2025年5月29日 木曜日
今朝の空はどんよりと曇っていて少し肌寒く感じたのですが、園庭からはいつもと変わらない元気な声が響き渡っていました。今日も子どもたちは、色々なコーナーで全学年が関わりながら楽しそうに遊ぶ姿が見られました。
たんぽぽ組の最近のお気に入り水遊びコーナーでは樋やひしゃく、ペットボトル、廃材等色々な物を使って遊んでいます。遊びの中には学ぶことが沢山あり、気付くと自然に身に付いている知識もあります。環境作りの大切さを日々感じてこれからも保育を行っていきたいと思います。
昼食前園庭に放送が流れました。
ピンポンパンポ~ン♪「みなさんにお知らせがあります。古森先生と本山さん(事務員)がお仕事で東京へ行ったので三葉幼稚園の皆にお土産を買ってきてくれました。事務所まで取りに来て下さい」
年長児が放送をしてくれたのですが、放送するやいなや次々とクラスの代表の子どもたちが事務所へやって来ました。年長のSくんは「俺、東京のお土産食べたことない!!」とワクワクしながら取りに行く姿も見られました。年長児が古森先生と本山さんからお土産を受け取り代わりに渡すと「古森先生、本山さんお帰りなさい。お土産ありがとう!!」とお礼を言って各クラスへ持ち帰りました。
たんぽぽ組では、お帰りの前に食べる事にしたのですが、袋を開けると小さな可愛いかりんとうがたくさん入っていました。一人ひとり手に乗せるとじーっと見たり、においを嗅いだりして皆に配り終えるまで待っていました。全員で「いただきます!!」をすると一口、また一口食べる度に「おいしいね~」と言って笑顔になっていきました。甘くてやさしい味、ニコニコかりんとう。ご馳走様でした。
2025年5月28日 水曜日
幼稚園の駐車場に咲いているハイビスカスのような真っ赤な花をご存じでしょうか?この花はタチアオイといって、梅雨入りと梅雨明けを知らせてくれる花だと言われています。幼稚園の駐車場のタチアオイも開花し、そろそろ梅雨がやって来ることを知らせてくれています。
今朝、古森先生が幼稚園の駐車場で赤ちゃんすずめが飛ぶ練習をしているのを見つけ、そのことを年長児達に教えてくれました。それを聞いた数名の年長児達は、赤ちゃんすずめに気付かれないように、そーっと近づいて様子を見にいきました。すると、子ども達に気付いたのか「ちゅん!ちゅん!」と鳴きながら赤ちゃんすずめは飛び立っていってしまいました。まだ大人のすずめのようにたくさんの距離を飛ぶことはできないようでしたが、飛んでいく赤ちゃんすずめの姿を見ながら「すずめさん、上手に飛べるように頑張ってね!」と応援していました。
苺やビワ、クラスで育てているトマトに駐車場の夏野菜と植物への関心が高い三葉っ子達。今朝も苺当番のうさぎ組の子ども達がせっせと水やりをしたり収穫できる苺はないか色を確かめたりしていました。以前にこんなことがありました。
5月上旬に駐車場の畑に年長児達がゴーヤの苗を植えました。天気の良い日が続く予報が出ていたので、私は土の乾燥を防ぐのを目的にゴーヤの苗の周りに敷き藁をしたのでした。そして、休み明け。水やりをしに行った年長児達が「ゴーヤの葉っぱが食べられてる!」と若い葉っぱにたくさんの穴が空いていることに気付きました。すると、「これはダンゴムシの仕業だ!」「ダンゴムシは涼しいところが好きやけん、藁を住処にしとんよ!」「藁をのけたらダンゴムシがおらんなるんやない?」「よし!藁をのけよう!」と子ども達だけで次々と解決策を考えていきました。この年長児達の姿には本当に驚かされ、脱帽しました。教師が子ども達に教えたわけではなく、自分達の経験や知恵を働かせて考え、見事にゴーヤの苗をダンゴムシから守ることができたのでした。今、このゴーヤは順調に育ち、つるを巻いて大きく育っています。収穫までの間、世話と観察を子ども達と続けていきたいと思います。
