2023年4月25日 火曜日
ケーブルテレビさんにお声かけ頂いて「スマイルKIDS」という番組に年長児が出演させていただけることになりました。先々週、ケーブルテレビの会報誌に掲載される写真を撮りに来ていただいていたのですが、昨日昼食の時間に古森先生がくま組の部屋にその会報誌を持って来てくれました。「くま組さ~ん!この前撮ったお写真が載ってたよ~!昨日古森先生のお家に届いて早くみんなに見せなくっちゃ!と思って持ってきたんだよ~!」と言う言葉にに子どもたちは「見せて見せて~!!」と大盛り上がり。続けて古森先生が取り出したのは何か月か前の会報誌。他の園の子どもたちの写真と見比べて「くま組さんが一番かわいいねぇ」となんとも親ばか発言をした古森先生と、「ほんと!みんなが一番かわいい~!」ときゃっきゃと喜ぶ私たちに子どもたちも「え~ほんと~?!えへへ~」とまんざらでもない様子。「でもね~」と古森先生。なにかと思うと「古森先生たちがみんなのことが一番かわいいかわいいって言ってたのは他の幼稚園のお友達には内緒だよ?でもみんなのお父さんお母さんには言ってもいいよ。でもお父さんお母さんも他の幼稚園の人には内緒だよって言っておいてね。」とし~・・・!のポーズでお・や・く・そ・く♪
昼食後のインタビューの練習も一層気合が入りました。好きな色や食べ物、動物、中には幼稚園で何をして遊ぶのが好きか聞く、本物のレポーターさんみたいな子もいました。子どもたちが自分で考えて自分で言うのでおもしろ質問もいくつかありました。Nくんが「好きな歯はなんですか?」と聞くと素知らぬ顔で「普通の歯です」と答えたTくんには笑わせてもらいました。
そして今日、10:00にケーブルテレビの楠本さんというお兄さんが来られると「おねがいしま~す!」と元気いっぱい挨拶をして撮影が始まりました。今日はあいにくの雨模様だったので会議室で撮影を行いました。古森先生のアドバイスもあり、みんなが好きな遊ぶものをたくさん出して楽しい雰囲気で撮ってもらおうといろんなものを準備していました。子どもたちに「みんなが一番かわいいのは笑顔でしょう?みんなのかわいい笑顔が出てくる楽しい物の前で撮ってもらおう!インタビューのペアのお友達と相談して決めていいよ。」と声をかけると子どもたちは「やった~!」と散り散りにボルダリングやトランポリン、シーソー、サイバーホイール・・・と分かれてスタンバイしました。そんな“ばえる”遊具の前なので子どもたちの緊張もちょっぴりほぐれて、またお兄さんの優しい声掛けにはにかみながらいい雰囲気で撮影が始まりました。
さ~て!最初が肝心です。「元気いっぱい上手にインタビューできる人は誰かな?」と声をかけ立候補してくれたAちゃんとBちゃんペアにまずは練習ね、とカメラを向けると笑顔ですらすらインタビューを始めました。インタビューの内容は、まず①名前を聞く。②好きな質問一つ目、③好きな質問二つ目、③好きな質問三つ目、④お礼 です。練習を始めたAちゃんとBちゃん。「好きな食べ物はなんですか?」と聞いたAちゃんにBちゃんが満面の笑みで「給食です!」と答えたのには大笑いしました。順に撮影を進めて無事にくま組も再来月放送のらいおん組もみんなインタビューすることができました。
お兄さんを見送るときに、「ぼくは撮影でいろんな園を回るんだけど、三葉幼稚園の子は元気で天真爛漫でいいですね。」と褒めていただきました。また「友達同士で助け合ってやっている姿を見て、こうやって優しく育っていくんだなと思いました。」と嬉しい言葉をもらいました。と、いうのもインタビュー中にカメラを前にして緊張して質問を度忘れする子やちょっぴり照れくさくてもじもじする子がいるとペアの友達がこそっと耳打ちして質問のヒントを出してあげたり、次にいう言葉を教えてあげたり、とても微笑ましい光景が一人ではなく何人も見られたからなのです。