2025年11月13日 木曜日
今日は朝から雨が降っていたので大好きな外遊びが出来ず、子ども達は室内で遊んでいました。年長のフロアでは、子ども達が教師がさり気なく出していたお手玉を見つけて遊んでいました。そこへ、園内を回ってくれていた古森先生がお手玉で遊んでいる子ども達に声を掛けてくれました。「古森先生もできる?」という子どもからの誘いに乗って下さり、「できるよ!それ!」と、とっても上手なお手玉を見せてくれました。それを見た子ども達から「オー!」という歓声が上がりました。とっても上手なお手玉を目の前で見た子ども達は、「私もやりたい!」「僕もできる!」と古森先生の真似をして練習を始めました。「高く投げすぎたら、難しいよ」「低く投げるんだよ」と時々アドバイスを古森先生がくれ、「できた!」「こう?」と、子ども達の中でも少しづつ出来る子が出てきました。すると、次は、片手で2個を回す技を見せてくれました。また子ども達から、「すごい!」「やってみたい!」の声があがりました。お手玉が上手な古森先生を見て利激を受けた、たくさんの子ども達がお手玉にチャレンジしていました。
そんなとっても楽しそうな声に寄せられるように、先生達も集まってきました。先生が来るたびに「先生、お手できる?」「古森先生3つも回せるんよ!」と、目をまん丸にして話していました。また、お手玉が苦手な先生を見て「私の方が上手!」と年長児が得意気に投げていました。
そしてもう一つ古森先生から、お手玉が上手になる練習方法を教えてもらいました。それは壁を使ってする方法です。一つを壁にぶつけて、はね返ったのを取ります。らいおん組のR君は、そのやり方を教えてもらうと、何度も何度も黙々と練習し続けていました。
その努力のおかげで、段々とキャッチできるようになってきました。「あとちょっと!」と、その後も片付けの時間になるまで練習をしていました。
くま組のSちゃんは「私できるよ!」と軽やかに何度も何度もお手玉を回していました。苦手な先生を見つけると、「え!?できんの?」「こうやってするんよ!見よって!」と、得意気に見せた後、「私の真似して!そしたら出来るけん!」と教えていました。気付くと年長のフロアでは、お手玉講習会が開かれていて、いろんなところで教え合ったり、披露したりしてとっても盛り上がっていました。「今日は雨だから、いっぱい練習できるね」と、とっても嬉しそうな子ども達でした。
その後、年長は作品展の協同作品(共同ではありません。4クラスの子達全員参加なので)の仕上げを行いました。たくさんの牛乳パックが欲しいと放送で呼びかけていたので、今日もいろんな学年の子が持って来てくれました。牛乳パックを持って来てくれた子には、もれなく年長児手作りの入場券を渡します。足りなくなると、「入場券作らなきゃ」と、女の子たちは大急ぎで作ります。もらった年中さんは、とっても大切そうに握りしめ、部屋に帰っていました。
作品展まであと1日。みんなから貰った牛乳パックで造られた年長児の協同作品。ひとりひとりが知恵を出し、話し合い、ひとりひとりの思いがこの家のどこかに入っている、正に見事な協同の「かたまり」作品です。幼稚園(保育園)に入園して生活、遊びを共にしてきた子ども達の発達の姿は目を見張るものがあります。気が付くと教師達は子どもの中に入って指示されたり、注文を受けたり、「だ〜れがせいとかせんせいか♪♪」どこかで聴いた歌詞が思い出される状況になっていました。生徒も先生も楽しい楽しい時間となりました。その結果を想像しながらご覧になってください。
コメント (「お手玉、上手に出来るかな?」 きりん組 西川友理 はコメントを受け付けていません)