2009年9月28日 月曜日
今日は、青コースの運動会総練習でした。天候の崩れが予想されていたのですが、朝からおひさまが顔をのぞかせ、総練習も気持ちよくスタートさせることができました。 子どもたちも本番が今週末に控えているということを分かっているようで、「先生、あと6回寝たら運動会やね!」 「なんかドキドキしてきた。」 と、期待感が高まっているようです。もう教師が何も言わなくても、子どもたちの方から、「次、かけっこで並ぶんよね!」 「おひさまのマントつけるんよね!」と、自分たちから言ってくる姿もあります。年長児のクラス対抗リレーでは、園児全員が一つになって応援しました。年長児の気迫に、「私たちも頑張る!」と意気込んでいる子どもたちです。これからは、私たち教師も手をかけすぎることなく、子どもたちが自分で考えて、自分の力だけでやっていけるように、時には個々に指導しながら、見守っていきたいと思います。
そして、今日は、パン給食ではお腹がすくだろうと、副園長が朝から玄米の『おかゆ』を作ってくれました。練習が終わってお部屋に入って、おかゆが準備されているのを見ると、「うわー!今日手作りやー!」と、歓声があがりました。さつま芋やにんじんがたっぷり入っていて、ふだんあまり食べることができない子たちも、おいしそうに食べていました。「ほくほくするねー。」と言いながら、にこにこで完食し、練習の疲れも吹っ飛んでしまうほど、気持ちを充電することができました。
先日、サニーマートに展示されたチーズの箱のオブジェに引き続き、今日は牛乳パックだけで作った大きなオブジェが完成しました。今回の作品は、『恐竜』です。年長児たちが、「もっと怖くなったらいいね。」 「壊れたらいかんけん、セロテープ貼ろ!」 などと、口々に言いながらコツコツ作っていきました。よく見ると、背中のギザギザや、爪、歯までもがリアルに作られていきます。「恐竜に乗ってみたいよね。」という副園長のつぶやきから、みんなで自分の絵を描いて、恐竜の背中に乗ることにしました。年長児146人全員と、教師たちが乗っています。製作途中、副園長が一つのお話をしてくれました。「昔々、恐竜たちが戦って地球を壊してしまいました。恐竜たちもみんないなくなってしまいました。だから、神様が今度はやさしい人間を作ったんだよ。」と。子どもたちはその話を聴いて、またイメージを膨らませました。恐竜と人間の共存はあり得ないですが、今回子どもたちの手によって、その夢が実現されています。このオブジェは、衣山サニーマート店で、9月29日(火)10月3日(土)の間に展示されます。また、お買い物の際に、ご覧になってみて下さいね。
そして、昨日9月27日(日)は、アイテム愛媛で、『eco体操発表会』がありました。年長児代表30名が参加しました。ecoをイメージした手作りの衣装も大変好評で、「緊張するー。」と言っていた子どもたちも、本番では満面の笑みで、大きく手を振って踊ることができました。応援に来てくれたみつば幼稚園のお友だちから、「フレー!フレー!み・つ・ば!」と、エールのサプライズもあり、舞台は大成功でした。応援に来て下さったみなさま、ありがとうございました。
2009年9月3日 木曜日
新学期も3日目になり、子どもたちも、園生活のリズムを取り戻してきています。「今日は泥だんご作るんよ!久しぶりやけんはりきっとるんよ。」と、うさぎ組のAちゃんはやる気満々でバスに乗り込んできました。他にも、「先生、Sね、今日の運動会の練習がんばる!!」と、目をキラキラ輝かせているくじら組のSちゃんの姿もありました。子どもたちは、みんな目的や意識を持って幼稚園にやって来ます。そんな姿を見ると、なんだかこちらもウキウキ、ワクワクしてきます。
さて、年中クラスは、今日初めて運動会で行う、『こころを合わせてポン』というゲームをしました。このゲーム、実は何年か前に保護者競技として取り入れていたのですが、今年は年中児の競技に取り入れてみよう!ということになりました。シーソーの端にカゴがついていて、そこにボールを置き、反対側の端を足で思いきり踏むことで、ボールが飛ぶという仕組みです。ペアになっている子が、見事ボールをキャッチすると、歓声があがります。年中児には難しいかなぁ・・・と心配していたのですが、さすがみつばっ子。意外とすぐにコツをつかんで、できている子がいました。しかし、まだ力の加減が分からず、ボールが飛ばなくて何度もやり直すペアもいます。「どうしたら飛ぶかなぁ。」 「おもいっきり踏みたいけど、難しいね。」などと、口々に話しながら、考えていました。そこで、教師が勢いよくボールを飛ばして見せると、「すごーい。」と言って、目を丸くしていました。これから、朝の遊びの時間に、遊びながら試してみたり、練習したりして、少しずつ上達していけばいいな、と思います。
