幼稚園の日記(ブログ)

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2008年5月27日 火曜日

浸し染め・たたき染め・はじき絵に続き、今日は新しく版画のコ-ナ-が増えました。子どもたちも教師も興味を持って版画を楽しんでいました。大きな葉っぱの裏に好きな色の絵の具を塗り、その上から紙を被せて、手でこすります。紙をそっとめくると葉っぱの葉脈まで浮き出ていて、とても綺麗でした。まだ始まったばかりの版画ですが、子どもたちや教師のアイデアなどで、もっともっと面白いコ-ナ-に発展していきそうです。私も、版画に使えそうな素材をどんどん探してみようと思います。

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今日は三度目のこあら保育でした。子どもたちもだいぶん園に慣れてきたようで積極的に遊んでいる姿がたくさん見られました。

私がひまわり組の部屋に戻ってみると、なんだか見慣れない顔が一人いました。あまりに馴染んでいたので一瞬戸惑いましたが、よく見るとこあらさんでした。その子はひまわり組が気に入ったようで、とても楽しそうにひまわりの子どもたちと粘土遊びをしていました。こあらさんの遊びの時間が終わりかけた頃、ひまわり組のR君はこあらさんに抱きついて、ほっぺたにチュウをしました。別れが惜しかったのでしょうか。とても可愛らしい光景で、思わずお母さんと笑ってしまいました。

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最近のひまわり組では、このような異年齢の子とのかかわりや、友だちを思いやる気持ちが見られるようになりました。給食の時間、準備が遅れている子を手伝ってあげたり、どこに座ろうか迷っている子がいたら「ここ座っていいよ!」と呼んであげたりしている姿も見られます。気がつけば、朝泣いてくる子がいなくなりました。友だちの名前を覚えて呼ぶようになり、仲良しの友だちも出来てきました。そんな子どもたちを見ると、心が温かくなります。そして、すごく優しい気持ちになれます。子どもたちの力ってすごいなぁと毎日感心させられています。

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コメント (優しい気持ち☆          ひまわり組   越智 未帆 はコメントを受け付けていません)

2008年5月9日 金曜日

 「先生みてみて!今日はね、お母さんが僕たちの給食作ってくれるんだって!!」と嬉しそうに朝から話してくれたM君を中心に砂場の奥で「これがお茶で、こっちがご飯!!」と言いながらおたまをまぜてみんなで給食作りが始まりました。「今日は何のご飯やろ?」「楽しみやね。」と話しながら真剣です。又テラス前では、今日の手づくり給食で使うそら豆を子ども達と準備していました。このそら豆は、園の駐車場の畑で収穫したものです。そら豆の外皮と実を分けていると、年長児のH君が「この皮は、そら豆くんのベットなんよ!このフワフワでそら豆を守りよるんよ。」と、絵本で見たことを思い出して年少の子ども達に得意気に話していました。そのフワフワベットを、みんなそーっとそーっとなでるように指で触っているとYちゃんが、半分に割った皮をスポッと5本の指にはめました。そして、「こんにちは!」「私は○○です!よろしくね!!」と指人形に変身しました。子ども達の手にかかると、たちまち豆の皮も楽しい遊び相手になっていました。

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 11時過ぎに給食ができあがり放送が入ると少し早いお昼になりました。遊んでいる時もおいしそうな匂いがしていて待ちこがれていた給食に片付けも素早くして、みんなワクワクしながら並びました。「トンピッピッピッ!トンピッピッピッ!」と年長さんの真似をして年少さんも上手に1列に並んで順番を待ちます。今日はスナックえんどうと、そら豆そして黒豆と、ういろう豆(緑色と黒色)のご飯と種類のいろいろな豆が入っていました。

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 園で育てた玉ねぎや豆・ニラなど、本当に栄養たっぷり愛情たっぷりの手づくり給食です。そして、ホータレの唐揚げはカルシウムたっぷりです。美味しそうに食べていた子ども達の顔はみんなニコニコ笑顔で嬉しそうでした。美味しくて栄養たっぷりのご飯をたくさん食べて、みんな元気なみつばっ子になるに違いないと、子ども達の食べっぷりに教師も嬉しく楽しい時間になりました。

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コメント (「おいしかったよ!!」         ひまわり組 中村 理香 はコメントを受け付けていません)

