2024年3月11日 月曜日
年長児はあと5日で卒園式、子ども達は「ワクワク、ドキドキ!そしてちょっぴり寂しくもあり」という気持ちで過ごしています。そんな中、今日は年長児のお別れ会がありました。子ども達は今まで沢山の事を経験し、気付いたり、学んだりそして様々な事が出来るようになりました。年長児達は、お家の人が来るという事で登園してきた子から迎え入れる準備をせっせと進めていました。雑巾でテラスを拭いたり、お花を友達と協力して運んだり、表示が飛んでいかないようにセロハンテープを丸めて裏に貼って止めたり、細かいところに気付いて友達にも声をかけながら働いていました。誘われた友達も「そうやね!」「ここしよう」と自然に入っていって手伝います。そんな子ども達の姿はとても大きく見えました。
保護者の方は先に会議室に集まって歌と修了証書を子どもから受け取る練習です。それを知った子ども達は「えー!お母さん達もするのー!?」「負けたくない!」「自分達もがんばろ!」と燃えていました。そして、練習が終わると古森先生がくま組さんにやってきて「お母さん達お歌上手やったよ〜」と声を掛けてくれました。それを聞いてまたまた気合いの入る子ども達です。
練習を終えたお母さん達が保育室に戻って来られ、お別れ会が始まりました。まずは、保護者の方からの1人一言。子ども達は自分のお母さんお父さんの番になると、少し恥ずかしそうにしながらも「こんなに大きくなったよ!すごいでしょ!」「お母さん感動してる?」と心の声が聞こえてきそうな少し得意げな様子も見られ、とても可愛く思いました。
先週からずっと天気予報を気にしていた教師達。今日11日の天気予報はいつ見ても雨予報でしたが、なんと今日は空いっぱい青空、お天気もやはり三葉っ子の味方でした。みんなでさんさんらんどに移動して更なるお楽しみが、、。親子仲良く手を繋いでお話ししながら歩いたり、「お母さん遅いよー!」と足早に歩いてお母さんに呼びかけたり、子どもにとってこの時間も貴重な時間です。さんさんらんどでは、お家の人と遊べると聞いて大喜びの子ども達は。お母さんを呼んでは自分の遊んでいるところを見せ、「一緒に遊ぼう」と誘っていました。丁度1年前、りす組だったMちゃんは、長いローラー滑り台が怖くてお母さんが誘っても「やらない!」と滑ることが出来ませんでした。しかし、友達のワクワク楽しい!の気持ちに誘われてMちゃんは、なんと滑れるようになり、年長組のお別れ会では、お母さんと滑ることが出来ました。本当に大きくなり、強くたくましくなりました。
その流れで13日から始まる「三葉病児園」の見学にも行きました。一度中に入ったことのある子ども達はお母さん、お父さんの手を引いたり、先に個室の病室に入って招いたりしてそれぞれのオススメ感動?驚き?スポットを説明してあげていました。お病気になっても安心です。年長児の「これでママがお仕事できるね!」の言葉に胸が熱くなりました。
屋外遊ぎ場の園庭は、仮園舎で狭くなっていますが、トラックがとれる広さなので卒園を前にしてお家の人とリレー競争をすることになりました。子どもVS保護者チームでリレー対決です。各クラス3人ずつ選抜メンバー12名でのリレー。ハンデなし。1人ずつマイクを持ってメンバー紹介したところで、子どもも大人も平等、じゃんけんでコースを決めます。じゃんけんで勝った子どもチームが1コース、大人チームが2コースです。それぞれの応援に熱が入ります。子どもだからと手を抜いてはいけません。大人も本気で走ります。走り慣れた子ども達、戦いは五角でしたが、少しの差で大人チームの勝ち。やっぱりみんなのお父さん、お母さんはすごいです。