また、今日はミキスタディパルズ・インターナショナルスクールとの交流会がありました。ミキスタディーの子どもたちも、運動会のかけっこの練習に参加し、力いっぱい走って、ゴールで待っている先生に笑顔で抱きついていました。その後、ぺんぎん組の子どもたちと、戸外で遊んだり、昼食を食べたりしました。また、外国人の先生に、「 Hello! I’m R!! 」と、積極的に話しかけるR君の姿や、ミキスタディーの子どもたちに、「なんて名前ー?」と聞いて、自己紹介をし合うYちゃんの姿が見られました。お見送りの時も、「またねー。」 「また遊ぼうねー!」と、笑顔で手を振っていました。
そして、今、昼食の時間に、運動会で歌う『応援歌』が放送で流れています。放送がかかると、うさぎ組の子どもたちはぱっと笑顔になって、食べるのを中断して、嬉しそうに歌いながら、応援の姿勢をとります。2学期が始まったばかりですが、運動会に向けて、やる気満々の子どもたちです。この気持ちを大切にして、10月まで、元気で頑張っていきたいと思います。
2009年7月7日 火曜日
暑い陽射しに負けることなく、毎日元気いっぱいに遊んでいるみつばっ子たち。腕や足も、少しずつ日焼けしてきて、健康的な肌の色になってきています。夕涼み会を週末に控え、子どもたちの生活環境も変化してきています。今日はやぐらの上にパラソルが取りつけられ、立派なカラオケの舞台ができあがりました。年中児たちは、今まで幼稚園で歌ってきた歌を、少しはにかみながらも嬉しそうに歌っていました。また、年長児と年少児がペアになって、顔を見合わせながら歌う姿も見られ、とてもほほえましいものでした。やぐらの正面には、大きなテントが建てられ、その下では、たくさんのお客さんが一緒になって体を揺らしながら口ずさんでいました。片付けの時間になり、「最後は何をうたいたい?」とみんなに聞くと、なんと「みつばようちえんのうた!!」と、ぞう組のTちゃんが答え、全員で園歌を熱唱しました。
また、今日から完全給食が始まりました。久しぶりの手作り給食で、子どもたちもウキウキして登園してきました。「いいにおいがするね。」 「このにおい、なんか嬉しくなるんよね。」と言って、うさぎ組のHちゃんとAちゃんがちらっと調理室をのぞきに行きました。肉じゃが、さつま芋の天ぷら、玄米とちりめん・にんじんの炊き込みご飯、きゅうりの味噌漬け、すまし汁…と、今日は栄養満点のメニューです。そして、カゴメからもらったリリコという品種で、幼稚園で育てているトマトが、今日は68個も穫れました。そしてそのトマトを天ぷらにしました。私も子どもたちも、トマトの天ぷらは初めてで、とても驚きましたが、すごくおいしくて、ぺろっと食べてしまい、何個もおかわりしていました。また、今日は幼稚園で穫れたたくさんの野菜が使われているということを伝えると、「このトマトは駐車場でできよるやつやね。」 「この玉ねぎは前みんなで掘ったよね。」などと、それぞれの情景を思い浮かべながら会話を楽しんでいました。ちなみに、さつま芋も、じゃが芋も、幼稚園の農園で収穫したものです。また、ちりめんは、年中組のSちゃんのお家で作ったと言って頂いたものです。また、味噌漬けのお味噌は、昨年の食育サクルのお母さんが作られた物で、その中に副園長が5日前からきゅうりを漬け込んでいたのでした。今日もお腹いっぱいで、満足の子どもたちでした。
そして、今日から年少児は、夕涼み会の準備で保育室が使えなくなってしまうので、年中組に荷物を持って引っ越してきました。明日から、ひまわり組はうさぎ組の部屋で、さくら組はひつじ組の部屋で共同生活をします。ひまわり組さんが来る前に、うさぎ組では、「年少さんにやさしくしてあげる!」 「分からないことがあったら教えてあげる!!」と言って、Y君とH君が話をしていました。また、今までとは違った異年齢児とのかかわりが見られそうです。
2009年6月15日 月曜日
