幼稚園の日記(ブログ)

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2025年6月3日 火曜日

朝から雨がしとしと降っていましたが、2階から園庭を見下ろすとテント下に年中児達の楽しそうな姿が見えました。よく見るとテントの屋根から落ちてくる雨粒を色々な容器を持って受け止めていました。外に出てその理由が判明!!今日は子ども達が集めたこの雨を、泥舟に貯めて水遊びをしていたのです。年中さんを見て、ちゅうりっぷ組の子ども達も容器を見つけて手を伸ばし、一生懸命雨水を集めていました。雨水の集め方も色々あって、開いた傘を反対に向けて雨を受け、そこから一気に流し入れる方法を年中児達は今までの経験から知っていたのです。今は蛇口をひねると簡単に水が出ますが、こうやって自分達が楽しむ為の水をみんなで集め、それ自体が遊びにもなっていて、”三葉っ子頼もしいなあ”と感心しました。また、この水遊びや包丁ままごとをしている場所からテントの通路を通って「こども館」下の泥場へも行き来でき、泥団子作りをしていました。園舎出入り口付近では、年中のJ君が廃材で作った傘をさしていて、至る所で雨を楽しんでいて微笑ましかったです。雨天でも、いえ、雨天だからこそ、教師も子どもも知恵を出して普段できない遊びを楽しむ事ができます。これから、梅雨に入りますが、この自然環境を子ども達と存分に楽しんでいきたいです。

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ちゅうりっぷ組ではIちゃんが持って来てくれたカブト虫の幼虫を飼っています。2週間程前から、よく動いていた幼虫が動かなくなり、その周りに空洞ができました。そして色も白色から赤茶色に変化しています。有難い事に、ケース越しにその様子を観察する事ができます。年中さんや年長さんが、ポンタ農園で見つけてきたモンシロチョウの青虫にも興味を持ち毎日観察しては、数を数えたり、「大きくなっとる!」と成長を楽しんだりしています。昆虫に親しみを持っているちゅうりっぷ組に今日、T君が持って来てくれたカタツムリが仲間入りしました。そのカタツムリを見て粘土でカタツムリを作り始めました。そして沢山できた粘土のカタツムリは、本物のカタツムリの横に並べていました。身近に生き物がいる事で命の大切さを知る事ができます。これからも子ども達とその成長を楽しみに大切に育てていきたいです。

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2025年6月2日 月曜日

今日は先週雨で延期になっていたじゃがいも掘りに行きました。

朝登園してきたたんぽぽ組のIちゃんに「今日はじゃがいも掘りに行くよ」と伝えると「じゃがいもさん行く」と嬉しそうでした。出発前にバスの乗り方、集まること等々子どもたちにお約束ごとを話すと「うんうん」と頷きながら聞いていました。その他にも「年長さんのお兄いちゃん、お姉ちゃんが掘るのを手伝ってくれるけど、自分たちで頑張って掘っていってね」と言うと「Iちゃんは自分でできるー!!」「先生Aも自分でできるよ」と子どもたちは口々に自分たちだけでできるとやる気満々です。

秀野邸に着くと先に行った年長児たちがじゃがいもを掘っているところでした。たんぽぽ組が自分たちのじゃがいも掘りを見ていることに気付いた年長児たちはますます力が入り、大きなじゃがいもが掘れると「じゃがいも掘れたー」と言ってたんぽぽ組の子どもたちに見せてくれました。その後もあちこちで「出てきたー」「おっきいの掘れたー」と年長児たちの声にたんぽぽの子どもたちも喜んでいました。

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年長児たちが掘り終え次は、いよいよたんぽぽ組の出番です。一人一人年長児が対面や横について一緒に掘っていきます。ぞう組のBちゃんは掘り進めてじゃがいもが見えるとたんぽぽさんに「ここにじゃがいもあるよ」と指差して教えたり、じゃがいもを運ぶ際には「こっちが大きいよ」と声をかけて自分が持っていた大きいじゃがいもをたんぽぽの子どもに持たせるなど年長児たちの優しさにとても感動しました。たんぽぽ組の子どもたちも年長さんの助けもあって自分たちで掘ることができました。青組のHくんはじゃがいもが掘れると「じゃあも(じゃがいも)。じゃあも」と両手でじゃがいもを持って嬉しそうに教師に見せていました。

