幼稚園の日記(ブログ)

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2011年9月20日 火曜日

 今朝、登園してきたりす組の男の子達が集まって何やら話していました。「先生!クモが巣を作っとんよ!」「卵も産んどんよ!」と興奮気味です。子ども達に誘われて行ってみると、靴箱の上に大きくて網の目の細かいとてもきれいなクモの巣がありました。この連休の間に作ったのでしょう。それはそれは、目の細かいものでした。そのクモの巣をよく見ると、小さな粒がいっぱい付いています。男の子達が興奮していたのは、この粒のことだったのです。「ねぇ!先生!卵がいっぱいあるやろ!」とAくん。「違うよ!それは雨やけん!」とBくん。Aくんが言うように、小さな粒は丸くて透明で卵のように見えます。しかし、Bくんの言い分が正しいようで、「ここ見てみ!」とBくんが指差した先には、雨の滴がぽつんと落ちてクモの巣にかかっていたのでした。Aくんも、これを見て納得した様子で、「なんや。雨やったんか・・・。」と残念そうにしていましたが、雨の水滴も捕まえてしまうクモの巣の発見に、男の子達は驚き、喜んでいたのでした。

            

 女の子達は、お絵描きのコーナーで真剣に文字を書いていました。画用紙の切れ端に文字と絵を書いて、お手紙を作っていたのでした。出来上がると友達と交換して、手紙のやりとりを楽しんでいました。敬老の日に届いた手紙のお礼をおじいちゃん、おばあちゃんから言われて嬉しくなった女の子達は、友達にも手紙を送りたいと考えたのでした。文字を苦手な子も、「あいうえおの表」を見て、一生懸命に書いていました。

            

 また、今日は金曜日に借りた絵本の返却日でした。「自分で借りた物は、自分で返そう!」と自分の借りた絵本を持って図書室へ行きました。絵本には一冊ずつにひらがなと数字がふられていて、どこに片付けるのかが分かります。2学期からは、「自分で返そう」ということで文字が読める子は、自分で本棚に絵本を返します。文字が読めない子も、教師や友達と一緒に絵本にふられているひらがなの棚を探して、元の場所に返しました。子ども達は、自然に文字を覚えていきます。それは、こうした敬老の日のはがきを書くことや絵本にふられているひらがなを読もうとすることがきっかけとなっているのです。私達教師は、子ども達がより自然に無理なく文字に興味が持てるような体験や環境作りを心掛けています。

              

 今日は手作り給食の日でした。メニューは、「胚芽米・竹輪天・野菜ときのこのソテー・なし・具だくさんのお味噌汁」でした。野菜たっぷりのメニューの中で、食欲旺盛な三葉っ子達に1番好評だったメニューは、「具さだくさんのお味噌汁」でした。

  

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2011年8月11日 木曜日

 今日は、赤コースの夏季保育がありました。久しぶりに幼稚園に来る子ども達が楽しめるには、どんな遊びが楽しいかな?ということを教師達で話し合い、夏季保育にフリースクールを含めた、楽しいものにしようと決めました。暑い夏休みを過ごしている子どもたちと保護者のみなさんに、暑い夏を工夫して涼しく生活できるような提案ができたらと「涼を楽しもう!」をテーマにしました。

 登園してきた子ども達は同じクラスの友達を見つけると、久しぶりに会えたことを喜び、とてもいい笑顔をしていました。赤コースの子ども達が全員集まると、夏季保育の始まりです。副園長の,「元気ー」という問いかけに、子ども達は大きな声で、「げんきー」と答えました。そのいつもと変わらない元気な三葉っこ達の姿を見ることができて、とても嬉しくなった教師達でした。フリースクールではまず、お馴染みの教師達の劇から始まりました。、「汗をかくって大事なの?」をテーマに汗をかくことは、どういう役割を果たしているのか?クーラーの部屋ばかりにいるとどうなるのか?について劇を進めていきました。子ども達は教師達の劇を楽しみながら集中して見ていました。その時です。I先生が緊張からか、「太陽に当たっていると暑くて汗をかくよね。」という台詞を「風が吹くと汗をかくよね。」と間違ってしまったのです。その間違えに気付いた副園長は子ども達に「あれ?風が吹くと汗をかくのかな?」とすかさず聞き返しました。すると、よく話を聞いていた子ども達から、「暑いから汗をかくんよ!」と返事が返ってきて、I先生は間違いを訂正することができたのでした。副園長からの「I先生は暑いから汗をかいているけれど、冷や汗もかいているね。」という言葉に劇を見ていた子ども達や保護者から笑い声がこぼれ、いつしか和やかな雰囲気に変わっていたのでした。間違ってしまったI先生もほっと一安心です。