今日は久しぶりに気温が高くなり、事務所のカーポート下の温度計は30度に迫っていました。三葉幼稚園では、暑い日でも子ども達が存分に遊べるように、たくさんのテントを出して日陰を作っています。古森先生はよく「子ども達は自然に近い生き物だからね。」というのですが、まさに今日も藤棚の下の涼しい砂場やイチョウの木陰など、自然に作られた日陰に集まって遊んでいました。すると、「喉乾いたけん、お茶飲もうや!」と年少児達が声を掛け合って、自分達で水筒のお茶を飲んでいました。子ども達には、暑さに慣れたり熱中症に注意したりする中で生きる術や知恵を身につけ、三葉っ子らしいたくましさが育ってほしいなと思います。
2025年5月27日 火曜日
年長児は今年度から以前から交流があったミキスタディパルズ・インターナショナル・スクールの先生を英語の講師として迎えることとなり、週に1回の英語教室が始まりました。授業中は完全英語ですが、子ども達はイラストや先生の表情、ジェスチャーを見て言葉の意味を理解し、楽しんでいます。アルファベットによって発音の仕方が違い、舌を使ったり、口を大きく開けたりポイントを面白く伝えてくれるので、真似しようと真剣な表情の子ども達です。今日は「何が好き?」ゲームをしました。食べ物の好きなものは「ヤミー!」苦手なものは「ヤッキー」と答える問題で「ドーナツとジュースは美味しいけどドーナツジュースはどうかな?」(←全部英語です)と聞かれると「えー!!」「なにそれ!」「ヤッキー!」と答え、「ブロッコリーとアイスクリームは美味しいけどブロッコリーアイスクリームは?」「ノーアイドント!」と笑いながら断る子ども達。日本語を全く使っていないのに子ども達はよく分かっています、、。凄いです。
普段の生活の中でもプリント(手紙)をもらうと「センキュー」、何かの色を聞かれると「ブルー!」「レッド!」と英語を取り入れる姿もあります。今日、ミキスタディの先生が忘れ物をしていると「Here you are」と届けに行っていました。
ぞう組のTくん、Rくんは英語が終わり、今日の何が好き?ゲームで出てきたポップコーンピザを粘土で作っていました。「これ、おいしいのかな〜」と話しながらも得意げに見せる2人の作品の中には「バター」や「チーズ」「スパゲッティ」など沢山の英語が詰まったピザが出来ていました。英語の時間からここまで広がるのかと面白く思いました。様々な刺激を一緒に受け、楽しみたいと思います。
2025年5月26日 月曜日
5月も早いもので、最終週になりました。年少児も幼稚園に慣れ、所持品の始末を終えた子どもからどんどん戸外に出て好きな遊びを楽しんでいます。そのうち、プレ年少のたんぽぽ組も戸外に出て来ると三葉幼稚園の園庭は、いつものように、元気いっぱいの子ども達の声が響き渡り、大賑わいです。だるまさんがころんだをしたり、砂場で温泉を作ったり、料理を作って、パーティーをしたりと自分達で遊びを考え、自分達で遊びを工夫していく姿は、さすが、みつばっ子だなぁと改めて感じました。
先週、年少児は、ビワを取りました。その時に、枝ごと取ってきた為、ビワの葉がたくさんあったので、何か遊びに使えたらと思い、捨てずに取っておいたものを環境に出してみました。そこに新聞紙やセロハンテープなど制作に必要なものを出しておくと年少児達が、たくさん集まってきて、ビワの葉をウサギの耳やロバの目に見立ててお面を作ったり、新聞を広げビワの葉をセロハンテープで貼って、魔女のマントにしたりして、想像力豊かに楽しんでいました。完成したお面を頭につけたのですが、どんなふうになっているのか気になった男の子達は、プールの窓ガラスに自分の姿を映して確かめ、満足そうな表情で戻って来ていてその様子がまた、とても可愛いらしかったです。
今日は休み明けということもあり、幼稚園で育ているいちごが”35個もできているといちご当番のひつじ組さんが教えてくれました。そこで今日は、年中児が収穫し、全クラスに分けてくれることになりました。また、駐車場になっているビワも日曜日をはさみ、たくさんオレンジ色になっていたので年長児達がとって来てくれ、全園児1人1個、食べられるほど大収穫でした。今日の給食は、みんなの大好きなハヤシライスでした。そのお皿には、デザートの桃だけでなく、年中児が分けてくれたいちごと年長児が分けてくれたビワもあり、子ども達は大喜びでした。
