2024年5月22日 水曜日
今日も三葉っ子たちは登園して所持品の始末を終えるとすぐに戸外に出て遊んでいました。年少児も新しい部屋にも慣れて、自分の靴箱やロッカーも少しずつ覚えています。昨日、年中さんや年長さんが大林組さんにもらったヘルメットを被って遊んでいるところを見ていた年少児は、何人もの子が「これ被りたいんよ!」と言って被っていました。ピカピカのヘルメットを被った子どもたちは本当に嬉しそうで、そのまま自転車に乗ったり、砂場で山を作って工事ごっこをしたりしていました。
ぱんだ組のRくんは砂場で山を作っていた子に「新しい砂を持ってきましたよ~」と、昨日砂を持ってきてくれたおじさんの真似していました。「この砂はね、遠いところの海の砂なのでいっぱい貝がらがあるんだよ」と教えてもらったことを思い出しながら話していました。
また、今日は初めて泥団子を作っている子が多くいました。仮園合で生活していた時は水たまりがある時しか泥団子を作る機会がありませんでしたが、本園では泥場で晴れている時でも雨の日でも泥団子が作れるのです。子どもたちは興味津々で小さな手で、大きな団子を作っていました。
ひまわり組のNちゃんとすみれ組のAちゃんも泥団子作りに挑戦していました。しかし、どろどろの状態ですぐに壊れてしまい、「どうすればいいかな」「また壊れちゃった」とつぶやいていました。そこで「どろどろの土だけじゃなくて乾いた砂やさらさらの砂をかけながら、ぎゅっぎゅって固めていくんだよ」と泥団子が上手な先生が教えてくれました。それを聞いてすぐに砂をかけていくと、みるみるうちに固まり、きれいな泥団子がいくつも出来上がっていました。しばらくしてもう1度見にいくと、他の子たちも集まってきており、パーティーが始まっていました。Nちゃんは「これはきびだんごなの、みんなにあげてパワーアップできるんだ〜」、AちゃんとMちゃんはコップに砂を入れ、泥団子を並べてお団子屋さんを開いていました。泥団子1つでも色々な気付きや色々な遊びができると改めて実感しました。新しく発見したことや教えてもらったことを覚えて違う遊びに発展していくことができる子どもたちは無限の可能性を持っていると思いました。
さらに今日は、年長さんたちが収穫してくれたびわを食べ、お土産も持って帰ることになりました。放送で「お土産もあるよ」と言ってくれた瞬間に子どもたちは目を輝かせ、歓声をあげていました。3個の予定が5個も持って帰ることができ、「いっぱい食べていいってこと!?」と飛び跳ねるほど喜んでいました。年長さん達はお父さんの分、お母さんの分、僕の分、お兄ちゃんの分など、みんなで味わうのを楽しみにしていました。年少児はどうでしょうか?明日登園した子たちに感想も聞きたいと思います。
駐車場で育てているびわや昨日植えたトマトなど、子どもたちと植物の成長の過程も観察していきたいと思います。
2024年5月21日 火曜日
今日は気温が30℃近くになるとても暑い一日でした。昨日古森先生から日中とても暑いので子ども達が涼みながら遊べる環境と、時間を決めて水分補給ができるようにテラスに水筒を準備をしたりしておくことなど熱中症対策をしておくよう指導を受けました。そこで、教師達は時間や気温を気にしながら声掛けをし園庭で遊ぶ様子を見守っていました。
しばらくすると、年長児が集まりプランターにトマトの苗を植えようとしていました。トマトは毎年クラスごとに植え、子どもたちが水やりや草抜きなど自分たちで世話をしながら、成長を観察し収穫しています。年長児は、トマトのほかにちゅうりっぷやじゃがいも等の植物を育てた経験があるので、教師が苗の植え方や育てるのに必要なことを聞くとすぐに答えていました。
