2008年1月11日 金曜日
今までは一人一人が思いのままに遊んでいたひよこ組の子ども達が今では友達とかかわって遊ぶ姿が見られるようになってきました。一人乗り三輪車から友達と二人乗りを楽しむようになり、野菜を切る時も友達と一緒に切っていたり、ドームに上っている友達の綱を引っぱってあげたりと友達と遊ぶ姿がよく見られています。2日前にはかくれんぼや鬼ごっこなどの集団遊びを始めました。しかし、かくれんぼでは鬼になった教師が探していると隠れているはずの子ども達がひょっこりでてきて「ここだよ」と声をかけてきたり、みんなが同じ場所に隠れていてすぐに見つかってしまうかわいい姿も見られました。満3歳児達は友達と隠れていることが楽しいようです。また、鬼ごっこでは、追いかけられることや追いかけることが楽しいのです。お部屋では発表会でする「とんでぺんぎん」のおどりや「おつかいありさん」の歌が大好きで踊ったり歌ったり、寒さなんかに負けないで楽しんでいます。
年長、年中組ではじゃが芋の種芋作りを行いました。古森先生になぜ半分に切るのか、なぜ灰につけるのか、なぜじゃが芋には種芋が必要なのか等をおもしろく、イメージしやすく話して頂きました。子ども達が一番身近に感じて興味深く聞いていた話を紹介したいと思います。今日、みんなが切るじゃが芋はお母さんになって持っている栄養を芽にあげるという話からみんなも赤ちゃんの時はお母さんのお腹の中にいてお母さんの栄養をもらって大きくなったこと、自分でおっぱいを飲めるようになって生まれてくることができたことなどの話を聞きました。すると子ども達から「帰ったらお母さんのお腹なでてあげる」「ありがとうを言う」などといった言葉が聞かれました。その後、クラスごとで包丁で半分に切り、「消毒しなくちゃ!」と言いながら一つ一つ切り口に丁寧に灰をつけていきました。年長児は卒園してしまうので「6月の同窓会で食べられるといいね!」とちょっぴり期待しています。年長組は15日に北斎院の農園に植えに行きます。年長児は昨年度、年中時にじゃが芋の種植えを経験しましたがその種芋は教師が全て準備したものでした。今回なぜそうするかという理由を理解した上で実際に種芋を切って灰を付ける作業をしたことでじゃが芋の生長と人間の生についても考えることができたのではないかと思います。
2007年12月21日 金曜日
今日は2学期の最後の日、終園式でした。明日からは冬休みに入ります。
先日より少しずつ荷物を持ち帰っていたので、子どもたちの間では「もうすぐ幼稚園がお休みになるんよね」「そうよ!ふゆやすみなんよ」「おばあちゃんちにいくけん」「おもちたべるんよ」そんな会話が聞こえてきていました。
終園式に集まった子どもたちの元気な歌声の後、古森先生のお話がありました。終園式にはカレンダーを用意して、何日お休みがあるか数えてみるのですが、今日は古森先生が明日からの12月のお休みはいのしし年で10日。新しい年の1月のお休みはねずみ年で7日あって、両方あわせて17日あるけれど、どうして〇〇年って動物の種類(干支)で順番が決まっているか話して下さいました。十二支の一番がねずみになった理由やねこがどうして入っていないのか、素話を聞いている中でだんだんイメージが膨らんでいきました。そして12月になり、クリスマスが近づくとサンタさんの話題がよく出てきますが、私達は日本人ですからお正月を迎えるということをもっと大切な節目として子どもたちに伝えていくことや、伝統的な行事、風習といった社会的に良い物は残していくことも私達の役目かもしれないと思いました。
式が終わってから降園準備をしていると古森先生が「干し柿がそろそろ食べられそうです。お休みの間に悪くならないように分けて食べましょう」という事を放送して下さいました。「ヤッター!!」と大喜びしたのは年長さん達で、毎日テラスに吊るしてある柿を「おいしくなれ、おいしくなーれ」と願いながらやさしくもみ続けていたのでした。きりんぐみ、らいおんぐみの子どもたちは「種があるかな?種がほしいんよ。植えておいたらまた柿ができるけん」「これ何人で分けるん?」「8個あるから4人で分けてね」「のこったらどうする?」そんなやりとりをしながらあっという間に食べ終えました。甘い柿に思わず「これ最高の柿や!!」と言ったG君の言葉に担任は大笑いしました。自分達が大切にもみ続けていた干し柿は渋味が甘味に変わり、口の中でトロリと溶けて本当においしくなっていました。
幼稚園の一足早いお正月の味でした。
2007年11月26日 月曜日
今日は年に一度、子ども達が楽しみにしている人形劇の日でした。登園して来るなり「先生、今日は“三匹のこぶた”みるんよね」と楽しみにしている様子がうかがえました。