一方、園庭では各クラスで育てているミニトマトも少しずつ生長しています。さくら組の子ども達は、黄色い花が咲いたことを喜び、赤いミニトマトが実りますようにと茎が倒れないように支柱を立てて世話をしています。ミニトマトができるのをとても楽しみにしているので、水やりを忘れずに、引き続き、大切に育てていきたいと思います。
2025年5月24日 土曜日
気温が高くなり、とても暑く感じる日が続いています。こまめに水分を取るようにしたり、室内や日陰で涼みながら過ごしたり熱中症対策をしながらの生活が始まりました。さて、入園間もないもも組の1歳児達はたくさんの初めてを経験し、4月から約2ヶ月でいろんな事が出来るようになりました。つい最近まで、おもちゃのお片付けはほとんど保育教諭がしていたのですが、今では「お片付けするよ〜‼︎ここ持っておいで〜」と片付けをするカゴを見せると、ゆっくり歩いて持って来てくれ、歩けない子もハイハイで一生懸命持って来てくれます。少し離れた所に落ちているおもちゃも見つけると走って取りに行ってくれる子もいて嬉しくなります。しかし、中にはまだ何も思わずカゴに片付けたおもちゃをせっせと取り出す子もいて、「ここにお片付けしてね!」と見せながら声を掛けると、片付けてくれます。
この数ヶ月でお片付けが出来るようになった事も成長ですが、1番の成長は泣かずに笑顔で過ごせるようになった事です。「お腹が空いた」「眠い」などの理由で泣く事もありますが、日常は機嫌よく可愛い笑顔を見せてくれ、私達を楽しませてくれます。先日。“出来るかな?“と初めてお絵描きをさせてみました。初めてのクレヨンで不思議そうにしている子もいましたが、お兄ちゃん・お姉ちゃんがいる子はすぐに紙にクレヨンを打ちつけて“トントン“と点を描いていました。見ている子に「トントントントン」とやって見せると、マネして紙にクレヨンをトントン打ち付け始めました。色が付いている事が分かると、すごく楽しそうにたくさんの点を描いていました。偶然線が描けると、「わあ〜‼︎」ととびっきりの笑顔を見せてくれる子もいました。たくさんクレヨンを持ち変えながら、中には紙の上にクレヨンを並べてみたり、両手にクレヨンを持って両手で描いてみようとしたり…たくさんの反応があって面白かったです。
月齢が小さい子もいるもも組なので、全員が同じ事が出来る事は少ないのですが、その子なりにやってみたり、雰囲気を味わったり出来るように工夫しながら楽しい事に気付かせていきたいと思います。まだまだ1歳になったばかりの子ども達にとっては初めての出会いが毎日のようにあります。その1つ1つが知恵となり、成長に繋がると思うと私達もその瞬間瞬間を大切にしていきたいと思います。
2025年5月23日 金曜日
4月、5月に幼稚園たんぽぽ組に入園した子ども達も今は泣くことなく笑顔で登園するようになりました。週明けに泣いていた子も週末になるにつれてリズムを取り戻し笑顔いっぱいです。朝お部屋まで連れてきてくれる年長さん、年中さんと離れる時に不安になり泣きそうになる子もいましたが、今では「バイバーイ!」「ありがとう。」「またあとでね~タッチ!」と笑顔です。お姉さん達がお部屋まで連れてきてくれて、荷物まで持ってきてくれてたんぽぽ組の子ども達は嬉しいのはもちろんですが、連れてきてくれる年長さん、年中さんもなんだかとても嬉しそうです。教師達も小さい子をいつも助けてくれて、可愛がってもらってとてもありがたいです。子どもは子ども同士、すぐに仲良くなりお兄さん、お姉さんに今日も一緒に遊んでもらったり教えてもらったり1日1日 目に見えてしっかりしてきて驚かされます。
一足先に戸外で遊んでいる年長、年中、年少さんの中に自然と入って遊ぶようになったのもみんなが優しく迎え入れてくれるからだと思います。砂場で大きい山をたくさん作り、水を流しダムを作っていたところに入っていったIくんは、その山をくずして工事のように砂をけずっていましたが、誰一人として怒るどころか一緒に手伝っていました。お兄さん、お姉さんのすること、作るものがとても魅力的で一緒に遊ぶのがとても楽しいたんぽぽ組さんです。
