幼稚園の日記(ブログ)

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2023年2月24日 金曜日

今週の火曜日、ブログでも紹介しましたが、青森県りんご対策協議会の方から500個近いりんごをいただきました。来てくれた瞬間から「ありがとう!」がたくさん飛び交っていましたが、りんごをトラックで運んでくれた「松山青果」の方々が帰ってからも「先生、手紙を書いたら届けてくれる?」と子どもたちが自ら青森や松山青果のおじちゃんたちに宛てて絵や手紙を書き始めました。

子どもたちがりんごを受け取ったり、PR用のDVDを見たりしている様子を写真でお返ししなくてはならなかったのですが、それを取りまとめてくれている、中予私立幼稚園連盟の事務の方に子どもたちが一生懸命手紙を書いていることを園長が話すと、感激してすぐに松山青果の方に伝えてくれました。すると、松山青果の方が喜んで「それなら自分で手紙と写真を受け取りに行くよ!」と言ってくれたのです。時間の余裕がない中で一人ひとりにりんごを手渡ししながら、三葉っこたちが「ありがとう!」「やった~!ありがとう!」と感謝の気持ちを表したことで、おじちゃん達も三葉ファンになってくれたのかな?なんてニヤニヤしながら思いました。あんなに笑いかけてもらったらかわいいよな~、この子たちって周りの人をいい気持ちにさせるよな~すごいなぁとなんだか日頃の自分の行いを反省しなくちゃなと感じます。

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水曜日、ぞう組は6名程度のグループで青森のおじちゃんたちに手紙を書きました。鉛筆と紙を順番に回しながら「ここまでは〇くんね、ここからわたし!」と分担してみんなで仕上げていました。それぞれが、りんごをもらって嬉しかった気持ちや、HPで見た「皮付きで食べる方が腸に良いこと、また、ヨーグルトと一緒に食べるともっと良いこと」を早速家で伝え、そうやって食べたんだ!ということを書いていて、こんなに自分たちで書けるようになったんだなと感心しました。

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今日は、松山青果のおじちゃん達への手紙を年長の部屋のテラスで書いていたのですが、らいおん組のKちゃん、Aちゃん、Nちゃんがあぁでもない、こうでもないと自分たちの気持ちを手紙にしていました。感謝の気持ちはもちろん、「お家で丸かじりしたって書いたらおもしろいかな?」「またお店で買うって書こう!」と相手の方が読んでいて楽しいように、喜んでもらえるようにと一生懸命書いていました。裏面の飾りも「何て書けばいいの?」「まつやませいかのおじちゃんたちに宛てて書けばいいよ」と言うと、自分たちで字を書いたり絵を描いたりして完成させていました。いつのまにか、平仮名が上手に書けるようになり、表現力豊かに自分の気持ちを表すことができる子どもたちに驚かされるばかりです。

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人と人とのコミュニケーションで感謝の気持ちを表現することや、「相手のために」「喜んでもらうために」を考えることはとても大事なことだと思います。ただ今の時代、それがなかなか難しくなっている状況であったり、そういうことが苦手な人が多くなっていたりして、私も幼稚園以外で100パーセントそれができているかと言われると・・・胸を張ってできている!とは言えないかもしれません。「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本があります。砂遊びの効果や重要性を謳った本ではありません。人がどうやって生きていくか、どんな気持ちで日々を送ればいいか、それは難しいことではなく、幼稚園のうちに学んでいる。それをするか、しないか。できるか、できないか。人間関係を良好に、素敵な人生を送るためには、幼児期にお勉強をして知識を頭に詰め込むより、たくさん遊んで、いろんな経験の中で良いも悪いも気持ちを表現して様々な社会を学んでいくほうが大切なんだろうな、と嬉しそうに手紙を書いたり、見てみて!とキラキラの笑顔で見せに来たりする気持ちのいい子どもたちを見ながら思いました。

