2023年11月4日 土曜日
11月に入り、夏の暑さが信じられないほど気持ちよく、過ごしやすい季節になりました。
ぴよぴよの子どもたちも、それぞれの遊びに、一層活発さが増し、たくましく成長が感じられるようになりました。
今回は、一夏越して、たくましくなったぴよぴよちゃん達の遊びの様子を紹介したいと思います。
9月から利用し始めた、1歳2ヶ月のM君。初めのうちはとてもおとなしく、ハイハイをしては、ニコっ (*^_^*)と笑っていましたが、段々とつかまり立ちをするようになると、玩具を目がけて遊びに行くなど、活発さを増してきました。先日は、大きい子が室内用のすべり台をしていると、興味津々で“ぼくも‼”と寄って行き、一生懸命、すべり台の階段のぼりにチャレンジ‼保育教諭の手を借りながら登って、すべる事ができるとニコっ (*^_^*)と満足そうな顔を見せました。その後も何回も飽きることなくチャレンジしています。
その姿に影響された同じくらいの月齢のMちゃん、“わたしも‼”と嬉しそうにすべり台の坂の下の方からよじ登るのを楽しんでいました。
すべり台1つとっても、子どもそれぞれの楽しみ方があるのですね。
恐竜大好き‼のR君。恐竜の絵のぬり絵を用意すると、見た途端にキラッ☆と目を輝かせて好きな恐竜を選んでお絵描き開始です。「○○ザウルス~」と言いながら、力強くお絵描きをしてくれました。お迎えに来たお母さんにも、しっかり握りしめて持って行き、嬉しそうにみせていました。
その隣では電車大好き‼のT君が電車を選んで「はやぶさ~!」と言いながら、お絵描きしてくれました。
先日の運動会では、直前に体調を崩した子が多く心配しましたが、たくさんのお友達の中に混じって楽しく参加してくれました。慣れない所での遊びに戸惑いもあったことと思いますが、玉入れをしたり、お母さんに抱っこされてアンパンマンに変身したりとよい経験になったと思います。
子ども達が日々お互いに刺激し合い、色々な事にチャレンジして出来るようになっていく姿は、本当に感動します。
これからもいろいろな遊びや経験を通して、子供達がたくましく成長していく姿を見守っていきたいと思います。
2023年11月2日 木曜日
昨日の遠足の楽しさを噛みしめながら「楽しかったね」「帰っておやつ全部食べたんよ」「お菓子交換したってお母さんに言ったらよかったねって言ってくれた!」と子どもたちが嬉しそうに口々に話していました。早速昨日の遠足のお絵描きをする子もたくさんいて、それぞれにいろんな楽しい気持ちが芽生えているのが見て取れてうれしく思いました。
今朝、見慣れない車が工事現場に入っていました。もう恒例となりつつある大林組さんの朝8時のラジオ体操をアクリルの壁越しに一緒にした後、木工遊びを楽しむ子、ままごと遊びをする子、さら粉遊びをする子・・・と分かれて遊び始めた時に「あれ何かな?」とSくんとHくんがベンチに座ってじっと見ていました。しばらくするとぐ~んとアームが伸び始めて、その頃登園してきたTくんとHくんが「ぽきぽきや~!」と声をあげました。運動会の練習でさんさんらんどと本園の行き来の時に遠くからでも見えるクレーン車のような、でもアームの部分がぽきぽきと折れ曲がっている車をくま組では「ぽきぽき」と呼んでいるのです。通称ぽきぽきはコンクリートポンプ車と言ってコンクリートを流し込むための車です。今日のぽきぽきはこの前までと違う色で、子どもたちはテラスから嬉しそうに眺めては応援していました。この数日でぐんと工事も進み、ここにお部屋ができるのかな?と想像できるようになってきました。工事のおじちゃんたちが一生懸命お仕事をしてくれているのを応援しつつ、“働く”ということの大切さを感じてほしいと思っています。