練習の時、くま組のYちゃんは去年から仲良しのIちゃんとペアを組んだのですが、Iちゃんがなかなか答えられないのをにこにこ優しく「〇〇かな?△△かな?」と見守ってあげていました。そんな様子を見て3年間クラスが一緒のTくんはそばにすっと来てIちゃんの横に寄り添って邪魔にならないように座ると「Iちゃんこうやって言うんよ~」と優しく声をかけ始めました。するとIちゃんも上手にインタビューすることができ、今日の本番でも3人でインタビューを成功させました!またらいおん組のOちゃんは、声が小さな友達が答える時に優しく背中を押してマイクに近づけてくれていました。Kくんは緊張気味のペアの友達が上手に答えるたびに表情で「おぉ~!」と喜んだり、音が出ないように小さく指先でぱちぱちと拍手をする振りをしたり自分のこと以上に友達のインタビューが上手にできることを嬉しそうにしていました。そんな姿を見て私たちも嬉しく思っていたのですが、それがカメラマンさんにも伝わっていたのだと思うと、三葉っこのパワーはすごいなと更に感心しました。
進級して3週間が経ちました。進級当初はまだまだ幼く、年長としての自覚もまだまだなかった子どもたちですが、日々の遊びや仲良し会等保育を通して少しずつ年長児らしく明るく伸び伸びはつらつと行動するようになってきたように思います。みんなと仲良く遊び元気で明るく、自分で考えてやりぬき、いろんなことを素直に感じて表現できるように、これから一年間楽しく活動していく中で育っていってほしいと思います。進級したばかりの今、インタビュー撮影という貴重な体験をさせてもらえたことがありがたいね、と教師間で話しました。好きなキャラクターの写真はキャッチという冊子に今月号はくま組、6月号はらいおん、7月8月できりん、ぞう組が掲載されます。(写真はコピーしてアルバムに貼ります。)また、5月1日よりケーブルテレビのスマイルKIDSという番組で放送される予定です。(ケーブルテレビのHPから番組表が見られるそうです。)他のクラスも順次、撮影放送される予定です。お楽しみに。
2023年4月20日 木曜日
今日も楽しいこと嬉しいこと、びっくりなことがいっぱいありました。毎日いろいろな経験、発見をすることができる子どもたちを見て、また一つ生きる力がついたな!と嬉しくうらやましくも思います♪
朝は教師の反省ではありますが、曳家工事があるからと、、、とうさぎ小屋を陽の当たらない所に作ってしまっていました。それを見つけた古森先生!うさぎさんも陽にあたりたいよね!と子どもたちの見える所に連れてきてくれました。それを見つけた子どもたちは大喜びで大はしゃぎ!うさぎさんもうれしくてピョンピョン飛び跳ねていました。そしてうさぎは、みんながたくさん美味しい野菜を食べさせてくれるのでムシャムシャムシャ、、、。また違う子がきて野菜をくれるので、またまたムシャムシャムシャ、、、♡あらあら、うさぎさんお腹がぽんぽこりん♪でもとっても嬉しそうなうさぎさんでした。
暑くなってきたので、砂場はいつもよりも大人気!自然と裸足の子が増えてきました。ぱんだぐみの子どもたちにも足を洗う所はここだよ!と教えようと思い集めると、昨日なかよし会で一緒に遊んだくまぐみのお兄さんやお姉さん達がいました。「ぱんだぐみさん今から足洗うのー?」、「あー!そのままの汚い足でそこにのぼらないでー!!」とくまぐみさん。さあこっちに来て!と足を決う所まで連れて行ってくれました。まずは、ここで足を手を使って洗います。土が落ちたら、仕上げにもう1回こっちで足を洗います!出来たらこの芝生の上を歩いて、、、そこまで!!ここに来たら足をタオルで拭いてね!!できた~?分かった~?と優しく教えてくれたのでぱんだの子どもたちもバッチリです!くまぐみさんありがとう♡昨日約束したように、年長さんの次に大きい年中さん!小さい子たちにも優しく教えてあげたり、困っていたら助けてあげたりできるようにこれから頑張りましょうね!
