2023年2月15日 水曜日
今日は朝からいろんな所で子ども達が考えながら何やら準備をしていました。何作っているの?と聞くと、「これは木だよ、先生なんで木を作ってるか分かる?」と年長の子ども達。ん〜・・・何でだろう・・・「もう!教えてあげるね!昨日ね、歌の時とかにね、木があったらみんなが『可愛く』見えるよ」って古森先生に教えてもらったんだよ!!と言い、みんなで協力して作っていました。さすが年長さん!!昨日のリハーサルで古森先生にアドバイスをもらったことをしっかり覚えていました。「劇もね、もっと良くなること教えてもらったの♪」と子ども達はそれぞれ道具作りをしたり、練習する準備をしたりと、朝からウキウキ大忙しでした♪
年少児も、もっとオペレッタの子ども達が可愛くなるようにとアドバイスをもらっていたので、塔の柱につける飾り作りをしました。作っていると、「先生昨日行った所高かったね〜!上がお空みたいに高くてびっくりしたよ!」とMちゃん。「明日はお母さんが来るんだ〜!」とAちゃん。すると、Kちゃんがオペレッタの歌を歌いながら何人かの子と野菜のパーティーを始めました。年少児にとって初めての松前文化センター。初めての!大舞台!!先生も子どももみんなドキドキワクワクです!
そして、降園前に、青コース赤コースの年少みんなで踊りとオペレッタの見せ合いっこをしました。「かっこいい〜!」とお互いに拍手し合い、「明日頑張ろうね!!」と気持ちを高めて降園しました。
三葉っ子達は遊びの天才!!遊びの延長線でいろんなことを学び、いろんなことが出来るようになりました。そんな楽しい!!が詰まった今年の劇やオペレッタ、踊り!心のこもった歌に合奏♪これまでにもいろんなエピソードがありましたが、きっと明日もあるでしょう!でも、もし困ったことがあったとしても大丈夫!!遊びで培った生きる力はここでも発揮してくれるに違いありません。子ども達の優しさとアイデアで乗り越えてくれる!舞台は子どもだけの保育室。教師も子どもを信じて見守ります。保護者の皆様も明日はとびっきりのニコニコ笑顔で客席から見守り、温かい拍手を頂けると嬉しいです。
2023年2月14日 火曜日
生活発表会まであと2日!今日は松前文化ホールで反対コースの子ども達や演技の終わった子達がお客さんになって本番と同じようにプログラムを進めていきました。



年中さんの手話から始まる生活発表会‼︎年少時にお兄さんお姉さん達の手話に憧れをもっていた子ども達!!大きな舞台にも緊張することなく大きく体を使って表現する子ども達を見てとても嬉しく思いました。そして、踊りでは交互に立ったり踊ったり元気に踊ります。また、劇団バクさんの人形劇を見て『ネズミの嫁入り』のオペレッタをすることにした年中さんの可愛い振り付けも楽しみにしていてください。
そして、たんぽぽ組さんは初めての場所ということもありドキドキ、ワクワクした様子でした。昨日から青組の子ども達は「頑張ったらメダルあるかな?」「明日はいっぱい頑張るぞ」とすごく張り切っていました。発表会の練習が始まってから教師よりやる気いっぱいの子ども達!!園庭で元気に遊んで部屋に戻るとお面をつけて「練習しよう!」トイレに行ってさぁ〜帰る準備をしようとしたらお面をつけて「音楽つけて!」と子ども達から声をかけてきます。いざリハーサルとなると松前文化ホールでは大きな舞台にソワソワして周りをキョロキョロしたり、動いてみたりすることもありましたが歌ではカスタネットを上手に鳴らしたり元気に歌うことができていました。たんぽぽ組では今日オペレッタの前の歌で使ったカスタネットをどう回収するか考えて急遽年長さんに回収してもらいました。急なお願いでしたがさすが年長さん!!丁寧に回収してくれました。その時にS君は「ありがとう!!」と年長さんにお礼を言うことができて嬉しく思いました。オペレッタでは見どころにも書きましたが動物さんを呼ぶ声、ハイハイで通るトンネル手袋の姿を楽しみにしていてください。本番ではお母さん、お父さんを見つけて泣いてしまうかもしれませんがニコニコ顔で応援してくださったらと思います。
年少児も衣装に着替えると待機している時には「楽しみ!」とモリカメラさんに話していました。そんな中、オペレッタでは野菜さんの可愛いパーティーが開かれる場面でトラブルがありました。手に持っている小道具が友達の手に当たり落ちてTちゃんが泣いてしまったのです。教師はドキドキしていましたが当ててしまったMちゃんが拾って優しく渡したのです。年長さんが気づいて来てくれたのですがなかなか機嫌がなおらなかったのにMちゃんが手を差し出すと一緒に移動することが出来ました。こういうところも発表会の見どころ!本番も何が起きるか分かりません。やはり友達の力には叶わないなーと思うと同時に嬉しくなりました。