今日は、年長児の一部の子ではありますが、あいテレビの「よるマチ」というテレビの取材を受けました。これまで、ニュースのインタビューは受けたことのある三葉幼稚園ですが、バラエティー番組は初めてではないでしょうか?!明るいカメラマンさん達に子どもたちも楽しそうに受け答えしていました。また、子どもたちのカメラ慣れというか、人懐っこい笑顔に驚かされました。昨日の遠足でも感じたのですが、すれ違う人に自分から挨拶をしたり、聞かれたことにきちんと答えたりできるという力は周りの人の気持ちも動かすのだなと思いました。昨日の市駅から城山公園までの道中ですれ違うサラリーマンやおじいちゃんおばあちゃん、学生さん、外国人の観光客…みんなが子どもたちを優しい眼差しで見てくださったり、子どもたちの挨拶に応えてくださったり、子どもたちに園以外の社会の方たちにしっかり見守られ、育てられていることに改めて喜びを感じました。また園長が度々私たちに話してくれるのが『「かわいいね、かわいいね」と育てられた子は本当にかわいく育つし、「優しいね、素敵ね」と育てられたら本当にそうなるのよ』ということです。どんな言葉をかけられて育つかって大事だなと思うし、またそういう気持ちになれるような環境を用意してあげることも子どもたちの成長に必要なのだろうと思います。
とにもかくにもカメラの前でまったく臆せず三葉っ子スマイルを存分に見せてくれたこどもたちには驚きでした。わたしは卒園DVDのコメントの撮影ですら緊張して目が泳ぐというのに・・・恐れ入ります。いつまでも人を疑いすぎることなく素直で明るい三葉っ子魂を持ち続けてほしいと願っています。
後で、カメラマンさん達が幼稚園児でこんなに勘が良くて、楽しくて楽な取材は初めてだと大変喜んで帰られました。教師たちも何よりもうれしい評価を頂き嬉しく思いました。
2023年11月1日 水曜日
「お家の方とおやつを買いに行く時から、子ども達は遠足が始まってるんだよ!!」と古森先生に指導をもらい、今日子ども達はどんな顔で登園してくるのかな?と、とても楽しみにしていました。バスで登園してきた子達は「おはよう!」と笑顔でバスに乗ると、持ってきたおやつやお弁当の話をしてワクワクした様子でした。普段泣いているたんぽぽ組の子も「今日はおやつがあるんだ〜!!」と嬉しそうに乗ってきて、カバンを開けては中を見たり閉めたりを繰り返していました。
年少、プレ年少児は城山公園へ行くための準備を始めると、いつもは周りに目がいってしまい落ち着きのない子ども達も水筒にカバンにと、しっかり準備をして教師の話もきちんと聞くことができていました。バスに乗って周りの風景を楽しみながら市民会館に着くと、公園広場まで自転車に気をつけながら歩く事が出来ていました。
年中、年長児は4年ぶりに伊予鉄の電車で松山市駅まで移動しました。子ども達の約半分くらいは初めて電車に乗るという事で、始めに古森先生から電車に乗る時の約束や電車の中でバランス良く立つ為のコツを教えてもらいました。しばらくするると市駅行きの3車両編成の電車がやってきました。まずは降りる人に道を譲ると、列に並んで安全に乗り込むことができました。さすが年長、年中児です。約束を守りながら周りのお客さんに迷惑をかけないように乗車していました。行きの電車の中では、くま組の子ども達のすぐ後ろが乗務員室で、車掌さんがアナウンスしている様子や機械がよく見えました。「幼稚園の放送と一緒だ!!」「色んなボタンがある!」と子ども達が興味津々で見ていると、車掌さんが「ガタンっとなる所があるから足にしっかり力を入れて転ばないように気をつけてね!」と優しく声をかけられました。電車内には他のお客さんもいたので席を譲ったり、立っている友達の手を座ってる子が握って助けたりとマナーを守って安全に乗ることが出来ました。約10分程の電車での移動でしたが子ども達にとって、とても貴重な体験になりました。
城山公園では古森先生から公園のルールを話してもらい、芝生は抜いてはいけないことや「公園の中は三葉幼稚園の友達だけではないんだよ!!」と安全に遊べるようにと話をしてくれました。そして、「ほら、木を見て!葉っぱの色も春に来た時と色が違うよね〜!」と紅葉についても楽しく話してくれると子ども達も「赤色になってるね」「葉っぱがいっぱい落ちてる!」と反応していました。
話が終わると待ちに待ったひろ〜い広場での遊びの時間です!!荷物を置くと「よーいドン!」と一斉に走り出します。公園では『だるまさんがころんだ』をしたり『しっぽ取り』をしたりして遊び、たんぽぽ組の子は芝生の上にゴロ〜ンっと転がると「ふわふわしてる!」「チクチクしないね」と春の遠足の時と感触が違うこと話したり、紅葉の美しい秋の広場をで思いっきり楽しんだりしていました。