そしてそして!今日1番の出来事は、こどもかんが19mも横に移動する曳家の工事がありました。お昼を終え、降園準備を済ませ、約来の1時になりました。みんなドキドキワクワクしながら園庭やテラスで見守っていました。工事のお兄さんたちも慎重にこどもかんを引いていきます。すると、ながーいレールの上をゆっくりゆっくりこどもかんが動いていきます!動くたびに、すごーい!おぉー!と歓声があがっていました。しばらくするといつの間にかみんなの"がんばれ♪がんばれ"の声援と拍手と共に引っぱる真似をして応援する姿もあってとてもかわいかったです。この曳家工事は、現在ではめったに見られない工事で私もこの人生で、初めで最後だろうと思う、とても貴重な時間でした。壊してしまうのはすぐにできるかもしれないけれど、思い出のあるこどもかんを、壊さずにそのままの形で移動することが出来て、とてもありがたく嬉しいです。これから園舎の建て替え等も始まりますが、子どもたちと今しか感じられないことを目で見て心に刻み、1つ1つを大切に関わっていきたいと思います。
2023年4月19日 水曜日
今日は、年長組になったばかりの子ども達が「第1回子ども会議」を開き、その後も何度か繰り返して話し合って計画を立ててきた「なかよし会」の日です。今日まで年長児達は、年少さん達の入園をどうお祝いするか、新しいお友達が入園してきて嬉しいことをどう伝えるか話し合ったり、教師にアドバイスをもらったりして進めてきたのです。年長児と言っても、つい最近まで年中さんだった進級したての年長児。まだまだ慣れていないことだらけですが、必死に〜しよう!〜してみよう!と毎日考えてきて話し合う子ども達の目は日に日に輝き、成長していく姿がとてもたくましく見えました。
さて、待ちに待ったなかよし会、年長児が年少さんを迎えに行って手を取り、年中さんの待つ「なかよし会」の会場へ案内し入場してきました。年少さん達は、お兄ちゃんお姉ちゃんに手を繋いでもらってにっこにこです。まずは、年長児の「みんなでにこにこ元気いっぱい遊びましょう」とはじめのことばで始まったなかよし会、元気いっぱい手遊びや踊りを楽しんでいくうちに会場の雰囲気が1つになっていきました。プログラムは年長児の進行です。代表の年長児達が順番に「次、わたしの番?」「任せて!」と会の流れを見てさっと対応していきます。
恒例の玉入れは、各学年に合わせてカゴの高さを調節して行うことにしました。年長・年中児は各2クラス対抗ですが、高さが本当に同じなのか細かいところでの話し合いを持つ場面も見られました。勝つためには差があっては不利になるというのです。青コースはらいおん組・ひつじ組が、赤コースはきりん組・りす組が勝ち、負けたクラスはもう一度できないかと教師に迫る場面もありました。
次は年少児の番です。玉入れをしたことがない子どもがいる中、勝負よりもボールをカゴに入れることが楽しいのが年少児。園長先生からボールが入りやすいように教師はボールを受けるつもりで下の方で動かすなどのアドバイスをもらい、それぞれの担任が子どもの様子を見て高さを調節することになりました。赤コース、ちゅうりっぷ組のS先生は甘々、、少し低めで、さくら組のN先生は控えめな高さ、一生懸命入れる子ども達ですが、入っていくボールの量に差が出てきていました。それに気付いた園長先生はN先生に低くするようにアドバイスをし、さくら組も沢山入るようになりました。数をみんなで数えて、さくら組が4つ少なく「負け〜」となるところでしたが、特別に4つプラスでちゅうりっぷ組さんと同点ということになり、共に喜び合っていました。
たんぽぽ組さんの玉入れが始まる頃、青コースには、口を大きく開けた「かばおくん」がやってきました。お腹を空かせたかばおくんは、ボールが大好きということでプレ年少児はかばの口に向けてボールを投げていきました。狙いを定めてボールを投げる子ども達はにっこにこです。