      

 劇が終わると教師達が涼しく過ごすために用意した7つのコーナーをそれぞれが楽しんでいきました。今回は、自分の遊びたいコーナーを自分で選んで遊びます。サウナのコーナーでは、テントの周りにブルーシートを張った、三葉オリジナルのサウナができていました。いつもとは違うテントに子ども達は興味津々です。サウナの中では、たくさん汗をかくようにと足湯につかったり、熱いお茶を飲んだり、副園長手作りの熱いうどんをたべたりできるようになっています。参加した保護者の方は、「暑いから入りたくないな。」と言いながらも、子どもに手を引かれて入っていました。サウナの中は、37度の室温になっていて、うどんを食べたりお茶を飲んだりするとすぐに体が熱くなってたくさんの汗が出てきました。初めは、「暑いから」と渋りながら入っていた保護者の方も「先生!いい汗をかけました!」と喜んでいただけました。子ども達もたくさん汗をかいてサウナから出ると、外の気温の方が低く、汗を太陽や風が乾かしてくれるお陰で「先生!気持ちいいね!」と、教師が劇で演じたことを実体験することができたようでした。

      

サウナから出ると、すぐ隣には「涼しい風」のコーナーがあります。そこでは、霧吹きで顔や手に水を浴びてうちわであおいだり、冷たい氷を扇風機の前に置いて冷たい風に当たることができます。また、氷の中にはお花やビー玉の宝物が入っていて、それをどうやって解かして取り出すのかを考える楽しいコーナーもあります。氷を手でこすりながら一生懸命解かしている子ども達のなかで、年中児のRくんは教師達の劇のことを思い出しました。「暑いところに氷を置いておけば簡単に氷は解ける」と考えたようです。劇をヒントにして、どうすれば解かすことができるのかを考え付いたRくんの姿を見て、教師達は自分たちがやっていることが、子ども達の知恵につながっていることを実感することができて嬉しくなったのでした。

      

その他にも、「スイカ割りコーナー」「水で遊ぶコーナー」「プール」「かき氷コーナー」など、暑くても涼しく過ごせる夏の楽しいコーナーがたくさんあります。未就園児の方、見学会にいらっしゃった方も楽しんでくださっていました。このフリースクールと見学会、未就園児保育は明日もあります。たくさんの方に参加していただけることを楽しみにしています。夏の科学遊びを体験したい方も是非お越しください。

      

明日は、青コースの夏季保育です。明日もあっと驚く子ども達の発見や気付きが見られることを楽しみにしています。

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2011年7月1日 金曜日

 昨日の降園の時の話です。りす組では、最近買った仕掛け絵本を前日の降園前に読みました。子ども達は、飛び出したり動いたりする絵本の仕掛けに驚いたり、仕掛けを不思議がって見たりしていました。そして、帰り際にHくんとKくんがこんなことを話していました。「Kくん、仕掛け絵本作ってみた?」「作ろうと思ったんやけど、作り方わからんかったけんやめたんよ。」とKくんは少し残念そうな表情でした。そんなKくんに私は、「じゃあ、明日もう一回絵本を見て先生と作ってみようや。」と言うと、「うん!」とうなずき、嬉しそうに帰っていったのでした。