遊んだ後は、何よりも楽しみにしていたお弁当の時間です。お弁当を笑顔で口いっぱいに入れる子ども達は、とても幸せそうでした。おやつを食べた後は、敷物にしていた45Lの袋を使っての風船遊びが始まりました。袋を振って空気を入れるとバサー!バサー!とはじく音が聞こえた後、袋の口を閉じると「わぁ〜!」と膨らんだ袋の風船を持って、元気いっぱいに走ったり空に向かって飛ばしたりして、バスと電車で帰る時間まで、目一杯遊んで帰る事ができ、楽しい思い出がまた一つ増えました。
2023年10月31日 火曜日
今日は待ちに待ったたんぽぽ組のお芋ほりです。ポンタ農園に着いた時、「空を見て~!ほら!何色~?」という古森先生の声に皆が一斉に空を見上げました。するとなんて清々しいきれいな空の色なのでしょう!!子どもたちが一斉に「あおいろ~!♪きれいね~白い雲もあるね~」と口々に応えていました。こんな気持ちのいい空気のきれいな秋の自然の中でたんぽぽ組のお芋ほりが始まりました。実は今日のお芋ほりはいつもと違います。今日はなんと強力助っ人の年長さんたちが一緒にお芋ほりに行ってくれるのです。だから今日年長さんと手をつないで歩くたんぽぽさんの顔はいつもと違って得意そうに力強く見えます。実は、先日古森先生と教師たちでポンタ農園の芋畑を見に行った時、やはりこちらもレインボーファームの農園と同じく(雨不足のため)土が硬く手で掘り起こすのは大変だと急きょ芋掘り経験のある年長さんたちを助っ人によこしてくれたのです。さすが年長さんたちです。道路を歩くときもたんぽぽさんたちが危なくないようにその都度、右側左側とつなぎ直して歩く年長さんたちを見て本当に頼もしく思いました。
さて農園で古森先生から「お芋が育つには何が必要なんでしょう?」と聞かれると即座に年長さんが「土と水とお日様」と教えてくれました。そこで「今年は、水が足りなかったからお芋が水を探してず~と下まで潜っていったんかな。土がとっても硬いので年長さんが助けに来てくれたんだよ」と話してくれました。そしていざ慎吾先生が掘ってみると・・・・とてもとても一人では掘れません。すぐに「だれかたすけて~!」との声。古森先生、そしてそばにいた年長のA君がお手伝いに行きました。それでもなかなか手ごわいお芋。スコップを使ってやっとのことで掘れました!!そこで古森先生から「たんぽぽさんもみんなで力を合わせて掘ろうね!♪年長さん助けてあげてね♪お願ね」と言ってもらってにぎやかで元気なお芋ほりが始まりました。
スコップを使ったり手で掘っていったり、まあ本当に年長さんたちは大活躍でした。たんぽぽさんたちはそんな年長さんの姿を見ながら一緒に掘って見たり「がんばれ~!」と応援したりしていました。時々違う場所に行こうとするたんぽぽ組のA君を『ここだよ。ここに座って見ててね」と言ってなだめながら一生懸命お芋を掘ろうとしている年長児のT君を見てなんて優しく神対応ができるのかと感動しました。又年長さんたちが自分たちで必死で掘ったお芋がそろそろ掘り出せそうだという時には、たんぽぽのK君を連れてきて「ほらもうお芋でてきたよ。取っていいよ。」というさりげない年長さんたちのの優しい対応に教師たちはもう頭が下がるばかりでした。
そんな年長さんたちと一緒にお芋ほりをすることができたたんぽぽさんたちは本当に幸せだなと思いました。さて、そんなちょっぴり大変で楽しいお芋ほりが終わり写真撮影となった時のことです。お芋ほり後のたんぽぽさんたちの写真撮影はまあ大変です!!「○○ちゃんこっちだよ~。こっちむいて~!すわって~」と大騒ぎの中、『カン、カ~ン』の音!するとたんぽぽさんたちが一斉に音のする方を向いたのです。今だ!シャッターチャンス!・・・バッチリ撮れました!♪ナイスタイミングの音は、大騒ぎのたんぽぽさんたちを見かねた古森先生がシャベル二つを合わせて音を出してくれたのです。さすがのナイス対応に思わず楽しくてみんなが笑ってしまいました。
そんなこんなのたんぽぽ組さんのお芋ほりは皆に助けてもらったおかげで楽しく元気に面白くお芋堀りができました。
