそうにおしゃべりをしていました。とても可愛い光景でした。
そして、ぱんだ組では心温まるエピソードがありました。
Hちゃんは、アイスクリーム屋さんを作っていました。毎日ひとつずつアイスクリームが増えていましたが、今日は何枚も絵を描いていました。「これはね、アイスクリーム屋さんの看板なんよ。」とHちゃん。そして、その絵を横に何枚も貼り合わせました。どうやって、この看板を貼ろうかと考えている時、「剣を作って立てたらいいよ!」とRくんがアイディアを出してくれました。すると、「でも、Hちゃんは、剣が作れない。」とちょっぴり悲しそうにつぶやくHちゃんを見て、Aくんがさっそうと「作ってあげる!」と言って作り始めたのです。1本作り上げ、「はい!」と手渡した後、2本目がなかなか思うようにできません。しかし、何度も何度もHちゃんのためにきれいな剣を作ろうとやり直していました。そして、やっと仕上がった剣を手渡す時のAちゃんの顔は、とても晴れ晴れとしていました。 昨日の「かぶとむしのおうち」のように年中さんになると、「人のために何かしてあげる!」ということができるようになるのだなと思うと、心が温かくなりました。
そしてもうひとつ、伝えたいほんわかとしたエピソードがあります。昨日、遊ぎ場に出掛けた時のことです。帰り際、ぱんだ組はちゅうりっぷ組の子と手をつないで歩いて帰りました。歩道に出たその時、Mちゃんは自分が道路側を歩くように、ぱっと手をつなぎ直したのです。それを見た後ろのぱんだ組さん達が、次々と手をつなぎ直したのです。自分達の方が年上だという意識が芽生えつつあるのだなと成長の過程を大切にしたいなと思いました。
コメント (「ステキな自然からの贈り物」 ぱんだ組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)