幼稚園の日記（ブログ）

2023年9月23日 土曜日

　今日は年長児にとって特別な日！首を長〜くして楽しみにしていたお泊まり保育の日です。年長さんだけ“特別に”本園へ登園、朝は“特別に”ゆっくりのんびり預かり保育、“特別に”11：00集合！！全部が特別♪全部が嬉しくて登園してからずーっとうきうき、そわそわ。そんな子どもたちを見て古森先生は「あらあら、みんな楽しみなのはわかるけど落ち着いて、落ち着いて！！」と心配する程でした。

　幼稚園の絵食も年長児が食べやすいように“特別”仕様です。ピラフにチキンに五目豆。「先生おいしいね～」とみんなにこにこ食べているとお昼の放送が始まりました。丸山先生が「三葉幼稚園のお友達こんにちは～！今日の放送は特別ですよ」と言うと「年長さん今日はお泊まり保育頑張って来てねー！」とひよこ組の先生が応援で出演してくれました。「私ひよこ組やったんよ！」「ぼくも！！」と数年前優しく遊んでくれた先生の声ににっこり喜んでいました。

　朝から「時計の短い針が３になったらバスが出発だよ」と話していたので長針が３になる度誰かが、「大変！３や！！」と声をあげ、「まだまだ！！」「短い針でしょ～？」「そっかそっか！」と大笑い。出発までも楽しい時間です。

　荷物をまとめていよいよ出発。靴を履いてテラスに出ると門の外で「きゃ～！！」とアイドルを待つファンのように（笑）お見送りに来てくれたお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんが手を振ってくれました。なんだか誇らしげに？鼻高々？！で大きな大きな貸切バスに乗り込みます。前方の入口から入ると後ろまでず～っとず～～っと長い通路が続きます。「広ーい！」「ぴかぴか～！！」お泊まりに園バスではなく、バス会社にお願いして来てもらう“特別感”にみんな胸がドキドキ、わくわく！「行ってきまーす！」と家族に手を振ってバスの出発です。バスの中では「このバス大きいよね〜」「マンションの２階にとどきそう」「トラックよりも大きい」とお話が止まりません。

　バスも４０分程でウェルピア伊予に到着です。ホテルの中に入り、ロビーで挨拶をして２階へ上がります。グループ分けと、各グループの先生紹介です。ここで三葉自慢を一つ。本園は担任だけでなく、園長をはじめみんなの先生が全員の子どもと関わりがあるので自分のグループの担当教師が担任以外でも子ども達は誰一人寂しがることはなく、「イェーイ！」ととびあがったり、ガッツポーズをしたり…他の先生と仲良しなのは嬉しいし、大好きなのもわかるけど何とも複雑な気持ちの担任達でした…（笑）

　それぞれ１０チームにわかれてお部屋に入ると部屋ごとに見える景色が違います。それに気付いた古森先生が「あっちのお部屋も行っておいで！」と声をかけてくれて「いいの！？いってきます」「おじゃましまーす！」「いらっしゃーい!」といろんな部屋から楽しい声が聞こえてきました。

　17：00からはお風呂です。お風呂のフロアに降りると温泉の良い香りがしてきます。のれんをくぐると「お風呂屋さんでーす」と先に行って待ちかまえてくれていた先生たちが迎えてくれました。三葉のお泊まりのお風呂恒例のベルトコンベア式洗いにきゃっきゃと並びます。頭と体をきれいに洗ってもらって湯船につかるとぽかぽか気持ちいいのと、広いのとで裸んぼの子ども達がお湯の中でぴょんぴょんとはずむのです。それがたまらなくかわいい！ほっぺがほかほかまっかになってすべすべ、良い香りの子ども達♪

そんな子ども達がかわいくって着替え終わった頃に「いらっしゃ～い」と園長達がドライヤーで髪を乾かしてくれ始めました。「私も～！」と女の子達が並ぶ後ろに短い髪の男の子も並ぶのがまた面白くて笑ってしまいました。順番にお風呂に入り、お部屋で一休みしてからいよいよ夕食です。

　夕食会場の扉は大きくお城の入口のようです。その扉をちらっと覗いた古森先生の表情が「わぁ！」と変わったのを子ども達は見逃しません。「なになに！」「早く入りたーい！！」と目がキラキラ輝きます。中に入ると各テーブルにチームの席札を置いてくれていました。大きなお皿にたくさんのおかずがのっています。みんなでいただきますをして食べ始めます。

