2024年1月6日 土曜日
明けましておめでとうございます。年末年始の休みが明け、冬の寒さ真っ只中ですがひよこ組の子ども達は今年も元気に登園してきてくれました。「あけましておめでとうございます。」と言うと聞き慣れない挨拶にも関わらず「おめでとうございます。」とカタコトで返してくれる姿がとっても可愛いです。
「お休み中何したの?」と聞くと、「おもちたべた!」「じぃじと、ばぁばとあそんだ!」「バナナたべた!」と口々に教えてくれました。中には「おりょうりしたの。アンパンマンのおにぎりつくった。ぜんぶたべたよ。」と具体的に教えてくれる子もいました。連休中の楽しかった思いが伝わってくると同時に、お父さんやお母さんと満足するまで過ごした様子が伺えて嬉しく思いました。
室内遊びでは、第二園舎にはなかったおもちゃがたくさんあり、興味が尽きません。指人形を集めたRくんは机の上に立たせて並べ始めました。しかし、3体並べたあたりで手が当たって全て倒れてしまいました。また一から並べ始めます。立てては1つ倒れ、立てては1つ倒れでなかなか全て立てることができませんが、指先にとても集中していました。
アルファベットが書いてある積み木を並べて遊んでいたMちゃんは、アルファベットの面を裏返してみては裏に描いてある絵を見て「りんご」「ちょうちょ!」と見せてくれました。“次は何の絵が出てくるのだろう”とワクワクしていて、同じ玩具でも子どもたちには大人の決めた遊び方に関係なく、自分なりの視点で考えて楽しんでいることに気付き、「これは難しいね」と言ってしまいそうだったことに反省しました。Mちゃんが遊ぶのをやめると、今度はEちゃんがその積み木を手にしました。Eちゃんは箱ごと持ち上げてゆっくり傾け、「カタカタ」と木同士がぶつかり合う音を楽しんでました。子どもたちの自由な発想には学ぶことばかりです。
次は外遊びの時間です。以前から人気のブランコは「10秒数えて交代しようね」という約束で保育教諭と一緒に10まで数え、「かーわって」と声をかける練習をしていました。すると、特に保育教諭が声を掛けなくても自分で数を数え始めた子がいました。「かーわって」と声をかけると、乗っていたこも「はいっ」と下りてまた順番待ちをしていました。「いやっ」と拒否していた子も、それを見て「いーいーよー」と代わってあげていました。順番待ちをすればまた遊ぶことができるという経験の積み重ねや、友達と同じことをすることで楽しいと思える気持ちが成長につながったのだろうと、とても嬉しくなりました。
今年度も後3ヶ月となりましたが、まだまだ成長中の子どもたち。私たちは、子どもの成長につながる遊びのきっかけづくりを、遊びを作り出す子どもの姿から学んでいきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
2023年12月29日 金曜日
ぴよぴよの子ども達が生活しているみつばっこハウスに、今週ひよこ組のれもん、みかん組さん達が改修工事準備の為、第二園舎から移ってきました。
先月の作品展の時にひよこ組さん達が一日ここで過ごした頃から共同生活が始まる事は知っていたのでお互いにそれをイメージしていたつもりでした。しかしいざスタートしてみると荷物の置き場所から遊びの環境等で数々の問題点が見えてきました。
そこで古森先生に保育室に足りない物や部屋の使い方をアドバイスしてもらい幼稚園の先生達にも手伝ってもらって徐々に使いやすく心地よく過ごせる保育室に仕上げていきました。
ぴよぴよはリビングのワンフロアーで遊びと生活の場所をコンパクトに納め、初めて預かりを利用する子も落ち着ける家庭的な雰囲気の場所ができました。
初日にぴよぴよの子達が外に遊びに出かけている間みかん組さん達がリビングで遊んでいたようで目新しい場所が気に入ってくれたようでした。
次の日から畳と床の続き間と自由に行き来しながら時折リビングにも入って来て子ども同士「何してるの?」と覗き込んでにこにこしながら近づいて行きいつの間にか仲良く並んでままごとをしたり同じおもちゃを囲んで遊んだりしていました。
