2025年11月15日 土曜日
今日もこれぞ 『三葉天気!!』 『最高の天気!』の中、作品展・バザーの開催となりました。
昨日、「明日の作品展が楽しみすぎて眠れないかも!」と言っていた年少児のSちゃんは、大好きなじいじの手を引き展示場へ!それもそのはず絵に『よるじいじと散歩をしている所』を描いていて、作品も『じいじ』を作っていました。その作品と絵を見た家族みんな笑顔がこぼれ素敵な一日となりました。
三葉幼稚園では年間を通して廃材を集め、毎日の保育の中で「廃材あそび」を大切にしています。色や形、素材が一つひとつ違う廃材は、子どもたちにとって宝物のような存在です。既製品にはないおもしろさがあり、「これ、○○みたい!」と想像を広げたり、偶然できた形から新しい作品が生まれたり…子どもたちのまなざしが一気に輝く瞬間がたくさんあります。
プレ年少組や年少組の子どもたちは、手に取った廃材や廃材と廃材をくっつけてからイメージがふくらみ、感じたままをそのままに名前を付けることが多いので、その為、作品名が変わることもしばしば(笑)今日も自分の作品を一生懸命、お父さんやお母さんに説明している姿は何とも微笑ましく見えました。プレ年少児のN君のお母さんはリアクションが100点満点!!N君の作品を見た瞬間「すごーい!」と大きな歓声を!!その瞬間のN君の表情は何とも嬉しそうで今日のこの日が忘れられない1日となったことでしょう!!

年中・年長組になると、「○○を作りたい!」と目的をもって素材選びから始まり、何日もかけてじっくり取り組む姿があります。作品作りも『遊び』です。遊び込んでいるときの子ども達は真剣そのもの!頭をグルグル回転させながら目をキラキラさせています。…そのグルグルとキラキラが子どもたちの成長につながっていきます。“作る・遊ぶ・考える” がつながった三葉ならではの育ちが見えてきます。
また、三葉っ子の絵は、実際に経験したことをその子なりの視点で描いていることが多いです。同じ行事をテーマにしても、描かれる世界はまったく違います。運動会一つとっても、走る友だちを大きく描く子、応援席の家族を丁寧に描く子、自分が頑張った場面を自信いっぱいに描く子…。その違いがとても自然で、とても素敵です。
自由に描けるように、園ではカレンダーの裏紙をたくさん集め、好きなだけ描ける環境を整えています。画用紙だとどうしても枚数に気をつかってしまいますが、裏紙なら気兼ねなく何枚でも描けますよね。何枚も描いた絵から今日展示する絵を選んでいます。幼児期の今しかできない表現を大切にした絵を楽しんでいただけたのではないかと思います。
年長児・年中児は協同作品も自慢の1つです。一人ひとり保護者に伝えたいことが沢山あり、作っている過程で楽しかったことや工夫したことを沢山話していました。三葉の作品展のいい所の1つは、子ども達が自分の作品だけ自慢するのではなく、「〇〇君は〇〇作っとんよ。かっこいいやろ!」「あっちに〇〇君の作品があるよ!〇〇君のはこっちこっち!」と学年関係なく、推しの作品を紹介するところです!友だちの作品を紹介する姿や、自分の絵のエピソードを一生懸命伝える姿から、会場全体があたたかい空気に包まれました。
作品や絵を今日沢山の人に認めてもらった子ども達はまた一つ自信を付け、さらに成長することでしょう。Sちゃんは、展示会場から出てくるなり、「お母さんに見てもらったよ!すごいね」って言ってもらった」と嬉しそうに話してくれました。
そして、作品展と同じくらい子どもたちが楽しみにしていたのがバザーです。「子どもの店」には先生たち手作りのおもちゃやキーホルダー、「喫茶」には調理師さんや園長こだわりのメニューが並びます。保護者の皆さまが準備してくださるゲームやくじ引き、卒園児保護者の「友の会」、毎年お世話になっているたこやきや大判焼きの出店など、幼稚園がにぎわっていました。
昨日、教師から人気キャラクターの手作りキーホルダーを紹介されたS君は売り切れになる事を心配して、お家で家族に交渉しました。予定では昼から来園だったのを朝一番に行く交渉成立!!無事お目当てのキーホルダーをゲットしていました。
また、バザーには「本物のお金を使って買い物をする体験」という大切なねらいがあります。自分のお財布にお金を入れてもらい、茶色いお金や銀色のお金を握りしめてお店に向かう子どもたちはとても真剣です。「これください」「おつりは?」とやり取りを楽しむ中で、社会のルールや数の感覚が自然に育まれています。中には家族にプレゼントを計画していた子どももいて家族の為に自分のお金で買ってあげていました。幼稚園のバザーという事もあり保護者も子どものペースに付き合ってくださいました。ありがとうございました。
作品づくりの喜びも、描くことの楽しさも、買い物のワクワクも——すべては子どもを真ん中に、家庭・地域・園が一緒になって作ってきた三葉幼稚園の大切な文化です。今年も子どもたちの“キラリ”がたくさん輝く一日になりました。
駐車場の問題や交通規制など皆様の協力があり素敵な作品展・バザーとなりました。ご協力ありがとうございました。保護者のマナーも最高でした!