2023年9月22日 金曜日
年長の子ども達お待ちかねのお泊まり保育がスタートしました。
お父さん、お母さん、幼稚園の年中、年少、たんぽぽ組、ひよこ組、職員、いろんな人に見送られて幼稚園を出発した子ども達はとびっきりの笑顔です!
「お泊まり保育に行ってきま〜す。」
2023年9月21日 木曜日
今日、年長児は卒園記念品となる砥部焼の絵皿の絵付けをしました。幼稚園の会議室で年長児全員揃って砥部焼について説明を受けてからということで遊ぎ場に来ていた年長児達は、バスに乗って園に向かいました。ぞう組のKちゃんは、その道中に「実は古森先生にお皿見せてもらったんだよね〜」と嬉しそうに話していました。私は、古森先生のお家にあった砥部焼を朝来ていた子達みんなに見せてもらったのかと思っていたのですが、そこにはちょっとしたエピソードがありました。それは古森先生とKちゃんの秘密の話、、、朝登園をしぶり、泣いていたKちゃん。どう声かけようとも涙が止まりません。古森先生は「今日は、砥部焼のお皿に絵を描く日だよね」と言ってKちゃんの手を引いて車のところに連れて行き、家から持ってきた砥部焼を見せながら何枚ものお皿を1枚1枚見せながらお皿に絵を描く楽しさを話してくれました。悲しい気持ちのKちゃんでしたがその中の1枚のお皿を見て表情が一気に明るくなりました。その絵は、女の子がトンボを追いかけている絵でその女の子が本当にKちゃんそっくりでその絵の女の子は嬉しそうに笑みを浮かべているのです。会議室に古森先生が今までに何年かかけて描いてきた砥部焼のお皿を飾ってそれぞれ絵に添え書きをつけて下さっていました。女の子のお皿には「とんぼまて〜とんぼとあそんでいるKちゃん」と書かれ、Kちゃんはニコニコで絵付けを楽しんでいました。他にも作品は沢山あり、お花だったりカニさんだったりお友達だったり、、。子ども達は添え書きを読んでは「すごーい!」と絵付けに期待を高めていきました。
砥部焼について古森先生から話が始まったと思いきや、突然お皿を床に転がす古森先生に子ども達は「えーー!」とお皿の心配をします。次はお皿で机をトントン!子ども達の表情は驚きと不思議でいっぱいでした。なんちゃって〜と砥部焼は石を削った粉で出来ていてそんな簡単には割れません。子ども達はひと安心、、?でも焼いてない今のお皿はすぐに割れちゃうので気を付けて〜と教えてもらいました。絵付けには2種類の色を使うことができ、緑はそのまま緑色に仕上がりますが、茶色は青色に仕上がるという不思議にまたまた子ども達はびっくり!名前が書かれたお皿が配られ、ニヤニヤドキドキが止まりません。
早速絵付けスタートです!「何描くの〜?」「海描くけん茶色から使お〜」「猫描いてみようかなぁ」と同じ机にいる友達と話を盛り上げながら書き進めていきました。色の違いを上手く利用して描く子や筆の太さを変えて描く子など最後まで集中して描くことが出来ました。出来上がった子から絵の説明として題名を書くことになり、中には「ぽすくまとしゃしんとった」「ぴいまんがすきなこ」など詳しく書いている子もいて子どもの思いが沢山詰まった作品達に心が温かくなりました。秋の作品展で飾るお皿達、焼き上がりも楽しみです。
2023年9月20日 水曜日
今朝、園舎建築のため仮園舎で生活している年少児たちに、古森先生から幼稚園に大きな穴が掘られて工事が進んでいることを教えてもらい、幼稚園へ工事の様子を見に行くことになりました。幼稚園へ行く途中、働く車がだいすきな、すみれぐみのYくんは、「大きい工事のやつ見えるかな〜♪」と嬉しそうに話していました。
しばらくして、幼稚園が近くなってくると、「ドドド」という音が聞こえてきて、「何かゆれてるよ」「何かあるよ」と更にワクワクした様子で、歩くスピードも速くなっていました。そして到着すると、「わあ~!」と一目散に透明の壁の向こうに釘付けになっていました。
