2025年10月17日 金曜日
本日の運動会。週間天気予報では心配されていた天候でしたが、さすがの三葉っ子パワーで爽やかな秋空の下、令和7年度秋の運動会を開催することができました。昨日の最後の練習では、古森先生と「早寝早起きをすること。朝ごはんをしっかりと食べて元気いっぱいで登園すること。お父さんやお母さん、お客さん達ににこにこしている姿を見てもらうこと」を約束していた三葉っ子達。今日もにこにこの笑顔で元気いっぱいに登園してきました。今年の運動会のテーマは「みつばっこ ひとりひとりが かがやくたいよう」です。運動会当日までの過程や今日の本番のエピソードを交えて、各学年の様子を紹介したいと思います。
プレ年少児のダンスでは、泣いているプレ年少児にはお手伝いの年長児が一緒に踊ることで、全員が参加して踊ることができました。さくらんぼの帽子と衣装もとても可愛く、他の学年の子ども達が「チェリービーム♪」と声を掛けて応援してくれました。かけっこでは、プレ年少児も自分の名前をマイクで言います。進行の年長児の「よーい!」の合図に合わせてスタートを切ると、満面の笑みで手を広げて待っている先生の胸に飛び込んでいきました。たんぽぽ黄組には3歳を迎える前の2歳児もいるのですが、お手伝いの年中組のお兄さんお姉さんと手をつないで入場すると、元気よく走ることができました。
年少児の競技「ころがせ げんきだま!」は、3人一組で力を合わせて大玉を転がしました。3人であちこちへ転がる大玉を操作しながら、器用に折り返しの旗を回っていくのですが、旗に大玉が引っかかってしまうグループにはお手伝いに参加していた年長さんが倒れそうになった旗にそっと手を添えて援助し「こっち!こっち!」と手招きをして誘導します。競技を邪魔しない絶妙な援助に教師達は感心するばかりでした。ダンス「バナナ バネバネ」は、クラスみんなで手をつないで円を作ったり、担任と自由隊形で踊ったりして「先生と一緒に踊れて楽しかったよ!」と大満足の様子でした。かけっこでも、年少児になると自信をもって自分の名前を言うことができます。三葉幼稚園の運動会では、自分の名前をマイクで言うのですが、これは園外で迷子になった時などにきちんと自分の名前を言える社会性や力を身につけたいというねらいもあります。転んだ子もいましたが、最後まで走り切ることができました。
年中児のかけっこでは、特に自分の名前を丁寧に言う姿が見られました。「お父さん、お母さんが付けてくれた大事な名前だからね。お客さんに聞こえるように言おうね!」という古森先生の話をしっかりと聞いて、今日は全員が自分の名前を言うことができました。途中で転んでしまった子もいましたが、泣かずに最後まで走り切る姿にたくさんの拍手が送られました。競技「バーン!とキャッチ!」は、蹴り上げたボールを網でキャッチする競技です。ボールが高く上がったり上手くキャッチしたりすることができると、お客さんから「おー!」と歓声が上がりました。赤コースでは、ゴール目前で転んでしまい、泣きながらゴールした年中児を司会の年長さんが励ましていました。そして、勝敗は審議になったのですが、教師がどうしようかと困っていると空かさず進行の年長さんが「同点にしよう!」と判断し、その場を上手く納めてくれました。「ウキウキパレード」の踊りは、自分たちで準備した包装紙や紙袋、ビニール袋を使って衣装を作りました。子ども達手作りの衣装は、世界で一つだけの素敵な衣装で子ども達を更に輝かせていました。移動に困っている子がいると子ども同士で助け合い、元気いっぱい踊ることができました。実は2日前に「すぐに退場してしまったらもったいないよ!」と古森先生が提案してくれた退場の仕方は、子ども達がお客さんに笑顔で手を振り、オリンピックの入場行進さながらで年中組以外の保護者の方も拍手やハイタッチをしてくれて、子ども達はとても嬉しそうでした。
年長組の組体操は久しぶりに運動会に復活した演目でした。実は組体操で使われた「あとひとつ」は、今年の夏の甲子園で沖縄県が優勝した時にちょうど流れていた曲で、古森先生と年長組の担任が話し合って選曲しました。今日の本番では、手話を交えて表現し、空を真っすぐに指差し見つめる眼差しや年長児の姿に涙する保護者の姿がありました。9月には感染症が拡がり、年長児みんなが揃って練習することが難しい時期がありましたが、そんな時を乗り越えて今日はみんなが揃って笑顔で表現することができました。また、「砥部の山、かかし、団子、バナナ」などの組体操の形は自分達で考え、三葉らしく面白い表現になりました。鼓笛隊は、今年新しい衣装を新調し、雰囲気もとても素敵なものになりました。練習はヨーロッパの兵隊や自衛隊のパレードを見るところから始まりました。残暑の厳しい暑さの中では、十分な戸外での練習ができませんでしたが「97名みんなで頑張る!お父さんやお母さん、先生の心をいっぱいにする!」を合言葉に空いている時間や朝の涼しい時間を使って、自分達で進んで練習をしてきました。「歌を歌うことで太鼓のリズムも合うようになるよ!」という古森先生のアドバイスも生かして、みんなの心(音)を一つにして演奏することができました。クラス対抗リレーでは、怪我のために車椅子で参加した子も含め、全員で競い合いました。走るのが得意な子、苦手な子、怪我をして十分に走れない子等、子ども達が助け合い補い合いながら、全員がバトンをつないでゴールを目指しました。保育園、幼稚園を通して5年間を三葉幼稚園で過ごしてきた「みつば5年生」が多い年長児達。三葉幼稚園の最年長児らしい立派な姿にたくさんの声援や感動の拍手が送られました。
応援に来て下さった保護者の皆様の温かい声援や拍手、子ども達の「運動会楽しかったよ!」の言葉に教師達は大いに励まされました。平日のお忙しい中での運動会の開催となりましたが、ご理解ご協力いただきまして本当にありがとうございました。
コメント (「みつばっこ ひとりひとりが かがやくたいよう」秋の運動会 はコメントを受け付けていません)