幼稚園の日記(ブログ)

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2010年10月6日 水曜日

 たんぽぽ組のテラス前で副園長とぞう組のH君とR君がないしょ話をしていました。昨日から出した運転手さん手作りのおみこしのそばに、副園長が、ダンボールや廃材、包装紙を用意しているのをお絵描きコーナーから見ていた2人が「何しよんやろ、おもしろそう」と言いながら、近寄っていったようでした。3人で秘密の話が終わると、H君とR君は大きなダンボール2つを組み合わせ、下の箱には4つの穴をあけ棒をさしました。そして、自分たちで、考えて棒が動かないようにクラフトテープで止めて、おみこしの棒の取り付けができました。

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2人で真剣に作っている姿を見て、次第に友達が寄って来て人数が増えていきました。違うクラスの子ども達もいつの間にか入ってH君とR君に聞きながら役割ができていきました。副園長と秘密話をしていたH君は作りながら細かい部分までイメージを持ち、友達にもテキパキと指示をしていきます。いきづまると、横にある本物のおみこしを見て応用して形にしていくのです。屋根を作りたいとダンボールを探していましたが、箱の中にある、1枚のダンボール板を見つけ、半分に折り屋根型にすると内側からクラフトテープでくっつけました。次は、「鈴がいる。」「もんがいる」と言って本物と見比べながら、卵パックや広告紙等をうまく活用して、鈴や鳥居、階段、飾りも付けていきました。そこには、本物を見て伝える子、作る子、ガムテープをちぎって渡す子、とたくさんの役割に分かれて作業が効率的に進められていました。H君が「ガムテープ」と言うと、きりん組のT君が「はい」と言って小さく切って渡し、「もう少しおおきいの」と言われると、すぐに大きめに切って渡す、又、多めに切ってすぐに渡せるように腕に付けていく姿はまるで大人のようで驚きました。正に、ここには、見事な協同性があり、三葉っ子の育ちを確信したのでした。次々と作っていくなかで適当な材料がないと「この太さのヒモが欲しい」ときちんと目的を伝えて要求してくる子ども達に教師達は戸惑うことしきりでしたが、そんな時は、副園長が、まるで子どもの心と一体化しているかのようにタイミングよい対応をしていき、これもまた、教師達の驚きであり、勉強でした。

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 10時30分になると、ミキスタディーの子ども達も来園し運動会の合同練習が始まりました。入場行進では、国旗と園旗の子ども達が先頭で入場するのですが、今日はいつもと違います。ピッピ、ピッピという笛の音と一緒に副園長との約束道り、H君とR君を中心に作っていた出来立てホヤホヤのおみこしが、そして、その後ろを一緒に作った子ども達がうち輪を持って入場してきたのです。ひよこ組の子ども達も「うわぁ、おみこしや」と言いながら、見入っていました。

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 明日は、松山地方のおまつりです。本物のおみこしをかついだり、見たりと、お祭りを経験した子ども達が明後日はどんな姿を見せてくれるのでしょう。とても楽しみです。

cimg5900.JPG cimg5939.JPG                                  ひよこ組の子どもも、マネをして、作り始めました。

                                                               明日からサニーマート(衣山店)に年長児が牛乳パックで作ったうしの家族が飾ってあります。お買い物のついでに是非、見て帰って下さい。

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コメント (『おみこし』     ひよこ組 水木 良美 はコメントを受け付けていません)