幼稚園の日記(ブログ)

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2025年5月19日 月曜日

今日も朝から園庭では子ども達が元気に遊んでいました。そんな中、いちごのプランターのところでは年少さんがジョウロで水やりをしていました。しかし、いちごの葉っぱが元気いっぱい茂っていて、葉っぱが邪魔をしていちごや土に水がかかっていませんでした。特に、11個並んだいちごのプランターの中でも1つのプランターのいちごの水が無く、元気がなくて葉っぱもしょんぼりしていました。どうしてこんなに元気が無いのかと、古森先生も気にして出てきて下さって、プランターの土を見てみると、土の上に木くずが一面に敷き詰められていて、水が土まで浸透していなかったのでした。「これだったら、木が水を吸ってしまって土に全然水が行かないよね」と話してもらい、木くずを全部取り除きました。そして、水はどこにあげるといちごが水を飲めるのか!?みんなで考えました。「植物はどこから水を吸うのかな?」「葉っぱ?根っこ?」と子ども達に聞くと「根っこから吸う!」と理解している子がたくさんいました。水の大切さについて、自分の体に例えて話して下さり、「みんなも水を飲まないと、汗もおしっこも出ないし、血もドロドロになっちゃうんだよ」と聞いたHくんが「熱中症にもなる!」と教師に伝えていました。自分の体に例えて水の大切さについて聞いたことで、子ども達はよく理解していました。

水はどれくらいあげないといけないのかと言う話になり、「プランターの下には穴が空いているんだよ」「この下の穴から水が出て来るくらいあげないといけないよ」と教えてもらいました。これも自分の体に例えて、「水をたくさん飲んだ後、どうなる?」と聞かれて「おしっこに行きたくなる!」と体からも要らない水が出てくることを理解していました。水やりに必要な水の量を知った後、朝顔やトマトの水も大丈夫か確認して、足りないと思った子は「水やりをしなきゃ!」と、すぐにジョウロを持ってきて水をやっていました。そして、水をあげる毎に植木鉢の下を覗き込んで、水が下まで通っているか確かめていました。なぜ水が必要か理解した後、もう1つ教えてもらいました。それは葉っぱの役割についてです。駐車場に植えてあるさといもの葉っぱを実際に見ながら、話してくれました。「この葉っぱは、水を弾くんだよ。」と葉っぱに水をかけてみると、コロコロと綺麗に転がって下に落ちました。「これはね、根っこのさといもにいっぱい水がかかると、おいもさんがダメになってしまうから、かからないように葉っぱがまもってくれているんだよ」と教えてくれました。色々なことに興味を持って知恵を働かせる三葉っ子達はさすがです!!

いちごも同じで葉っぱの水はいちごの周りに落ちるようになっていること、いちごを葉っぱが守っていることにも気付いていました。

今日、一日でどうしていちごの元気が無いのか、植物を育てる為には土だけでなく、水が必要なこと、水の量、葉っぱの役割などたくさんのことを学んだ子ども達です。

今日学んだことは小学校の理科の時間に習う内容ですが、幼児達は目を輝かせて葉っぱを見たり、水やりをしたり、プランターを持ち上げて水の量を確かめたり、甲斐甲斐しく手と頭と身体を動かしていました。学校の授業の中で難しいと感じていた教師達も一緒に生活体験の中で、学び、自分の知識として取り入れることが出来ると同時に、興味津々でキラキラ目を輝かせて楽しみ、命について学ぶ子ども達の姿を凄いなと心から感じる1日でした。

これから夏に向けて、きゅうり、ゴーヤ、ナス、トマトなどたくさんの野菜を子ども達と世話をし、植物の成長を身近で感じながら学んでいきたいと思います。

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今日はいちごが各クラス2個づつ取れたので、みんなで分けて食べました。小さないちごを分けると米粒程ですが、それが子ども達はまるで宝石を口に入れるように、大切に大切に味わうのです。赤いいちごがまた取れるように、みんなでお世話を頑張ります!!!

遅くなりましたが、先日、子ども達のために、きゅうりをたくさん育てて、お子さんに持たせて頂いたお父さん。ありがとうございました。みんなで三葉名物のニラみそをつけて頂きました。

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