掘ったお芋も年長さんたちがキャリーに運んで「ワッショイ!ワッショイ!♪」と掛け声をかけながらそれは楽しそうに運んでくれました。
3年後、たんぽぽさんたちが年長さんになった頃は、こんな風に優しくてたくましい年長さんになっていることだろうと今からとても楽しみです。
2023年10月30日 月曜日
休み明けの今朝も子どもたちは元気いっぱい登園してきました。幼稚園の園庭は今工事の為5分の1、6分の1ぐらいの広さになっています。それでも年長4クラスと年中2クラスの子どもたちは限られた場所の中、踊りやフラフープ、バスケットボールをして遊んでいました。すると、遊ぎ場の様子を見てから園にあがってきてくれた園長が、包丁ままごとを一緒に持ってあがってきてくれました。久しぶりに園に上がってきたままごとに子ども達はすぐ気がついて遊び始めました。久し振りのままごとに女の子たちがなすや豆苗などをうまく使って色々な創作料理を作り始めました。すると、この限られた園庭の中でつりかん、ままごと、サッカー、バスケットボール、フラフープ、花いちもんめ、ブロック遊び、と今までしていなかったいくつもの遊びが広がってきたのです。その様子を見ていた園長が「ままごとテラスに置いたらどう?」と言ってくれ移動させると子どもたちは正直です。バスケットとサッカーはほそ長くなってたのしんでいたのが、広く使うようになり、花いちもんめは初めは4~5人だったのに気付けば20人ほどになり、より元気いっぱいの声がひびいていました。どんなに狭くても、環境の作り方1つで子どもたちの遊ぶ姿、遊びの広がりが全然違うんだなと改めて実感しました。
明日からもこの今ある環境の中でも最大限できること、そして今の環境を活かした保育をして楽しい生活をしていきたいです。
今、どのクラスも作品展に向けて、作品づくりを進めています。年長児は絵の台紙をはるのも自分たちです。自分の絵がよりステキにみえるものを一生けん命選び、真剣に貼っていたり作品も何日もかけて作り、加えて、改良し自分が納得いくまで頑張っています。
今日、日頃からお世話になっている寿建設のおじさんから木工用の材木をたくさん頂きました。明日からはもう一つ、木工の環境が増えそうです。狭くても狭いなりに子供たちは空間を最大限に利用する知恵を持っていることを改めて気付かされました。
2023年10月28日 土曜日
朝・晩は寒さを感じるものの、日中はもうすぐ11月とは思えないほどの暑さを感じる今日、ひよこ組の運動会を行いました。
毎年運動会が近づいてくると「どうする?」「何しようか?」と保育教諭はザワザワし始めました。ここ数年の反省を生かし、特別なことや何かをやらそうとするのではなく、いつもの生活や遊びの中から考えようと話し合いを重ねていきました。
そして迎えた本番当日。昨晩の雨が心配でしたが太陽も出てきて気温も上がっていき運動会日和となりました。いつも通りに受け入れを行い、お部屋でひとしきり遊んだ後、「みんなー!遊びにいくよー!」の声にパッと笑顔になり次々に人工芝に出て行きました。それぞれ好きな遊びをしながら保護者の方に入場して頂きました。気配を感じて泣いてしまう子もいたり圧倒されたようにじーっと保護者の方を見回している子もいました。保護者の方に遊びを見てもらった後はみんなでお片付けです。子どもにとって片付けも遊びです。保育教諭の手伝いをするように重たいものも一緒によいしょよいしょと運んだり、ボールや電車をかごに入れたり上手にお片付けができました。
そして大好きな踊り『ピカピカブー』が始まりました。実は練習の時には違う曲にしていたのですが前日の練習を見た古森先生からアドバイスを頂き1番ノリの良い『ピカピカブー』に変更したのです。これがオープニングにぴったりで良い表情で踊る子ども達を見ることができました。