2008年5月7日 水曜日

長いようで短かった連休が終わり、今日は久しぶりの幼稚園です。私も、子どもたちに会えるのをとても楽しみに幼稚園に来ました。泣いてくる子が多いと予想していたけれど、子どもたちは「先生、久しぶり☆」と私の心配をよそにケロっとしていました。連休中の思い出を楽しそうに話してくれる子、甘えてくっついてくる子など様々でした。

今日、色水のコナには先生が採ってきてくれた綺麗な花がたくさん並んでいました。年長児のH君は「俺は30種類作る!」と張り切っていました。しばらくその場を離れて戻ってくると、たくさんの色水が完成していました。年少の女の子たちは、出来た色水に顔を近づけると「いい匂いがするね」「ジュスみたい」と嬉しそうでした。

今日は天気が良く、運動会の練習には最適でした。子どもも先生も裸足になって、踊ったり、走り回ったり…園庭は元気で明るい笑顔で溢れていました。

いっぱい動いたのでお腹はペコペコです。私がご飯をついでいると、待ちきれずに子どもたちが集まってきました。

「早く食べたい」「お腹空いた」「もう持って行ってもいい?」給食は子どもたちが最も楽しみにしている時間です。デザトのパイナップルをペロっと舐めてはニコニコしていたT君は、ちっちゃいちっちゃいパイナップルをまるで宝物のようにゆっくりゆっくり食べていました。

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子どもたちの宝物といえば、一生懸命作った泥だんご。私も一緒に作っていますが、なかなか固まらず、本当に難しいです。壊れてしまっても何度でも挑戦する子どもの姿には感心させられます。例え形が崩れてしまっても、袋に入れて「お母さんにあげるんよ♪」と大切に持って帰ります。子どものその時の気持ちや宝物を、私も大切にしていきたいです。

子どもたちと出会ってから、もうすぐ1ヶ月が経ちます。どの子もみんな本当に可愛くて、幼稚園の先生になれたことをとても嬉しく思います。まだまだ未熟な私ですが、子どもたちと一緒に1日1日成長していけるよう頑張ります。

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コメント (久しぶりの幼稚園★      ひまわり組  越智未帆 はコメントを受け付けていません)

2008年4月9日 水曜日

 “にゅうえんおめでとう”のかわいいアーチを通りぬけてピカピカの帽子と制服を着て登園してきた子ども達。家族みんなで嬉しそうに写真を写した後、ドキドキ・わくわくしながら保育室へ入ってきました。お部屋では一人ひとりにワッペンをつけると嬉しそうに肩のワッペンに触って確かめている子ども達の姿がみられました。なかには教師に「○○です。どうぞよろしくお願いします。」と丁寧にあいさつする子もいて、ほほ笑ましく思いました。こあら組で泣かないで登園してきたAちゃんはお母さんと離れて座ると泣いてしまう姿もみられましたが、名前を呼ばれた時には、きちんと返事をすることができていました。特に式の中で年長・年中のお兄さんお姉さんのお祝いのことばや踊りでは立ち上がるようにして夢中になってみていました。中には一緒に踊りを真似する子どももいました。

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また、教師の寸劇では、エーンエーンと泣いている猫のまいちゃんのところへ犬のおまわりさんがやってきました。名前と幼稚園名が言えたまいちゃんは無事、幼稚園に連絡をしてもらって帰ることができました。迷子になった時は三葉幼稚園の名前を言うと、おまわりさんが助けてくれるということを知った子ども達は、その後、古森先生が「どこの幼稚園?」と聞くと、大きな声で「三葉幼稚園!」と答えることができていました。和やかな雰囲気の中で式を終えると、桜がこの日をまっていてくれたかのように満開に咲き乱れるなかで全員で記念写真を撮りました。

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 1日入園で覚えた自分のマークも今日は「あった!」「このマークは僕の!」とお道具箱を嬉しそうに入れていた子ども達。明日からいよいよ1人で登園してきます。教師達全員でみんなの笑顔を待っています。

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コメント (  入園式                   ひまわり組 中村 理香 はコメントを受け付けていません)