 今日は、朝から雨が降り、室内の活動が主になるということで、Kくん達と仕掛け絵本を作ってみようと廃材や紙類、そして仕掛け絵本を準備しました。そうこうしていると、Kくんがやって来て「先生、なんしよん?」と聞いてきました。「あれ?昨日の約束忘れたん?仕掛け絵本作ってみるんやないん?」と言うと、「あっ!そうやった!」と少し照れくさそうにしていました。早速、仕掛け絵本を開いて仕掛けを見ていると、ぺんぎん組の子ども達も集まってきて、仕掛けについて話し合いが始まりました。「ここは、引っ張ったら動くんよ。」「紙を四角く切ったらいいんやないん?」子ども達が仕掛けを動かしながら、『なぜなんだろう?どうしてかな?』と友達と意見を出し合いながら考える姿を見て、とても嬉しくなりました。「先生、ここはなんで飛び出るん?」とKくん。「ここを切って、折ってみたらいいんじゃない?」とヒントを少し出すと、自分で考えてすぐに作れてしまうのが、みつばっ子の凄さです。Kくんは、見事に「かにとさる」のかにが飛び出す仕掛けを作ったのでした。

 そうしていると、ぺんぎん組のAくんが新たな仕掛けを作って持ってきたのです。紙に切れ込みをいれ、そこから紙を引っ張ると動くという仕掛けです。それを見たKくんは、その仕掛けをさっき作った仕掛けにくっつけて、恐竜が飛び出すようにしたのでした。お話は、「かにとさる」ではなく、「かにと恐竜」になりましたが、子ども達が知恵を出し合い考えて作った素敵な仕掛け絵本ができました。そして、今日の降園前にはKくんが「さると恐竜」の仕掛け絵本をりす組のみんなの前で披露し、りす組の子ども達も笑顔で楽しんで見ていました。

   

 昨日、らいおん組、きりん組がちびっこ七夕まつりに行ったことで、年中・年少児も七夕飾りを飾ることにしました。包装紙や色紙を使って、三角つなぎや輪つなぎを作ったり、短冊に願い事を書いたりしていると、Aちゃんがある事に気づきました。「先生、織姫と彦星がおらんよ。織姫と彦星も作らんと七夕の日に会えんよ。」Aちゃんは、パステルを持ってきて、織姫と彦星を描いて飾ったのでした。先週の園外保育でコスモシアターで七夕の話しを聞いていた事で、Aちゃんは織姫と彦星も飾っておかないと、会う事ができないと考えたのでした。夕涼み会では、子ども達の短冊や七夕飾り、手作りのちょうちんを飾る予定です。どうぞ、楽しみにしていてください。

    

 今日は、週に1度の子ども達が楽しみにしている手作り給食の日でした。今回は、先週の園外保育で人気だったソーセージを天ぷらにしました。子ども達は喜んで何回もおかわりをしていました。

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2011年6月10日 金曜日

 今朝登園して来ると子ども達は、昨日のアリがどうなったのか心配していました。ぱんだ組のKくんは、「アリおらんなっとるね。水で流されたんかな?」と、昨日の夜に雨が降ったことで、アリが流されてしまったのではないかと考えたのでした。「昨日は夜に雨が降ったけん、夜になるまでにお引っ越しできたんやないかな?」と答えると安心した様子でした。また、今日は昨日から出たしゃぼん玉のコーナーがにぎわっていました。まず始めは、市販のしゃぼん液を使って、しゃぼん玉が飛ぶことを楽しみます。十分に楽しんだら、次は石鹸を使って自分で液を作るようになります。これから、幼稚園の遊びも夏の遊びへと移行していくのです。夏の遊びのなかでも子ども達の素敵な気付きや発見、育ちが見られることを楽しみにしています。

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 今週末は天気が悪くなるだろうということで、月曜日に収穫して干していた玉ねぎを年長のテラスの軒下に吊るすことにしました。今年は子ども達のお土産の玉ねぎを除いても約1000個の玉ねぎが残っていて、これからの手作り給食などで使うために上手く保存しなくてはいけません。去年は、途中で腐らせてしまう失敗があったので今年は去年以上に乾かして吊るすことにしました。年長児に「テラスの棒の所に玉ねぎを干そうと思うんやけど、手伝ってくれん?」と声を掛けると、「あっ!干し柿を作った時と一緒やろ?いいよ!」と、去年の秋に作った干し柿の事を思い出した様子でした。棒にまたがして干すためには、左右が同じ位の重さにならなければ、棒から滑り落ちてしまいます。年少から干し柿作りを経験してきた年長児は、そのことをよく理解していて、左右が同じ位の重さになるように玉ねぎの大きさや重さを考えながら選んで結んでいました。玉ねぎを干すという活動のなかで、子ども達は数に興味を持ったり、重さやてんびんの仕組みについても理解したりすることができるのです。こうしたチャンスを教師が逃さず、子ども達に経験させることができるように一緒に活動していきたいと思っています。