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さて、今日は年長児が卒園写真を撮影しました。行事の度にお世話になる、モリカメラさんが来てくださって年長児みんなを撮ってくださいました。モリカメラさんは三葉っこが大好きで、いつもたくさん褒めてくれます。今日も年長児のしっかりぶりを褒めてくださっていました。でも撮影の時にアンパンマンのぬいぐるみが出てきて大笑いする子どもたちに「まだアンパンマンで笑うか~?!」と幼さ残る姿にふふっと笑わせてもらいました。卒園式にはコサージュを付けます。このコサージュ、園長と担任とどの色がいいかな?と選んで購入したのですが、やっぱりこのピンク色が制服のブルーと子どもの顔に映えてさらにかわいく素敵に見えるのです。制服を直したり、コサージュを着けたりしながら、背が伸びたなぁ、足が大きくなったなぁ、顔つきがお兄さんお姉さんになったなぁと感慨深く思いました。卒園式まで、登園するのは12日です。卒園式で歌う歌をお昼にCDデッキで流していると、成長が嬉しいのとさみしいのとで、一人うっかり涙が出そうになりました。(まだ泣いていません。泣きそうになっただけ!笑)

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今日の写真撮影の子ども達の姿を見て、残す幼稚園生活でこの子たちといっぱい遊んで、今しかできないことを存分に楽しみたいと改めて思う一日となりました。

 

2023年2月22日 水曜日

 今日、年中児は秀野邸の畑にじゃがいも植えに行きました。先週の金曜日に種芋作りをして、じゃがいも達を病気から守れるように灰を付けて休ませていました。玉ねぎの苗植え同様、年長さんの代わりに「来年みんながじゃがいも掘りができるように」と大役を任された年中児達は、期待でいっぱいの表情でバスに乗り込んで行きました。じゃがいも植えを経験した年長さんから「がんばってねー!」の声や年少さんから「私たちのじゃがいもよろしくね!」の声など沢山の声をかけてもらいながら秀野邸へ出発しました。

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 秀野邸に着くと、何やら畑の隣の水路の中を並んであるんでいる人達がいました。園長に呼ばれて、子ども達と走って見に行くと、その人達は、とんぼを使って勢いよく水路の中の泥を流していました。

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 どんどん流れていく泥の先には、ホースで泥を吸引していく青い車がありました。その車は「汚泥収集車」といって松山市に2台しかない汚水や泥を吸い取る自動車でした。初めて見る働く車に子ども達は、興味津々、近くまで行って見ることも出来ました。

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そこで水路を掃除していたのは、松山市の職員の方達でした。なぜ水路を綺麗にしないといけないのか園長先生に話してもらうと、「虫の赤ちゃんが増えると大変!」「いっぱい蚊にかまれるの〜?」と話していました。帰る頃にはその川はそこが見え、綺麗な水がサラサラと流れて太陽でキラキラ輝いていました。りす組のKちゃんは、綺麗な水路を見ると、虫になりきって「こりゃだめだ〜たまごがどこかに行っちゃうよ〜」と頭を抱えて笑っていました。子ども達の表現や感じ方はそれぞれで、とても可愛くて思わず笑ってしまいました。松山市役所のおじちゃん達に「ありがとう!」とお礼を言って、さあ、じゃがいも植えです。

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 園長先生が実際に植えて見せながら話してくれました。土に開いた穴に種芋を入れると、ぱんだ組のRちゃんが穴が小さいのを見て、「おへや、狭かったらかわいそうよ、ご飯も食べるのに」というとりす組のRちゃんは「もぐらさんみたいに広げたらいいんよね」と話していました。種芋の向きは、「逆立ちだとかわいそう、、」と気をつけて切り口を下にして植えると、優しくお布団(土)をかけました。1人6個ずつ植えながら「またカレー食べたいな」「フライドポテト屋さんしたいな」と思いを込めながら植える子ども達でした。