そして次は大好きな磁石遊びです。れもん組は自分で磁石を取って貼りに行きます。たくさん持ってきて1つずつゆっくりと貼る子もいれば、泣きながらも走って貼って戻る子もいました。次は予定ではみかん組だったのですが早く行きたくてたまらない子がいるもも組に変更です。磁石を持っていないのでれもん組ボードからはずして届けてもらうことになりました。もも組より1つ大きいれもん組さんたちは”まかせて!”と言わんばかりの表情で張り切って届けてくれました。磁石をもらったもも組さんたちは、歩ける子は1人で貼りに来たり不安がる子は保育教諭と来たり、這い這いの子も片手にぎゅっと持ちながらいっしょうけんめいボードに向かってきました。そのいっしょうけんめいな姿に胸がキューっとなります。そして最後はみかん組。ここで幼稚園児さんの出番です。磁石を持っていないみかん組にボードからはずして持ってきてくれました。するとそれまで泣いていた子も泣くのをやめて受け取り行く気満々で立ち上がりました。ボードも幼稚園児さんに持ってもらい、そこへ向かって走って行く子ども達はみんな笑顔です。幼稚園児たちが”おいでおいで”と手まねきする姿はとってもかわいくほほえましかったです。そして磁石遊びは終わり・・・と思いきや、古森先生が「れもんさんもう1回やる?」と一声。幼稚園児さんたちがボードを持った方が子ども達の反応が良いと思う!とのことでもう1度れもん組さんのでばんとなりました。すると1回目よりも動きが良く「おねえちゃんいたね」「もってくれてたね」と話す子もいました。
そしてここで一息、お茶休憩が入ります。「おやつもね。」と古森先生に言って頂き保育教諭たちが用意し始めると自然とみんなが集まり涙も止まり、保育教諭たちにとってもホッと一息つく時間となりました。ここで気分が変わった子もいて、次の『いないいないバーナナ』の踊りをいつものように踊る姿が見られました。
踊りの後は問題の(?)玉入れです。実は前日の練習では全く反応も動きもなく頭を抱える事態に・・・。それは私たち保育教諭たちがいつも同じ練習を繰り返してしまったせいなのです。どうにかして子ども達の身体が動くようにならないものかと考えながら本番となりましたが、結果オーライ?ボールを拾い始めると好きなかごやたらい、プールなどに入れ始め動くたらいなどを追いかけたりボールそっちのけでかごのひもを引っ張って運ぼうと張り切る子もいました。ボールがなくなるとお片付けです。「おかたづけしよー。」と声をかけると友達と一緒にたらいを持ったり小さな子もプールをよいしょよいしょと引っ張って持って行こうとしたり、ぼくも!わたしも!とみんなやる気満々でした。褒められて拍手されると自分も手をたたいてパチパチ。得意気な表情に笑ってしまいます。
そして次は古森先生ともも組の子ども達で代々受け継がれる『おつかい』です。毎朝古森先生が大事なファイルを持ってもも組の部屋へ来て「先生の所に持って行ってね。」と渡してくれるのです。それを先生たちに持って行く。そんなかわいいやりとりを保護者の方にも見てもらいたいね、とプログラムに取り入れることになったのです。練習では新聞紙だったのですが、同じことを繰り返してきた練習の反省を元に、ちょっと違うものに変えてみようと、幼稚園の先生たちの大事な大事なファイルをちょっと拝借しました。すると子ども達の表情が練習の時よりもパッと変わったのです。最初はれもん組のおつかいです。それまでお母さんにくっついていた子も「おつかいいく!」と離れて古森先生からファイルを受け取るとなんとも言えないかわいい笑顔で走って持ってきてくれました。次のみかん組は、古森先生がファイルを手に近づいてくるとファイルをもらおうと次々に出て来ました。受け取ると離れて待っている保育教諭の所に遠くからファイルを差し出しながら歩いて来るのです。『せんせーまっててねー!いまいくよー。」という声が聞こえてきそうでたまらなくかわいかったです。最後はもも組です。泣く子も多かったので全員はすることはなかったのですが、小さな身体で大きなファイルを持っていっしょうけんめい保育教諭の所に持って行こうとする姿には、がんばれ!がんばれ!の応援にも力が入りました。いつものもも組お部屋でのおつかいは大体決まった子がしていたのですが、運動会ではそれまでやったことのない子も嬉しそうにしていたのです。実は今までもやりたかったのかな?お友達の様子をじーっと観察していて、いつかは自分も・・・と狙っていたのかもしれません。