そして、2階のテラスに上がるとそこにも透明な壁があり、下を見下ろすと「うわ!落ちそう!!」と驚いていました。そして見下ろした園庭に「大きな穴があいている」「土のお山もできてるね」「あの土の山で幼稚園ができるんかな」と子どもたちの想像が膨らんでいきました。
幼稚園へ行くたびに機械や働く車など新しい物が増え、新しいことが始まっていて、工事にいつも興味津々です。工事を見て終わると、古森先生が「涼しい会議室で運動会の練習をしたら…」と特別に耳打ちしてくれました。会議室で運動会の練習をするのは初めての子どもたちですが、上がってみると、広くて、涼しくて思いっきり、かけっこもおどりの練習もできる穴場でした。「何がしたい?」と質問すると、さくらぐみのMちゃんが大きな声で「かけっこしたい!」と答えた
ので、コーンを置いていくとトラックが完成し、かけっこの練習が始まりました。
教師が「ここまで走るよ」と伝えると初めての場所ですが、しっかり走りきることができていました。そして次はおどりです。1回目は教師も一緒におどりに入っていましたが、古森先生が「先生たち一緒におどったほうがいい?」と聞くと子どもたちは、「いらない!」「絶対ダメ!!」と言い張るので、おどりに入らず、見ていると、楽しんでおどり、円を作るのも子どもたちだけで出来てしまったのです。古森先生にも「元気」「笑顔」「踊り」「仲よくできた」こと全てにマルをもらうことができました。年少児の教師たちも全員一致で子どもたちへ、マルをつけました。そして最後に古森先生に100点をもらい大喜び子どもたちです。
古森先生に会議室という特別な練習場所を教えてもらい、これまで以上にやる気満々の子どもたちに変身していました。教師たちも子どもたちから元気をもらって負けないように頑張りたいと思いました。
2023年9月19日 火曜日
連休明けの今日も、朝から子ども達はリレーをして楽しんでいました。運動会に向けての意識はどんどん高まっているようです。
年長児はみんなが登園すると朝一番に踊りの練習をしました。しかし、踊る様子を見ていると子ども達の動きでは、どうしてもお祭り太鼓と獅子舞の威勢のよさが伝わってきません。なぜだろう?とよく見ているとこの曲のリズムと振り付けではただただ手を振り回しているだけで気持ちも乗っていないし、子ども自身がその意味も理解できていないため、楽しんで踊っていないことに気付きました。私達担任は「もっと手を伸ばして!!」「かっこよく座って!」とだんだん指導にも力が入ってきましたが、暑さも加わってこれでは子ども達もしんどいだろうといったん休憩してもう一回仕切り直そうと思っていたところでした。本園のカメラでその様子を見ていた園長が遊ぎ場に来てくれました。年少さんも年中さんも今日は踊りをみてもらいもっと良くなるアドバイスをもらっていました。年中さんはうさぎ、ひつじ組さんが最後のポーズをもっと良くなるようにと1段目2段目 3段目で声を出すこと、座り方など古森先生から教わると見ていたぱんだ、りす組さんたちもトラックの中に出てきて声を出しどのクラスが元気にできるか競争です。初めにしたぱんだ組は、なんと2点。次のうさぎ組は5点、そしてひつじ組は3点、りす組は4点と、とっても僅差の勝負ではあったものの、1位のクラスはやったー!」とやる気もまたあがります。それ以降のクラスは「次は1位がいい!!」と意気込みをみせ、勝敗が分かる年中だからこそやる気が持てる声かけをしてもらったことで、年中さんもこれからもっと楽しんで練習できるんだろうなと思いました。
問題は年長児です。一回やってみたものの…う~んとイマイチだった動きを見かねて、古森先生が声をかけてくれました。今まで私達が散々声をかけてきたにもかかわらず、ぱっとしなかった踊りが古森先生の「みんなの踊りみてたけど、大きい太鼓とかっこ良いししまいの踊りだよね?みんなの踊りは小さいよ。小さい太鼓じゃないのよ。大きい太鼓ってどこみて、どこ叩くと思う?」と言いながら、さっきまで踊りの練習で怒っていた先生が後ろを向いたすきに先生の頭より高く手を伸ばして叩くフリをして見せてくれると、自然と子どもたちの手や目線が上がります。