今日は、太陽がじりじりと照り、真夏日のような1日になりました。そんな中でも、しゃぼん玉コーナー、魚つりコーナー、リレーなど、園庭の至る所でみつばっ子たちは元気に遊んでいました。特にリレーでは、「走ると風が気持ちいいんよ!」 「一緒にやろうよ!」と、年長児が年少児を誘って競争する姿が見られました。まだまだこれから暑くなりますが、夏の遊びを通して、さらなる遊びの発展が見られそうです。そして、私がバスから降りると、ちゅうりっぷ組の前のテラスで人だかりができていました。先日、ひまわり組のR君から頂いた『カメ』をみんなが見ていたのです。「おっきいねー。」 「顔がかわいいね。」などと言いながら、みんな興味津々に見ていました。「うわっ。ごつごつしとる!」と言った年少児に、「それは『こうら』って言うんよ。」と、優しく教える年長児の姿も見られました。らいおん組のS君は、「カメはバナナを食べるんよ。」と、得意気に言いながら図鑑を持ってきました。「えっ。どれどれ?」と、みんなが図鑑を覗き込んで、「ほんとや。カメって何でも食べれるんやね。」と、図鑑と本物を見比べながら観察していました。今日はバナナがなかったので、紫キャベツと人参をあげて、「食べるかな。どうかな。」と、じっくり見ていました。毎日大切に飼育していきたいと思います。
今日は、パン給食でしたが、幼稚園の野菜がたくさん収穫できたので、副園長が特別に『そうめんチャンプルー』を作って下さいました。きゅうり、玉ねぎなど…園内で採れた栄養満点の野菜がさりげなく入っており、野菜嫌いの子もぺろっと食べてしまうほどで、子どもたちも感動していました。中でも驚いたのは、その中にあの『かいわれ大根』が入っていたことです。実は副園長が10日間ほど前から育ててくれていたのでした。親子運動会で自分たちが育てたこともあって、「先生!かいわれの当たりが入っとった!!」と、嬉しそうに気付き、報告する姿もありました。ぱんだ組の子どもたちは、「今日の朝、僕たちが採ったきゅうりも入っとるね。」 「こんなにおいしく料理してもらって嬉しいね。」と、にっこり笑顔で食べていました。園内のいろんな所で、いろんな野菜が育っていることを、あらためて認識できたみつばっ子たちでした。いちご、びわ、トマト、きゅうり…。これまでたくさんの野菜とふれてきた子どもたち。野菜の生長を通して、たくさんの学びや喜びがありました。これからも共に育ち、生長する姿にかかわっていきたいと思います。
さて、今日もプールがあり、子どもたちは大喜びでした。しかし、残念ながら、松山は渇水の危機なので、明日からプールはお休みです。このまま雨が降らないと、みんなが飲む水や、お風呂に入る水さえもなくなってしまうことを伝えると、真剣な表情でその事を聞いていました。手を洗う時や、歯磨きをする時など、水を出しっぱなしにしないこと、無駄使いをしないことなどを約束して、降園しました。みんなで協力して、水の大切さも伝え合っていきたいと思います。
2009年5月26日 火曜日
朝・晩はまだ肌寒いですが、日中はぽかぽかと過ごしやすい毎日が続いています。三葉幼稚園の子どもたちも、元気で活発に遊んでいます。絵の具のコーナーに行くと、うさぎ組のAちゃんが、何かぶつぶつとつぶやきながら絵を描いていました。Aちゃんに何の絵か問うと、「お父さんよ。」と答えました。「お父さんはね、目があって、鼻があってね・・・。」と、お父さんの顔を思い浮かべながら描いていました。先日、フジグランに出す『お父さんの絵』を描いたことを思い出しながら、色も何分も何分もかけて、丁寧に塗っていました。「周りには花火、そしてお姉ちゃんとAがおるんよ。」と、イメージしながら筆を動かしていきました。真剣なAちゃんを見て、「Aちゃんの頭の中には、もう完成した絵が思い描かれているんだろうなぁ。」と、思いました。また、ぱんだ組のN君も、いつものように絵の具で絵を描いていました。すると、筆からポタッと絵の具が垂れてしまいました。その瞬間、N君の動きがぴたっと止まり、何かを考えているようでした。そして、おもむろに筆を置くと、紙を両手で持って傾けて、その垂れた絵の具を流し始めました。その様子を見ていた教師は、去年『流し絵』をしたことを思い出しました。N君は、ポタッと落ちた絵の具を見て、昨年して遊んだ流し絵が瞬間的によみがえったのでしょう。子どもの体験は、きちんと頭のタンスに溜め込まれ、同じような場面で応用されて生きているのです。
