幼稚園の日記(ブログ)

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2008年9月24日 水曜日

今日たんぽぽ組のテラス前のベンチに昨日のホームページにも書いていたぎんなんが置いてありました。それを見つけた子ども達は手にとって見ていましたがさくら組のHちゃんが「うわ!くさーい!!」と声を上げました。「黄色いさくらんぼみたいやのにね。」「なんでこんな臭いするんやろね。」といろいろな会話が聞こえてきました。その後イチョウの木の下のアヒルの乗り物で遊んでいたりす組のY君は「先生、ぎんなんの種が落ちてる。」と言って拾っていきました。そして「この種植えたらイチョウの木生えるんかな」とつぶやくと部屋からナイロン袋を持って来て種を入れて大切そうに持って帰っていました。いちょうの葉も少しずつ色が変わり始め1枚2枚と落ちています。イチョウの葉を集めて花束を作って「お母さんにプレゼントする」と嬉しそうに言う子の姿も見られました。中にはアヒルの乗り物に乗るためのチケットにして遊ぶ姿も見られました。遊びの天才、みつばっこ達はもう小さい秋をみつけて楽しんでいるのです。子どもにとって自然は欠かせない生きるためのエネルギーになります。調べたところ、幼稚園のイチョウの木はメスで今までオスのイチョウがなかったので実がならなかったのでしょう。今年は風に乗ってきたオスのイチョウが受粉したようです。 

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さて、運動会の年長の競技は、年少、年中児にとっては憧れのようです。2階のテラスから鼓笛を見て「年長になったら旗をしたい」「俺は太鼓をする。」と言ったりスピードのあるリレーを見て「速いなあ。かっこいいなあ。」と言ったりしています。今日青コースが組体操をしているときに古森先生の近くでりす組の3人の子が見ていました。がそのうち年長児の真似をして飛行機をしたりケーキを作ったりと3人で組体操を始めました。おみこしだけがどうしても作れず3人であーでもないこーでもないと手を交差させてみるなど苦戦していました。また野球拳もぺんぎん組やぱんだ組の子が一生懸命踊っていました。「先生野球拳楽しい」とKちゃんはとても楽しそうに言いました。明日は青コースの総練習です。皆笑顔で頑張ることでしょう。

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コメント (イチョウの木                      和田真佑美 はコメントを受け付けていません)

2008年8月27日 水曜日

今日は赤コースの夏季保育の日でした。久しぶりの幼稚園に子供たちは大はしゃぎ。バスから降りてくると元気よく「おはよー。」「僕ね、海に行って魚見た!」「動物園行ったよ。」など、いろんな話が聞こえてきました。

今朝は門から入った正面のテントに『かきごおり50円』と書いた看板が出ていました。それに気がついた子は、登園するとすぐに並ぼうとしていましたが、まだ営業していなかったので好きな遊びを楽しんだあと「お金がいるよね。」と話しながらそれぞれがお金を作りました。そしてかき氷屋さんの前まで行くと横から、元気のよい声が聞こえてきました。声のするほうを見ると、年長児たちがかき氷屋さんのお手伝いをしていました。「はい。お金はこっちに持ってきてください。」「お椀と交換ですよ。」とてきぱきと動いて器を手渡してくれました。それに、いちご、メロン、レモン、オレンジ、ブルーハワイの中から選んでかき氷を入れてもらいました。椅子にすわり「何味にしたん?」「ベーしてみて。」と言ってお互いが舌を見せ合って笑い合う姿も見られました。こあら組みさんもお母さんと一緒に子どもたちに混じってとても楽しそうでした。

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以前ブログにも書きましたが、7月の中旬頃年少児のKちゃんのお家からたくさんのカブトムシをいただきました。各クラス23匹ずつ飼育していたのですが、1か月ぶりにカブトムシの容器をのぞいたY君が「先生カブトムシが死んどるよ!」と言いました。その声にほかの子どもたちも集まり「本当や。かわいそう。」「お墓作ってあげようや。」と口々に言いました。そこにいた子どもたちと一緒に2匹のカブトムシのお墓を作ると「天国に行けますように。」と手を合わせて目を閉じる女児の姿も見られました。部屋に帰ると、カブトムシのいなくなった容器をのぞいていたT君たちが「先生、カブトムシの幼虫がおる!」と興奮していってきました。見ると2匹の幼虫が元気よく動いていました。「卵があったんかな?」「名前何にする?」と話し合いながらしばらくの間見ていました。母親カブトムシはしっかりと自分の役割を終えて次の命を育んでいたのです。Rくんが「ウンチいっぱいしとるよ。」と心配そうに言いました。子どもたちと一緒に容器の掃除をして、りす組の子どもたちが年長さんになる頃カブトムシになって再び姿が見られるよう大切にしていきたいと思います。

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2008年7月2日 水曜日

もうすぐ七夕ということでテラスには笹飾りを作る環境が出ました。それを見た子ども達は早速、机の前で折り紙を選んで作り始めました。その横で年長児はちょうちん作りを始めました。それを見て年中児のSちゃんも真似をして一緒に作り始めました。