実は人形劇団バクさんは、関東と関西のエリア別に公演する題目が分かれていて、“三匹のこぶた”は関東の方でしかしていないのをどうしても子ども達には三匹のこぶたを見せてあげたいという思いから古森先生が交渉して下さって観劇できるようになりました。
三匹のこぶたは誰もが知っているストーリーですが、そのお話には子ども達に伝えたい内容がたくさん含まれています。それをプロの方がどのように演出し、子ども達に見せてくれるのか私達教師にとっても、とても興味深いものがありました。
三匹兄弟がそれぞれバラバラに作っていった家が壊れてしまい、残ったのは地道にコツコツ時間をかけて一生懸命作ったレンガのお家。そこで三匹が力を合わせてオオカミを追い払って幸せな暮らしを手に入れるのです。面白く、また、ドキドキしながら見ていた子ども達はどんどんお話の世界に引き込まれ、真剣な表情で見入っていました。
途中、オオカミに「子ぶたはどこへ行ったんだー」と聞かれて「知らないよー」と答えた赤コースの子ども達や、オオカミに「うそをつくな!!」と言われて「あそこにおるよ」と言ってしまった青コースの子ども達と、面白いかけひきもみられました。場面々で興奮したり、静まりかえったりと様々でしたが、どの子どももきっと心に残る人形劇だったのではないかと思います。
年長さんは毎年、人形劇を見たことが刺激となって2月の発表会に向けて気分が盛り上がっていきます。今年度はどう活かされていくのか楽しみです。
帰りのバスの中ではくじら組のYくんが「オオカミはウルフ、子ぶたはピッグだよね。あの時、本当に食べられるかと思ったんよ。でっかい口やったけん。」と友達と話していました。
昨日はエルピスサッカーの対抗試合がありました。三葉幼稚園には10名前後のAG、7チームに分かれ、4つのリーグから勝ち進んでみごとアミーゴスGが決勝戦に挑み、相手の東松山ハリケーンに先制されたものの同点に追いつき、最後は年中さんのRくんがみごと逆転のゴールを決めて優勝することが出来ました。
最下位から優勝まで様々な結果でしたが、子ども達は自分の力を出し切って楽しんでボールを追いかけていました。ごほうびに金メダルをもらったアミーゴスGチーム優勝おめでとう!!
2007年11月20日 火曜日
今朝は、古森先生や他の先生たちがやきいもの準備をして下さっていました。バスを降りるなり子どもたちはその場に行って「古森先生頑張れ、大丈夫?!気をつけてね」などと、古森先生の応援団になって応援していました。一番にやきいも作りをしに来たのはひよこぐみのHくんでした。Hくんは、この前のフリースクールに来ていたので慣れた手つきでおいもを洗ったり、新聞紙とアルミホイルで包んで「できあがり」とおいもを点検していましたが「まだだめよ、ここ。ここがでとるやろ。」と言って、もう一度アルミホイルで包み直しました。フリースクールの時においもがきちんとかくれるように包むと教えられたことを覚えていたのでした。きれいに包み直して「これでよし!」とつぶやきました。また、他の子どもたちもフリースクールに来ていた友達に教わりながら作る姿がみられました。そして「おいしくなってね」などと言葉をかけながら火の中に投げ入れました。やきいもができあがるまでの時間にイスやござを出して、食べる席をセッティングしていると、ひよこぐみ、さくらぐみ、ちゅうりっぷぐみの子どもたちが集まって来て、気がつくとイスにきちんと座って待っていました。そして待ち切れなくなった子ども達の間からは、やきいもグーチーパーの歌が聞こえだしました。毎日、降園前に歌っているからかとても上手で、何度も何度も歌っていました。やっと焼きあがったおいもを割ってホカホカのおいもを一人ずつ渡すと「おいしそう」と歓声があがりました。
今日は年少ぐみとひよこぐみが1番に食べました。おいしそうなやきいもの匂いが漂うなか、おあずけの年中さん、年長さんは時々遊びの手を休めて後からのぞき込んで順番が来るのを待っていました。
その途中でぞうぐみのAちゃんとちゅうりっぷぐみのTちゃんのお父さんが新聞紙を届けに来られました。話を聞くと、今朝、Aちゃんは今朝の新聞をそっと取って家を出ようとしていました。それを見つけたお母さんが「お願い、それは置いていて、今日の新聞だから。」と止めました。しかしAちゃんは「今日はやきいもの日だから・・・私、やきいもをしたいの!」と譲りません。そこでお父さんが古い新聞紙を調達して届けることになったのだそうです。
年長さんが食べ終わった頃、冷たい風が吹いて雨が降ってきて、今日のやきいもはおしまいになりました。次のやきいもは27日(火)の予定です。
今日、きりん組とくじら組は合歓の木さんを訪問しました。
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