このようにして遊びながら楽しく踊れる工夫を教えてくれ、教師達は指導方法をまたまた失敗…と反省しました。ししまいの振りももっと大きく、そして迫力が出るようにとアドバイスをもらった子ども達の顔はさっきまで”疲れた~”という顔をしていたのに、今は笑顔がこれでもかというほどあふれていました。遊ぎ場からの帰り道もらいおん組の子達に「暑かったね、しんどかったやろ?」と声をかけると「ううん、楽しかったよ」「怖いししまいの顔できるよ!」と足どりも軽く、明るい返事が返ってきたのでした。練習も繰り返すことも時には必要だけど、ポイントを押さえて、子どもも私達も怒り、怒られながらではなく、今日の魔法の言葉のように楽しく遊びながら練習した方が身につけられるなと勉強になりました。そして今日の姿を見て、まだまだ子どもたちは上手に、かっこ良い姿を見せてくれるだろうと期待が持てました。私達も焦らす子ども達が楽しくて、もっとしたいと思える指導方法を工夫して練習できるようにしたいと思いました。
2023年9月16日 土曜日
9月中旬とはいえ、まだまだ残暑厳しい毎日です。しかし子供たちは汗をかきながら元気いっぱい過ごしています。時々、山から吹きおろしてくる涼しい風に、秋らしいさわやかさをいち早く気付いた子どもたちが、テラスや人工芝に気持ち良さそうに座っていたり、寝転がったりしていました。
今月からもも組からみかん組に6名の子ども達が仲間入りしました。ひよこ組の1番小さいクラスから進級ということで「うちの子もお兄ちゃんになったんやね。」と成長を感じてもらったり「大丈夫かな?」と環境が変わることを心配される声も聞かれました。しかし夏休み中にもも組さんとは同じフロアで過ごしていたため、その子なりにコミュニケーションを取ることができていて、初めのうちは不安な表情を見せながらもやがて落ち着いて過ごすようになってきています。登園するとシール貼りや持ち物の片付け、タオルかけなど自分でできると保育教諭から褒められるのが嬉しくて、R君やYちゃんは何度もかけたりはずしたりして、その度に拍手しては嬉しそうに笑う姿がまたかわいらしいのです。
朝の支度が終わると(終わらないうちでも・・・)外から楽しそうな声に誘われるように、テラスや人工芝へ出て行きます。9月に入って幼稚園の運動会が遊ぎ場で行われることになって練習が始まり、ひよこ組の子ども達は朝からにぎやかな雰囲気の中で、幼稚園児たちが走ったり踊ったりする様子を間近で見ています。登園すると幼稚園児たちが1番に園庭の小石を拾って泥船に入れていくのを見て保育園児も人工芝から手が届くところにある小石を拾って、同じように泥船に入れていました。1つ入れてはまた拾いに戻り、時々こちらを見ては、お手伝いしてるよ!と言わんばかりの得意げな表情を見せます。でもそのうち砂遊びを始めたり、小石がたくさん入った泥船に入り石風呂気分で?座ったりする子もでてきました。そんな保育園児の様子を見て困ったように笑ったり、「だめだめ!」と人工芝から出て行かないように見てくれるのですが、子ども達は相手にしてもらえることが嬉しいようです。幼稚園児たちを見る子ども達の目はいつも真剣そのもの。リレーをしたり踊ったりする様子を観察するようにじっと目で追っています。年長さんのリトミックを見ながら足踏みを始めたり、手をたたいたり見様見真似で身体を動かす様子がとてもかわいらしいです。
幼稚園児たちの中にはひよこ組出身の子ども達がたくさんいます。練習する様子を見ながら私達もついついそんな子たちを探してしまいます。『大きくなったなあ』『あんなことができるようになって』と成長を見守ることができることがとても嬉しいのです。今いるみかん組の子ども達も来年はあの中にいるのかなと想像すると、楽しみだったり心配だったり・・・。ひよこ組から立派な三葉っこになれるよう、幼稚園児たちにも刺激をもらいながら成長の手助けをしていきたいと思います。
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