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 じゃがいもを植え終わると以前に植えていた玉ねぎの世話にまわります。玉ねぎの周りには、栄養泥棒の雑草や野花が生えていました。先日、幼稚園の駐車場の玉ねぎを栄養泥棒から守った子ども達は、「また栄養泥棒が!?」「あー!大変!」と慌てて泥棒達を退治していきました。「だめでしょ〜」「もう!」と雑草に怒りながら抜いていく子もいました。年長さんになって収穫できるのが楽しみです。

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2023年2月21日 火曜日

10時30分頃「古森先生、リンゴが届きました。」と放送がなり、何も知らないちゅうりっぷ組の子ども達は、目を丸くしながら「りんご?古森先生に?」と首をかしげていました。すると、園庭で遊んでいた年中・年長さんがザワザワ!!気になってテラスに出てみると古森先生が「トラックでみんなにリンゴを届けに来てくれたよ。」と教えてくれました。

 

「やったー。」「私リンゴ大好き!」と盛り上がっていると、緑のホロが付いたトラックが1台、園庭に入ってきました。子ども達も知らされていないサプライズで驚いていましたが、届けに来てくれた卸売市場のおじちゃんもまさかの歓迎にびっくりしながらも手を振って応えてくれました。

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トラックを止め、早速ホロをめくってくれると、中に見える沢山のリンゴの箱に「わぁー!」と歓声が上がると、おじちゃんが早速、箱を開けてきれいな赤いリンゴが見えるように傾けてくれました。するとまたまた、「わぁー!」と歓声があがりました。

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そして、おじちゃんが持ってきたリンゴについて豆知識も教えてくれました。「今日持ってきたりんごはね、青森県って所で作っているサンふじっていうリンゴなんだよ。サンふじっていう名前の『サン』はね英語で太陽の事なんだよ。リンゴに袋をかけずに太陽が沢山当たるようにして育てているから、きれいで赤くてとってもあまーいリンゴに育ってるんだよ!!」とまた一つ賢くなりました。そこへ、古森先生が「あっ!三葉幼稚園のサンサンランドと一緒だね!太陽ってすごいね。」と言うと、みんなが「本当だ!!」と身近に感じ、もらったリンゴの価値がさらにあがりました。

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そして、なんと、次の所への配達で忙しいおじちゃん達に園長が無理を言って一人ひとりにリンゴを1個ずつ手渡しで配ってもらいました。大喜びの子ども達は大きな声で一人ひとり「ありがとう!!」とお礼を言って受け取ると大切そうに両手でリンゴを抱えていました。おじちゃん達一人ひとりに笑顔で丁寧に対応してくださりました。

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リンゴを送ってくれた青森県りんご対策協議会の方には勿論ですが、届けてくれた中央卸売市場のおじちゃんにも忙しい中、時間を取って直接手渡しして頂きより気持ちも高まり感謝です。

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何でも楽しめる三葉っ子はおじちゃん達が帰った後も青森県りんご対策協議会のPRDVDを見たり、ホームページを見たりより興味が膨らんでいきました。降園前には、王林ちゃんになりきった女の子達が「オーリンゴウーマン!!」と全クラスをまわり、それに負けじと男の子が集まり「オーリンゴボーイ!!」を発足していました。ぜひお家でも『青森県リンゴ対策協議会』のホームページを開いてみて下さい。

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一人一個ずつリンゴをもらった子ども達はまるで宝物をもらったように大切に抱き抱えていました。ひよこ組ではもらったリンゴをかばんに入れるのも一苦労、なかなか手から離せなかったようです。そして、年長児はリンゴがつぶれるといけないからと言ってかばんをおなかに抱えて帰る子もいました。

一個のリンゴの価値が活動によってこんなに変わり、一個のリンゴのおかげで楽しい一日となり学びの多い一日となりました。これからも子ども達と楽しいことを見つけ、楽しいを作っていきたいと思います。今日一日子ども達の楽しいに関わってくださった多くの皆様ありがとうございました。