そして最後はひよこ組運動会恒例となってきた『親子でアンパンマン』です。今年はアンパンマンに変身してバイキンマンにアンパーンチ!することにしました。それまでお母さん・お父さんと離れてがんばっていた子ども達も抱っこしてもらうとホッと安心したような表情になりました。それぞれピンク・赤・青のマントとスカートを身に着けた小さなアンパンマンたちが自由に空を飛んでいきます。どの子もスタートの時からワクワクした表情で(保護者の方はちょっぴり緊張気味?)空を飛び始めると笑顔が弾けます。バイキンマンにアンパンチした後は観客たちに手を振ったり古森先生にタッチしながら、満足した顔で座席に戻っていく様子が印象的でした。
アンパンマンが終わり踊りが始まったのですが1度くっついた子ども達はなかなか離れられず保護者の方にも一緒に参加してもらいました。急遽1曲追加し、保護者と手をつないで歩いたりお母さん・お父さんが踊る様子を笑いながら見ている子もいて、来年からは親子で楽しめる踊りをプログラムに入れようと保育教諭たちで話し合いました。
踊りの後は古森先生のお話では保護者の方にも芝生に座ってもらい子ども達もリラックスした様子でいました。青い空と緑の芝生と保護者にくっついて安心している子ども達を見てなんだかとってもほっこりした気持ちになりました。
今年は例年よりも盛りだくさんの内容で、プログラムの変更などもあり、時間も少々オーバーしてしまいました。練習での反省や不安を抱えながらの本番でしたが、笑顔で帰る様子を見ることができ嬉しく思います。日程の変更などもありご迷惑をおかけすることもありましたが、たくさんのご協力ありがとうございました。認定こども園らしく、幼稚園児たちにも手伝ってもらいながらの運動会。1歳から5歳までの成長を見ることのできる幸せを感じながらこれからの日々の保育を頑張っていこうと思います。
2023年10月27日 金曜日
明日は、ひよこ組さんの運動会という事で、今日は年中さん達が、準備のお手伝いを頑張りました。ひよこ組に弟や妹がいる子どもたちは「〇〇ちゃんの為に準備する!!」と、はり切っていました。お母さん達が座るイスをテントの下まで運ぶ時には、「こっちかな?」と近くの先生に聞きながら、並べていました。お手伝いが大好きな子ども達は、「次も運ぶぞ!」と、次々運んでいました。イスを運んでいる-方で、運び終わった子たちが今度は「きれいに拭く!」とぞうきんで一つ一つ、一生懸命拭いてくれていました。ひよこ組の先生達に「ありがとう!」とお礼を言ってもらうと、嬉しそうに「どういたしまして!」「運動会頑張ってね!」と応援していました。
お手伝いの他にも、ひよこ組さんに一生懸命頑張って欲しいと、みんなで応援の旗を作りました。アンパンマンの絵を描いたり、文字の書ける年中児は「がんばってね!」と、メッセージを書いたりと、どんな絵を描いたらひよこ組さんが喜んでくれるか考えながら作っていました。旗が完成すると「先生、応援してきてもいい??」とすぐにひよこ組さんのそばまで行って、旗を振りながら、「頑張れ」と応援していました。しばらくすると、幼稚園の応援合戦の時のように、「フレーフレー〇〇ちゃん」と何度も何度も復唱する姿もありました。練習にもお母さん役で参加した子ども達は、弟や妹がいる子は「おどってた!」「可愛いかった!」と嬉しそうに話していました。
うさぎ組には月曜日から、中学生のお兄ちゃんが一週間、来てくれていました。いっぱい遊んでくれるお兄ちゃんが子ども達は、大好きです。
昨日は、手遊びをしてくれたり、絵本を読んでくれたり、楽しいことが沢山ありました。そして、今日が最後の日。朝から子ども運は「一緒に遊ぼ!」「鬼ごっこしよ!」とお兄ちゃんの周りに集まっていました。
鬼ごっこをしてくれたり、築山で遊んでくれたりと、顔が真っ赤になるほど遊んでいた子ども達に、お兄ちゃんと何して遊んだのが楽しかったか聞くと、「鬼ごっこ!」「汽車!」「かけっこ!」と、沢山の答えが帰ってきました。
お兄ちゃんが帰る時間になり、さよならする時は「まに遊びに来て」とお願いしていました。人懐っこく、どんな人にも、すぐに話しかけ、仲良くなれるのは、「さすが、三葉っ子」と感じた5日間でした。