幼稚園の日記(ブログ)

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2025年12月4日 木曜日

朝、バスから帰ってくると、園庭のサッカーコートには木切れや木材、コンクリートのブロック等、いろいろな物が運ばれてきていました。それと同時に子ども館の前には、机が並び、その上には塩水が入った容器が準備されていました。またパンキャリーも置かれ、さらには砂場の水道の所では、大きな泥舟に水が溜められ、さつまいもを藁のたわしで洗っていました。

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昨日から急に寒くなりましたが、昨日は吹く風も強く、イチョウの葉達が舞い散るだけでなく、ぎんなんも風に吹かれて、パラパラと落ちてくるほどでした。こんな日には焚き火をすると風で火が飛び、火事になっては大変ということで、風の様子を見ていましたが、今日は寒いけど、風はそんなに吹いていなくて、焼き芋びよりだということになりました。こんな日を逃すのなんてもったいないと、待ちに待った焼き芋。朝から準備し、登園バスが全部到着した頃から、木に火が入りました。さすが園長先生、すぐに火がつき、園長先生の左手横から赤い炎が上がるのが見えました。それと同時に見ていた子ども達から「わぁ〜!」と声があがりました。すぐに子ども達も準備に加わり、さつまいもを洗い、洗ったさつまいもを塩水につけ、濡れた新聞紙に巻いて、その上アルミホイルに巻いていきました。できるとそれを火につけた木々の下や間に入れていきました。それが終わると年長さん数人が、落ち葉を両手いっぱいに持って、火の回りに優しくかけていきました。(そうすることで蒸し焼き状態を作り、さつまいもの中まで火が通るようにするのです。)

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火の側で見ていた子ども達は「あったかいね」、寒くて泣いていた子どもも「大丈夫になった」と言って、焼き芋が出来上がるのをじっと見ていました。木や葉っぱを入れると白い煙が出て、「目が痛い」と言いながらも焼き芋ができる方が楽しみで白い煙が来ると下を向いたり、後ろに向いたりしてよけながら待っていました。

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数分後、焚火の中から出たさつま芋を触ると柔らかく、アルミホイルをとり、新聞紙をはがすと中からあっつあっつの焼き芋が出てきました。出来上がったお芋を分けて、小さいクラスから食べ始めました。しばらくして年少さんを呼びに行くとうさぎ小屋の前あたりに松の葉などを集めて、焚火ごっこをしていました。先生たちがしていることをじっと見ていて、実際にしていく姿、三葉っ子らしいなぁと思いました。1クラス、5~6本位の焼き芋を分け合って食べました。「あったかい」「おいしい」と皮まで食べて口の周りを黒くしている子どももいました。1回焼きあがると、次々とお芋を入れていき、火が小さくなると再び木や落ち葉を入れて、焼いていきました。それを3階の窓から見ていたひよこくみさんもそしてここには来られなかったけど、事務所・調理室・バスの運転手さん・ぴよぴよさん・病児・学童、みんなとも分けっこをして食べました。どの子も心から温かくなった1日でした。たくさんのことを教えてくださった園長先生、火を起こして焚火をしてくださった園長先生と先生たち、焼き芋を作ってくださった先生たち、さつま芋のお世話をしてくださった方々、新聞紙やアルミホイルを持って来てくれた子ども達、さつま芋を洗ったり、巻いたり、落ち葉を入れたり等などのお手伝いをしてくれた子ども達・・・・・たくさんの人の手でおいしい焼き芋をいただく事が出来ました。ありがとうございました。皆さんのおかげで幸せをたくさん頂き、体も心も温かくなりました。

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