青森県りんご対策協議会の方々には本日の様子と子ども達の笑顔と元気いっぱいの「ありがとう!!」を送りたいと思います。

2023年2月20日 月曜日

生活発表会でやさいのパーティーがだいすきになったさくらぐみの子どもたちはやさいのパーティーに出てくる野菜たちを作ることにしました。トマト姫やキャベツ王子、ニンジン大臣などみんな沢山描いて、ちぎって、はって、できた野菜たちの手を自分たちでハサミを使って切りました。そして、かわいい野菜たちの完成です。今日の給食でも「にんじん大臣おる〜!」「にんじん大臣食べれたよ!」と嬉しそうな子どもたちでした。

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そして、昼食を食べた後、ぱんだぐみさんと遊ぶことになり大喜びの子どもたちでしたが、「何して遊ぶ?」と質問すると「ブランコ!」「お山つくる!」と言うさくらぐみの子どもたちでしたが、ぱんだぐみさんが「かくれんぼ!」「だるまさんがころんだもしたい!」などみんなで一緒にできる遊びを提案してくれみんなで遊ぶことに…。

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さくらぐみの子どもたちはだるまさんがころんだをするのが初めての子もたくさんいて、みんなよくルールが分かっていないので先生たちで簡単にルールを説明して、してみることにしました。

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でもやっぱり言葉だけでの説明では難しかったようですが、ルールを理解し、楽しんでいる年中さんを見ながら、さくらぐみの子どもたちも少しずつ理解してきて楽しんでいる様子でした。しかし、やっぱり足の速い年中さんには勝てず、なかなかおにをタッチできないさくらぐみの子どもたちのために、みかねたぱんだぐみの先生からハンデをつけてもらうと、年少さんと年中さんがいい勝負になり、ますます楽しくなりました。

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年少児たちはいつもは「もうやめた〜!」となってしまうルールのある遊びでしたが、年中さんと一緒にやってることで楽しくルールを学び遊ぶことができました。そして、教室に帰った子どもたちは「あ〜今日はめっちゃ楽しかった〜!だるまさんがころんだもおにごっこもできて!」「また遊んでくれるかな〜?」と大満足でした。

2023年2月18日 土曜日

幼稚園の生活発表会があった今週、リハーサルと本番の日は幼稚園児が出かけると園庭はひよこ組の貸し切り状態になりました。そこで「今日は三輪車する?」と子ども達に声をかけると「するー!」と三輪車置き場の方へ駆けて行き「僕はこれがいい!」と保育教諭が来るのを待ち切れない様子で、何とか自力で出そうと大きい三輪車を引っ張り出していました。そしていざ乗ってみるとペダルに足が届かず、足をしっかり伸ばして届いても重くて漕げません。「ん~できん!」と体を前後させて悪戦苦闘。「小さいのもあるよ」と他の三輪車を用意すると、すぐさま乗り換えたもののやっぱりペダルを漕ぐのは難しく、地面に足を付けて蹴ってみると進むことができました。三輪車が動くと笑顔が弾け、「せんせー!」とアピールして走って見せたり、友達と追いかけっこをするように園庭を自由に走り回ったりしていました。そんな中、どうしても大きい三輪車に乗りたいMちゃんは二人乗り用の三輪車に跨って「せんせい、うごかないよぅ」と困り顔。保育教諭が前に乗って園庭を一周すると「もういっかい!」と要求してきました。今度はMちゃんが前に乗って後ろから押してもう一周しました。すると満足したのか「たのしかった♪」と他の遊具へ駆けて行きました。

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スワンボートでは歌の大好きなIちゃんが「バスに乗って揺られてる♪」と歌うと一緒に乗っていたYちゃんが「ゴーゴー♪」と返す可愛い場面が見られました。ビッグボスの裏側は隠れ家のようで、砂場の道具を持ち込んでごっこ遊びをしている子もいました。初めてドームに登ったRくんは「すごいね!Rくん!」と保育教諭に拍手をもらうも、緊張した面持ちでてっぺんに立っていました。「下りる?」と聞かれると小さくうんうんと頷き保育教諭に支えられながら腹ばいでゆっくりと下りてきていました。いつも優しいお兄さんお姉さんの遊びを見て真似したり、遊んでも らったりしている保育園児が広い園庭を思い思いに楽しんだ2日間でした。