「困ったことがあったらぼく達わたし達が助けます!」の年長児からのおわり(誓い)の言葉があり、会が終わるとキラキラの金平糖のプレゼント。みんなで大きな円になって食べました。キラキラ輝く金平糖を手に乗せてもらって大切そうに握るとその拳を上にあげて「おめでとう!これからも元気でがんばろう!」と誓って終わりました。
今回のために準備してきた年長児達は、年少児の笑顔やお礼の言葉を受け、嬉しい気持ちで降園していきました。誰かのために何かをすると自分まで嬉しい気持ちになることを感じることが出来た年長児ですが、教師達も子ども達の姿を見て学ぶことが沢山あることを改めて感じた1日でした。
2023年4月18日 火曜日
先週まで不安そうに登園していた新入園児も今週に入って笑顔で登園してくるようになり、所持品の始末を終えると楽しそうに保育室で遊んでいました。すると、隣のひまわりぐみの子どもたちがおもちゃを片付けはじめ、椅子に座っていることに気がついた、Kちゃんは「ひまわりさんはっや!さくらさんは片付けんで大丈夫?」と心配そうに質問してきました。そこで、さくらぐみもおやつの煎り玄米を食べることにし、片付けることにしました。机を出し始めると、たんぽぽぐみから進級してきた子どもたちが両手で椅子を持ち、自分の座る場所に置いていきました。それを見た新入園のRくんも持っていこうとすると、「ふたつの手で持つんだよ」とたんぽぽぐみから進級した先輩が教えてあげていました。
昨日、さくらぐみの子どもたちは、きりんぐみのお兄ちゃんお姉ちゃんたちにいちごは、「黙ってとってはいけないこと」「赤くなったらみんなで分けっこして食べること」と看板を見て、教えてもらいました。そこで今日、いちごの様子を観察することにしました。いちごの柵の周りにあるたくさんの看板を1枚1枚見ていた子どもたちは、「いちごとったらダメってかいとるね」「バツがいっぱいあるね〜」と話していました。そこで「赤いのあるけどとってもいい?」と声をかけてみると、「ダメ〜!おにいちゃんたちと先生に言わないかんよ!」「みんなで分けるんよね!」と昨日、年長さんに教えてもらったことを確認し合うように話していました。
「みどりのいちごはおいしくないよね〜」「赤いいちごはおにいちゃんたちが育てよるけんおいしいと思うんよね〜」と話す子どもたちは、真っ赤になったいちごをみんなで分けっこして食べるのがより一層楽しみになりました。
一方、日々変わっていく〝こども館″曳家の工事は、いよいよ今日の午後動くことになりました。昨日から子ども館の柱の下には車輪のような器具が取り付けられて園舎に向かって5メートル程のレールも引かれました。ブルルン!!とトラックのエンジンの音と共に少しずつ、こども館の移動が始まりました。少しずつ動いていくこども館の様子を預かりのこども達も真剣な眼差しで見ていて、「本当だ!動きよる!」「家が動くなんてすごい!」と驚いていました。古森先生は子どもたちに動いてる様子が、もっとよく分かるようにと、子どもたちを園庭に誘って、年長さんは特別にうごく様子が間近で見れるように、工事のフェンスの中に入れてくれました。真横からみると動いている様子がはっきりと分かり、こども館に隠れていたプールが見えてきたかと思うと、次にうさぎ小屋も、出てきて第1段階の移動が終わりました。次は砂場の方へ長い距離を移動する予定です。
今日の移動の様子を見られなかった、子どもたちや保護者の方は、移動した建物に驚かれることと思います。今後その建物は横滑りで園庭中央へ移動し、松の下とイチョウの木の間に入ることになります。とにかくすごいです!!!!!