年長さんは自分達で基本は昔話のストーリですがアレンジしながら劇を作っていきました。自信いっぱい演じる子ども達のやり取りを楽しんでください。そして、最後の素敵な合奏、歌の後にはアンコールをお願いします。
2023年2月13日 月曜日
今日は発表会の本番を3日後に控えて、ホールでひつじ・うさぎ組ではじめのことばと歌「たきび・うたえバンバン」の練習をしました。山中先生から教えてもらった手話を最初は覚えていない箇所を友達同士見合いながらしていた子達も前を向いて自信を持ってできるようになっていました。歌も歌詞を覚えて自信を持って元気よく歌えるようにはなったのですが、元気すぎて怒鳴り声で音程を外す子も出てきました。それを見ていた園長からもっと上手に歌えるアドバイスをもらいました。「ニコニコ笑顔で歌っていたら優しい可愛い声になるんだよ。やってみて。」と声を掛けてもらい、友達同士で微笑み合う姿がありました。「頑張って!」ではなく「可愛い笑顔で!」の方が音程も外さず明るい歌声になるので、明日のリハーサルも16日の本番も聴いているお客さん達に笑顔と可愛い歌声が届けられるようにできればと思います。
その後、会議室とホールで各学年入れ替わりで明日のリハーサルに向けて各学年劇や踊り等の最終調整をしていたので、年中児は年長児の劇を見せてもらいました。うさぎ組のO君は「何が始まるの?」と見る前からワクワクしていてとても楽しみにしていました。ぞう組の「だいくとおにろく」の劇は、観ながら「次は何が出てくるんだろう。」と友達と話しながら観ていました。セリフを言う時のコロコロ変わる表情、子ども達が考えた面白いセリフの数々など見ていて面白かったです。うさぎ組の子ども達も目を輝かせながら観ていました。「あの歌面白かったよね」とエンディングの替え歌を口ずさみながら部屋に帰ったり、まだ自分達の発表会も終わってないのに「オレは桃太郎の劇がしたいなぁ。かっこいいなぁ」と年長児になった時のことを思いながら話をしていました。
また、反対にくま組にお客さんになって踊り・オペレッタを見てもらいました。Y先生が「見てるよ~!かっこいい人は誰かな~」と声を掛けてくれたおかげで、子ども達もシャキッと背中が伸びて最後まで元気よく練習することができました。明日のリハーサルは本番と同じ大きい舞台で練習をします。今までの練習の成果を少しでも出せたら本番の自信にも繋がっていくのかなと思います。
一方では、今年もコロナ禍の中でいっぱいいっぱい遊んで、元気いっぱいの子ども達は、3学期から始まったお味噌汁パワーで更に活動的になっています。その分、年長組は発表会の練習が疎かにというよりもごっこ遊び的になっていて、只今、劇として成立できるようにまとめることに教師達はやっ気になっています。明日のリハーサルでは子どもを信じて、楽しい劇?になることを願いながら準備をしています。
2023年2月11日 土曜日
三寒四温の季節とはいえ気温はまだあまり上がらない日が続いていますが、陽が射す時間帯は暖かく戸外遊びも楽しめます。
そんな中でこのところ一時預かりぴよぴよの利用者も少し増えて保育室のこども館が賑わってきました。
特に2歳児が来ている日は子ども同士のかかわりも沢山みられ、片言で会話しながら仲良く遊ぶその可愛い姿に私達が癒されています。
利用し始めた頃は人見知りや場所みしりで泣いていた子も何度か来ているうちに徐々に慣れて好きな遊びをみつけて笑顔で過ごせるようになるとホットします。
雨上がりの日、園庭にあるドームの近くで水たまりをみつけた2歳児のTちゃんは砂場からスコップを持ってきて水たまりの水をすくい始めました。すると傍にいたIちゃんも横に並んでスコップですくった泥水を少しずつ小さなコップに入れていました。
するとそこにj君がやって来ていきなり水たまりに足をいれました。私は「あらら~」と止めようとした瞬間、TちゃんとIちゃんは( ゚∀゚)楽しそう!入ってみようと足を一歩踏み出しました。あわてて声を掛けようとしましたが、「やっぱりやーめた!」と言わんばかりにまた水をすくい始めました。