さて、一方、テラスの前では、たくさんのアリが大きなハチの死骸を運んでいました。その様子を、ぱんだ組のSちゃんが長い間じっと見つめていました。アリ達は、自分のからだの何十倍もある獲物を、頑張って巣の中に入れようとするのですが、ハチのおしりがひっかかって入りません。アリ達は、方向を変えたり、押し上げたり、ハチのからだを傾けたり、何とか穴に入れたいと試行錯誤している様子でした。なかなか入らないので、仲間を呼んできました。どれほど時間がかかったことでしょう。ずぽっと、ついにハチのからだは穴の中へ・・・。入った瞬間、「入った!!」と歓声があがりました。そして、あれだけいたたくさんのアリ達は、いつの間にかさーっと巣の中に帰っていき、みんないなくなりました。「これからみんなでごはんやね。」と言って、みんなでしばらくその巣を眺めていました。ハチは、いちごの赤ちゃんが生まれるお手伝いをする大切な役割がありました。なのに、今回はそのハチが、アリのエサとなって運ばれていました。死んだハチが、今度はアリの命となってつながっていくのです。今日もまた、命のつながりや、動物達が生きるための自然の摂理を実感しました。
今日は火曜日。お弁当日でした。うさぎ組のH君のお弁当の中には、かわいらしい『びわ』が3個入っていました。「お母さんがびわの歌知らないって言うから教えてあげたんよ。そしたら買ってきて食べさせてくれたの。」と、嬉しそうに話してくれました。そして、「うさぎ組のみんなにも1個あげるー。」と言って、みんなに分けてくれました。1個のびわを30等分に分けて、口に入れると、「なんだかやさしい味がするね。」と、Rちゃんがつぶやきました。
そんな中で、大変悲しい事件が起きました。昨日の夕方、事務所横のびわが何者かにもぎとられていたのです。あんなにみんなが毎日眺めて、少しずつ色づくのを待っていたびわは、無残にも何個ももぎとられて、お部屋に転がっていました。みんなで歌ってやさしい気持ちになったびわ、びわの葉をゆすりながらまるでゆりかごで揺れているようなかわいいびわの実たち、誰もが大切に思っていたはずでした。この出来事を教師はどうとらえ、どう子どもたちと語り合えばよいのでしょうか。そんなことを考えていながら、今日、この事件のことを、私たち教師は子どもたちに伝えることができませんでした。タイミングで人として大切なことを知らせていかなければならないはずなのに、私たちは、一体いつ、どのようにこの悲しい出来事を子どもたちに伝えるつもりだったのでしょうか。副園長にそのことを報告しながら、反省するばかりでした。そして、明日は、子どもたちにこの事を伝え、みんなで考える時間を作りたいと思いました。子どもたちが帰った園庭で、教師達は悲しい思いで残されたびわに紙をかぶせ、そのびわの木の下に、もぎとられたびわの実をそっと置きました。明日登園してきた子ども達に気付かせるために・・・。そして、子ども達としっかり話し合いたいと思います。犠牲になった青いびわの実の命を無駄にしないために・・・。
2009年5月7日 木曜日
ゴールデンウィークという長い連休が明けました。子どもたちは、泣いてくるどころか、「○○ちゃーん!!」と、大きな声で友だちの名前を呼びながら、にこにこ笑顔で登園してきてくれました。「僕ね、ゴールドタワーに行ったんよ。」 「私はフェリーに乗ったんよ。」 「昨日買ったエルモのストラップつけてきたけん見てー。」などと、とても嬉しそうに連休の楽しかった出来事を話してくれました。
そして、今日はプール横の畑に春休み中に種をまいていた、小松菜と春菊が青々とできていました。みずみずしくてとってもおいしそうなそのベビーリーフを、古森先生が子どもたちと一緒に収穫して、洗ってお皿に盛り付けて下さいました。
その場で、マヨドレをつけて、「うわー!おいしー!」と言って、子どもたちはパクパク食べていました。「卵の入っていないマヨネーズだよ。」という古森先生の声に、アレルギーのあるぱんだ組のK君も安心して、マヨドレをたっぷりつけて何回も何回も食べていました。「1人1枚食べたら交代だよ。」の声に、こっそりもう一枚手に持ってから交代するたくましい(?)Y君の姿も見られました。野菜が苦手な子も、いつの間にか手にとって口に入れていました。みんなで育てた野菜を、子どもたちと一緒に収穫して、すぐに自由に食べることができるのも、三葉ならではの保育だなぁ、と感じました。