2023年4月17日 月曜日
進級、入園して1週間が経ち、子どもたちは随分と新しい環境になじんできたようです。園庭では、マスクを外し、笑顔で元気いっぱい走り回る三葉っ子たちの姿を見るとほっとした気持ちになります。
さて、今朝砂場に行ってみると・・そこは活気に満ち溢れた子ども達の遊びが繰り広げられていました。
それは昨年夏~秋にかけての「かがくの広場」を思い出すような光景でした。くま組のR君、K君、きりん組のS君、らいおん組のA君たちを中心に年長、年中児たちが大勢集まって「科学の砂遊び」をしていたのです。長い雨どい、短いパイプ等いくつも集めて繋いで傾斜を作り、水をどんどん流し、流れ方をじっと見ていました。微妙なつなぎ目の位置、高さを調節する係のR君は「もっともっと水を流してみて~」とA君たちに指示を送ります。すると「工事中です~」と言って水を流す係のA君たちは、流す量や流すスピードによって雨どいがずれたり落ちたりするのでそれを確認しながら流していました。
また次に、R君、K君たちは たまった水の中にホースを入れ、やかんの口をホースの先に差し込むと「どんどん水を流してみたらどうなるのかな?」「もしかしたら水の中でブクブクとなって爆発するかも!!」と言いながら実験をしていたのです。
また長い川が出来上がったのを見て長い『すのこの板』を持って来たK君は、「橋にする!」と言ってその川の上にすのこ板を橋にして置いたのです。それは見事、橋がかかり、その橋をみんなで渡ってみることにしました。すると人が歩くと、そのすのこ橋が動くのを見たK君は「こうやって土で固めたら動かなくなるんじゃない!?」と言ってまるでコンクリートを流すかのように土で固めていきました。
毎日、そばで工事を見ている子ども達にとって砂場は「僕たちの工事現場」となっていました。自分達で試し、考えやってみる。必要な道具もその場に応じて変えたり調達したりして子ども達は遊びの中で自分たちのものにし、そして遊びの中で習得したことをまた次の何かの時に引き出せるんだな。三葉っ子は本当にすごいなと思います。
さて、今日は年長さんたちの間で大きな問題が持ち上がっていました。実は先週の土曜日のこと。イチゴの実を見つけた年少さんたち。つい手が伸びてしまい、ちぎってしまったというかわいい「イチゴどろぼう事件」がありました。そこで教師たちと年長さんたちとで「どうしよう!?」「どうしたらいいかなあ!?」と話し合うことになりました。大きな赤いイチゴが一つできているけれどそれは古森先生にまず見せてからどんな風に採っていくかを考えることにしました。
そしてその後、年長さんたちは、かわいい「いちご泥棒さんたち」に「黙ってイチゴを採ってはいけない事」をどんな方法で伝えていこうかという話し合いになりました。いろんな意見が出た中で、「取ったらダメだよ」の看板作りをすることになりました。グループで絵を描くとき、Mちゃんは「道路の標識に丸の中にバツがあるものがあった」と思い出して描いたり、「だめ!!って言っている怖い顔を描こう」と言って描いたりして工夫しながら友達と相談して看板づくりをしていました。
その後出来上がった看板を持って年少さんたちに「黙って盗ったらいけないこと」「赤くなったらみんなで分けっこして食べること」を教師たちと一緒に一生懸命伝えていきました。これからも起こりうるであろう色々な出来事を子どもたちと一緒に考えるチャンスにしていきたいと思いました。
2023年4月15日 土曜日
先月まで一時預かりぴよぴよを利用していた子ども達は新年度から保育所や幼稚園に入園し、現在は継続利用している子ども達だけになりました。
例年4月はぴよぴよ利用者が少ないためあまり少人数では人との関わりや遊びの刺激も少ないので、それぞれの年齢に合った子ども達と活動を共にすることで年齢相応の遊びが楽しめるのではないかと暫く保育所のみかん組や満3歳児のたんぽぽ組のお部屋で生活することにしました。
朝から雨の降っていた日、1歳児のMちゃんと2歳児のHちゃんはみかん組で遊びました。広告紙をびりびりに破いて小箱に沢山詰め込みいっぱいになると少しずつ引っ張りだしてみたり、クシャクシャにした紙をパアーっと振りまいたりして楽しんでいました。
そして保育教諭が広告紙をジャバラに折って作った傘を差して歩いたり、リボンを作って頭にのせて見せたりすると1歳児のMちゃんは自分もリボンが欲しい!としっかりアピールしてきました。そして作ってもらう間、ずっと側で見ていて出来上がったリボンを頭に乗せて貰ったとたん満面の笑顔でニコニコ・・カメラに向かってハイポーズ!!みかん組の皆にも「可愛いね!」と褒めて貰ったMちゃんはリボンがよほど気に入ったようでそれをずーっと頭に付けたまま遊んでいました。