すると、年長児の所にちゅうりっぷ組の子ども達がやってきて、手に持ったものをみせ「これちょうだい」と言いました。それは、トマトの名前や写真が載っている表示でした。「いいよー。どうぞ」と年長児から受け取るとOくんは笑顔で受け取り大事に持って遊んでいました。
その後プレ年少児もトマトを植えていきました。子どもたちは、プランターの土や苗に興味津々です。「こんなに暑いとトマトさんのどが渇いちゃうね」と言うと、赤組のSくんが「お水あげるんよ!!」と答えていました。それを聞いたIちゃんは、年少児がさっきまで水遊びをしていた所に行き、じょうろいっぱいに水を入れトマトに水をあげていました。駐車場にはゴーヤやきゅうりなど他の夏野菜もあります。子ども達と一緒に世話をしながら成長していく様子を観察していきたいと思います。
2024年5月20日 月曜日
先週末、子ども達が引っ越しを頑張ってくれたおかげで、今日から新園舎での新生活を迎えることができました。送迎についてはしばらく変則的になり、ご迷惑をおかけしておりますが、ご協力いただきましてありがとうございます。今日からひよこ組の兄姉児は本園への登園になりました。幼稚園児も弟、妹と一緒に「こっちの部屋?」と嬉しそうに、照れたようにひよこ組の保育室へ入っていきました。保育園の先生にも「おはよ~」と挨拶をしていました。幼保連携型認定こども園らしい光景です。
仮園舎からバスにのって、他の子どもたちも本園へ上がってきたところで、みんな自分のお部屋へ移動です。プラットホームからバスを降りて坂を上ると子どもたちが園庭を見渡して「うわぁ~!!」と目を輝かせていました。「今日からここで遊べるの?!」「ひろ~い!!」とぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいました。新園舎へのお引越しで子どもたちが体をいっぱい使って全身で喜びを表現してくれる様子を何度も見ました。これがたまらなくかわいくて、こちらが何かを言いかけていても思わず口をつぐんで笑顔になってしまいます。
さて玄関も今までとは違います。新園舎正面のガラスのパネルドアが全開で、まるで子どもたちを待ち構えていたかのように見えました。年中・年長児が新園舎の保育室に入ると先週末にはなかったロッカーや戸棚、ピアノが入っていて、目をまんまるにして「うわぁ~!」とまたまた喜びのジャンプ♪土曜日のうちに教師・お引越し屋さん、業者さんと大人数で大型家具を入れました。今日タイミングよく、業者さんが古森先生とお部屋の前を通りかかったので子どもたちと、お引越しの手伝いのお礼を伝えました。まだまだ新しい備品を持って来てくれるそうです。土曜日に子ども達のロッカーのシールを貼っていたのでさすが年中・年長児!自分で探したり、わからない友達の名前を見つけて教えてあげたり、まるで宝探しのようでした。所持品の始末をしながらぱんだ組のYちゃんが私の所へ来て「先生、Yのお母さんも新しい幼稚園いいな~って言よったんよ。新しいお部屋入りたいんやって。Yがね、楽しいよっていっぱい話したんよ。今度お母さんも幼稚園来ていい?」とかわいい話をしてくれました。50年に一度の建て替え工事!こんな良いタイミングに巡り合えて子どもたちも私たちも幸せです。
所持品の始末を済ませていよいよ戸外へGo♪靴を履いて行こうとする私を呼び止めて、「先生、ヘルメットかぶっていい?」と一言。そうでした。すっかり私は忘れていましたが、大林組さんから頂いたヘルメットは申告制でかぶっていいことを古森先生と約束していたのでした。
ヘルメットをかぶったぱんだ組のRくんがこそっと私に、「先生、びわと同じ色のヘルメットやね。ぼくびわになったよ。皮剥いて食べていいよ」とすり寄ってきました。朝から大笑いでした。なんでもよく覚えているし、いろんな経験をすべて自分の遊びに活かしているのだなぁと感心しました。なんてかわいい三葉っ子♪
