2025年5月23日 金曜日
4月、5月に幼稚園たんぽぽ組に入園した子ども達も今は泣くことなく笑顔で登園するようになりました。週明けに泣いていた子も週末になるにつれてリズムを取り戻し笑顔いっぱいです。朝お部屋まで連れてきてくれる年長さん、年中さんと離れる時に不安になり泣きそうになる子もいましたが、今では「バイバーイ!」「ありがとう。」「またあとでね~タッチ!」と笑顔です。お姉さん達がお部屋まで連れてきてくれて、荷物まで持ってきてくれてたんぽぽ組の子ども達は嬉しいのはもちろんですが、連れてきてくれる年長さん、年中さんもなんだかとても嬉しそうです。教師達も小さい子をいつも助けてくれて、可愛がってもらってとてもありがたいです。子どもは子ども同士、すぐに仲良くなりお兄さん、お姉さんに今日も一緒に遊んでもらったり教えてもらったり1日1日 目に見えてしっかりしてきて驚かされます。
一足先に戸外で遊んでいる年長、年中、年少さんの中に自然と入って遊ぶようになったのもみんなが優しく迎え入れてくれるからだと思います。砂場で大きい山をたくさん作り、水を流しダムを作っていたところに入っていったIくんは、その山をくずして工事のように砂をけずっていましたが、誰一人として怒るどころか一緒に手伝っていました。お兄さん、お姉さんのすること、作るものがとても魅力的で一緒に遊ぶのがとても楽しいたんぽぽ組さんです。
戸外で遊んでいると年長さんが「いちごのお世話だよ」と誘ってくれました。先日決めたいちごのお世話当番に入っていないたんぽぽ組さんのことを誘ってくれたのです。水は鉢の下に滴り落ちるほどまであげることを、「見て見て〜下見てて〜お水がでてきたでしょう。」「みんなも水を飲むとおしっこしたくなるでしょう」と、とてもわかりやすく古森先生が年長さんに教えて下さったことを、次は年長さんが先生となりたんぽぽ組さんに教えてくれていました。「おしっこー!!」ちょうど今トイレトレーニングを始めているたんぽぽ組さんは、「あっ、おしっこ!」と、自分のこととも重ねてニヤリと笑いなから見ていました。
その後、いちごも取らせてもらってみんなご機嫌です。年中さんが畑で摘んできたシロツメクサ、ねぎぼうず、そらまめ、さやえんどう、イモ虫などを見せにお部屋まで来てくれました。年長さん、年中さんは今日、ぽんた農園までお散歩に行ったのです。自分達が体験して楽しかったこと、発見したことをいつも教えてくれます。
体験できていないたんぽぽ組さんにも教えなくちゃ、知らせてあげたいと気にかけてくれること、仲間に入れてくれることとても嬉しく思います。三葉幼稚園は年齢単位でもなくクラス単位でもなく、様々な学年やクラス、そして教師達と関わり、いつも大家族です。笑顔いっぱい、元気いっぱいでこれからも楽しく過ごしていけるようにしていきたいと思います。
2025年5月22日 木曜日
今日は天気がとても良くて暑い日でしたが、三葉幼稚園の遊び場はワイワイ賑やかです。アスレチックでは、昨日に比べるとたいこ橋や平均台が増え、各年齢の子ども達がそれぞれ自分の頭で考えて、したい物に挑戦しようとする姿が見られ、その一生懸命な姿が印象的でした。
また、大きなテントの下では、水を使ったいくつかの遊びコーナーが準備されていました。水汲み遊びコーナーでは、ちゅうりっぷ組のRちゃんが「ペットボトルに水を入れるのはどうするんだろ?」と悩みながら色々な道具を使って試して、ペットボトルに少しずつ溜まっていく水の様子を見て楽しんでいました。
砂場では、ダイナミックに遊ぶ子ども達の姿が見られました。年長さんはスコップの使い方がとても上手で、あっという間に身長程の山が出来ていました。後から来た年少さんやプレ年少さんが、それを見て山に模様をつけたり、年長さんのスコップの使い方を見て真似て手伝ったりしていました。昨日の雨のお陰で、もうひとつ魅力的な遊びが増えてました。それは雨上がりの園庭の泥遊びです。泥の感触を楽しんだり泥団子をお皿に乗せて誕生日ケーキに見立てたりして、黙々と遊ぶ姿がありました。
そして、もうひとつ子ども達のテンションが上がったコーナーがありました。それは、しゃぼん玉コーナーです。今日は、子ども達が作ったしゃぼん液なのにしゃぼん玉が何故か今までで1番、「しゃぼんだま」の歌のように屋根まで高く飛んでいくのでした。そこへ古森先生が来て、なぜ高く飛ぶのか私達教師に教えてくださいました。地面が湿っているお陰で、水蒸気と一緒に高く飛ぶのだそうです。ぱんだ組のTくんは「お歌みたいに屋根まで飛んでる!」と話しながら、ニコニコと楽しそうに何回も液を作っては飛ばしていました。