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年長児たちはたんぽぽ組のじゃがいも掘りの手伝いを終えると、その側にある玉ねぎを抜きました。大きく育った玉ねぎはなかなか抜くことができず悪戦苦闘の子どもたちです。しかしそこは年長児、一人で抜けないと分かると近くの子に「手伝って!!」と声をかけ一緒に抜いている姿や、声をかけなくても抜けずにいる子を見つけると自然と足を運び手伝いに行く年長児たちは流石です。

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じゃがいもや玉ねぎ抜きが終わり、帰る準備をしていると「おっきなのが取れたんよ!先生見て!!」と声をかけられたので振り返ると、さくら組のAちゃんが大きな玉ねぎを両手に持って立っていました。「一人で抜いたの?」と聞くと「Aが自分でできたんよ。おっきかったんよ」と嬉しそうに話をしてくれました。

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バスを待っている間年長児たちは、じゃがいもの葉っぱや茎を集めたり、収穫した玉ねぎやじゃがいもをキャリーに入れて運んだりしていました。幼稚園に持ち帰り子ども館の下にシートをひいて広げていくと、玉ねぎの匂いでいっぱいになり「いっぱい玉ねぎの匂いがするね」などと話していました。

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収穫した小さいじゃがいもは蒸して給食と一緒にいただきました。「今日収穫したじゃがいもだよ」と言って配っていくと、青組の子どもたちはじゃがいもの匂いを嗅いだり、一口一口少しずつ口にして味わったりしていました。降園前には玉ねぎを甘酢であえてもらっていただきました。玉ねぎを口にした子どもたちは、「甘い!!」「おいしいー!」と言っていました。Dくんは口に入れると、何度も頷きながら味わって食べていました。

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自分たちで草抜きや水やりなどをして育てる過程を学び、収穫した野菜をその後すぐに調理して食べることが出来る環境があることに改めてありがたいことだなと感じました。これからも環境を大切にし、子どもたちには様々な体験をさせていきたいと思います。

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2025年5月31日 土曜日

最近のみかん組では、赤ちゃん人形での遊びが人気です。トラブルにならないように、他の部屋の赤ちゃん人形やぬいぐるみも借りながら遊んでいます。ままごと遊びのコーナーでは、自分で思い思いに食材を集めて、お料理したり持ち歩いたり、、それぞれが楽しんでいます。まだ、一緒にままごとをして遊んだりとはいかない年齢ですが、同じ空間で同じような遊びを楽しんでいます。

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その中で、それぞれが赤ちゃんを連れて遊ぶ姿がとても可愛いのです。椅子に座らせたり、布団をかぶせてトントンしたり、抱っこして揺れてみたり、なんとなくお世話をしています。マットの上に赤ちゃん人形と一緒に寝転んで、人形のおなかをトントンしてあげたり。中には食材を口に持って行ってあげ、「まんまんまん」と食べさせてあげる姿も!!自分がしてもらっていたことを再現するように、そしてお母さんにでもなっているかのように、しぐさや表情までも優しくなっているような気がします。こんなに幼いのに、自分がしてもらったことを、真似して遊ぶほほえましいと同時に乳幼児期から愛情を持って育てる大切さを実感します。

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時には赤ちゃん人形の扱いも雑になり、あんなにヨシヨシしていたのに、移動の時は髪の毛をわしづかみにして引きずったり、足だけ持って振り回したり、、、「あー、赤ちゃんが痛いって!」というと、ちゃんと抱き方を変えたりします。人形ではありますが大切に扱うことを伝える事も必要だなと思う一面もありますし、日々過ごす毎日の中で、色々と学んでいる事や、気持ちを理解することができるようになっている事に驚かされます。

 

乳幼児の遊びはそう長く続かず、すぐに興味をなくした子ども達は次々遊びを変えていきます。

 

そして真似っこ遊びも上手です。誰かがブロックをお立ち台にして立つと、ぼくもわたしも!とブロックの上に立ち、流れている音楽に合わせて手足を動かして楽しんでいました。そんなに大きくないブロックですが上手にバランスをとって、立ち上がれると保育教諭をちらっと見て、得意顔!!褒められると嬉しそうにしていました。