今日はまず、年中年長組が戸外に出て遊びました。今日は特に砂場と泥場が大盛況!仮園舎にも砂場を作ってはいたもののみんなで遊ぶには狭く、30人入ってもまだゆとりのある本園の砂場は魅力的に見えるのでしょう!学年関係なくみんなが楽しそうに協力したり、相談したりしながら砂を掘って遊んでいました。泥場では、「先生、おれ泥団子作るん久しぶり!」と言いながら、らいおん組のKくんが上手に丸めていました。できあがった泥団子は大切そうに「これ持って帰ってお母さんに見せる!」とカップに入れていました。一年ぶりの遊びの姿が教師たちにとってはなんだか懐かしく思えます。
さぁ、年中・年長児もお片付けをして保育室に入ろうか、と片付けの号令がかかった時、門の方から「トラックが入ってきま~す!」と聞こえてきました。砂場の砂がこの一年間で減ってしまっているのに気づいた古森先生が注文してくれていたトラックいっぱいの砂がやってきました。
トラックの荷台がぐ~んと上がって砂がさらさら~っと落ちていきました。落ちた砂が山のようになっているのを見てきりん組のSくんが「あの砂集めたら、大きい山ができるってことやね」とつぶやいていました。集まっている子どもたちに古森先生が、砂場の砂、泥場の真砂土、園庭の土、それぞれの違いについて話してくれました。実は三葉幼稚園の砂場の砂はこだわりの砂なのです。公園などの砂場では灰色、黒色がかった色の砂が入っていることもありますが、三葉幼稚園の砂は白っぽい砂なのです。砂場の砂は海からとってきたそうです。子ども達が遊ぶのに、明るい色で、しっとりとさわり心地の良い砂です。海からとってきたということは?「貝殻がある~!!」と早速ぱんだ組のOくんがきれいな貝をいくつも集めて私にプレゼントしてくれました。トラックから降ろしたときに砂場からはみ出した砂や高く積もっていて遊びにくいところは年長さんがすべてきれいに均してくれました。
新園舎生活一日目、まだまだ言いたいことはたくさんあるのですが、これからなが~いお付き合いになる新しい環境なので、面白いつぶやきや新しい生活の流れについてはまた後日、ブログやインスタグラムで報告します♪
2024年5月18日 土曜日
新年度、みかん組がスタートしてもうすぐ2ヵ月です。泣いていた新入園児たちもすかっり慣れて、室内での探索活動やいたずらする余裕も見せてくれるようになりました。もも組から進級してきた子ども達はちょっぴりお兄さん・お姉さん風を吹かせて?小さなもも組さんが泣いていると心配そうに顔をのぞきこんだり玩具を側に置いてあげたりする姿も見られます。しかし、抱っこしてもらっているもも組さんを見て私もしてもらいたいな~と泣いてみたり(泣き真似かな?)甘えてみたりアピールすることも忘れません。
それぞれのペースで新しい生活に慣れると、少しずつ保育教諭と持ち物の片付けをするようになりました。水筒やオムツを指定のかごに入れる、タオルをかける、出席シールを貼るなど1つできるたびにパチパチと拍手してとっても得意げな表情を見せます。間違えてもパチパチ!「できたね!」「上手!」と言われるとまたまたとびきりの笑顔。中には友達が迷っていると”こっちだよ”と言うように手まねきしたり指差しして教えてあげたりする子もいます。そんな姿を見た元もも組の保育教諭たちに「そんなことできるようになったの?」「大きくなったね。」などと言われまたまたひときわ嬉しそうな表情になっていました。こんなふうにみんなに認められて自信たっぷりな姿を見ると、たくさんたくさん褒めて何でもやってみようという気持ちを育てていきたいな思います。