「じゃあ今日はおしまーい、さようなら」とT先生が言うと「待って〜!」「年長さんみんなでリレーしたい!」と子ども達から元気な声がいくつも上がり、クラス別でリレーをすることになりました。子ども達の成長を期待した進級初めのクラス会でのリレーから、運動会のリレー、そして今日最後のリレー。心も身体も大きくなりました。仲間を想う気持ちも強くなり、結果はどうであれみんな頑張りました。小学校に行ってもがんばるぞー!エイエイオー!と期待いっぱいの子ども達に教師達は頼もしくもあり、ちょっぴり寂しい気持ちにも、、。卒園まであと5日。心置きなくのびのび楽しむ子ども達との時間を大切にしていきたいと思います。お父さん、お母さんこの素直で明るい笑顔を守り続けてください。保護者とお子さんとの大切な幼稚園生活は今しかない一生の宝物です。大事にしていきましょうね。
2024年3月9日 土曜日
暦はいつの間にか3月、今年度最後の月になりました。
まだ寒い日もありますが、日に日に厳しい寒さも和らぎ、暖かな陽の光とともに、外遊びが気持ちよく感じられる今日この頃です。
ぴよぴよの子ども達は、お外遊びが大好き。
お天気が良くなると、「おそと行こ~‼」と
ロッカーに帽子を取りに行きます。
そして自分で靴を取ってきて一生懸命に履こうと頑張ります。
少し前までなかなか上手にかかとが入らなかった子が、コツをつかんで上手に履けるようになってきて、成長を感じます。
ぴよぴよ組が、みつばっ子ハウスの中の畳の部屋から大きな机のあるリビングに移って約2ヶ月。れもん、みかん組さんとの共同生活にもすっかり慣れてきました。
他のクラスの先生が通路を通るたびに、「やぁ~‼」と声をかけてくれたり、頭をなでて
くれたりします。
少し人見知りのあったS君も、毎日声をかけて
くれるので、すっかり慣れて最近は手をあげて返事まで出来るようになりました。
人混みや、賑やかな音が苦手なR君。みかん組さんやれもん組さんが、手を洗うのに並んで通路を通るたびに、緊張して泣いたり、保育教諭にしがみついたりしていましたが、今ではすっかり慣れて、通る様子を見送れるようになりました。
おひな様製作では、はじめて絵の具にチャレンジ‼
タンポに絵の具をつけ、着物の部分にペタペタと模様付け。
ちょっぴり手に絵の具がつくのが気になる子もいましたが、きれいに絵の具がつくのを見て楽しく製作することができました。
作品を飾ると、「ぼくの~‼」と喜んで眺めていました‼
一時預かりぴよぴよは、年明けからこの時期、利用者が増え、初めての子の中には泣く子もいますが、慣れている先輩の子が、泣いている子の顔をそっと覗いてなぐさめたり、おもちゃを
「はいっ」と渡してあげたりする姿も見られます。
色々な人に関わってもらって笑顔になり、成長していく様子を見るたびに、心がほっこりと温まります。
これからもいろいろな経験や遊びを通して、たくましく成長していく姿を見守っていきたいと思います。
2024年3月9日 土曜日
今日は、三葉病児園の開園式でした。時折、陽が差してはくるものの、凍えるような寒い開園式になるかと心配でしたが、急遽30名の年長さん達が歌の応援に駆けつけてくれたのです。年長さん達の心を込めた歌と手話のお陰で、パーっと心が温かくなりました。子ども達の笑顔と歌声が参加の方々の心に響くオープニングとなりました。
新聞記者の方も思いがけない子ども達の出演を聞いて、思わず笑顔になるほど子どもの存在感は大きいんだなと思いました。実際、私も朝は緊張しっぱなしでしたが、年長さん達が会場に歩いてきたのを見て、なんだか不思議にホッと心が落ち着いたのです。なんともみつばっ子達のパワーは、みんなに光を注いでくれるようにすごく大きく感じました。
さて、開園式の挨拶の中で園長がこんな話をしました。
『この病児園が完成し、子ども達にお披露目をした時、一人の年長児が「これで私が病気になっても、お母さんがお仕事休まなくてよくなったね」と話してくれました。お母さんへの涙ぐましい心遣いに感動しました。』
