2008年5月28日 水曜日
今日は、昨日からしている版画のコーナーにキャベツや白菜をだしました。いつもうさぎにエサをあげたり砂場の砂をあつめたりすることが大好きなひよこ組の子ども達に「今日は版画してみない?」と誘ってみました。すると、「やってみる。」と言ったので、版画のコーナーへ行きました。ひよこのY君は、「どうやってするん?どうやってするん?」と、とても興味を持った様子で、「これがいい」と白菜を持ってきました。「どんなになるかな。たのしみだね。」といいながら白菜に色を塗っていきました。その上に紙を乗せてこすると‥‥‥紙にだんだん模様が浮きでてくるではありませんか「うわすごいすごい」と、どんどんこすっていきました。そして、形が紙の上にくっきりと写し出されたのを見て紙をそーっとはがすと一緒にしていたぞう組のK君が「うわすっごい。大きい木みたいやね。この部分が木で枝でこれが葉っぱやね」と言いました。それを横で聞いていたY君は、とても嬉そうにみんなに見せていました。
版画の横は、スタンプコーナーでした。何色かの絵の具が用意されているのを見たぱんだ組のT君が「色混ぜていい?」と言ってきました。本当は色が混ざってしまうので、同じ色のものを使う決まりがあるのですが、丁度片付けの時間の前だったので「いいよ」と答えました。T君が色を重ねてスタンプしてみると、7色のとてもきれいな模様ができました。花火ができたと大喜びのT君を見て「よかった」と私も嬉しくなりました。
2008年5月1日 木曜日
今日は、ひよこ組最初の入園児Mちゃんの登園日でした。前日までは、練習登園でお母さんと登園していたのに、今日は門の所で、お母さんに「バイバイ頑張ってね」と言われて、今にも泣き出しそうになったMちゃんでした。Mちゃんは、うさぎに餌をあげることが大好きです。「うさぎさんのところ行く?」と誘うと、今までの不安そうな顔がみるみる笑顔になって「うん。行く」と答えてくれました。最初は、うさぎ小屋の前に用意してあるキャベツやダイコン葉をあげていましたが、「トントンする?」と声をかけると「するする。」と言って、包丁ままごとのところへ行きました。そして、ダイコンやニンジンを切って楽しんでいましたが、切り終えるとそれをおわんに入れてうさぎ小屋へ行き、うさぎさんにあげる姿が見られました。自分が切ったものをうさぎが食べると「食べた、食べた」ととても嬉しそうでした。
子どもたちが次々と登園し、戸外で遊んでいると「大きなカブがダンゴムシのお家になっているから見に来てね」と古森先生から放送がありました。それを聞いた子どもたちは、「どこどこ?」とテラス前に集まってきて、水槽の中を覗き込みました。大きなカブの割れ目に大きさ様々なダンゴムシが住んでいました。「カブの穴の中にダンゴムシが入っていきよるよ」などと、ずーっと物珍しそうに観察している子どもたちの姿がみられました。
そして、大きなこいのぼりや、小さなこいのぼりがたくさんきもちよく泳いでいる中、運動会の練習をしました。年少さんの親子競技は、「ここまでおいで」です。今日は年長さんが、お母さんお父さんのかわりをしました。「ここまでおいで」という競技は、子どもと保護者が一緒にスタートして、保護者のほうが、先にゴールして、手を広げて子どもを待つ競技で、年長さんは、年少さんに負けないように一生懸命走り、またゴールでは、笑顔で「こっちだよ、こっちだよ」と年少さんに声をかけていました。とても楽しくて子どもたちの笑顔が楽しい競技です。
2008年3月21日 金曜日
今日は今年度最後の保育日、終園式でした。三葉幼稚園では3学期の終園式に毎年決まってする事があります。それは、進級するクラスの名札と帽子をもらって、自分たちで4月から生活するクラスへお道具を移動する事です。今までにも徐々に進級に向けての話を機会あるごとに話して来ましたが、いよいよその日がやってきたのです。
