幼稚園の日記(ブログ)

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2010年10月27日 水曜日

 昨日に引き続き、木工コーナーが子ども達で賑わっていました。「手伝ってあげよんよ」とくぎを打っている仲良しの友達の細長い木片を両手で支えてあげている子の姿も見られました。また、年長児にはどうしても真っ直ぐに打ちたいと何度も年度もやり直す姿も見られました。遅コースで来た年少組のSちゃんは「今日もする!!」と言ってやって来ましたが、早く来た子達が場所と道具を占領していて誰も代わってくれず残念そうにしながらあきらめました。そして、「明日は早コースやけん絶対する!!」と意気込んで帰りました。

 お絵描きコーナーも入れ替わり立ち替わりたくさんの子ども達が絵を描きに来ていました。副園長のアドバイスで今日は、年長・年中・年少と学年ごとに絵を描くスペースを分けました。学年を分けることで、年長児はじっくりと落ち着いて塗り込むことができ、また年中児や年少児のコーナーをのぞいて「上手やね」と声をかける余裕もみられました。コーナーを隣接して分けることで同年齢同士での影響し合いと、異年齢児のコーナーへの興味もより大きくなりそれが刺激になることが分かり、副園長の意図がこの活動で見てとれました。ここでも子どもの育ちを読み取った環境作りの大切さを学びました。テントの位置も前に出したことによって園庭もよく見渡せ、リレーをしている友達の様子を見ながら、自分が運動会で経験したことを思い浮かべて描いていました。それを見た年中児も「私も描きたい」と言って描き始める姿がみられ、年中組のMくんは普段は絵を描く事が苦手で雑なのに今日は、手も5本指を描くなどとても丁寧に描いていました、これも影響を受けるということなんだなと実感しました。

 お日様が当たる場所にあるお絵描きコーナーも日が陰ると風が冷たく感じられました。すると年長児のRくんが「太陽でてこーい!!」と空を見上げて言うと、そのタイミングでお日様が出てきてあたたかくなりました。何て楽しくて素敵なんだろうとRくんのそんな姿に、「自然とこども」という言葉が頭に浮かびました。

 冷たい風が吹く寒い日でしたが、三葉っ子は元気いっぱい。「寒い」という実習生に「寒いけんいっぱい走ったらいいんよ」と声をかけていました。また、砂場で裸足になって遊んでいる子に「寒くない?」と声をかけても、ドームの中でままごとをしている子に問いかけても「寒くないよ!」「ドームの中はあったかいよ」と楽しそうに笑っていました。

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 今日の園庭では昨日の夜からの冷たい風で、木の枝や葉っぱが落ちていました。それに気付いたちゅうりっぷ組では木の枝や松葉を拾って来て昨日折り紙で折ったどんぐりにセロハンテープで手足を付けました。そのままの長さで長い手足にする子、曲がった枝を使う子、好きな長さに切って付ける子、長い枝を一直線に付け、手を真っ直ぐ伸ばしたようにする子など個性が見られました。できたどんぐりを見て「踊ってるみたい」、「お山の上がいい」「〇〇ちゃんの隣り」などと心を込めて作ったどんぐりを壁面の思い思いの所に貼って見ていました。これから冬に向かって寒さに負けないで子ども達と色々な遊びを見つけて元気いっぱい過ごしていきたいと思います。

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