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トランポリンを出すと、次々と子ども達が集まります。みんなでするのは危ないから、順番にするように声かけると、トランポリンの周りに座って待ちます。10まで数えると、交代する決まりにすると、10まで数を保育教諭が数えるのを聞いていて、真似して「いーち、にー、さーん・・・・」と言葉も真似っこします。動きだけでなく言葉の獲得もしているみかん組の子ども達です。順番にすること、待つこと、友だちがしている姿を見る事等、遊びの中で仲間、友だちと生活していく知恵を学んでいます。保育園は同年齢の幼児同士、年齢の違う幼児との関りなど、色々な事にぶつかったり、我慢したり、知恵を出し合って学んだり、人として大切な事を学ぶ小さな社会でもあることを実感しています。

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天気の良い日は、テラスに出てしっかり身体を動かすこともしています。人工芝の上でのよーいどん!も恒例になってきて、保育教諭が待ち構えるところまでトコトコ歩いたり、早歩きをしたり、勢いよく走れる幼児は一生懸命走ったりと、個々の成長によって様々なよーいどん!を楽しんでいます。

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ある日、テラスで遊んでいると幼稚園のお兄さん、ぱんだくみのGくんが近くまで来て自分で作ったシャボン液でシャボン玉を作ってくれたのです。そして得意そうに、みかん組の子ども達に、シャボン液の作り方を教えてくれました。「石鹸を削って容器に入れて、お湯を入れて、メッチャぐるぐる混ぜるんよー!!そしたらできるよ!」と、とても詳しく教えてくれたのです。みかん組の子どもには難しく分からないだろうけど、Gくんの誇らしげな顔がとても可愛かったです。そしてすぐに興味を示した子ども達が集まってきて、大人気!シャボン玉が膨らむと、嬉しそうに指さしたり、空に飛んでいく様子を眺めたり、うちわでパタパタしてみたりと、楽しい時間を過ごすことができました。自分たちだけでは経験できないことも、園児が関わって教えてくれたりすることで、ひよこ組の子どもたちの良い経験になること、とても嬉しく思います。今のひよこ組さんも、いずれ数年後には教える立場になっているんだろうな~と想像すると嬉しくてそして楽しみな気持ちになりました。

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2025年5月30日 金曜日

よし!今日はじゃがいも掘りだ!!と子どもも教師もやる気一杯で登園してきていたのですが、8時頃から雨がパラパラ…それでもまだ雨が止めば大丈夫!行けるはず!!と思っていると次第に雨が強くなってきて9時前にはじゃがいも掘りの延期が決定しました。天候にもよりますが、6月2日月曜日に延期となりましたのでよろしくお願いします。

子ども達はじゃがいも掘りに行けなくなって残念がっているのではと思いきや、園庭がいやに賑やかなので…。ん?雨が降っているはずなのに園庭?と思って行ってみると幼稚園新園舎から子ども館まで繋がるテント道ができているではありませんか。そして、その下を嬉しそうに話をしながら通っていく子ども達、ワザとのように何度も行ったり来たりする子どももいました。渡った先は子ども館の下で泥団子に夢中の子ども達、園舎側ではままごとや色水遊びをする子ども達。思う存分雨の中でも遊ぶことができました。ちなみに初めは傘をさして行き来していたようですが、雨脚が強くなった時、古森先生が「テントで道を作ったらいいのに。」と教えてくれテント道ができたようです。

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そして、テント道ができると今度は先生がさりげなくコップを一つ雨だれが落ちる下に置きました。すると、それに気付いた子どもの誰かがボールを持って来てその横に置きました。そこから、雨水遊びの始まりです。いつもと違う何かにすぐに気づく三葉っ子は 楽しいことを見つける天才です。いろんな容器が雨だれの落ちるところに並べられていて音の違いを楽しんだり、沢山溜まる場所を探したりして楽しんでいました。そして、ためた水を少しずつたらいにためて水汲み遊びも始まりました。しかし、今日の雨でためるのには時間がかかります。今日は水道水は使いません。あくまでも雨水遊びにこだわった教師達!子ども達はそれはそれで少しの水をすくいながら遊んでいて、それも楽しいのです。普段はホースですぐに容器いっぱいの水をためていますが、今日は水の大切さを身に染みて感じているようです。