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 年中組は、2回目の絵本の貸出がありました。文字が読めるようになった子どもも増えてきて、絵本の貸出は子ども達の楽しみな活動の1つです。三葉幼稚園には、昔話から図鑑、創作絵本にいたるまでたくさんのジャンルの絵本が1000冊以上あります。子ども達はその中から、自分の読みたい、借りたい絵本を選び、家に借りて帰るのです。図書サークルのお母さん方がお手伝いをしてくださるのですが、しっかりと「お願いします。」「ありがとうございました。」の挨拶ができて、内科検診や歯科検診での挨拶の効果がみられ、嬉しく思いました。図書を利用する活動のなかで、物語や文字に興味を持つだけではなく、絵本を大切に扱ったり、お世話になる人に挨拶をしたりすることも指導し、その過程で主体的に活動する子ども達の姿を見守っていきたいと思いました。
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 今日は子ども達が楽しみにしている手作り給食の日です。今日のメニューは、胚芽米、じゃがいもと玉ねぎの天ぷら、豆腐ハンバーグ、ほうれんそうのソテー、あじさいゼリーでした。天ぷらとハンバーグには、子ども達が月曜日に収穫したじゃがいもと玉ねぎが使われています。子ども達は、自分たちが収穫した野菜が入っているということもあって、とても喜んで食べていました。

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2011年5月18日 水曜日

 昨日、事務所の花壇で事件が起きました。その事件とは花壇の中に足跡がつき、チューリップの茎が倒れていたのです。周りにいた子ども達に聞くと、どうやら年中児が花壇の中に入って遊んでいたようでした。そして、花壇で遊んでいた子ども達に、「どうして、花壇の中に入っていたの?」と聞くと、「ダンゴムシをたくさん捕りたかったけん。」ということでした。ダンゴムシを捕まえたい気持ちも分かりますが、花を倒したり、花壇の土を踏み固めたりすることは花壇の植物にはよくないことを話してみると、「チューリップがかわいそう。」「もう、ぐじゃぐじゃにせん。」と言って、踏み固めてしまった花壇の土を直していました。そして今朝、花壇の所に昨日花壇に入っていたりす組のKくんがいるではありませんか。何をしているのか見に行くと、今日は花壇の中に入らず、周りのブロックを上手くつたって歩いてダンゴムシを捕っているのです。Kくんは、昨日のことを覚えていて、約束を守って、植物を傷つけないようにダンゴムシを探していたのです。「先生!この間にダンゴムシがいっぱいおった!」と目を真ん丸くして、新たに発見した団子虫の住みかを嬉しそうに教えてくれたのでした。

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 最近、りす組で流行っている遊びは、月刊絵本の付録の図鑑を持って園庭を探検することです。今日も女の子達が集まって、「春の花」のページを開けて花の話しをしていました。「チューリップの花はもうないよ。」「桜も散ったけん、ないよ。」と、思い思いに話をしていました。そこで、私は子ども達に「春の花がなくなったんだったら、次は何の季節の花が咲くんかな?」と問いかけてみました。すると、少し考えたMちゃんが「春、夏、秋、冬だから、夏の花!」と答えました。年中児にもなると、季節の移り変わりの順番をしっかりと理解していることに感心させられます。そして、「じゃあ、夏の花を探そう!」というHちゃんの呼び掛けに、みんなで夏の花探しをすることになりました。しかし、図鑑に載っているヒマワリや朝顔の花はみつかりません。その時、Aちゃんが「パンジーがあったよ!」と園庭のプランターに咲いているパンジーをみつけました。実は、パンジーは「春の花」のページに載っていた花の一つでした。そこで、みんなで考えてみることにしました。「桜やチューリップはないけれど、パンジーの花は咲いとるね。でも、ヒマワリや朝顔の夏の花はないよね。なんでかな?」みんなで考えていると、「春と夏の間やけんよ!」とAちゃんが答えました。Aちゃんは、春の花がなく、夏の花もないなら、春と夏の間なんだということを考えついたのです。春の花でも命のながいパンジーは夏が来るまで咲いているのです。三葉幼稚園には、花や木々、野菜など季節の移り変わりを感じさせてくれる自然物が多くあります。異常気象によって、四季を感じることが難しくなった現代ですが、子ども達の興味や気付きに教師が耳を傾け、植物の生長や変化から季節の移り変わりに気付かせていくことの大切さを感じさせられました。