ひよこ組のMちゃんが布袋に手を入れて籠の中に盛った野菜を運ぶ様子を見ていた保育教諭は「あれ鍋つかみのつもりで手を入れてるよ、発想が面白いねー。」と感心していました。
幼稚園児を見て色々な経験をしているひよこ組さんが加わったことでぴよぴよ達だけでは目にしたことのない遊び方や子ども同士のかかわりが生まれてくるようで見ているだけで楽しくなりました。
又、その日フカフカのホットカーペットがみつばっこハウスに届きました床の上に敷いて暖かくなった所に集まって来たれもん組さんは絵本を見たりゴロゴロ寝転がってみたりしてすっかりお家気分を皆で味わっていました。
この場所での共同生活は暫く続きますがその中でも必要な時にはそれぞれのクラスが集まって担任の先生と話をしたり絵本の読み聞かせをしたりしてしっかりとかかわる時間を持つように工夫して過ごしたいと思います。
一つ屋根の下で生活を共にする中で子ども達へのかかわり方や環境構成を柔軟に考え生活を楽しむ工夫をすることでみつばっこハウスでの生活が子ども達が互いに刺激会える良い環境になるのではと期待しながら保育をしていきます。
2023年12月23日 土曜日
21日火曜日は幼稚園の年内最後の行事…お餅つきが開催されました。もも組さんにとっては生まれて初めてのお餅つきをさんさんらんどの高い場所から見ることにしました。お出かけができること知った子ども達の目は輝き、歩ける子はワクワク・ドキドキしながら歩いていました。また、歩くことがおぼつかない子も散歩カートに乗って周りの景色を楽しそうに見ながら行きました。さんさんらんどの入り口は少し坂道になっています。行きたいという気持ちが強い子ども達は一人で平気でどんどん登っていき、少し不安な子は保育教諭と手を繋いで汽車の滑り台の所まで上がりました。そこからは、仮園舎や園庭がよく見え、子ども達はお餅をぺったん・ぺったんついている先生たちに注目したり、もち米が蒸されている釜からもくもくと湯気が上に上がっていく様子を見たりしました。そのうち子ども達はお餅をついているリズムに合わせてぺったん・ぺったんと手を叩いて表現したり、ぺったんと言えなくて「・・・たっ・・・た」と声を出しながらそれぞれがお餅つきの様子を楽しんでいました。
そして次の日、幼稚園の先生が本園に持って帰った鏡餅を「見て~!鏡餅だよ」と見せてくれました。鏡餅を見た子ども達は興味津々で机の周りに集まってきました。ここでもぺったん・ぺったんのかけ声と一緒に手を叩いていた子ども達でしたが、このお餅は食べれないことを知ると少しがっかりした表情になっていました。
しかし、何にでも興味を持つ子ども達は広告・積み木・ブロックを出すと急いで集まってきました。広告をちぎったり、積み木を高く積み上げたり、ブロックとブロックをつなげたりしながら思い思いに遊び始めていました。遊び終わると使った物はお片付けです。保育教諭が「お片付け」と声をかけるとちぎった広告とおもちゃを片手や両手ににぎってごみ箱やカゴの中に入れていました。保育教諭が声をかけなくても自分たちで考えながらごみとおもちゃを分けて片付けることができていて驚かされました。
子ども達は保育教諭のしている姿をよく観察していていつの間にか覚えていたのでしょう。幼い子ども達は周りの様子を見ながら自然に覚えたり身に付けたりして成長していくのです。私達大人もそのことを意識して行動し、生活して子どもの模範にならなくてはと改めて思いました。
2023年12月20日 水曜日
昨日のおもちつきがとても楽しかった子ども達は、登園して来ると古森先生の所に駆け寄って来て「昨日のあんこおいしかったよ♪」、「おもちをみんなで分けっこして食べたよ!」と口々に報告していました。又、バスで登園してきた子ども達も「お父さん、お母さんと一緒に食べたよ!」、「ぼくのお家は、焼いておしょう油をつけて食べたんよ♪」と盛り上がっていました。たんぽぽ組のAくんは「おいもほり食べた!おいもほり食べた!」と必死に訴えてきました。そこで、「何のことかな?」とお姉ちゃんのRちゃんに聞いてみると「おいものおもちを食べたってことよ!」と教えてくれました。プレ年少組のAくんは、秋のさつまいも掘りで掘ったさつまいもがおもちの中に入っていることをちゃんと知っていて、そのことを自分の言葉で一生懸命に伝えようとしていたのでした。