また、今朝登園してみると先週から子どもたちの間で話題になっていたイチゴが、連休の間にたくさん赤い実をつけていました。年長さんのからすよけのお陰で無事赤い実をつけたイチゴはなんと60個!古森先生は、子どもたちに収穫させたいと教師と子どもたちに声をかけてくださいました。ところが、何としたことか教師たちそれぞれが、ほかの事に気をとられて子どもたちとそのいちごを収穫することを忘れていたのでした。今しかないこのチャンスを逃してしまっている教師たちにがっかりしながら古森先生はそのいちごを収穫し、各学年に20個ずつ分けて下さいました。目の前でいちごを小さく切って分けて食べたり、いちごの汁を最後まで飲み干す子がいたり、食べ方は各クラス様々でしたが、みんなで分けて食べるいちごの味は、また格別でした。しかし、園の畑で育て、自分達の手で収穫して食べるまでの過程や心の動きが大切であり、それが食育であることを考えるとどの教師もそれを怠ってしまったことを、反省すると共にとても残念で仕方がありません。明日、色づいたイチゴをみつけたら教師たちは誰もが一番に自分のクラスの子どもたちと採りたいとねらっているに違いありません。勿論うさぎぐみもです。
また、うさぎ組は、今日ステキな場所を見つけました。なんと、テラスのオーニングの隅に、すずめが巣を作っていたのです。みんなでそーっと見に行ってみると、「ピーピー。」と、かわいい声が聞こえるのです。「うわー。よくこんな狭い所に作ったね。」と言いながら、ピーピーというすずめの鳴き声に耳をすませていました。「すずめのお母さんがね、わらを口ばしではさんで、1本ずつ運んできて巣を作ったんやね。」というH君の一言に、「へぇ。」とみんなうなずいていました。教師の私も顔負けの一言でした。「狭いけど出れるかなぁ。」 「大きくなったら出れるよね。」と、すずめの成長を期待して、じっと巣を見上げている子どもたちでした。これから、すずめたちがどうなっていくか、子どもたちと見守っていきたいと思います。
2009年4月16日 木曜日
今日は、太陽がじりじりと照って、とても暑い1日になりました。教師が裸足になって園庭を歩いていると、新入児のAちゃんが、「えっ。先生どしたん?!靴はどこにいったん?」と、話しかけてきました。「今日はね、お天気もいいから、裸足になったんよ。とっても気持ちいいよ。」と私が言うと、「え・・・。本当?」と、少し不安そうに聞いてきました。「本当だよ。最初はちょっと痛いかもしれないけど、Aちゃんも試してごらん?」と言うと、初めのうちはためらっていましたが、ひよこ組から進級してきた年少児が、目の前を裸足で元気に走っていくのを見て、Aちゃんも靴下を脱ぎ始めました。おそるおそる地面に足をつけると、「わぁ。冷たい!痛い!」と言ってコンクリートと地面の所を行ったりきたりしながら、足をバタバタさせていました。しかし、だんだん慣れてきて、「先生!ちょっと走ってくる!」と言って、園庭の端から端まで嬉しそうに走っていきました。三葉幼稚園では、裸足保育を勧めています。ごつごつとした砂の感触が最初は抵抗がありますが、その刺激が、しだいに気持ちよさに変わっていきます。園庭のグラウンドの地面の固さ、砂場のやわらかい感触、水に浸かった時の気持ちよさ、どれも靴を履いたままでは感じることができません。裸足になることで、足の裏もじょうぶになり、強くなります。また、足の裏が刺激されることにより、頭の働きもよくなるのです。これから、毎日暑くなっていくので、子どもたちにもどんどん声をかけて、裸足保育の気持ちよさを伝えていきたいと思います。
また、進級してからのうさぎ組は、今までは室内で遊ぶことが多かったのですが、今日はみんなに声をかけて、おもいきって外に飛び出して遊ぶことにしました。私が園庭を走ると、たくさんの子どもたちがキャキャ言いながらあとを追ってきます。ジャングルジムに飛びつくと、「僕も上る!」 「私は一番上まで上れるよ。」 「先生見て見て。」 「僕は真ん中からあがる。」 と口々に言っては上ったり下りたりします。砂場に行くと、スコップを持って大きな山を作るんだと言って、みんなで協力して山を作りました。男の子が土を集め、女の子がかためていきます。新クラスになってまだ少ししか日が経っていないのに、こんなにも友だちとコミュニケションをとりながら遊びに入りこんでいけるんだなぁ、と思い、感心しました。今日は身体をいっぱいに使って、ドロだらけになって帰っていきました。
一昨日、『かごめ』からケチャップのもとになるトマトの苗が94本届きました。このトマトの名は、「リリコ」と言います。年長さんは、「さっそく明日からの仕事ができたね!私リリちゃんの水やり毎日する!」と、はりきっています。これからみんなで大切に育てて、収穫していくのが楽しみです。
コメント (「運動会まであと少し!」 うさぎ組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)