これからの若いお母さん達への子育ての手助けが目的の病児園。園長がずっと持ち続けた夢が、本日叶いました。松山市こども家庭部の宇野部長様をはじめ、今後医療でお世話になるひいらぎこどもクリニック高橋院長先生、くめ内科クリニック久米院長先生、愛媛県私立幼稚園・認定こども園協会理事長二宮先生方、たくさんの来賓の皆様にご参会いただき、盛大に開園式を終えることができました。
さて、いよいよ3月11日(月)からインターネットでの予約受付が始まります。病気にかからない方が良いのですが、もしお子さんが病気にかかってお困りの時は、どうぞ三葉病児園をご利用ください。スタッフ一同お待ちしております。
2024年3月8日 金曜日
昨日、本日のおわかれ会の招待状を年長さんに届けた年中さん。その日の預かり保育のお部屋になっているぞう組、らいおん組の部屋へ戻ってきて目に留まったのは、招待状!!「先生 先生 来て!渡した招待状を貼ってくれている」と、とてもうれしそうな顔で話してくれました。それほど楽しみにしていた年中さん達は、今朝からみんなで飾り付けたり、鈴割のデモストレーションをしたりしました。
その後、年中の代表8人が年長さんを迎えに本園舎に行ってる間に残っている子ども達でアーチから準備をすることにしました。子ども達の手で作ったアーチがさんさんランドに来た年長さんを迎えてくれました。さんさんランドの汽車のところに来ると、「目をつむって」と言われて、手で目を抑えて、後ろを向いて待ちます。そうしながらくま組のR君が「何してくれるんだろう?めっちゃ!ドキドキしてきた」と。「もういいよ」の声で振り向いた年長さん全員が「わぁ~」との歓声をあげると、順番に降りてきて、アーチを通り、中央に4クラスが集まりました。
すぐに年中さんの進行でおわかれ会が始まりました。全学年で”めっちゃ げんき”と”エビカニミックス”を踊りました。中央にいた年長さんは外側にいる年中・年少・たんぽぽさんの方を向いて踊っていました。するとその中からいつもバスで一諸の年長さんを見つけたたんぽぽ組のHちゃんは、すぐにその年長さんのところへ飛んでいくと一緒に踊っていました。その後赤コースの年中・年少・年長の3学年で玉入れをしました。病児園側と築山側にある玉入れのかごの中に入ったボールの量があきらかに違うということで、3学年続いてかごにボールを入れてから数えることにルールを変更して続けました。でも差は見ただけでわかるくらいついているので、年少さんが手を伸ばして届く高さにかごがないことを確認して始めました。赤コースは、病児園側のくま組チームの勝ちでした。今度は青コースがする番ですが、今度は高さを合わすために工事用の物差しが出てきて、高さを調節しました。青コースは、築山側のぞう組チームの勝ちでした。次は4つの鈴が出てきて、年長4クラスの鈴割です。1番目にらいおん組の鈴が、2番目にきりん組の鈴が、3番目にぞう組の鈴が、そして4番目にくま組の鈴が割れました。割れた鈴の中から年中からのそれぞれのメッセージ「ねんちょうさん いつもやさしくしてくれて ありがとう」「ねんちょうさん だいすき」「ねんちょうさん そつえん おめでとう」「いつしょにあそんでくれて ありがとう」と、年少・たんぽぽ組が作った飾りが入っていました。
その後、年長4クラスと年中1チームが入った5チームでリレーをしました。最初は、1番に飛び出した年中さんが1位で進んでいく中、運動会前から練習をしてきた年長さんと違って、バトンを渡す友達が分からなくなったり、バトンを渡す時、年長さんと交差して渡せなかったりして、だんだんと遅くなり、とうとう5位になってしまいました。しかし年長さん達から「来年は 頑張ってください」と声をかけてもらうと、「頑張ります」と力強く答えていました。