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 昨日と今日は、未就園児保育がありました。バスでお迎えに行くと保護者の方から「幼稚園に行くのを楽しみにしていたんです。」という言葉を掛けて頂き、とても嬉しく思いました。約3週間ぶりの未就園児保育ということで、園内の遊びも変わり、未就園児の子ども達も興味を持って遊びのコーナーにかかわっていました。在園児の兄弟がいる子は、お兄ちゃんお姉ちゃんに遊び方を教えてもらいながら、保護者の方と一緒に野菜スタンプや叩き染めを楽しんでいました。

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 また、昨日に引き続き今日は青コースの子ども達が屋外遊ぎ場に遊びにいきました。年少児にとっては、入園してから初めての屋外遊ぎ場です。大型遊具の滑り台や築山、ちびっこハウスの自動の天窓など真新しい物ばかりで楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました。子ども達の楽しそうな笑顔をたくさん見た教師たちは、園内だけでなく屋外遊ぎ場など、違った環境でも大いに遊ばせたい大切と改めて感じたのでした。

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2011年3月17日 木曜日

昨日までは、 春らしい風が吹き、お日様もぽかぽか…春の息吹を感じる一日でしたが、今日はどういう訳か、朝からちらちらと雪が降ってきました。登園して来た子どもたちは、大喜びで外に飛び出すと、雪を手ですくったり、園庭を走り回ったりしていました。しかし、すぐに雪はやみ、雲の間から、お日様がまた顔を出しました。今日は卒園児の自由登園日で、「僕たちが幼稚園に来るから神様が魔法をかけてくれたんかなぁ。」とぞう組のR君がつぶやきました。なんだか子どもたちのために素敵な夢を見せてくれたような、そんなひと時でした。

昨日 卒園式を終えたばかりの卒園児の顔は、ずっと逞しく、とても晴れやかでした。幼稚園の制服を着た年少さん・年中さんの中に、私服の卒園児を見つけて声をかけると、「今日はいっぱい遊ぶんだぁ。」と、嬉しそうなくじら組のMちゃん。ブランコ・ドーム・滑り台にままごと・泥団子作りなど、色んなところを時間を惜しんでぐるぐる回って遊んでいました。

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また、卒園児は今日みんなで屋外遊ぎ場に遊びに行きました。ずっと工事していたちびっこハウスが完成したと聞いていたので、ワクワクドキドキしながら歩いて行きました。門をくぐると、ピカピカのちびっこハウスが見え、みんな大喜び。順番に中に入ると、「ワー。」「キャー」と言って寝転がったり、周りのロッカーを触ったり、窓から顔を出してみたり、みんな思い思いの行動をとって、ちびっ子ハウスに入ったことを楽しんでいました。すると、「木のいい匂いがするねぇ。」とS君が言いました。この間、雪遊びに久万に行った時に、『ちびっこハウスは久万の木を使って作っている。』と副園長が言っていたことを思い出して、話している子もいました。また、光と自然の空気を取り込むための天窓は電動で開き、そこから太陽の光がピカピカ跳ね返ってくるのを見て、「雲が見えた!」「ここで星を見たいね。」などと話しながら、本当に何時間もそこにいたいと思えるような心地よい雰囲気を楽しんでいました。とっても充実した1日を過ごして、大満足の卒園児でした。