2008年3月6日 木曜日

今日は、昨日に引き続き、雲ひとつない青空の気持ちのよい朝でした。空を見上げていると、桜の木には、かわいい木の芽がふくらんできていました。「この木に桜の花がいっぱい咲いた頃、みんなは、年中さんになるんだよ。」と話しながら、一年前の入園式のことを懐かしく思い出していました。

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 「先生!今日もキングやまつくろう!!」とK君の声に続き、M君、Y君、Aちゃん、Mちゃん達が、張り切って砂場へいちもくさんに出かけて行きました。昨日みんなで作った山に『キングやま』と名付けたことで親しみができ、今日も続きをしようということになったのです。なんだか友達に会いに行くようなわくわくした気持で、私も砂場へと向かいました。すると、「あのね、山はね、お水をかけると、固くなるんよね。」「あんまり水をかけすぎてもくずれてしまうんよね。」「お舟が流れるには、水をくんできて流したらいいよね。」と子ども同士で試したり、考えたりしながらの言葉がとびかっていました。キング山をせっせと大きくしようと砂を高く盛り上げているひまわり組さんのそばでキング山のまわりに長い長い川づくりをしているりす組さん、そして、その川の水が流れるようにと中の砂を掘り出して形を整えている年長のY君。異年齢児たちがこうしてかかわりながら砂場という場所を共有して遊んでいる姿はすごいなと思いました。キング山ができ上った時、ひとつの穴を見つけた私は、お山に顔を描こう!と誘い掛けました。(実は、この事が後の反省会で、教師の誘導でそういう展開になるのはどうか?という議論?となりました。副園長から一つの穴からの発想、そして展開は子ども達ならもっと面白いものになったのではないか?という話を聞き私自身の反省するところとなりました。)

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そして、口を大きく掘って穴をあけたことで、そこにプリンカップの型押しを並べ歯にみたてました。「上の歯は無理よね。」というと少し考えたK君。「わかった!」と言って白いコップを上に差し込んだのです。中に砂が入ったままでは差し込めないので砂を出してコップを入れてみました!すると「できた!!」上の歯下の歯そろったキング山になったのです。そして、その口にプリンを作って食べさせてあげているかわいい姿がありました。果てしなく広がっていく子どもたちの発想をとめてしまわないよう、教師はいつも子どもたちの芽をのばしてあげられる援助の仕方や言葉かけをしていきたいと思いました。

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 今日はらいおん組の最後の習字でした。以前の習字の時間に管野先生から「次の習字で最後になります。その時には自分の名前を書くから練習してきてね。」と言われていたことを覚えていた子どもたちは「先生!昨日練習してきたよ!」と言って登園してくると自信あり気に言っていました。一文字ずつ書いていた今までの習字とは違って、名前の手本を見ながら自分のペースで書いていきます。最後まで集中して書き続ける子や途中、集中が途切れても気持ちを切り替えて書く子等、いろいろな姿が見られました。

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ぞう組では、今までに書いた習字の整理をしました。うずまきの字から始まって、1文字から2文字、4文字、そして今までのことをおさらいして書いた名前をとじながら自分たちの字がだんだんと上達していることに気付き、自信を持ってきた様子でした。この1年間してきた習字の時間は文字の練習だけではなく集中すること、話を聞くこと、書けた喜び、正しい姿勢、汚さないこと、大切に扱うこと、準備から片付けまで沢山のことを学んだようです。

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コメント (「ボクらの友達 キングやま。」 ひまわり組 吉本多恵子  はコメントを受け付けていません)

2008年2月13日 水曜日

「椿さん」の頃は暦の上で旧正月でもあり、一年のうちで一番寒い時期だと言われていますが、まさに今日は気温が低く、冷たい朝となりました。しかし、寒さなどなんのその。園庭では冷たい風も気持ち良いかのように子ども達の歓声が響き渡っていました。こんな寒い日でも子ども達と元気一杯走り回っていると少しも寒さを感じないから不思議です。

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「先生、なわとびできるようになったからみとって!」とSちゃんとKちゃん。「前まわりができるよ。ほら見て!」とS君とM君、R君・・・それを見て何人も「私もやる、ボクも!」と集まってきました。
また泥場では今日初めて固いおだんごができた!と満面の笑みで見せてくれたM君。いろいろな場面で子ども達の成長ぶりと意欲が見られます。