戸外で遊んでいると年長さんが「いちごのお世話だよ」と誘ってくれました。先日決めたいちごのお世話当番に入っていないたんぽぽ組さんのことを誘ってくれたのです。水は鉢の下に滴り落ちるほどまであげることを、「見て見て〜下見てて〜お水がでてきたでしょう。」「みんなも水を飲むとおしっこしたくなるでしょう」と、とてもわかりやすく古森先生が年長さんに教えて下さったことを、次は年長さんが先生となりたんぽぽ組さんに教えてくれていました。「おしっこー!!」ちょうど今トイレトレーニングを始めているたんぽぽ組さんは、「あっ、おしっこ!」と、自分のこととも重ねてニヤリと笑いなから見ていました。
その後、いちごも取らせてもらってみんなご機嫌です。年中さんが畑で摘んできたシロツメクサ、ねぎぼうず、そらまめ、さやえんどう、イモ虫などを見せにお部屋まで来てくれました。年長さん、年中さんは今日、ぽんた農園までお散歩に行ったのです。自分達が体験して楽しかったこと、発見したことをいつも教えてくれます。
体験できていないたんぽぽ組さんにも教えなくちゃ、知らせてあげたいと気にかけてくれること、仲間に入れてくれることとても嬉しく思います。三葉幼稚園は年齢単位でもなくクラス単位でもなく、様々な学年やクラス、そして教師達と関わり、いつも大家族です。笑顔いっぱい、元気いっぱいでこれからも楽しく過ごしていけるようにしていきたいと思います。
2025年5月22日 木曜日
今日は天気がとても良くて暑い日でしたが、三葉幼稚園の遊び場はワイワイ賑やかです。アスレチックでは、昨日に比べるとたいこ橋や平均台が増え、各年齢の子ども達がそれぞれ自分の頭で考えて、したい物に挑戦しようとする姿が見られ、その一生懸命な姿が印象的でした。
また、大きなテントの下では、水を使ったいくつかの遊びコーナーが準備されていました。水汲み遊びコーナーでは、ちゅうりっぷ組のRちゃんが「ペットボトルに水を入れるのはどうするんだろ?」と悩みながら色々な道具を使って試して、ペットボトルに少しずつ溜まっていく水の様子を見て楽しんでいました。
砂場では、ダイナミックに遊ぶ子ども達の姿が見られました。年長さんはスコップの使い方がとても上手で、あっという間に身長程の山が出来ていました。後から来た年少さんやプレ年少さんが、それを見て山に模様をつけたり、年長さんのスコップの使い方を見て真似て手伝ったりしていました。昨日の雨のお陰で、もうひとつ魅力的な遊びが増えてました。それは雨上がりの園庭の泥遊びです。泥の感触を楽しんだり泥団子をお皿に乗せて誕生日ケーキに見立てたりして、黙々と遊ぶ姿がありました。
そして、もうひとつ子ども達のテンションが上がったコーナーがありました。それは、しゃぼん玉コーナーです。今日は、子ども達が作ったしゃぼん液なのにしゃぼん玉が何故か今までで1番、「しゃぼんだま」の歌のように屋根まで高く飛んでいくのでした。そこへ古森先生が来て、なぜ高く飛ぶのか私達教師に教えてくださいました。地面が湿っているお陰で、水蒸気と一緒に高く飛ぶのだそうです。ぱんだ組のTくんは「お歌みたいに屋根まで飛んでる!」と話しながら、ニコニコと楽しそうに何回も液を作っては飛ばしていました。
しゃぼん玉コーナーの隣では、くま組のEちゃんの「お花のやつがしたい!」の一言で、可愛い遊びが始まりました。それは、お花のアクセサリーコーナーです。ちゅうりっぷ組のKちゃんは「お姉ちゃんがしてるからする!」と言って、教えてもらいながら作っていました。そして、古森先生が「この花の色が子どもの肌の色に合っていて可愛いのよ。」と教えてくれました。また、年長さんはお花が途中で動かないように結ぶ事が出来ることも教えてもらっていました。年長さんは自分たちしかできない、ちょっぴり難しいことを古森先生に教えてもらって嬉しそうに遊んでいました。教師達も古森先生の色々な自然物を使った遊びを教わりながら、子どもと一緒に楽しむと共に遊びから科学を学んでいるということにとても驚かされたのでした。