幼稚園の日記(ブログ)

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2023年10月23日 月曜日

 稲刈りの予定だった20日は天気予報が雨だった為、月曜日が稲刈りに延期になりました。そこで園内で練習用稲刈りをしました。園長からハサミ、包丁、鎌の違いとそれぞれの正しい使い方を実践しながら教えてもらいました。ハサミでも稲を切ることができるけど、鎌の方が刃が丸くなっているから沢山の稲を刈ることができること、左手を逆手にして稲をつかむこと、運動会の踊りの時のように足を開いて腰を落として稲を刈ることなど月曜日の本番に向けて大切なことを学びました。「稲を刈るのは?「鎌!」「紙を切るのは?」「ハサミ!」「野菜を切るのは?」「包丁!」「プリンを食べるのは?」「スプーン!」と教師と掛け合いをしながら教えてもらったことを楽しく復習しました。また、園長から、「レインボーファームの田んぼの稲はどれだけ大きくなっているか月曜日見ておいてね」と課題ももらい、稲刈りへの期待も高まった1日でした。

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 そして月曜日登園してくると、ぞう組のWちゃんは待ち遠しくて朝一から稲刈りのイメージトレーニングをしてきたそうです。友達同士で手はこうやったよね?と確かめ合う子どももいてとても微笑ましく思いました。レインボーファームに着くと、幼稚園の稲よりもはるかに高い稲にびっくりし、又、田植えの時は小さな苗を4本植えたのに稲の株はなんと19本になっていました!幼雑園の細い稲に比べて2倍の太さも長さもあるレインボーファームの元気な稲に大興奮でした。そして、園長が稲を刈って見せてくれると刈る音までザクッと良い音が鳴っていて思わず歓声が上がりました。

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 さっそく教えてもらったことを思い出しながら稲刈り始めました。幼稚園の細い稲とは違い、1本1本が太い為、片手でつかむのも一苦労。1人3株ずつ苦労しながら刈っていましたが、それでも1株目より2株目、2株目より3株目と、次第に手慣れてくるのが三葉っ子。自分が刈りやすいように稲に近付き足も開き、力が入れやすいようにコツをつかんでいきました。園長のように上手くはいかないものの教えてもらったことを精一杯真似して頑張っていました。自分が刈った3株の稲は予想以上に重く、大切に育ててくれたもち米の穂を踏まないようにギュッと抱きかかえて稲木まで運んでいました。全員が3株ずつ稲を刈り終えると、レインボーファームの堀内さんが稲刈りの機械を持ってきて稲刈り機体験もさせてもらいました。自分達が1株刈るのに苦労していた稲刈りも機械がするとサッと刈ってすぐに束になって出てくるのでそれにもびっくり!一緒に機械を押させてもらって束になって出てきた稲を自分で抱えて稲木の所まで運んでいく子ども達も1人前に見えました。

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 みんなが稲刈りしている間に「なんで田んぼの土が割れているの?」と不思議なことを見つけて園長に質問したA君。流石三葉っ子です。園長が子ども達に手を繋がせて水を含んだ土に例えて分かりやすく話をしてくれました。手を伸ばして繋いだ子ども達に「手と手の間に水分があったんだけど、田んぼの土から太陽が水分をとると、仲良しだった土の手が離れて固まりが沢山できて、間があいてしまうんだよね。これがひび割れなの」と見て分かるように説明してくれました。田んぼの中にも沢山の不思議や発見があり、自然の面白さを改めて実感しました。

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 もち米を育ててくれた堀内さんにも12月のおもちつきと去年してくれたポン菓子をまた幼稚園でしてもらう約束をしてお別れしました。帰ってからも田んぼのひび割れが面白くて絵に描く子、稲刈り機が楽しくて細部まで覚えて描いている子などとても楽しい絵ができていました。これからも稲刈り等の体験は機械化されてなくなり、貴重な経験になると思われます。何にでも挑戦し楽しめる三葉っ子達です。今度は気候の関係で固い固い土の中でのお芋掘りです。

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