するとj君も気が変わり3人が水たまりを囲むようにして遊び始めました。そこで水が飛び散るほど大胆に水をすくうj君にTちゃんは「あっかんべー」と顔を見合わせた後、負けじと手早く水をコップに入れていきました。Iちゃんはマイペースですくい3人は夢中になって遊んでいました。
お部屋では犬のぬいぐるみにおもちゃの聴診器をあててお医者さんになってあそんでいたRちゃんをみて犬にコップをあてて薬を飲ませようとするTちゃん、何か食べさせようとするAちゃん、生活の中の経験がごっこ遊びにつながっていて微笑ましく思いながら見守りました。
また、誰かが始めた積み木遊びに一人二人と興味を持って傍で同じように遊び始めたり、個々がままごとで遊んでいたがいつの間にか「いらっしゃいませー」「おかわりどうぞ。」「はい食べてくださーい」とごっこ遊びになったりして子ども同士の距離が縮まっているように感じます。そして隣に誰かがいることで安心できたり親しみを感じたりする関係になっていく過程をみていると日々来ている子どもの顔ぶれは違っても小さな社会で個々が育っていることを実感します。
これからも一時預かりという場所が安心、安定できる環境で子ども達の成長を少しでも援助できる場所になるよう頑張りたいと思います。
2023年2月10日 金曜日
発表会まで残りわずかとなった今日、朝から2階の年長児の保育室前のテラスでは発表会に向けて色々な活動が進められ、朝早く来た子から松前文化センターの入り口に飾る絵を描いていたのでした。どの子も自分達のする劇をイメージしてすいすい〜と描き進めていました。完成した絵を見せてもらうと分福茶釜ではたぬきの茶釜ときつねの茶釜が綱渡りしている所、3匹のこぶたでは腹ペコぶたと働き者ぶた、寝ぼすけぶたがいるのでそれぞれ表情を描き分けていました。また、大工と鬼六では、鬼六の強そうな顔だったり、桃太郎では桃太郎が鬼ヶ島に行く道中だったりと、一目見て”あぁ〜このシーンかな?”と分かるものばかりで劇が楽しくないと描けない絵だなと思いました。当日会場に飾る絵も楽しんでもらえたらいいなと思います。
発表会に向けてプログラムを覚えたり、衣装や大道具を作ったりと朝から頑張っていた年長児は今日卒園DVDの大きくなったらの個人撮影をしました。少しそわそわしながらも自分達で「えり出てる?」「あ、靴下が下がってるよ」と身だしなみを整えていました。今年は「笑顔があれば何でもできる。」を合言葉にホールに上がる前、みんなで笑顔対決をしました。しかし、笑顔で上がったはずがカメラの前に立つと緊張する子がちらほら…見守ってくれていた園長が「大丈夫よ。かわいい顔撮ってもらわなくちゃね!ほら〜笑顔競争よ!」と緊張をほぐしてくれました。ほぐしてもらった後はみんなニコっとすてきな笑顔に。声も明るくなりました。笑顔の力のすごさを子ども達も私も感じましたが、緊張していたのは子ども達だけではなかったようで、担任のコメントで私達教師もドキドキ。そして案の定「うわぁ〜まちがえた~」と言うと子ども達はケタケタ笑います。もう1回撮り直し始めると後ろでコメントをきいていたどのクラスの子ども達も嬉しそうにニヤニヤしながら静かに聞いてくれ、とっても楽しく温かい雰囲気で無事撮影することができました。今年の子ども達の可愛くて素敵な所がたくさん詰まったDVDになるのではと今からとても楽しみになりました。年長児は大きな行事、幼稚園最後の発表会があります。幼稚園生活も残りわずかとなりましたが、1日1日を大切に、楽しんで過ごしたいと思います。
2023年2月9日 木曜日
暦の上では立春を迎えて一週間、まだまだ寒いと感じる今日この頃ですが、至るところで春を目にするようになってきました。前回私のブログで紹介したイキシアもたくさん芽が出て10c m程に伸びていました。またアネモネも大きくなり双葉、四葉と葉っぱが増えました。苺の苗にもかわいい白い小さな花が咲いていました。年中さんが11月末頃一人一人の鉢に植えたチューリップの球根も厳しい冬を乗り越え、かわいい芽が出ていました。“♪春が来た♫春が来た♪どこに来た〜♪”春はすぐそばまでやってきています。春探しの散歩が楽しみです。