その後、それぞれの学年が作ったプレゼントを年長さんに渡します。自分たちの背中に見つからないように隠して、まずは年少さんから、そしてたんぽぽさん、最後に年中さんが順番に渡すことが出来ました。最後に歌のプレゼントをして、終わったおわかれ会、年長さん達はいただいたプレゼント、年少さんのペンダント、たんぽぽさんからの腕輪、年中さんからのプレゼントの冠を首、手、頭につけて、大きく手を振り、「ありがとう」と言いながら帰っていきました。
本園に帰って来ると工事の方がいらっしゃって、「こんにちは」と挨拶をすると、手に腕輪、首にメダル、頭に王冠をつけている子ども達にびっくりした顔をされていましたが、事情が分かると笑顔で迎えてくださいました。続いて年中のぱんだ組、りす組が帰ってくると、教師が何も言わないのにぱんだ組、りす組に行って、「今日は楽しかった!ありがとう」とお礼を言っていました。
ところで今日は給食も特別給食です。年中のY君はお皿にお料理を入れてもらうと、「めっちゃ!おいしそうやねぇ」と嬉しそうに戻っていきました。年長のO君も「ずっと 食べていたい」とおいしそうに食べていました。今日のお昼の放送では、年長さん達が今日のさよなら会の感想を言ってくれて、嬉しかったそうです。(放送は、本園のみなので・・・。)さよなら会は2時間も続きましたが、どの顔もとてもいい笑顔でした。卒園まで後数日、大切に過ごしたいと思います。
2024年3月7日 木曜日
今朝、仮園舎に登園してきた年長組のSちゃんが「あれ?こんなところに玉入れのボールがあるよ。玉入れいつするのかなあ?!」とふとつぶやいたのです。そばでそのつぶやきを聞いた古森先生と私はびっくり!!ドッキリ!しました。実はこれは年長さんたちには内緒で小さい組さんたちが年長さんたちのお別れ会に向けて準備していたものだったからです。Sちゃんの鋭い洞察力には驚きました。楽しそうな気配を何となく感じたのでしょうか?!・・・・・・【ここまでは内緒の話です。♬】このところ本園の方でもぱんだ組さん、りす組さんたちが着々と準備を進めています。でもぱんだ組さんたちは大変!!だって周りのお部屋は全部年長さんだらけなので絵を描いたり物を作ったり内緒にするにはものすごく大変です。でもぱんだ組さんたちは、団結力で年長さんたちに失礼のない様に(笑)ないしょ♬ないしょ♬で進めているのです。
さて、今日は、仮園舎に年中、年少、たんぽぽさんたちが集まってないしょ♬ないしょ♬で明日の準備を始めました。カレンダーに「ねんちょ・さん、だいすき!」「あそんでくれてありがとう」「たのしか・た」年中さんたちがあちらこちらで一生懸命一文字一文字心を込めて書いていました。仮園舎のうさぎさん、ひつじ組さんたちは、「年長さんとサッカーしたよ!長縄したよ年長さんカッコよかった!」又ぱんだ組、りす組の子たちは、「一緒にままごとしたよ!年長さんお料理上手だった!つりかんもすごかった!」と言いながら年長さんと遊んだことを思い出して絵を描いていました。三葉っ子のつながりの深さが心にしみるひと時でした。
また年少さんたちも輪つなぎを作りながら「年長さん、喜んでくれるかなあ」と言っていたそうです。年長さんと踊る曲を練習していたたんぽぽさんと年少さんたち!戸外特設ステージでは、たんぽぽさんたちが踊りに来るとなぜかステージを譲ってあげる年少さんたちに歴代の大きい組さんたちの思いやりがずっと受け継がれているとまたまた感動しました。子どもたちって本当にすごいなあと思います。又子どもたちから教えてもらいました。
明日は、いよいよ「園内さよなら会」です。今までいっぱい優しくお世話をしてくれたり一緒に遊んだりした憧れの年長さんたちとの「さよなら会」大好きな年長さんたちへ小さい組さんたちの思いがいっぱ~い詰まったあったか~い会になるだろうなと今からとっても楽しみです。小さい組さんたちが皆でないしょ・ないしょ♬の明日の内容は、やっぱりないしょ!♪にしておきます。年長さんたち明日、楽しみにしておいてね!
おまけのお話!