また、子どもたちは保育教諭の動きもよく見ていてお手伝いをしようとしてくれています。落ちたものをさっと拾ったり、軽いものを運んでくれたりしてくれ、「ありがとう。」と言うと”どういたしまして~”という声が聞こえそうな軽い足取りで去って行く姿が可愛らしくて笑ってしまいます。Aちゃんが部屋のプレイマットをたたもうとすると、さっとやって来て、はしっこを持ち上げて折りたたみ始めました。1人やってくるとどんどん増えてどこを持つかもめることもあり、とっても時間がかかります。お手伝い?の気持ちを大切にしたいと「はんぶんこ~。」と声をかけながら何とかうまくたためたかと思っていると、今度は数人がかりで持ち上げようとしたり、ズリズリと引きずって片付け場所まで持って行こうとしたり大騒ぎになりました。また、ある日のお昼寝前、もも組の保育教諭が押し入れからお布団を出して床に置くと、それをもも組のお昼寝スペースまで運び始めました。自分よりも大きな布団を何度も持ち直しながらぎゅーと抱きしめるように運んだり、布団の端を持って引きずりながら運んだり、お友だちと力を合わせて?持ったりと、何も言われなくてもこんなことできるんだ!と驚きと嬉しさでいっぱいになりました。何でも大人のまねっこをしたい子ども達です。まだ小さいから…と思っていても大人が思う以上にどんどん成長していく子ども達。その育ちを側で見守ることのできる喜びや楽しさを感じながらより良い遊びや生活の環境を作っていきたいと思います。
さて、この1年第2園舎やみつばっこハウスでの生活を経て、ひよこ組も来週はいよいよ本園舎にお引越しです。生活の場が変わり少し不安に思う子もいるかと思います。登園時に泣くこともあるかと思いますが、何でもやりたい!できる!子ども達は好奇心旺盛なので、またすぐに新しい生活に慣れていきます。本園では幼稚園の先生たちや幼稚園のお兄さんお姉さん達と関わる機会が多くなり、刺激を受けながら成長していく様子が見られるだろうと楽しみです。
2024年5月17日 金曜日
昨日、古森先生から「自分たちのお引越しだけじゃなくて、さんさんらんどにいる年少さんやたんぽぽぐみさんもお引越しするけど、小さいから重たい荷物は運べないよね」と話してもらうと、年長児たちはすぐに、「お手伝いする!!」と言ってお引越しを楽しみにして帰りました。
そして今日、さんさんらんどから本園に上がるときに年少さんとたんぽぽさんから、「おねがいします!」と頼まれた荷物を、「まかせてください!!」と言って荷物を預かって本園へ出発です。
くまぐみSくんは、「荷物は重いけど、お引越し楽しすぎるね!」と笑顔で話していました。
本園に着くと、室内プールに大林組さんがいました。子どもたちが習字の道具を洗うための、洗い場を付けてくださっていて、「新しい園舎の壁や床を汚さないようにはどうしたらいいかな?」と古森先生に質問されると、「優しく洗う!」「洗った手はパッパッってして水をちらさない!」と答えていました。
そして、「幼稚園をきれいに使います!」とまたまた約束です。大林組さんに「お引越しがんばります!」と言って自分たちのお引越しが始まりました。
自分たちの荷物はもちろん、教師の荷物も、「全然重たくないよ〜!!」と言って運んでくれます。新園舎に入るとやっぱり気分が上がってしまう子どもたち。「次はこれだよね」と自ら気づいて荷物を運んでくれました。
そんな子どもたちのおかげで、あっと言う間に荷物を運び終えると、年少さんもちょうど新園舎に到着していました。新園舎に入った回数が少し多い年長児たちは、「ちゅうりっぷぐみさんはこっちだからね〜!」と自慢げに案内していました。
給食を食べ終わると、古森先生から放送で「お外で少しの時間なら遊んでいいよ!」と言ってもらうと、大喜びで駆け出していきました。本園の広い園庭で遊ぶのは役1年ぶりの子どもたち。目をキラキラさせて遊んでいました。たいこ橋で遊んでいた、きりんぐみのSくんは「さくらぐみのときは登れんかったけど、今日やったら1回でいけたんよ!」と大喜びで話してくれました。
そして、月曜日からは子どもたち全員が本園での生活になります。まだまだ、ドキドキ、ワクワク!