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一方室内遊びでは、ブロックをしていたKくんが「ティラノサウルス作ったよ!」と見せてくれました。首、尻尾、足がパッと見てよく分る程再現されています。恐竜が好きで毎日図鑑を見てはブロックで作っていたKくん。最初は一列につなげていただけの物から長方形の箱が作れるようになり、最近は箱に足を付けて「ティラノサウルス!」と見せてくれていました。そして今日は更に進化して一目で分かる「ティラノサウルス」になったのです。「すごい!本物みたい!」と感心しました。すると他の子も「先生見て!」とサイコロ型に組み立てた物や「マイクつくった」と目的をもって作ったものをたくさん見せてくれ、子どもの成長のスピードの速さに驚きました。このクラスで過ごすのもあと1ヵ月ですがどのように遊びが展開されていくのか、ここからどのような成長を見せてくれるのかが楽しみです。

 

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2023年2月17日 金曜日

昨日発表会が終わって登園した子ども達は、荷物を片付けて園庭に出てくるお広くなったサッカーコーナーや、長縄で回数を競い合っていつものように体を動かして遊んでいました。
子ども達が登園してきて園庭が賑やかになった頃一人の教師が「そろそろ準備をしてみようかな」と言って年中児が発表会て使用したバチや、オペレッタの草や背景などを園庭の移動テント下に並べ始めました。そして、年中児の踊りの曲「どっこい!わっしょい」を流すと、ひつじ組のOくんがやって来てさっそく踊り始めました。実はこのOくんは発表会本番の一週間ほど前に「踊りがかっこいいから変わってもいい?」と担任と話をして「発表会が終わったら踊ってもいいよ」と約束をしていたのでした。踊りだしたOくんは笑顔いっぱいで踊りを踊って満足そうにしていました。

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その後に始まったのは年中のオペレッタです。曲が流れ始めるとすぐに自分がお気に入りの役の所に行って教師と一緒に踊ったり、その役を演じた子どもに振り付けを教わったりして踊っていました。しばらくすると、たんぽぽ組の子どもが年中児の振り付けを見ながら踊っていたのでした。それを見た教師が「一緒に踊りに行ってみよう」と声をかけたのですが、恥ずかしがり部屋に帰っていってしまいました。そこで、オペレッタをしたお姉ちゃんに「Mちゃんがオペレッタをしてみたそうだから一緒に行こう」と声を掛けましたが、姉妹ともシャイなので顔を見合わせてただ笑っているばかりでした。しかし、時間が経つと、お姉ちゃんに振り付けを教えてもらいながら踊っていて、周りには他のたんぽぽさん達も集まっていました。

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その頃には、長イスが並び、客席もでき多くの子どもや教師が参加していました。年中のオペレッタの終盤では、花嫁花むこになった教師が手を振りながら登場すると見ていた年長児と他の教師は大笑いしていました。今日は、年長児が移動図書を借りに行く予定だったので少ししか参加出来なかったのですが、来週は年長児の劇にも学年関係なく参加し発表会の余韻を楽しんでいきたいと思います。