先日のおゆうぎ会では、なんと1歳もも組さんたちも堂々とした❓最高にかわいい演技を見せてくれました。今日ちょっとのぞいたスポーツダンスの時間も何ともも組さんたちが整然と並んでお話を聞いているではありませんか。名前を呼ばれると「は~い!」と手を挙げて返事をするA君には驚きました。もも組さんから年長さんまで三葉幼稚園は一貫教育だからこそだなあと改めて自園の自慢話に職員の間でも花が咲きました。
たんぽぽさんたちのスポーツ教室。こちらでも皆たくましく張り切っていました。この間まで泣いていたM君K君も喜んで楽しそうにみんなと一緒にサーキットをしていました。
本当に笑顔いっぱい♪たくましく頼もしいみつばっ子たちを心から愛おしく思い、ありがとう!の気持ちでいっぱいです。
2024年3月6日 水曜日
年長児は、今週で1年間教えて頂いていた手話教室、英語、習字が最後になります。初めて教えてもらった日、年長児になったら教えてもらえるという楽しみとワクワクが表情から伝わってきて、期待感いっぱいの様子がうかがえました。準備になかなか手間取っていた子ども達が、今では自分達で声を掛け合って習字の机を出したり、道具を持ってきたりするようになり、成長したことを改めて感じました。
今日の午前中、年長児最後の手話教室がありました。講師の山中先生が始まる前に大切な話をしてくれました。「1年間、色々な手話を勉強してきました。全部覚えておくことは大変だと思うけど、こんにちは、おはようございます、ありがとうの手話は覚えておいてまた使ってほしいです。小学校に行ったら耳が聞こえない友達がいると思います。ぜひ覚えている手話を使って会話してみて下さい。」と小学生になる子ども達に期待が持てるように言ってくれました。また、今日は小学校で習う教料名の手話を教えてくれました。国語、算数など子ども達がこれから勉強することも楽しく教えてくれて、部屋に帰ってからも友達同士で復習している姿もありました。「1年生になったら」の歌の手話も習い、1年生になるのがとても楽しみになりました。そして、今日は今までに教えてもらった手話も沢山でてきて、山中先生も「これは何だったかな」と声掛けながら復習して下さるので、今までの手話も思い出して応用できる子もいて、山中先生は嬉しそうでした。きりん組では、今日お弁当を食べながら「100人で食べたいな。富士山の上でおにぎりを。ぱっくんぱっくんぱっくんと」と歌いながらおにぎりを食べていました。歌を教えてもらった後、「最後にしたいこと」を聞かれ、「赤い屋根のおうち」の歌の手話がみんなしたいということで山中先生がリクエストに答えてくれました。「今日はおばあさんのお家にしよう。どんなおばあさんがいい?」と聞かれ、最初は「貧乏なおばあさんがいい!」と言っていましたが、少しかわいそうに思ったぞう組のKちゃんは、「縫い物が上手なおばあさんにしよう!」と言っていて、心が優しいなと思いました。小学校に行っても習った手話を覚えていて、耳の不自由なお友達がいたら仲良くしてほしいと思います。
お弁当日は残り1日となりました。保護者の方が作って下さったお弁当を今日も美味しそうに食べていました。後1日もよろしくお願いします。最後のお弁当は子どもの一生の思い出になるお弁当をお願いします。どんなお弁当でも思い出です。大きな大きなおにぎり?コロコロのおむすび?タコさんウィンナー?お弁当がこれからの子ども達の心に残りますように!