子ども達を迎える私達教師もなんとなく朝からソワソワして落ち着きませんでした。それは、新しい帽子や名札を身につけた時の表情を見ることがとても楽しみである事と、今まで一緒に遊んできたお友達と別々のクラスになる事についてどう思うのだろう?期待と不安はどちらが大きいのだろう?その場合、どう対応するかはとても大切な教師の役割になるからです。しかし今回はその不安を少し解消できるかもしれない提案を古森先生から頂いたのです。それはお道具を移動する時間を、赤コース青コース同じ時間に合わせて一斉にしたらどうだろう?そうすれば次のクラスのお友達同士がそこで出会って「4月からは同じクラスだね。」「よろしくね。」という気持ちが持てるのではないだろうか、という事でした。
その予想がみごとに的中して、引越しなどで一人だけ別のクラスになった子ども達が荷物を運んでいくと、進級する別のクラスの仲間達と顔を合わせて「あ!!同じ色の帽子だ」「同じクラスのお友達がいっぱいいるよ!」と嬉しそうに肩をたたき合ったり、話合ったりする姿が見られました。帽子が同じというだけでこんなに仲間意識が持てるのは三葉っ子であることの証だと感心しました。4月から自分達が使う場所を再確認することも出来ました。
ひよこ組でも登園してきた順に胸に名札を付けて新しい帽子をかぶせると鏡の前に立って自分の姿を写してみて大喜びしていたり「みて!みて!」と色々な先生達や友達に出会うたびに自慢したりしていました。入園した頃は泣いていた子ども達が笑顔で登園するようになり、4月からはそれぞれ年少のクラスに進級する事を子ども達も私達も実感した一日でした。
年少さんは年中さんへ、年中さんは年長さんへ、新しいスタートを笑顔で迎えられるように春休みは安全に気をつけて欲しいと思います。始園式には皆元気に登園してきて下さい。
2008年3月1日 土曜日
木曜日からお米洗いや、お芋ふかし、あんこ作り、よもぎ摘みなどの準備を子ども達と楽しみながらしてきて今日はいよいよ、お餅つきです。心配していたお天気も回復し、暖かい日差しが春の訪れを感じさせてくれました。
昨日のお帰りの時にひよこ組の子ども達にお餅つきの話をして「ぺったん、ぺったん、ぺったんこ、おもちをつきましょ、ぺったんこ」と歌に合わせてつくまねをしてみたり、お餅を丸める仕草をしてみたりして遊んでみました。
まねっこするだけでも楽しくて、ワクワクしながら降園した子ども達は、今日本物のお餅つきを見ると、とても嬉しそうにうすに近づいていって「おじちゃん、おもちつきしよるん?」「がんばってよ」という声をかけていました。
そして大きな声を張り上げて「ぺったん!ぺったん!」とついているリズムに合わせて声援を送り、早く自分達の番が来ないかと心待ちにしていました。子ども用の小さなきねでも、ひよこ組さんには持つだけで精一杯、だけどおもいっきり力を込めて振り上げようとする可愛らしい姿が見られました。そしておいしいお芋のお餅が出来上がりました。
丸めるときも小さな猫の手のように手の甲を丸くして、やさしく丸める姿がありました。
又、お部屋で丸めるために待っていたぞう組さんは、つき上がったお餅が運ばれてくると古森先生がちぎった1個を奪い合い、思わずお餅に飛びついてしまった為に、白い粉の上にダイビングしてしまいスモックの胸のところまで真っ白けになってしまいました。
「こら!!何してるの?年少さんでもそんなことしないよ」と大目玉をもらってちょっとしょんぼり・・・手も顔も白くなったお互いの顔を見合わせて苦笑してしまった一幕もありました。次のきな粉の時には上手にできて誉められ、幼稚園生活最後のお餅つきにまた一つ思い出が増えました。
今年はお餅つきの写真をグループごとについている場面で撮ってみようと話し合い、子ども達がついている自然な姿が写せました。
もしかしたらきねを振り上げて、顔が隠れてしまっているかもしれませんが、お餅つきの楽しい様子が伝わる1枚になればいいな、とおもいます。
2008年2月26日 火曜日
本日ひよこ組最後の入園児Mちゃんが入園し、29人がそろったというのに外は雨でした。しかし、せっかくそろったので、ひよこ組全員で集合写真を撮ることにしました。どの子も写真を撮るのが大好きで前へ前へと出てきてなかなか撮ることができません。そしてやっと撮った写真はみんなとてもいい笑顔でした。
今朝、古森先生がおひなさまの前にソファーを2つ置いてくださっていました。早バスで来たひよこ組の子どもたちがそのソファーに座り何やら話していました。その中でAちゃんは、手を合わせて何かをお願いしていました。また、昼食後今度はぺんぎん組の子どもたちが鈴などを持って集まってきました。「何をするのかな?」と思っているとひなまつりの歌を歌いながらリズム打ちを始めおひなさまの前はとてもにぎやかになっていました。