しゃぼん玉コーナーの隣では、くま組のEちゃんの「お花のやつがしたい!」の一言で、可愛い遊びが始まりました。それは、お花のアクセサリーコーナーです。ちゅうりっぷ組のKちゃんは「お姉ちゃんがしてるからする!」と言って、教えてもらいながら作っていました。そして、古森先生が「この花の色が子どもの肌の色に合っていて可愛いのよ。」と教えてくれました。また、年長さんはお花が途中で動かないように結ぶ事が出来ることも教えてもらっていました。年長さんは自分たちしかできない、ちょっぴり難しいことを古森先生に教えてもらって嬉しそうに遊んでいました。教師達も古森先生の色々な自然物を使った遊びを教わりながら、子どもと一緒に楽しむと共に遊びから科学を学んでいるということにとても驚かされたのでした。
2025年5月21日 水曜日
朝、登園すると、持ち物の始末を終えた子どもから戸外に飛び出し元気いっぱい遊んでいます。
こども館の下のままごとのコーナーに行ってみると、年長のMちゃんとOちゃんが「どの野菜を切る?」「これを入れてみようか?」などと、話をしながら楽しそうに野菜を切って料理を作っていました。小さく切った野菜を大きな鍋やお椀に入れて、お玉でぐるぐる混ぜて出来あがると、お弁当箱に少しずつ詰めておいしそうなお弁当ができていました。ままごとをしながら、そのお姉ちゃんたちの様子を見ていたすみれ組のSちゃんは、大きなお皿に盛り付けていた野菜サラダを大きなお弁当箱に入れていきました。お話が大好きなSちゃんは、「今日はお弁当の日だもんね〜♪」と言いながら、お姉ちゃんたちの真似をしながら、お弁当を作っていきます。出来あがると、「先生、お弁当食べて〜!!」と言って、持ってきたSちゃんの表情はとても満足そうでした。
また、園庭の真ん中にあるアスレチックのコーナーは、年少さんから年長さんまで、たくさんの子どもたちに人気のコーナーです。古森先生が遊んでいる子どもたちの様子を見ながら、楽しくなるように変化させてくれています。今日も子どもたちが遊んでいる姿を見ながら、「もうひとつ冒険!!」と言って、テントの柱に縄跳びのひもをくくりつけてくれました。オレンジ色の少しゆらゆらする平均台を通るときにそのひもをつかんで進むことができるのです。最初はオレンジ色の平均台を少し不安げな表情で進んでいた子どもたちもそのひもを使うことで「できた!!」と言って、喜んでいました。
幼稚園では環境がマンネリにならないよう、時々、組み合わせや向きを変化させるなど、日々遊びの環境を見直し、遊びながら心身の発達を助長できるよう工夫しています。これから暑くなってきます。暑い日は、水遊びなども致しますので着替えの準備もお願い致します。
2025年5月20日 火曜日
5月も後半になり子どもたちも園生活の流れが分かってきて、自分たちで所持品の始末をしてシールを貼ると水筒を持って戸外へ遊びに行けるようになりました。そして、大好きなシャボン玉や色水遊び、アスレチック、水汲みなど自分の好きな遊びを見つけて学年関係なく仲良く遊ぶ姿が見られます。
たんぽぽ黄組のお部屋は園庭を挟んだところにあり、少し離れているのですが年長さんや年中さんが荷物を持ってくれたり、手をつないでくれたりしてお部屋までやってきます。その道中「手をつないであげる」「荷物持とうか?」「手すり持ってね」などたんぽぽさんの目線になって優しい言葉をかけてくれる年長さんの姿がとても頼もしく毎朝助けられています。
そんなたんぽぽ組の子どもたちも先週から所持品の始末を終えるとお兄さん、お姉さんたちに混ざって戸外遊びをしています。初めは砂場や滑り台などで遊んでいたたんぽぽさんも、少しずつ行動範囲が広くなってきてアスレチックや水汲み遊びにも挑戦しています。アスレチックでは、恐る恐る慎重に渡りながらも回数を重ねていくうちにコツを掴んできて、自分で渡りきることができる子もでてきました。できない子も教師や年長さんに手をつないでもらって渡ることができると「やったー!」と喜んでいました。
たんぽぽ黄組のS君はいろいろな事に興味津々でお兄さん、お姉さんがしていることが気になってよく年長さんの後ろをテクテクとついて歩いています。年長さんたちが虫探しをしていると、一緒になって覗き込んで探したり、水汲み遊びをしているところではあまどいをつないでいるところにカップで水を汲み 流したり、ボールを転がしたりなど真似をして遊んでいます。ある時は、年長さんが一列に並び指さしで並んでいると、そっと隣に行ってそれを真似をしてドンピッピッと指さしをして一緒に並んでいて驚かされました。
たんぽぽ組の子どもたちも、他学年との関わりが増えた事で良い刺激になり、日々いろいろな事ができるようになってきています。
今日はたんぽぽさんだけで初めて駐車場まで歩いて、野菜やびわを見に行くことになりました。たんぽぽさんだけで手をつないで歩けるかな?と心配していましたが、「行ってきまーす!」と友達と手をつないで上手に歩くことができました。駐車場では、植えてある野菜を見たり、たんