幼稚園の日記(ブログ)

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  2023年9月21日 木曜日

 今日、年長児は卒園記念品となる砥部焼の絵皿の絵付けをしました。幼稚園の会議室で年長児全員揃って砥部焼について説明を受けてからということで遊ぎ場に来ていた年長児達は、バスに乗って園に向かいました。ぞう組のKちゃんは、その道中に「実は古森先生にお皿見せてもらったんだよね〜」と嬉しそうに話していました。私は、古森先生のお家にあった砥部焼を朝来ていた子達みんなに見せてもらったのかと思っていたのですが、そこにはちょっとしたエピソードがありました。それは古森先生とKちゃんの秘密の話、、、朝登園をしぶり、泣いていたKちゃん。どう声かけようとも涙が止まりません。古森先生は「今日は、砥部焼のお皿に絵を描く日だよね」と言ってKちゃんの手を引いて車のところに連れて行き、家から持ってきた砥部焼を見せながら何枚ものお皿を1枚1枚見せながらお皿に絵を描く楽しさを話してくれました。悲しい気持ちのKちゃんでしたがその中の1枚のお皿を見て表情が一気に明るくなりました。その絵は、女の子がトンボを追いかけている絵でその女の子が本当にKちゃんそっくりでその絵の女の子は嬉しそうに笑みを浮かべているのです。会議室に古森先生が今までに何年かかけて描いてきた砥部焼のお皿を飾ってそれぞれ絵に添え書きをつけて下さっていました。女の子のお皿には「とんぼまて〜とんぼとあそんでいるKちゃん」と書かれ、Kちゃんはニコニコで絵付けを楽しんでいました。他にも作品は沢山あり、お花だったりカニさんだったりお友達だったり、、。子ども達は添え書きを読んでは「すごーい!」と絵付けに期待を高めていきました。

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 砥部焼について古森先生から話が始まったと思いきや、突然お皿を床に転がす古森先生に子ども達は「えーー!」とお皿の心配をします。次はお皿で机をトントン!子ども達の表情は驚きと不思議でいっぱいでした。なんちゃって〜と砥部焼は石を削った粉で出来ていてそんな簡単には割れません。子ども達はひと安心、、?でも焼いてない今のお皿はすぐに割れちゃうので気を付けて〜と教えてもらいました。絵付けには2種類の色を使うことができ、緑はそのまま緑色に仕上がりますが、茶色は青色に仕上がるという不思議にまたまた子ども達はびっくり!名前が書かれたお皿が配られ、ニヤニヤドキドキが止まりません。

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 早速絵付けスタートです!「何描くの〜?」「海描くけん茶色から使お〜」「猫描いてみようかなぁ」と同じ机にいる友達と話を盛り上げながら書き進めていきました。色の違いを上手く利用して描く子や筆の太さを変えて描く子など最後まで集中して描くことが出来ました。出来上がった子から絵の説明として題名を書くことになり、中には「ぽすくまとしゃしんとった」「ぴいまんがすきなこ」など詳しく書いている子もいて子どもの思いが沢山詰まった作品達に心が温かくなりました。秋の作品展で飾るお皿達、焼き上がりも楽しみです。

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