一方、2歳児のIちゃんはぴよぴよで慣れ親しんだ友達が一足早くたんぽぽ組になったので登園すると「○○くんどこにおるん?」「Nちゃん泣きよらんかな?」とつぶやいて、とても気になっていました。そこでその日はたんぽぽ組青組さんのお部屋で遊ばせてもらう事にしました。
数日ぶりにあったj君はIちゃんの訪問に少し照れていましたがIちゃんが磁石のおもちゃで円形を作ったのを見てj君も一緒に遊び始めました。それから二人は立体的な三角や四角など様々な形を作っては互いに見せ合って「これ、見て・見て!!」と意気投合、保育教諭も加わって暫く夢中になって遊びました。
おやつタイムでは入り玄米を食べたり園内探険(クラス訪問)にもついて行って幼稚園の雰囲気を感じながら各クラスを巡ったりしました。
そしていよいよお昼ご飯の時間になりました。Iちゃんは幼稚園にお兄ちゃんが居るので水曜日はお弁当持参、jくんと向い合って食べていると「あ!jくんのお弁当ピカチュウ、美味しそう!」「Iのお弁当も美味しいんよ!」と楽しそうに会話しながら食べていました。
ふと隣のたんぽぽ赤組さんには一時預かりを利用していたNちゃんがいることを思い出し、覗いてみると一時預かりを利用していた頃は泣いていたNちゃんが笑顔で手を振ってくれました。
また、たんぽぽ黄組に移行した子も朝は緊張気味で固い表情でしたが時間とともに和らいで歌や手遊びをしたり、好きなおもちゃで遊んだりしている姿が見られました。新しい場所で楽しい経験を沢山して欲しいなぁとこれからの成長が楽しみになりました。
2023年4月14日 金曜日
園庭の工事は今日も進んでおり、子ども達は柵の間からその様子を伺っていました。らいおん組のMちゃんTちゃんは昨日ブランコを直してくれた工事のおじちゃんを見つけ「あっ昨日のおじちゃんだ!」と2階のテラスから「ブランコ直してくれてありがとう♡」と声をかけていました。また、うさぎ組のS君は工事の10tレッカー車を見て、気になったことをおじちゃんに聞いていました。「なんでクレーン車の横から棒が伸びてきたの?」と質問すると工事の方もとても優しく「重たいものを運ぶから倒れないようにする為だよ」と、教えてくださいました。工事の現場を見たり工事の方々と触れ合ったりしながら普段は見られない物や経験できない事を見逃さず安全に十分注意しながら体験させたいと思います。
幼稚園児達はそれぞれ進級して1週間経ちました。一昨日のことです。そんな年長になりたてホヤホヤの子どもたちと4クラス集まりこども会議を開きました。議題は新しく入園してきた小さい友達のための仲良し会の計画的です。まずは仲良し会ってなんだろうという話をしていると園長が様子を見にきてくれました。小さい子達が困っていたら助けてあげる事、みんなはお兄さんお姉さんだから去年の年長さんのようにカッコよくなって、小さい子から頼りにされる事などを話してもらっていると少しずつ背筋も伸びて意識してきている姿が見られました。早速この子ども会議が始まりました。年長の担任と園長も入ってみんなで何をしたら喜ぶかなと考え、子供たちから手遊びや踊りが次々と出てきました。しかしゲームも踊りも新しい友達は「みんなのように知ってるのかなー?」と園長が呟き「年少さんのことを一番知っているのは誰だろう?」といいました。それを聞いて「年少の先生!」という事でみんなで年少の先生に宿題を出しに行きました。好きなゲーム、うた、手遊び、踊りを考えておいてという宿題です。今日はその宿題回収の日でした。各クラスから答えを聞いてきた代表の子たちが発表してくれました。たくさんの候補が出てきて、その中から何をするか選ぶのは1つか2つ。子ども達はどれがいいか考えます。中でも「たくさん出たのはエビカニクスだよ!」「じゃあ踊りはエビカニ!」「みんな玉入れって言ってた!」などと話し合った結果次々とやることが決まっていきました。
まだ、年長になった実感が薄くて教師や友達に今一つ馴染めずなかなか思いを口に出来ない子もいましたが、勇気を出して手を挙げてくれた子を見て少しずつ全員が“やらなくっちゃ!!”という気持ちになって年長児としての自覚を感じられるようになった機会となりました。「年長さんだからやる事たくさんだけど頼んだよ!」と園長から大きなボール?を投げられみんなで受け取った新年長児達です。仲良し会に向けてみんなで考え、楽しんで活動していきたいと思うと同時に、今回のことをきっかけに昨年の年長児のように失敗を恐れず何でも”自分たちで考えてやってみよう”と行動してくれる子達に育ってほしいなと思いました。私たち教師も精一杯盛り上げ、一緒に成長しながら楽しんで後悔のない1年間にしたいと思いました。
コメント (インタビューってなぁに? くま組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)