そして、ピカピカのお部屋に入って緊張感も、、。「きれいにお片付けすること」「お部屋はきれいに使うこと」気持ちは十分ですが、このキャーキャー、ゴロゴロは大丈夫??でしょうか。
2024年5月16日 木曜日
年長児と年中ぱんだ組・りす組は朝、みんなが登園し終わった頃に遊びのタイミングを見計らってさんさんらんどから本園に歩いて上がっています。今日は風が強く、そんな強い風も楽しんでいた子ども達でしたが“早く新しい幼稚園に上がりたい!!”という気持ちがいっぱいで、10時前に本園に上がることにしました。
新園舎建て替え工事の間、ずっと門の前にガードマンさんが立ってくれていて、子どもたちはいつも園外から本園に帰ってきた時にまずガードマンさんに「ただいま帰りました!」「おはようございます!」と大きな声で挨拶をするのが日課になっていました。ですが、今日、本園に戻ると、ぱんだ組のKちゃんが「あれぇ。工事のおじちゃん立ってないねぇ。」と、ぽつり。すると近くにいたRくんが「昨日古森先生が工事のおじちゃん達とは今日でお別れだよって言ってた。だからもういないんじゃない?」と答えました。そんな子どもたちの会話を聞きながら、工事に携わってくれていた人たちが、私たちと一緒に子どもを見守って大切にしてくれていたこと、子どもたちに心も体もいろんな経験をさせてくれていたことを改めて感じました。昨日、大林組さんから園長へ鍵の引き渡しがありました。その時に大林組さんが「この現場はどこよりも楽しかった。ガラス越しにじゃんけんをしてくれた子もいた。おじちゃんありがとう、おじちゃん頑張ってねといろんな子が言ってくれて、こんなに嬉しいことはなかった。」と話してくれました。毎日三葉っ子たちの歓声と「ありがとう」、そしていっぱいの笑顔に工事のおじちゃんたちも徐々に柔らかくなっていくのがこの数カ月、目に見えてわかるようでしたが、それもこれも人懐っこい三葉っ子パワーのおかげだなと思います。
工事が始まった頃は重機の大きな音に困ったこともありましたが、ガードマンさんもいない、工事のおじちゃんたちの朝の日課ラジオ体操もない、ガラス越しに手を振るおじちゃん達もいない幼稚園が、今日はなんだかちょっぴりさみしく感じました。でも!感傷に浸っているのは私だけで、子どもたちはいつも通り幼稚園に帰って事務所の人たちに「たっだいま~!!」と挨拶をして、「立って脱ぐっ♪立って脱ぐっ♪」と言いながら最近始めた“立って靴を脱ぐ練習”をしてばたばたばた~と保育室へ入っていきました。
そんな子どもたちを見て古森先生が「あらあら。今日は市の人が検査に来てるのよ~大暴れしてたらいけないわ~」と言いました。「あ!そうだった!」と気を取り直して各クラス活動です。ぱんだ組の部屋の出窓から新園舎が見えます。時折、そこから検査をしている方たちが見えて「あ!お利口さんにしとかんといかん!新しい幼稚園行きたいもん!!」と背筋を伸ばす子、古森先生や事務所の本山さんが見える度に、にこ~っと笑って手を振る子、みんなアルバム整理どころではありません。(笑)しばらくすると古森先生が2階に来て「検査が終わったからみんな新しい幼稚園に行ってもいいんだけど~…」と言いかけた側から「行きたい!」「やった~!!」とダッシュで行こうとする子どもたち!「みんな、自分の荷物をまとめているのね?それも窓の方にきれいに寄せておいたら持って行っていいよ」と言ってくれました!子どもたちの興奮は最高潮。いよいよ新園舎へのお引越しの始まりです!
新しいお部屋に通園バッグを持っていくことにしました。少しでも興奮を抑えようと「かっこよく歩いて行こうね」と声をかけていたのですが、最初こそ「♪かっこよっくあっるくっ♪かっこよっくあっるくっ」と口ずさんでいたものの、数歩で「くふふふふ…!!」と喜びがおさえられません!お部屋に一歩、足を踏み入れて通園バッグを置くと、体が勝手に走ってしまうのです。まだ家具が何も入っていない2部屋続きの保育室はとても広く恰好の遊び場です。そんな子ども達を見かねて「ここはりす組さんと一緒に使うお部屋なんだよ~ぱんださんだけが大暴れしていたらだめなんだよ~」と話しましたが、もう喜びでいっぱいの子どもたちは話そっちのけで天井のライトやすべすべの床の模様、あちらこちらをきょろきょろ見回していました。
一方年長組の保育室がある2階では、新園舎探検を済ませた年長児たちが一部屋に集まっていました。そこで古森先生にお話をしてもらっていました。「ここはお隣のクラスのお友達と一緒に使う部屋なんだけど、“ここは〇組!あなたはあっち行って!”って仲良ししないんだっけ?」と聞かれました。当然「そんなのだめ~!」と答えた子どもたち。「こっちのブロックだけで遊んでいたら小さい物しか作れなくてもお隣と仲良しして一緒に合わせて遊んだらいろんな大きい物が作れるよね。仲良しで遊んだらいいことがたくさんあるんだよ」と教えてもらいました。そしてもう一つ。「立つ鳥跡を濁さず」水鳥が新しい水辺へ飛び立つ時に、水面が濁っておらず元のように美しかったという話から、「みんなお部屋のお掃除はしてるのかな?」と聞かれました。お引越しするときには前にいたお部屋をぴかぴかにしてから行こうねと約束して、年長児は早速大掃除を始めていました。いよいよ、この一年、待ちわびていた新園舎の完成、そしてお引越しです!こんなチャンスはめったにありません!何もかもを業者さんにお願いして、週があけたらすべて完成、はいできた♪ではありません。今しかできないことを存分に経験して、その経験と気持ちをもって新しい園舎での生活を始めたいと思います。
今日、ぱんだ組の子どもたちと私の荷物がどれだけあるかを確認してみました。Iくんが「先生の荷物100かな、いや1000かもしれん。」と首をかしげながら言っていました。みんなで力を合わせてお引越し楽しもうね♪みんなよろしくね~!