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今日年中児は、来週じゃがいも植えに行くので、種芋作りをしました。始めに古森先生が子ども達に「怪我をしてしまった時はどうする?」と問いかけると「水で洗う」「消毒する」と何人もの子ども達が答えていました。種芋にバイ菌が入ってしまうと、芽が育つ栄養が取られてしまい大きくならなかったり、じゃがいもが腐ってしまう事を教えてもらうと驚いたり、そうなんだ~といった表情で聞き入ったりしていました。じゃがいもにつけるお薬は焼き芋や餅つきで薪を燃した後の灰です。灰の付け方では、教師が子ども達に教えるために実際につけて見せました。ところが、切り口の一部についていない部分を見つけた古森先生が子ども達に「これ大丈夫かな?」と聞くと、近くにいた子どもが覗き込んで「ダメ~」「白いのが見えてる~」「もっとつけないとダメ~」などと答えいました。古森先生から教えてもらった後各クラスに別れて切っていきました。日頃ままごと遊びをしていない子どもは種芋を切るというよりは、割るという感じて切っていましたが、よくままごと遊びをしている子どもは力を入れることなくスムーズに切っていて、遊びの中での経験があらゆる場面で生きている事を感じました。来週のじゃがいも植えでは、十一月に秀野邸に植えた 玉ねぎも観察し、年長組になって収穫出来るのを楽しみにしていきたいと思います。

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2023年2月16日 木曜日

今日はいよいよ発表会本番です。

子どもたちは次々と先生たちの「ドキドキ」を吹き飛ばす程の元気いっぱいの笑顔で保護者と一緒に松前文化センターにやって来ました。今日は客席から家族が見てくれることが嬉しくていつも以上に張り切っている子が多くて驚きました。
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ブザーが鳴りいよいよ幕が上がり、お客さんの拍手が鳴り響きました。どの学年を見てもステージから見える景色、大勢のお客さんを目の前に動じない姿。凛としていつも以上に堂々と、それは楽しそうに見せる姿に感動の連続でした。今日はそんな子どもたちの舞台裏から見える感動秘話エピソードを紹介します。

 

年中さんの「初めの言葉」から始まる手話、そしてスタートの歌。年中さんになったらこんなにしっかり歌えるようになったんだと驚き感心しました。少し歌が早くなりそうでしたが、客席の園長の手の動きを見て自分たちで合わせて歌う年中さんたちに感動でした。
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幼稚園の中で一番小さい組のたんぽぽさん達は本番の今日、使ったカスタネットを自分たちで集めることになりました。初めてだったのですが、なんとたんぽぽさん達は自分達でやってのけたのです。普段、幼稚園のお兄さんやお姉さん達に優しくしてもらっているからこそ、初めてにもかかわらず自然にできたのです。驚きです。「てぶくろ」のオペレッタでは、なんと迷子になった友達を迎えに行く子が何人もいました。大きくなった子どもの姿を見たいと時間を調節してきた保育園の先生達も感動していましたが、プレ年少さんでこれができるんだと本当に驚き、感動しました。

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年中さんの踊り「どっこい!わっしょい」では、踊っている途中にバチが飛んでしまったハプニングがありました。一瞬、驚いた表情を見せましたが、さっと拾いに行き何もなかったかのように踊り始めたK君の姿に「すごいな」と思いました。年中さん達の皆「僕、私の踊りを見て!」と言わんばかりに堂々と躍る姿は圧巻でした。

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年少さん達も舞台で見せてくれました。どちらのコースも大勢のお客さんを前に「今までで一番!」の堂々とした演技を見せてくれました。途中で出るサラダの大きなお皿が斜めになっていることに気付いたRちゃんが直したり、お皿が行き過ぎると「行き過ぎ~!止まって~!」とMちゃんが止めたりと舞台上で何とかしようとする子ども達に又驚きました。

 

演技が終わって退場した後、Rちゃんは思い出したようにステージに戻って来て「おとうさ~ん。おか~さ~ん!」と客席に向かって呼びかけました。一瞬ひやっとしましたが客席から上がってきた園長が神対応。「呼んでみよう!」とマイクを向けて、再度呼びかけるかわいい一幕もありました。何とも年少さんらしい、かわいい姿にほっとし、思わず笑ってしまいました。

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年長さんの劇では、どのクラスもいつも以上に張り切っていました。舞台上で自分達で役割分担をし、助け合って進めていく年長さん達!これはすごい子ども達だと感動した場面がたくさんありました。