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そして、いつも子どもと同じ目線の古森先生が傘を持ってくると大きなテントに傘を逆さに引っ掛けました。すかさず古森先生の所に集まる年長児たち。古森先生が傘の中に雨水が集まり始めると傘の側面をツンツンとついて傘に溜った雨水をビシャーと落として遊んでいたのです。それを見たN君兄弟。傘をツンツンするお兄ちゃんのY君を真剣に見つめる弟のK君、素敵な光景だと思って見守っているとハプニング発生!!ツンツン…バシャー!!弟のK君の頭に水がかかってしまいました。一瞬、空気が固まりましたが、すぐにみんな大爆笑!!K君もびっくりしたのは最初だけ!濡れてもへっちゃらでした。今年の雨水遊びの始まりです。これから傘のつつき方も上手になっていくことでしょう!!今日はまだ水を集めて流してを楽しむで終わりましたが、梅雨の時期になるともっと盛り上がる雨水遊び!今年はどんな仕掛けや装置ができるか楽しみです

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雨水遊びを楽しんでいた子ども達が今度は何やら不満顔!「先生、雨がやんできてしまった。」と嘆いていました。そこで今日は古森先生が新園舎建築の際に作ってくれた雨水タンクから水をいただいて遊びました。生きるための大人の工夫の雨水タンク!子ども達の遊びの工夫の雨水遊び!今の三葉っ子たちが大人になった時、どんなことが起こっても生きるための工夫をしていってくれるというのが古森先生の願いなのです。これからも教師達は何があっても子ども達の味方であり、応援団であり、小人の国のガリバーになって小人たちを守るのです。

2025年5月29日 木曜日

今朝の空はどんよりと曇っていて少し肌寒く感じたのですが、園庭からはいつもと変わらない元気な声が響き渡っていました。今日も子どもたちは、色々なコーナーで全学年が関わりながら楽しそうに遊ぶ姿が見られました。

たんぽぽ組の最近のお気に入り水遊びコーナーでは樋やひしゃく、ペットボトル、廃材等色々な物を使って遊んでいます。遊びの中には学ぶことが沢山あり、気付くと自然に身に付いている知識もあります。環境作りの大切さを日々感じてこれからも保育を行っていきたいと思います。

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昼食前園庭に放送が流れました。

ピンポンパンポ~ン♪「みなさんにお知らせがあります。古森先生と本山さん(事務員)がお仕事で東京へ行ったので三葉幼稚園の皆にお土産を買ってきてくれました。事務所まで取りに来て下さい」

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年長児が放送をしてくれたのですが、放送するやいなや次々とクラスの代表の子どもたちが事務所へやって来ました。年長のSくんは「俺、東京のお土産食べたことない!!」とワクワクしながら取りに行く姿も見られました。年長児が古森先生と本山さんからお土産を受け取り代わりに渡すと「古森先生、本山さんお帰りなさい。お土産ありがとう!!」とお礼を言って各クラスへ持ち帰りました。

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たんぽぽ組では、お帰りの前に食べる事にしたのですが、袋を開けると小さな可愛いかりんとうがたくさん入っていました。一人ひとり手に乗せるとじーっと見たり、においを嗅いだりして皆に配り終えるまで待っていました。全員で「いただきます!!」をすると一口、また一口食べる度に「おいしいね~」と言って笑顔になっていきました。甘くてやさしい味、ニコニコかりんとう。ご馳走様でした。

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2025年5月28日 水曜日

幼稚園の駐車場に咲いているハイビスカスのような真っ赤な花をご存じでしょうか?この花はタチアオイといって、梅雨入りと梅雨明けを知らせてくれる花だと言われています。幼稚園の駐車場のタチアオイも開花し、そろそろ梅雨がやって来ることを知らせてくれています。