今日は2学期の終園式がありました。今朝も気温が低く、木枯らしが吹く中、外で集まろうかと話していると古森先生が「会議室にみんな集まれるかもしれないよ。」とアドバイスしてくれ、全園児が久しぶりに落ち着いた一つの空間に集まることになりました。全園児が会議室に集まると窮屈なように感じていましたが、不思議とそう感じないのです。よくよく見てみると、プレ年少児から年長児までが整然と座って話しを聞こうとしているのでした。2学期の初めの頃は、泣いたりケンカしたりしていたプレ年少児が静かに古森先生の話しを聞く姿に成長を感じました。終園式の中では、明日から始まる冬休みについて話してもらいました。「今日からいつまでお休みになるかな?」という古森先生の言葉に反応した子ども達は「21、22、23…。」とみんなで数を数えていきました。「1月1日はうさぎさんから龍さんにバトンタッチの日。令和5年から6年。2023年から2024年に変わるんだよね。色々な呼び方があるね。」とお正月の話しをしてもらい、意味合いを理解したようでした。昨日のおもちつきで作った鏡餅は、橙や裏白などで飾られ「鏡餅は鏡みたいな形をしているでしょ?みんなの心も映してくれるから、きれいな心でいようね。」と鏡餅の由来についても教えてもらいました。
そして、冬休みのお約束♪
・おいしい物も食べ過ぎないこと
・外に一人では遊びに出掛けないこと
・知らない人にはついていかないこと
などなど・・・。冬休みを安全に楽しく過ごすための約束をしました。
明日から約3週間の休みに入りますが、1月に元気で明るい三葉っ子達に会えるのを楽しみにしています。
帰る前には子ども達が楽しみに待っていた干し柿を食べました。約1ヶ月前に干した柿は、たくさんの太陽パワーをあびて、すっかり黒くなっていました。一口食べると「あまーい!」とにこにこの笑顔になって、渋が抜けて甘くなっていることに驚いていました。
今年の幼稚園の日記は本日でおしまいです。皆様どうそ良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します。
◇新年のご挨拶放映のお知らせ◇
お正月1月1日~9日まで、あいテレビの下記の番組放送内で三葉幼稚園の「新年のご挨拶」に園児が登場します。
〇1月1日(月)18:00~21:00「バナナサンド」
〇1月2日(火)5:50~6:00「JNNニュース」
〇1月3日(水)8:00~9:55「ラストマン」
13:30~15:49「ゴゴスマ新春SP」
〇1月4日(木)13:55~15:49「ゴゴスマ」
〇1月5日(金)11:00~11:30「ほのボーノ」
13:55~15:49「ゴゴスマ」
〇1月6日(土)6:00~7:00「冒険少年ナビ」
〇1月8日(月)8:00~9:55「ラヴィット」
〇1月9日(火)11:55~13:55「ひるおび」
2023年12月19日 火曜日
今日のお餅つきに向けて昨日年長児はもち米洗いをしました。家庭で食べているご飯のお米は「白米」普段幼稚園の給食で出てくる少し茶色のお米は「胚芽米」そして、今日のおもちに使うお米は年長児がレインボーファームで収穫した「もち米」です。3種類のお米を見比べてみると色が違い、性質もそれぞれ違うのだと古森先生に教えて頂きました。
もち米は洗って一晩水の中に眠らせることでもち米一粒一粒が水を飲んで(含んで)大きくなり、ふっくら炊き上がります。昨日どのくらい水を飲んで大きくなるのか実験をして観察をしようと年長担任が準備した水に浸したもち米を今朝、通りかかる年長児達が面白そうに見ていました。
もち米洗いでは、「優しく」ということで中には優しすぎる(なかなか終わらない)子もいましたが、それぞれが色んな思いを込めてもち米を研いでいました。
わくわくドキドキのおもちつき、朝バスの中では「ここ(緑カバン)にお弁当(空箱)入ってるよ」「ママがおもちつきって言いよった!」と会話が弾んでいました。年中、年長児はそれに加えてエプロン、三角巾があるのでどんなものを持ってきているのか自慢し合っていました。登園するといつもと違った様子のさんさんらんどに目を丸くする子ども達。エプロン、三角巾を身につけ、お弁当箱を手に持ち、さっとお餅を丸めるコーナーへと移動します。