そんな中、ふとKちゃんが「ねえ、先生、コーヒー屋さんに行こうよ。」と言いにきました。そういえば昨日、らいおん組さんから「コーヒー屋さんに来てください。おいしいコーヒーがありますよ。」という手紙をもらっていたのです。さっそくお金を作ってでかける事にしました。
「100」とかいたお金を握りしめて、らいおん組のドーナツ屋さんの前に並んだKちゃんが「私は焼きそばが欲しいんだけど、このお金では買えないかもしれない。」とつぶやきました。「どうして?」と聞くと「だってね、ほら、このお金は〇が少ないんよ。」と言うのです。見ると値段表には“やきそば20000えん”と書かれてありました。「すごい、こんなところに気付くなんてすごいね。」とKちゃんの気付きに驚きながらも恐る恐る注文してみました。中からかわいい耳のカチューシャをつけたSちゃん店員さんが顔を出して「やきそばできますよ!」と答えてくれました。
次に、らいおん組のお店の中を覗いてみると発表会で作った三匹のこぶたの家が並んでいました。その中でせっせと注文の料理を作っていました。ちょっと気になる20000円の焼きそばはエプロンをつけたT君が茶色のトイレットペーパーの芯を細長く手早く切って、それをお皿に盛り付けると「できあがり。」出してくれました。(もしかするとフォアグラ入りなのかもしれませんね、〔笑〕) 

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また、隣のきりん組のマクドナルド屋さんではポテトとマクドナルドのセットが大人気で行列ができていました。誰も言わないのに年長さんから年少さんまでみんな一列に並んで、じっと自分の順番を待っていたのには驚きでした。

こうして異年齢児がかかわる中で子ども達はそれぞれ自分達で考え、たくさんの事を発見し、感じ、心の中の引き出しに貯めこんでいくんだなと感じました。心の中の引き出しにたくさんの経験が詰まっている子程、たくさん知恵を貯えて生きていくための力が身についていくのですね。

子ども達を見ながら私も子ども達においていかれない様、今から少しでも引き出しに貯金をしていきたいものだとつくづく感じました。明日はまた、どんな発見をしてくれるのかなととても楽しみです。

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コメント (「マルがたくさん!?少ない!?」  ひまわりぐみ・吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2008年1月21日 月曜日

今日は、急に本格的な寒さが、やってきたような朝でした。でも三葉っ子は、寒さなど何のその「寒いけん、動かんといかんのよね。」「ポケットに手を入れたらいかんのよね。」と早速先日 のフリースクールで  学んだ事を話す姿がみられました。すぐに自分達の生活の中に取り入れるとは、さすが三葉っ子ですね。

さて、明日から園内総練習が、始まるという事で、今日は、プログラム順にホールで演技を行っていきました。休み明けという事で、どうかな・・?覚えてるかな・・?と心配していたのですが、今日はお客さんも目の前にたくさんいることもあってステージにたったとたん、いつものような踊りが出来なかった子ども達が、たくさんいました。どうしたんだろう・・・と考えてみると…原因は、私たち教師にあったのです。いつも練習の時、子どもたちの前に立ち、つい一緒に踊ってしまっていたのです。子どもたちの中にある限りなく伸びる力を止めてしまっていたのは私たち教師でした。部屋に帰って「自分たちで考えてやってみようよ。」と声をかけると、なんとやろうとする子達が、どんどん増えてきました。お父さんお母さんに「かっこいいところをみてもらいたい!」とはり切っている子どもたち。どんどん伸びる芽にたっぷりと栄養をあげられる教師にならなければと改めて思いました。

そして、昼食時、調理パンと,古森先生手作りの大根と大根葉の煮物がありました。その煮物を一口食べたとたんとろけるような美味しさが、口いっぱいに広がっていきました。少し落ち込んでいた私には、涙がでそうなくらい美味しくて温かいものでした。バスの中では、子どもたちが、「今日の大根美味しかったね。昆布も炒り子も食べたよ。」「古森先生の玄米は、美味しいねえ。」となんだか子ども達の会話ではないような・・・・・でもそんな会話の出来る三葉っ子は、本当にしあわせだな・・・・・と感じました。

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コメント (「ぐんぐん大きくなあれ」 ひまわり組・吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)