今朝、古森先生が幼稚園の駐車場で赤ちゃんすずめが飛ぶ練習をしているのを見つけ、そのことを年長児達に教えてくれました。それを聞いた数名の年長児達は、赤ちゃんすずめに気付かれないように、そーっと近づいて様子を見にいきました。すると、子ども達に気付いたのか「ちゅん!ちゅん!」と鳴きながら赤ちゃんすずめは飛び立っていってしまいました。まだ大人のすずめのようにたくさんの距離を飛ぶことはできないようでしたが、飛んでいく赤ちゃんすずめの姿を見ながら「すずめさん、上手に飛べるように頑張ってね!」と応援していました。

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苺やビワ、クラスで育てているトマトに駐車場の夏野菜と植物への関心が高い三葉っ子達。今朝も苺当番のうさぎ組の子ども達がせっせと水やりをしたり収穫できる苺はないか色を確かめたりしていました。以前にこんなことがありました。

5月上旬に駐車場の畑に年長児達がゴーヤの苗を植えました。天気の良い日が続く予報が出ていたので、私は土の乾燥を防ぐのを目的にゴーヤの苗の周りに敷き藁をしたのでした。そして、休み明け。水やりをしに行った年長児達が「ゴーヤの葉っぱが食べられてる!」と若い葉っぱにたくさんの穴が空いていることに気付きました。すると、「これはダンゴムシの仕業だ!」「ダンゴムシは涼しいところが好きやけん、藁を住処にしとんよ!」「藁をのけたらダンゴムシがおらんなるんやない?」「よし!藁をのけよう!」と子ども達だけで次々と解決策を考えていきました。この年長児達の姿には本当に驚かされ、脱帽しました。教師が子ども達に教えたわけではなく、自分達の経験や知恵を働かせて考え、見事にゴーヤの苗をダンゴムシから守ることができたのでした。今、このゴーヤは順調に育ち、つるを巻いて大きく育っています。収穫までの間、世話と観察を子ども達と続けていきたいと思います。

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今日は久しぶりに気温が高くなり、事務所のカーポート下の温度計は30度に迫っていました。三葉幼稚園では、暑い日でも子ども達が存分に遊べるように、たくさんのテントを出して日陰を作っています。古森先生はよく「子ども達は自然に近い生き物だからね。」というのですが、まさに今日も藤棚の下の涼しい砂場やイチョウの木陰など、自然に作られた日陰に集まって遊んでいました。すると、「喉乾いたけん、お茶飲もうや!」と年少児達が声を掛け合って、自分達で水筒のお茶を飲んでいました。子ども達には、暑さに慣れたり熱中症に注意したりする中で生きる術や知恵を身につけ、三葉っ子らしいたくましさが育ってほしいなと思います。

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2025年5月27日 火曜日

 年長児は今年度から以前から交流があったミキスタディパルズ・インターナショナル・スクールの先生を英語の講師として迎えることとなり、週に1回の英語教室が始まりました。授業中は完全英語ですが、子ども達はイラストや先生の表情、ジェスチャーを見て言葉の意味を理解し、楽しんでいます。アルファベットによって発音の仕方が違い、舌を使ったり、口を大きく開けたりポイントを面白く伝えてくれるので、真似しようと真剣な表情の子ども達です。今日は「何が好き?」ゲームをしました。食べ物の好きなものは「ヤミー!」苦手なものは「ヤッキー」と答える問題で「ドーナツとジュースは美味しいけどドーナツジュースはどうかな?」(←全部英語です)と聞かれると「えー!!」「なにそれ!」「ヤッキー!」と答え、「ブロッコリーとアイスクリームは美味しいけどブロッコリーアイスクリームは?」「ノーアイドント!」と笑いながら断る子ども達。日本語を全く使っていないのに子ども達はよく分かっています、、。凄いです。

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 普段の生活の中でもプリント(手紙)をもらうと「センキュー」、何かの色を聞かれると「ブルー!」「レッド!」と英語を取り入れる姿もあります。今日、ミキスタディの先生が忘れ物をしていると「Here you are」と届けに行っていました。

ぞう組のTくん、Rくんは英語が終わり、今日の何が好き?ゲームで出てきたポップコーンピザを粘土で作っていました。「これ、おいしいのかな〜」と話しながらも得意げに見せる2人の作品の中には「バター」や「チーズ」「スパゲッティ」など沢山の英語が詰まったピザが出来ていました。英語の時間からここまで広がるのかと面白く思いました。様々な刺激を一緒に受け、楽しみたいと思います。

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