幼稚園の日記(ブログ)

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2010年10月13日 水曜日

 「おはようございます」と元気いっぱいの挨拶を交わしながらバスから降りてきた、Y君は、「先生、もうすぐ運動会やね。早く運動会にならないかな」と目をキラキラと輝かせて言いました。それを聞いていたR君は、「早くシールを貼ってかばんを片付けててくるね」とY君と競争するようにひつじ組へ行きました。素早く所持品の始末を終えたY君とR君は、二人で話し合いをしていたかのように、ステップオン&キャッチのゲームの準備を始めました。そして、シーソーやボールを準備すると他の友達に「○○ちゃん、並んで一緒にやろう」と呼びかけていました。子ども達が考えて必要とするものをいそいそと準備している姿を見て子ども達の日々の成長に感動すると共に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。初めは、4・5人のグループでしていましたが次第に人数が増え、私が保育室から帰ってくると園庭には、オレンジの帽子と白の帽子の2チームに分かれてステップオン&キャッチの競技が始まっていました。白い帽子のチームは、たんぽぽ組かと一瞬思いましたがそれは、ひつじ組のオレンジ帽子をひっくり返して白い帽子にかえていたのです。子ども達の顔を見ると、みんな真剣な表情で「さっきは、白チームが勝ったんよ」と得意そうに教えてくれました。

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本当に子どもが意欲を持って行う活動を見ていると知恵、工夫、創造性等、様々な学習をしている場面や発達の場面が見られます。遊びの中で友達と考えを出し合って分かりやすいようにチームを作り区別しているなんて・・・すごい!!」と感動するばかりです。そんな中、大空には、自分達が描いた絵が旗になって風に揺られながら子ども達を温かく見守っていました。空を見上げた子どもが「あっ、ぼくの旗があった」「Mちゃんのもあるね」と指をさして喜んでいるとてもいい笑顔でした。その後すすめた青コースの全体練習では、プログラムに準じながら、かっけこをしたり、踊りをしたりしました。年少児や年中児は、年長児の「やきゅうけん」の踊りに見惚れたり一緒になって踊ったりと憧れの眼差しでいっぱいの様子でした。少しずつ、本番のように衣装を身に付けて鼓笛隊をする年長児、そして、自分で作った帽子をかぶって踊る年中児、茶色いマントをなびかせながら踊る年少児、そして、にこにこ笑顔で体全身で表現するひよこ組さん。どの学年にも学びがいっぱいです。子ども達の生活のなかでの学びや育ちを見逃さず私達、教師も子ども達と一緒に成長したいと思います。

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 一方、くま組は、歩風里へ交流に行きました。行きのバスの中、笑顔のない子ども達を見た副園長は・・・「あめんぼあかいなあいうえお」と笑いかけながら言いました。するとすぐに子ども達も「あめんぼあかいなあいうえお」と返してきました。怒りながらの「あめんぼ・・・」泣きながらの「あめんぼ・・・」そしてもう一度笑いながらの「あめんぼ・・・」少し緊張気味だった子ども達もとてもかわいらしい笑顔になりました。今日は、「虫の声」「とんぼのめがね」をペープサートを見せながら歌ったり、お手玉を使って「あんたがたどこさ」の手遊びをしたりしました。そして、いよいよ紙芝居を読む時間になりました。以前、合歓の木で紙芝居を読み、おじいちゃんやおばあちゃんが喜んでくれたことが嬉しくて、歩風里のおじいちゃん、おばあちゃんにも読んであげたいと思い、「ぴょんぴょんぼたもち」を練習していきました。今回は役になりきって読む練習をした子ども達は強い口調で読んだり、悲しい声で読んだりその都度に笑い声や拍手がおこりました。最後は野球拳を踊りました。実はこの衣装は、昨日のきりん組さんからまわってきた魔法のチョッキでした。魔法が切れているといけないのでもう一度バスの中でおまじないをしていました。そのかいあってか、しっかり手足を伸ばしいつもより、元気な声が聞かれました。たくさん拍手をして頂いて、子ども達もとても嬉しそうでした。この経験は、子ども達の自信につながったことと思います。

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コメント (「大空には、ぼくの旗、わたしの旗がいっぱい」                                     ひつじ組 山田 美和 はコメントを受け付けていません)