　「どれから、食べよう」と迷うほど魅力的なおかずだらけ。近くを通りかかったお兄さんに「おいしいよ、ありがとう」とMくんとYくんが声をかけました。「コックさんはどこにいるの？」と聞くと「1階の厨房にいるよ」と教えてもらいました。「え～、会いたい！本物のコックさん見てみたい！」とMくんとYくんが頼んでお兄さんが呼んで来てくれました。コックさんの帽子や服はお寿司屋さんのようでかっこいい！次々子ども達から質問が飛んで来ます。「どうしてぼくたちが好きな物がわかるの？」「どうしてコックさんになったの！」コックさんも大勢の子どもを前にドキドキしながら優しく答えてくれました。おいしいお料理を作ってくれたコックさんに会ったからなのか、「ちょっと多いかも」と心配する程たくさんあったお皿をぺろっと完食する子がたくさんいて驚きました。明日の朝食のお願いをコックさんにしてごちそうさま…。

　夕食の後は夕べの集いです。昼過ぎから降り出した雨で花火をする予定だった広場が水たまりだらけだったので花火は残念ながら中止。…と聞けば、黙っていないのが三葉の先生。「花火ができない分、子ども達を楽しませなくちゃ！」と数回の劇練習よりもアドリブ多め、台詞多め、子どもへの絡み多め…!!何もかも大サービスの劇団みつばによる「どろぼうがっこう」の劇です。演じているのはいつもの先生達なのに子供達は本物の泥棒の先生、”くまさか先生”や泥棒の生徒達を見ているかのような盛り上がり！大笑いする子供を見るだけでも楽しい時間です。泥棒の生徒達がいろんな物を次々と盗んでくるのですが、はなたろうとおすみの2人の泥棒が盗って来たのは…あれ？みたことあるぞ？あの上着は〜？？と考えていると古森先生がハックション！「寒い！寒い！」と腕をさすっています。「それは古森先生の！だめ〜‼︎」と取り返してくれました。泥棒の先生”くまさか先生”も古森先生の物を盗ってくるなんて恐れ多い‼︎…と真っ青。大人は大笑いです。楽しい時間はあっという間！８時４０分にはみんなでお休みなさい。

布団を協力して敷いたりパジャマに着替えたり就寝準備をしてみんな今はぐっすり夢の中…。お友達の体に足や腕を乗せたり乗せられたり、ころんころんと布団の上で気持ちよさそう。どんな夢を見ているのかな？みんなまた明日ね。きっと明日の朝には一回り大きく成長したみんなになってるよ‼︎

2023年9月22日 金曜日

温泉の後は、お待ちかねのお食事です！食事会場に入ると「わぁー！」と歓声が上がりました。素敵なお食事「いただきまーす!」

2023年9月22日 金曜日

ドキドキしながらグループに分かれてお泊まりするお部屋に移動しました！かくグループ写真です！

お部屋でゆっくりした後はお風呂です。湯上りの良い顔した達です。子どもの様子は後ほど。

2023年9月22日 金曜日

ウェルピア伊予に到着しました。スタッフの方に迎えてもらいました。子ども達も挨拶バッチリです。今から一緒に過ごすグループで自分たちのお部屋に行ってきます！

2023年9月22日 金曜日

年長の子ども達お待ちかねのお泊まり保育がスタートしました。

お父さん、お母さん、幼稚園の年中、年少、たんぽぽ組、ひよこ組、職員、いろんな人に見送られて幼稚園を出発した子ども達はとびっきりの笑顔です!

「お泊まり保育に行ってきま〜す。」

2023年9月21日 木曜日

　今日、年長児は卒園記念品となる砥部焼の絵皿の絵付けをしました。幼稚園の会議室で年長児全員揃って砥部焼について説明を受けてからということで遊ぎ場に来ていた年長児達は、バスに乗って園に向かいました。ぞう組のＫちゃんは、その道中に「実は古森先生にお皿見せてもらったんだよね〜」と嬉しそうに話していました。私は、古森先生のお家にあった砥部焼を朝来ていた子達みんなに見せてもらったのかと思っていたのですが、そこにはちょっとしたエピソードがありました。それは古森先生とＫちゃんの秘密の話、、、朝登園をしぶり、泣いていたＫちゃん。どう声かけようとも涙が止まりません。古森先生は「今日は、砥部焼のお皿に絵を描く日だよね」と言ってＫちゃんの手を引いて車のところに連れて行き、家から持ってきた砥部焼を見せながら何枚ものお皿を１枚１枚見せながらお皿に絵を描く楽しさを話してくれました。悲しい気持ちのＫちゃんでしたがその中の１枚のお皿を見て表情が一気に明るくなりました。その絵は、女の子がトンボを追いかけている絵でその女の子が本当にＫちゃんそっくりでその絵の女の子は嬉しそうに笑みを浮かべているのです。会議室に古森先生が今までに何年かかけて描いてきた砥部焼のお皿を飾ってそれぞれ絵に添え書きをつけて下さっていました。女の子のお皿には「とんぼまて〜とんぼとあそんでいるＫちゃん」と書かれ、Ｋちゃんはニコニコで絵付けを楽しんでいました。他にも作品は沢山あり、お花だったりカニさんだったりお友達だったり、、。子ども達は添え書きを読んでは「すごーい！」と絵付けに期待を高めていきました。