また年少児のK君は初めて輪飾りを作るようで、どうやってつくるか迷っているようでした。すると隣にいた年中児と年長児がK君に輪飾りの作り方を丁寧に教えてあげる姿が見られました。一つひとつ輪をつないで、だんだん長くなっていくと、「うわぁ!!すごく長くなったよ。」と、とても嬉しそうに輪飾りを持って立ち上がって歓声をあげていました。
そして、笹にくくりつけると、「これ、K君が一生懸命作った輪っかだからね。」と教えてくれた年中、年長児に話していました。

先日、園で田植えをしました。その時、「もしかしたらカブトエビの卵があるかもね。」と古森先生が言われていましたが・・・今日見ると、その泥舟の田んぼの中に沢山のカブトエビがいました。年少児のHちゃんは、「うわぁ。いっぱーい!!」と言って、覗き込んでみていました。しばらくするとHちゃんが、「あっ!!お腹見えた。」と言いました。見ると、カブトエビが背泳ぎをするようにお腹を上にして泳いでいました。その様子をずっと見ていたHちゃんは、「すごいね。すごいね。」と何度も言いながら、長い間、観察していました。

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2008年6月12日 木曜日

  ちゅうりっぷ組の前に年長児達が植えたあさがおがおいてあります。その植木鉢の一部が雨だれの落ちる場所にあったため、その土がはねてあさがおの根元に穴があいていました。そこで植木鉢を移動していきました。そしてその中の一つを動かした時の事。植木鉢の底だった部分が真っ白でその中から数匹のありが白いものを口にくわえて右往左往していました。よく見るとそれはありの卵と幼虫でした。その様子を見ていたH君は「おうちがなくなったけんおうち探しよるんよ。」と最初から最後までずっと見ていました。あれだけ沢山いたありの卵と幼虫は働きあり達によって30分程で新しい木の隙間のおうちに全て運ばれてしまいました。凄いありたちのパワーはまさに生きる力そのものでした。

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さて、一方一ヶ月前に子ども達と一緒に植えたカゴメから送られてきたトマトの苗が大きくなり花が咲きました。これからどんどん伸びていく茎が倒れないようにと、支柱を立てることにしました。子ども達はトマトを見ると「花がさいとる」「小さいトマトがある。」とよく観察していました。Y君が「なんか青い臭いがする」と言うと他の子ども達も「本当だ。トマトの臭いがする。」と口々に言っていました。

ところで明日はプール開きとカレーライスパーティーです。このカレーライスは子ども達が収穫したたまねぎとじゃがいもを使って役員さん方が作ってくださるところに意味があります。子ども達とたまねぎの皮をむいて明日の準備をしているところに今回も農園をしていらっしゃる年少組のK君のお父さんから採りたての枝豆が届きました。いつも子ども達に新鮮な野菜を届けていただき感謝しています。みんなで枝についている豆をちぎっていると、Y君は「枝豆ってこんな風に出来るんや。あ!これ3つが一緒のところからでとる。」と大喜びしていました。全員が枝豆を取り終わると、今度はそれをどうやってたべるかとゆう話が始まりました。「カレーに枝豆が入るんよ」と自信満々に言っていました。 

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明日のプール開きを子ども達はとても楽しみにして帰っていきました。

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コメント (ありさんのお引越し        りす組  和田真佑美 はコメントを受け付けていません)

2008年5月13日 火曜日

今朝バスから降りた子達は園庭の正面のテントの下で何か楽しい事が始まっている様子に気が付きました。浸し染めで作った旗がそのテントのまわりに貼り付けてありました。「先生、あの旗のところにいってくるね。」とかばんを持ったまま覗きに行く姿も見られました。また、叩き染めのコーナーでは、木づちで白い布に花や葉っぱをはさみトントン叩いてその色を写し彩っていく様子にとても興味を持ったようでした。色水コーナーから自分の好きな色や形の花やよもぎを布の上に並べてはさみ、一生懸命金づちやメンボウで叩いていきます。布の上にくっきりと花や葉っぱの色が浮かんでくると完成です。そーっと布を開けてみた年少児のHちゃんは「うわぁ!!すごい!!」と手を叩いたり、踊ったり大喜びで、その感情表現に教師も一緒に楽しむことができました。そして浸し染めのコーナーでは教師たちがいろいろな素材の紙(半紙やクッキングペーパー、コーヒーフィルターなど)を持ってきていました。年中児のMちゃんは全ての種類の紙を使って浸し染めをしていました。紙の種類によって染み込み方や滲み方が違います。様々な素材を使うことでその違いに気付いていきます。やっていくうちに少しずつコツをつかんでとても綺麗な模様が作れるようになうと、「これお母さんのお土産にする。」と嬉しそうに持って帰る子の姿も見られました。 