出来立てふわふわ大きなおもちは古森先生の手によってパッと小さな1人分のおもちへと変わり、ひょい!ひょい!と次々出来ていくおもちに子ども達の目はまたまた丸くなりました。「美味しくなぁれ」と子ども達のおまじないもかかり、「ぺったん、ぺったん、ぺったんこ!」と音頭をとりながら丸めたお餅を伸ばしていき、出来上がると大切そうに両手をお皿にして自分のお弁当箱まで運んでいました。
年長児だけでなく、年中、年少、プレ年少の子ども達も「赤」「白」「芋」「よもぎ」の4つの種類のおもちを丸めました。その4つのおもちは給食で頂くように大切に部屋に持って帰りましたが、年少組のTくんは今すぐに食べたいと1つのおもちを丸めるごとに怒っていました。
レインボーファームで年長児が植えたもち米をずっと育ててくれていた堀内さんが大きな足踏み式餅つき機を持ってきてくれました。子ども達が見上げるほどの大きな機械で迫力がすごい!実際におもちつきを披露して下さり、「よいしょ〜!よいしょ〜!」と掛け声をかけながら興味津々に覗いていました。
代表で年長児の大きい子が体験してみることになり、もち米はあっという間に綺麗なおもちへと変身していました。
やっと自分たちで丸めたおもちが食べられる給食の時間です。みんなの周りに音符が浮かんできそうなぐらいルンルン♪で準備していました。「みんなのおもちは4つ、4つ食べてもいいし、お土産で持って帰ってもいいし〜」と話していると自分のお腹と相談しながら1つずつお皿に入れる子、全部「おいしい〜♪」と食べる子、1つしか食べてないのでどうしてか聞くと「家には5人いるからね〜」とお土産用にする子、お土産にしたいけど全部の味楽しみたいから一口ずつかじって持って帰る子など、それぞれで悩み考える子ども達が可愛かったです。古森先生が昨日の放課後じっくり煮込んで下さった小豆も一緒に頂き、「これ好きなんよね〜」「あま〜い!」とじっくり味わって食べていました。
お土産のおもちを子ども達が持ち帰っています。お土産話を聞きながらお土産のおもちを頂いて下さい。つきたてですが、不安な方は食べる時に表面に火を通して召し上がり下さい。
2023年12月18日 月曜日
今週に入り、急に気温が下がりましたが子どもたちは寒さに負けず、元気いっぱいです。自由参観日の時に古森先生に生活発表会について話をしてもらい、先週オペレッタや踊りの曲を聞いた年少児たちは、生活発表会に興味を持ち始めました。そこで今日は、4クラス合同で会議室に集まり、オペレッタや踊りの曲を聞いて、どれをするか決めることになりました。
オペレッタは教師たちが曲やセリフに合わせて動かすペープサートに合わせて、身体を揺らしたり、同じ動きをしてみたりしながら子どもたちは真剣に見ていました。
そして、オペレッタ、踊りどちらがやりたいか質問すると、待ってましたと言わんばかりに「私は、踊りのヒーローがいい!」「僕はたいやき!」などと答えています。ペープサートを指差してそこに出てきたものをやりたいという子もいました。役が決まり、「こんぺいとうさん!」と役の名前で呼ばれると、嬉しそうに大きな声で返事をする姿が見られました。
子どもたちのやる気を大切に楽しく発表会の練習を進めていきたいと思いました。その後、さくらぐみでは広告をハサミで切る練習をしました。ハサミを使い始めた頃は、持ち方も知らない子もいましたが、少しずつ上手に使えるようになってきました。Iくんは長方形の紙を渡すと、三角に折り、あまった部分を切ると、正方形の折り紙サイズになりました。そして、「ハートを作るんだ〜!」と言って作ると、最初に切った部分をまた、正方形サイズにして今度は小さなハートを作っていきました。
同じ大きさの紙を使っても、周りを切ってタコになったり、丸めて指輪になったり、小さく切って人の形を作ってみたりと、子どもたちの発想で様々な形に変わっていく姿に驚かされました。また、ハサミで、折った紙を切ってみると、そこから切れ端や中心の形から様々なイメージが生まれ、子どもなりに創造性も育っていくことも実感し、保育の楽しさに気付きました。