さて、ぺんぎん組やぱんだ組ではお店屋さんごっこが今も続いています。ぱんだ組のKくんは、掃除機を作って店の中を掃除していました。また、ぺんぎん組ではお店のカウンターでアイスクリームやお寿司を売っていました。カウンターのすみにはお寿司用の魚が水槽の中にいます。それを見たひよこ組の子どもたちは、お金を作って買いに行く姿が見られました。そして帰ってくると、そのお店屋さんを真似てひよこの部屋でもごっこ遊びが始まりました。
さて今日はこあら組さん初めての給食でした。玄米ごはんがパラパラしていておはしでうまくつかめずに泣きながらも一生懸命食べていたBちゃんの姿が印象的でした。帰りのバスの中ではお弁当の中に入っていた「みかんがおいしかった」とか「ごはんがおいしかった」などと口々に話していました。
2008年1月30日 水曜日
「今日は外で遊べるね。」とバスに乗ってくるなり、ひよこぐみのRくんが言いました。外は風も冷たくて、「寒いよね。」と言っている子どももいましたが、私が次のコースの子ども達と戻ってみると寒いと言っていた子ども達が戸外で元気よく友達同士で長なわをしたり、個々でなわとびをしたり、砂場やままごとコーナーで遊んだりしていました。
また、生活発表会の曲も流れていて年中さんのちびっこ剣士・小次郎丸の曲で年中さんはもちろん、他の学年の子ども達やこあらぐみさんもお兄さん、お姉さんと同じように新聞紙で作った剣を持って踊っていました。

戸外で一緒に遊んでいると後から、「せんせい。」と呼ぶ声が聞こえてきたので振り返ってみると、鬼のお面を被ったひよこぐみのTくんとHくんが三輪車で 二人乗りをしながら、「おにだぞー、おにだぞー」と言って近づいてきました。「こわい、こわい。」と逃げながら部屋に帰ってみると沢山の鬼さんがいて、どの子もお面をとても気にいっていました。「持って帰る。」と言う子に、2月1日の豆まきの日に使うことを話してようやく納得させて新聞紙で豆を作ることにしました。

作り方を説明すると、「つくる、つくりたい。」と言って、それまで泣いていたSくんも、「ぼくにも新聞ちょうだい。」といって作り始めました。おにぎりのように大きい豆、あずきのように小さい豆、様々な豆ができました。「この豆を鬼さんにぶつけて元気な子になるんだね。」と、はやく豆まきの日が来ないかなぁととても楽しみにしています。
2008年1月12日 土曜日
今日は平成20年度新入園する幼児とひよこ組に通園している幼児の制服採寸の日でした。あいにくの天気で足元がよくないので心配しながら待っていると、皆さん早めに来て頂いてスムーズに進めることができました。
年が明けて4月の入園まであと3ヶ月。入園に期待する気持ちがますます膨らんできている子ども達は教師と顔を合わせると自分から元気よく「おはよう!!」「こんにちは」と挨拶してくれました。
今日の朝、古森先生から保護者や子ども達の立場になって応対するようにというアドバイスを意識して一人ひとり声を掛けてご相談にのりながら採寸のお手伝いをしていきました。すると、分からない時に気軽に声を掛けて下さったり、お手伝いをしながら子ども達と触れ合うことができたりと、採寸しながら少しずつ保護者の皆様と近づくことができたような気がしました。
上着から始まってポロシャツやズボン、スモック、体操服と次々着せ替えしながら慎重に採寸されるお母さんに嫌がって泣いて着ようとしない子や、上下すべてひとそろい着るともう在園児になったような気分ではしゃいでいる子など、反応は様々でしたが、まだ3歳、4歳になったばかりの子ども達が制服を着た途端、頼もしく見えてきて4月の入園式に真新しい制服を着て、並んでいる姿を想像しながら笑みがこぼれてきました。
今日、採寸された制服は3月の一日入園の日にお渡しできることになっています。来週のこあら保育では一人登園も始まります。どんな顔でやって来るのでしょうか?安心して登園してきて欲しいと今からちょっぴり緊張している教師達です。
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