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今日は雨が降ったりやんだり。子ども達は遊びも空とにらめっこしながらでした。しばらく遊んで丁度雨が止んだ時、戸外でアブラハムの子の曲が流れました。始めは雨が止んですぐだったので子ども達が少なかったのにその曲を聞きつけてどんどん集まってきました。どの子もニコニコ笑顔で楽しそうに踊っていました。あまりに楽しそうに踊る子ども達に、今度は年長児がするリトミックの曲をかけると、年少、年中児も先生の真似をしてリズム打ちを上手にしていて驚きました。ちゅうりっぷ組の子ども達もリズムに合わせて手を叩いたり、足踏みしたりととても可愛い姿が見られました。「あしたも絵の具のやつやろうね」「トントン叩くやつやりたい」と明日に期待を持ってワクワクしながら帰っていきました。

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今日は今年度初めてのこあら保育がありました。包丁ままごとコーナーでお家の人と一緒に野菜を切ったり、作った料理をうさぎにあげに行く子もいました。11時にホールに集まると、一人ずつ名前を呼んで自己紹介をしました。帰りのバスでは疲れて眠ってしまう姿も見られました。また来週も一緒に遊びましょうね。

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2008年4月16日 水曜日

今日は新しいクラスになって初めての給食日でした。新入園児のM君は、朝から「先生お腹すいた」とおはし箱とナフキンを出したり入れたりとても楽しみな様子でした。昼食の時間になると、どの子もとても嬉しそうに準備をいそいそと始めました。年少のとき同じクラスだった友達だけでなく、新しい友達とも同じ机に座り、給食を食べながら会話を楽しんでいました。家庭訪問で「野菜が苦手」と聞いていたRちゃんも、みんなで食事することで、ほとんど食べることが出来ました。これから、手作り給食もあります。できるだけたくさんの種類の食べ物が食べられるようになって欲しいと思います。

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今、戸外ではたくさんの花が咲いています。その中でちゅうりっぷが終わりになって、花びらが散り始めています。それを見た年少児が「これ誰がちぎったんやろね」と誰かが花をちぎったと思って心配して聞いてきました。「ううん。お花がもうお終いだよって、自分で散ったんだよ」と説明すると「このお花、また咲く?」と問いかけてきました。「また咲くよ」と答えると今度は上を見上げて「じゃあれも?」と桜の花びらが散っている様子を見て、指差しました。ちゅうりっぷが散ってまた咲くという会話から、散っていく桜もまた咲くと思うことが出来る子どもの感性に驚きました。三歳にして既につながっていく植物の命をなんとなく感じ始めている子ども達に自然の命にいっぱい触れさせていく環境を作っていきたいと思います。

さて、明日はなかよし会です。りす組とくじら組では、なかよし会に向けホールの飾り付けをしました。輪飾りをつけたり、折り紙で作ったちゅうりっぷや綺麗な形をはさみで切ったものを幕につけたりしました。それを見たR君は「うわぁー。クリスマスみたい」とクリスマス会のときに飾られていた星を思い出したようでした。明日のなかよし会で、ひまわり組さんを喜ばせようと一生懸命な子ども達の姿に進級してお兄さん、お姉さんになったという意気込みが見られ、とても明日は楽しみです。今教師たちは明日のなかよし会に子ども達に食べさせようと手作りのかりんとうを作っています。とても簡単でおいしいのでレシピが必要な方は聞いてください。

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2008年3月13日 木曜日

 「先生!おはよう!おかあさん来たよ。」と子どもたちはいつもと違い照れながらも嬉しそうに登園してきました。登園した子から明日のお別れ会に向けて輪飾りを作ったり、どうしてもお母さんたちに見てもらいたかった踊りをりす組の特設ステージで披露したりと、普段の遊びの部屋の様子を見てもらいました。そしてその後、今練習しているお別れ会の始めの言葉や終わりの言葉や歌をお母さんたちに聞いてもらいました。聞いてもらうことで子どもたちも張り切ってすることができていました。子どもたちの成長した姿を見ていただくことができたのではないかと思います。それから役員さんにお任せして、クラス別お別れ会を進めていただきました。ジャンケン列車のゲームで盛り上がった後のおやつには、古森先生発案の豆乳入り蒸しパンも登場し、おいしく、楽しく食べることができました。それから、保護者の方から一言ずつ言葉をいただき、教師からもお礼を言わせていただきクラス別お別れ会を終わりました。

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 年長児は卒園式の練習をお母さんたちと一緒にしました。今日の練習では修了証書授与と歌の練習のみで中間の別れの言葉は当日までヒミツにすることを約束ししました。全員の子どもたちがしっかり理解して守れたことに驚き、嬉しく思った教師たちでした。そんな子どもたちを見て古森先生に、「少しだけ見てもらおうか。」と声をかけてもらって最後の部分を見てもらいました。卒園まであとわずか、子どもたちもますます実感してきたようです。

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 今年、初めての担任をさせていただき、子どもと一緒に多くのことを学び、多くのことを発見できました。日々の保育で、子どもたちの気づきに感心させられたことや、さまざまな遊びの過程で少しずつ成長していく子どもたちの姿を見てこれた今の喜びは保護者の方々、役員さん、そして、先輩の先生方、他にもたくさんの方々の助けがあったからだと思います。今年一年間で学ばせていただいたことをまた来年からの子どもたちに返していけるように頑張っていきたいと思います。りす組の子どもたちがりす組の帽子をかぶっている残りの4日間は私にとっても大切な4日間になります。

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