2024年5月15日 水曜日
朝、いつものように仮園舎に寄ってくれた古森先生の姿が見えないと探していると果樹園に向かう後ろ姿を見つけたくま組のKちゃんぞう組のAちゃんぱんだ組のCちゃんは急いで追いかけていきました。すると果樹園の木の根元に生えている雑草の中にとってもかわいらしい草花を見つけて「これはおしりがぴかぴか光ってるホタルみたいでしょ?名前はホタルグサって言うんだよ」と教わるとCちゃんは周りを見渡して同じものを探して「あった!」「こっちも!」とあっという間に小さな花束を作りました。「古森先生が小さい時はこんな草や葉っぱで遊んでたんだよ。これも音がなるよ」と聞くとすぐに耳の横で振ってみると、KちゃんもAちゃんも「さらさら~って音なったよ」と気付いていました。
そして果樹園にはタンポポやそのわたげ、その他に色々な草や虫、そして大きくなる前に落ちてしまった桃の実もたくさん見つけて拾って、遊びの中に取り入れたり、友達に「これ音なるんよ」と教わったことを広めていました。自然と触れる中で今の時期しかない遊び、楽しみ方がまた増えて楽しむことができでした。
ここ最近、本園組はさんさんらんどから戻ると必ず寄る場所があります。それは自分達が袋を被せてカラスから守っていたびわとプランターのいちごがある駐車場です。毎日「今日はびわ採れるかな?」「らいおん組の帽子の色になったかな?」と楽しみに観察していました。そして今日、なんと!おいしそうなオレンジ色のびわが袋の中からチラほら顔を見せているではありませんか!木の高いところに出来ていたので年長さんが中心になって収穫し、全部で140コも採れました。まだまだ、太陽の光が当たりにくい下の方はきりん組の帽子のみどり色なので、引き続き、観察していこうねと約束して、今日は各クラス 10コずつ頂くことになりました。今年初のびわは「おいしー!!」とほっぺをおさえて嬉しそうに食べていました。
今日は新園舎完成、引き渡しの日です。そこで、お昼前にもう年中年長の8クラスは大林組さんから頂いたヘルメットを被って新しい園舎の前で写真を撮ろうと園庭に集まりました。そして、本当は全員で大林組さんに会ってお別れをしたいけれど、忙しいだろうと諦めていたところ、古森先生が電話をしてくれて、急遽大林組の方達が時間をとって駆けつけてくださって会うことができたのです!いつものオレンジヘルメットにオレンジ服の5人の方が大急ぎで上がってきてくれているのを見つけると「わ〜!来てくれてありがとう」と子供たちは大はしゃぎ‼︎新しい園舎を建ててくださったことへのお礼を言ったり、新しい園舎を大切にしますと誓ったり思い思いに気持ちを伝えることができました。また、内緒で年長児がつくっていた工事の様子の写真や勲章、今日採れたびわのプレゼントも直接することができました。「今日の2時頃古森先生が大林組さんから鍵をもらったら、みんなの幼稚園になるよ。」と話してもらうと「うそー!!嬉しい!」「早く入りたーい!」と期待も深まり、最後にヘルメットを被って大林組さんと写真も撮れて大満足の子ども達(と教師)でした。
お別れも、三葉の子たちは悲しむのではなく最後まで楽しい雰囲気でタッチしてお別れ、お見送りをしました。この時にしか経験できなかったこと、見れなかったこと出会えなかった人たち、全てに感謝しないといけないなと感じる充実した1日となりました。また、明日からもその時その時しか経験できない色々なことをたのしんでいきたいと思います。