舞台袖では、道具を運ぶのに「そっち持って~いくよ~♪せ~の!」と言って声を掛け合いながら劇を進めていく年長さん達!「いつの間にかこんな仲間意識が出来上がっていたんだな。すごいな。」と思いました。また緊張のあまりドキドキして舞台上で涙が止まらなくなったR君に同じ役の子達がさりげなく頭をなでたり、手をつないだりして「大丈夫だよ」と言って励ましている姿を見て胸が熱くなりました。舞台袖で涙を拭いて次に舞台に立った時は、園長先生に「OK」サインで見守ってもらったことで普段の自分を取り戻したR君!そこからはいつもの元気で演技をやり遂げたのです。

今年の年長さん達の劇は、どのクラスも子ども達が考えてセリフを決めました。誰がどのセリフを言うかも子ども達で決めたのです。友達のセリフが言えるまで待ってあげたり、セリフを忘れた時はそっと教えてあげたり、途中でセリフが変わって流れが少し変わった時も動じることなく臨機応変に合わせたりと担任の先生もびっくり・・・・・。驚きの連続でした。

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年中さんの「ねずみの嫁入り」のオペレッタでのエピソードです。劇の途中で行先を見失ってしまったA君に気づき、急いで舞台の端から走って来て手をつないで連れていったK君。その後もWちゃんがさっと手をつなぎ、踊り始めた姿は感動的でした。気づいて助け合って、そしてステージ上でキラキラ輝く子ども達。どの子もアイドルのように輝いて、ミュージカルを見ているようでした。大の男の先生もそんな子ども達を見て、つい目頭が熱くなったようです。

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フィナーレは、年長さん達の合奏と歌です。発表会の「おおとり」を務める年長さん達は本当に素敵でした。ここで舞台裏の内緒話・・・

園長先生がキラキラの心になる節分の時のキラキラ豆よりも、ずっと大粒のこんぺいとうをくれたのです。桃太郎のきび団子ではありませんが、このキラキラこんぺいとうは百人力!心も声も表情もキラキラ輝く魔法のこんぺいとうなのです。そのこんぺいとうを食べた年長さん達は、気持ちの良いきれいな声で『きらりきらり』を歌いました。また会場いっぱいのアンコールを頂き、柔らかな手つきの手話で「見上げてごらん夜の星を」をしっとりと歌いあげました。子ども達の歌声は胸を熱くし、保護者の皆様の胸にも温かく響き渡ったことだと思います。

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生活発表会を通して、子ども達の普段の生活の発表が見て頂けたことだと思います。プレ年少から年長児までの子どもがそれぞれ自分のステージを自分達だけでやり遂げる力が、いつの間にか身についているのだと教師たちは驚きました。そして、子ども達のすごさをまたたくさん発見できました。「こんな子ども達に出会えた私たちは幸せ者だね。」と教師達で話しました。

こんな小さな体と頭で、次々と色々な事に気付き動ける子ども達・・・どこにそんなパワーがあるのでしょうか。「ステージ上は子ども達に任せていいよ」といつも園長が言っていますが、その通りでした。ステージ上で何かあっても子ども達が何とかするのです。普段から食べ物(収穫したもの)を分け合い、困った事があればみんなで考え、助け合うのが三葉っ子。その普段の生活が今日の子ども達の姿になったのだと思います。園長の朝のあいさつで「育てたい姿10項目」の話がありましたが、まさに三葉っ子達は育てたい理想の自慢の子ども達です。

子ども達の一生懸命な姿は見ている人に感動を与えます。お忙しい中ご参会くださった保護者の皆様。温かい笑顔と拍手で見てくださり、心から感謝申し上げます。子ども達はきっと嬉しかったことでしょう。ありがとうございました。

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お伝えしたいエピソードはまだまだありますが、また今後のブログなどでお知らせしたいと思います。保護者の方のご感想もできればお聞かせいただけると嬉しいです。

お待ちしています。