発表会(2月16日)まで後5日(土・日除いて)、踊りも立ち位置、移動の仕方も覚えた年少児達です。「行くよ」と同じ役の子に声をかけたり、「ここだよ」とお休みしていた子に立ち位置を教えてあげたりする姿も見られるようになりました。踊りの振りも練習しているうちに、難しそうだったり、気になったりするところを子ども達と一緒に考えて、子どもなりの動きに合わせることで、すぐに覚えて楽しく踊れるようになりました。そこで今日は初めて衣装を身に付けて踊ってみました。それぞれの衣装を袋から出すと「わぁ~ これ」と友達に見せたり、着替え終るとルンルン気分でポーズをとったりしていました。衣装を身に付けるだけでも気分が盛り上がった年少児達はいつもより張り切って踊っていました。本番がとても楽しみです。
さて、園庭では寒いこの時期になると、体を動かして遊ぶサッカーが大人気になります。今までサッカーコーナーが園庭の半分以下の小さ目のコーナーに作って、他の色々な遊びも出来るようにしていました。今朝、それを見た園長がこれでは思い切り走ったり、ボールを蹴ったりできないと園庭の中央に東西にサッカーゴールを持って来て、広くしてくれました。柵からボールが飛び出ることもなく思い切り走り、思い切りボールを蹴る子ども達の姿に環境の大切さを改めて思いました。いつも子どもの遊びを見ながら環境を変えていく基本を忘れては、園長に指導されて気付かされることを、今日も反省しました。
また年少児達の活動も生活発表会が気になって、練習時間が長くなりがちなので、今日はお天気が良く、気温も高いので、昼食後外に出て遊びました。どの子も三輪車がこげるようになり、友達と競争したり、速く走る為、友達が乗っている三輪車を後ろから押してあげたり、また乗りたい友達と順番で交代したりして、自分達で考えて遊ぶようになってきました。今までつりかんも年長・年中さん達がしているのをじっと見ていた年少児がいつの間にかコツを学び、つりかんにぶら下がると体を揺らして進み、端から端まで行けるようになり、友達に「こうしたらいいよ」と教えてあげたり、「見てて」と出来るようになった姿を見せ合ったりして、友達とかかわって遊ぶようになってきました。
植物が芽を出して伸びていくように子ども達も沢山の刺激を貯え、次の成長に備えているのだと感じ、嬉しくなりました。春が来るのがとても楽しみです。
今日の園給食です。
2023年2月8日 水曜日
朝一番、「くまぐみさーん」と2Fテラスから園庭で遊んでいるくま組の子ども達に園長が呼びました。何やらいい話が…そこにはわらの束と発泡スチロールで作られたレンガがありました。実は、生活発表会で「3びきのこぶた」の劇をするくま組ですが、前日の練習で大道具が大きすぎたり、準備のつじつまが合わなかったりと「どうしたものか…」と頭を抱えていたのです。
そこで、「自分たちが本当に作ったらもっと劇が楽しくなるんじゃない?」と園長からの提案に「いいの⁉」と子ども達は大喜びで材料を2Fテラスにせっせと運んでいきました。
どちらを前にして作るのかを決めると、「窓作ろう!」「ここからひも通して。」「先生持ち方が悪い‼こうよ!」「はさみで切る役するよ。」と少しのヒントをもらってからは、本当に5、6歳の子どもたちなの⁉と思うほど次々にイメージが湧き、自分達でやりとりをしていきます。そして、この大道具には今までに年長さんが学んだことがたくさんつまっています。わらの家を作る時には、わらの束を園長からもらうと「これ稲刈りでしたやつやん。稲木よ!」とパッとわらの束の足を開いて、家の土台へかけていったのです。その姿に私自身も絵で描いた大道具ではなく、これこそが本当の三葉らしい大道具だなと勉強になりました。
その様子を見ていると…あれれ、くま組の帽子の中にすみれ組のYくんが入っているではありませんか。くま組の子ども達が気付いて、「年長じゃないでしょ!」「そこテープ貼らないで!」などと怒るのではないかと心配していたのですが、そんな心配なんて三葉っ子には必要ありませんでした。「ぼくもやりたい!」とテープを貼りたがるYくんに、くま組のKちゃんが「楽しいからやりたくなるよね♪」と優しく笑いかけ、テープを渡したのです。その姿に心が温かい気持ちでいっぱいになりました。
そのおかげで、今日の劇はやる気いっぱい!!わらの家を吹き飛ばすのだって、木の家に体当たりするのだって今までとは勢いも表現力も格段に違います。本番まで、あと1週間。1日1日進化し続けている毎日で、大丈夫かと不安でもあり、楽しみでもありで、ドキドキですが子ども達が創りあげる劇です。子ども達のすべてがつまった劇になるように頑張りますので期待?していてください。「笑顔があれば何でもできる!みんながいれば何でもできる!」が合言葉の子ども達。残り数日、たくさん知恵を出し合って助け合っていくことと思います。