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年少さん・年中さんは、終園に向けて、お部屋の飾り付けをしたり、大掃除をしたりしました。「お兄ちさん・お姉さんになる準備よ。」と言って、粘土板やのりケース、ままごとのお皿など、ピカピカにきれいにしました。新聞紙を使って窓拭きもしました。

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そして、今のクラスで過ごすのもあと明日のみになりました。1年間お世話になった副園長に今日は『ありがとうの気持ち』を伝えたいという事で、年少さん・年中さん、それぞれの学年やクラスで考えて作ったプレゼントを渡しました。「古森先生、いっぱい遊んでくれてありがとう。」「古森先生、発表会教えてくれてありがとう。」「おいしい給食ありがとう。」たくさんのありがとうが込もった年中さんの『ありがとうカード』は、飛び出すカードでした。副園長始め、たくさんの人たちに支えられて楽しい1年間を過ごすことができたと感謝の気持ちでいっぱいです。このあたたかい気持ちで明日のお別れ会もステキな1日にしたいと思います。

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2011年2月22日 火曜日

自由参観日2日目。戸外ではあちこちで元気な声が聞かれ、保護者の笑顔に見守られて今日の三葉幼稚園はさらに、にぎわっていました。そんななかで門をくぐってきた保護者の方を見つけて、「おはようございま-す!」と大きな声で挨拶をしていたのはりす組のM君です。幼稚園が好きで、毎日来てくださる方や、ご夫婦で来られる方もいらっしゃいます。つりかんの所では、Aちゃんが「お母さん見よって!」と言って、得意そうに端から端まで渡って見せていました。2学期までは、何回も挑戦して端までいくのがやっとだったのに、途中で止まることなくスイスイとやっているのを見て、思わず拍手です。お母さんも「毎日まめを作って帰ってきてたんですよ。」と、言って笑顔で頷きながら見ていました。さらに、次は1番飛ばし、そして反対から…。毎日の練習の成果を披露することができて、満足気なAちゃんでした。

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そして、今日はこあら組さんの登園日でした。いつも泣いてしまうこあらさんも、今日はにこにこで遊んでいました。また、靴箱の位置を覚えたり、自分でシールを貼ったりと、回数を重ねるごとに、どんどん幼稚園に慣れてきているのが分かり、嬉しく思います。友達同士のかかわりが見られたり、「お母さんにお土産作る!」と言って色水を作ったりする子もいました。また、遅コースのこあらさんは、今日は手作り給食で巻き寿司を食べました。「いただきます。」が待ちきれないくらいお腹ペコペコのこあらさん。すぐにぺろっと完食しました。帰りの準備をしていると、年中さんが迎えに来てくれました。年中さんも今までのお迎えの経験から、「自分たちがお世話をしてあげなくちゃ!」という意識や使命感のようなものが芽生えているようです。5往復もしてお部屋に連れて行ってあげたり、転んだらさっと手を差し伸べてあげたり、自分よりも大きな体のこあらさんでも、手を繋いで一生懸命連れて行ってあげたり。それを見た年中児のお母さんは、「この子がこんなにお世話してあげてるなんて!」と言って、普段見ることができない姿を見て、大変感動されていました。

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それから、今日はすごくいいお天気だったので、外やテラスでお弁当を食べるクラスがありました。くま組さんは年少のひまわり組さんを誘って、テラスで一緒に食べることにしました。お日様のあたたかい光の下で食べるご飯はとてもおいしくて、みんなにこにこでした。年長さんは、今日屋外遊ぎ場へ行ってちびっこハウスが新しくなっていたことや、いっぱい走って遊んだことを話したり、みかんの皮をむいてあげたり、異年齢のかかわりの中で楽しく会話したり思いやったりする姿が見られました。保護者の方も、隣でお弁当を広げて、一緒に食べる方もいました。お昼の放送で、「今日は何の日でしょう?」という問いかけがあり、子どもたちもお母さんも、「うーん。」と考えました。答えは「2(にゃん)2(にゃん)2(にゃん)」ということで、『猫の日』でした。クイズ形式の楽しい放送でした。

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朝は氷点下2度という気温でしたが、日中は風もあたたかく、春が近づいてきているのを感じます。終了まであと少しですが、たくさん遊んで、元気いっぱい過ごしていきたいと思います。

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