2024年3月5日 火曜日
今日は欠席者のためのミニ発表会がありました。ぞう組とらいおん組の子どもたちは昨日もはりきって合奏や歌の練習をするために伴奏者(私)のことを呼びに来ていました。「くま組さんときりん組さんは発表会が終わってから合奏はしていないんだよ。みんないいね。」と言うと「うん!ラッキー!」「合奏、楽しいんよね」と嬉しそうに話していました。お家に帰ってらいおん組のOくんは「俺らラッキーなんよ」と話していたそうです。どんなことも「嬉しい。ラッキー!」とポジティブに捉えられる子どもたちの明るさを大人こそ見習わなければならないなと思った出来事でした。
ミニ発表会は、先週の土曜日のひよこ・みかん組の子どもたちも仲間に入り、幼保連携型認定こども園らしく、1歳から5歳までの子どもたちの演技が見られました。足元の悪い中、忙しい仕事の合間をぬって来てくださった方もいらっしゃって、きっと子どもたちは喜んだことと思います。来てくださった方は、自分のお子さんの演目でない時もにこにこと目を細めて笑ったり、手を叩いたりしながら見てくださっていて、ミニ発表会はミニ発表会でとても温かい雰囲気で進められていったことを嬉しく思いました。
わたしもこっそり、かわいい子どもたちを見納めだ~と覗きに行ったのですが、ひよこ組、たんぽぽ組、年少、年中、年長とそれぞれの成長や舞台の楽しみ方が見られてお客さんとして「かわいい~!」「賢い~!!」と楽しんでしまいました。妹が年少のオペレッタに出ていたEちゃんを連れて後ろからその様子を覗いていると、Hちゃんがオペレッタの歌を口ずさみながら踊っている姿が見られて「Hちゃん歌いよるわ…!」と大きな舞台では気付かなかった発見があったようです。
ミニ発表会も無事に終わり、年中のオペレッタで使っていた小道具達を片付けて、欲しい子達で持って帰ろうとしている様子を見て、古森先生が事務所から出てくれました。「あら~みんなそれどうするの~?持って帰るの?」『そうよ~!!欲しかったんよ!』「そうだよね。みんなもうすぐ年長さんだからね。年中さんのオペレッタは今日で終わりだね。次は年長さんだよ~!!」と話してくれました。年中児たちは嬉しさと照れくささで、もじもじ♪にこにこ♪生活発表会もひと段落。いよいよ進級・卒園が間近に迫ってきました。
年長児は今週で英語・習字・手話の課外教室が最後になります。昨日、くま組は最後の習字がありました。最後のお習字は菅野先生が一人ずつすべて手書きでみんなの名前を書いて持って来てくれます。その手本を見て自分の名前を書くというのが三葉のお習字の締めくくりです。この一年間で50音すべての平仮名を書き、発表会のプログラムを書き、半紙一枚に2文字、3文字と書いてきました。一文字一文字丁寧に書き順や、とめ・はらい・はね等教わってきました。4月の進級当初、初めてのお習字に臨んだ子どもたちの手は真っ黒、その手で触るものだから顔までおひげがついたり、黒い模様がついたりして大笑いしていたのに、今回の習字では、先生の手本を見て一文字ずつ集中して丁寧に、真剣な表情で取り組む姿が見られました。もちろん顔も手も黒点一つありません。
一年間でこんなに集中するようになったのだなぁ、こんなに「きれいな字が書きたい」と思う気持ちが芽生えたんだなぁ、みんな大きくなったなぁと目の奥がつーんとするような感じがしました。自分の名前を書き終えると「先生、ほら!見て!上手に書けた!!」とどの子も満足そうに私を呼んでくれます。それが嬉しくてまたまたつーん。菅野先生がくれた、大切な名前の手本は半紙ばさみに挟んで持ち帰っています。「お家でお勉強する机に貼っておくね。」「透明なマットがあるからそこに挟めるんよ」と話していました。大事な大事なみんなのお名前、いつまでもきれいな字で書こうとするその気持ちを大切にしてね。本園では平仮名を教えるというお勉強のカリキュラムはありません。お習字の時間に、書き順や書き方を教わることだけです。しかし、この一年で遊びを通して平仮名に興味をもち、書きたいという気持ちが芽生え、真剣に取り組む姿にまでつながります。学習の先取りよりも遊びの中で育つ、学習への意欲や興味が大事なのだと思い知らされます。
英語のレッスンも最後になります。いつも明るいピーター先生と楽しく仲良く英語を使ってコミュニケーションをとってきました。みんなピーター先生が大好きです。
今日のレッスンの最後にピーター先生が子どもたちに話をしてくれました。「英語はとても大切なんだよ。みんな英語でたくさん遊んできたけれど、英語は言葉。みんなが話す日本語も言葉。世界にはいろんな言葉があるんだよ。みんなこれからどんどん大きくなっていくけれど、これからも英語に出会うチャンスがいっぱいあるよ。これからも楽しい、素敵な英語に出会えますように。」
幼児期にいろんな国の人に出会うこと、様々な言葉に触れること、これからの未来に生きる子どもたちにはとても大事なことだと思います。一年間、わたしたち教師にはできないことを子どもたちに優しく丁寧に教えてきてくれた講師の先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
明日は手話教室が最後になります。「一年生になったら」の手話歌を習います。明日も楽しみです。