2025年12月20日 土曜日
本格的な冬を感じる季節になりましたが、みかん組はお休みする子も少なく、元気いっぱい登園してきています。3階会議室では陽がよく差し込み、ぽかぽかとあたたかさを感じながら過ごしています。先週は園庭でも陽がよく当たる場所で遊ぶことができました。砂遊びをしたり、うさぎ小屋をのぞいたり、犬のすべり台をすべるなど、思い思いに楽しんでいました。

室内ではブロック遊びが進化しつつあります。保育教諭と一緒にくっつけたり、「できないー!」と助けを求めることが多かったですが、いつのまにか自分たちだけで凸凹を思うようにくっつけ、サイコロ状にすることもできるようになってきました。時には友だちが作っているものに自分の持っているブロックをはめていき、共同作品になることも。以前では、自分が遊んでいるものに触れられたり手を加えられると怒る場面がよく見られました。しかし、友だちがしようとしていることをじっと見ていたり、一緒にすることを楽しむ姿も見られるようになりました。もちろん、だめ!いや!触らないで!と拒否することもあります。そんな友だちの行動(泣いたり、大きな声を出したりなど)を見て、慌てて手を引っ込めたり、頭をヨシヨシする姿も見られ、そういう関わりの中で友だちとの距離感や力加減を学んでいっているのでしょう。Kくんはブロックを組み合わせたものを持ってきて「みてー!かいだん。」と見せてくれました。見ると本当に階段のようになっていてびっくり!それを見ていたAくん、Iちゃんも同じようにブロックを合わせてぼくも!わたしも!できたよ!と見せてくれました。こんなこともできるんだと、お互い刺激し合ってるんだなと嬉しく思いました。
そして、また別のブロックを使っては「せんせー!ピッ!」と何かを作って持ってきました。うーん、何だろう…?と一瞬悩みましたがすぐに体温計だと分かりました。おでこにあてる、毎日使っている体温計。ブロックを体温計に見立てていたのです。友だちや保育教諭のおでこにピッ!「お熱ある?」と聞くと「なーい!」とにっこり。このように日常の身近な物をブロックや廃材などで見立てて遊ぶようにもなり、成長を感じる毎日です。
友だちとの関わりが増える中、2人ずつ手をつないでホールまで散歩に行きました。「おててつなぐよー。」と声をかけると、近くにいる友だちに手を伸ばしてぎゅっ!互いに顔を見合わせ笑い合う姿がまた何ともかわいらしかったです。「一緒に行くよ。」「ゆっくりね。」という言葉かけを聞いて、相手の方を見て歩くスピードをゆるめたり、違う方へ行こうとしたりする友だちを『こっちよ。』とリードする姿も見られました。ホールには大きなツリーやお楽しみ会の飾りがあり「きらきらー。」「さんたさん。」「まつぼっくり。」「りんご。」など見たものをはっきりとした言葉で言い合っている子どもたちの姿もありました。
木曜日は幼稚園のもちつきがありました。参加することは難しいですが、よく見える2階のテラスから見させてもらいました。もち米を炊く煙が上がる中、にぎやかな幼稚園児達の動きが見られる園庭を真剣な表情で見つめる子どもたち。「ぺったんしてるね。」と声をかけると、両手を上下にパチンパチンとしたり、腕や足を振り上げて、おもちをつく様子を真似する子もいました。そして炊き上がった、つく前のもち米を少し分けて頂きました。「これなんだ?」と子どもたちに見せると「ごはん!」と大きな声で答える子どもたちは、早くちょうだい!と言わんばかりに両手を『お皿』にして待っていました。「よく噛んでね。」と声をかけられモグモグと動くほっぺたがとてもかわいらしかったです。
今年もあと少し。みんなで元気に過ごしたいと思います。
コメント (「友だちって楽しいね。」 ひよこ みかん組 山岡由紀子 はコメントを受け付けていません)