　砥部焼について古森先生から話が始まったと思いきや、突然お皿を床に転がす古森先生に子ども達は「えーー！」とお皿の心配をします。次はお皿で机をトントン！子ども達の表情は驚きと不思議でいっぱいでした。なんちゃって〜と砥部焼は石を削った粉で出来ていてそんな簡単には割れません。子ども達はひと安心、、？でも焼いてない今のお皿はすぐに割れちゃうので気を付けて〜と教えてもらいました。絵付けには２種類の色を使うことができ、緑はそのまま緑色に仕上がりますが、茶色は青色に仕上がるという不思議にまたまた子ども達はびっくり！名前が書かれたお皿が配られ、ニヤニヤドキドキが止まりません。

　早速絵付けスタートです！「何描くの〜？」「海描くけん茶色から使お〜」「猫描いてみようかなぁ」と同じ机にいる友達と話を盛り上げながら書き進めていきました。色の違いを上手く利用して描く子や筆の太さを変えて描く子など最後まで集中して描くことが出来ました。出来上がった子から絵の説明として題名を書くことになり、中には「ぽすくまとしゃしんとった」「ぴいまんがすきなこ」など詳しく書いている子もいて子どもの思いが沢山詰まった作品達に心が温かくなりました。秋の作品展で飾るお皿達、焼き上がりも楽しみです。

2023年9月20日 水曜日

今朝、園舎建築のため仮園舎で生活している年少児たちに、古森先生から幼稚園に大きな穴が掘られて工事が進んでいることを教えてもらい、幼稚園へ工事の様子を見に行くことになりました。幼稚園へ行く途中、働く車がだいすきな、すみれぐみのYくんは、「大きい工事のやつ見えるかな〜♪」と嬉しそうに話していました。

しばらくして、幼稚園が近くなってくると、「ドドド」という音が聞こえてきて、「何かゆれてるよ」「何かあるよ」と更にワクワクした様子で、歩くスピードも速くなっていました。そして到着すると、「わあ～！」と一目散に透明の壁の向こうに釘付けになっていました。

そして、2階のテラスに上がるとそこにも透明な壁があり、下を見下ろすと「うわ！落ちそう！！」と驚いていました。そして見下ろした園庭に「大きな穴があいている」「土のお山もできてるね」「あの土の山で幼稚園ができるんかな」と子どもたちの想像が膨らんでいきました。

幼稚園へ行くたびに機械や働く車など新しい物が増え、新しいことが始まっていて、工事にいつも興味津々です。工事を見て終わると、古森先生が「涼しい会議室で運動会の練習をしたら…」と特別に耳打ちしてくれました。会議室で運動会の練習をするのは初めての子どもたちですが、上がってみると、広くて、涼しくて思いっきり、かけっこもおどりの練習もできる穴場でした。「何がしたい？」と質問すると、さくらぐみのMちゃんが大きな声で「かけっこしたい！」と答えた

ので、コーンを置いていくとトラックが完成し、かけっこの練習が始まりました。

教師が「ここまで走るよ」と伝えると初めての場所ですが、しっかり走りきることができていました。そして次はおどりです。1回目は教師も一緒におどりに入っていましたが、古森先生が「先生たち一緒におどったほうがいい？」と聞くと子どもたちは、「いらない！」「絶対ダメ！！」と言い張るので、おどりに入らず、見ていると、楽しんでおどり、円を作るのも子どもたちだけで出来てしまったのです。古森先生にも「元気」「笑顔」「踊り」「仲よくできた」こと全てにマルをもらうことができました。年少児の教師たちも全員一致で子どもたちへ、マルをつけました。そして最後に古森先生に100点をもらい大喜び子どもたちです。

古森先生に会議室という特別な練習場所を教えてもらい、これまで以上にやる気満々の子どもたちに変身していました。教師たちも子どもたちから元気をもらって負けないように頑張りたいと思いました。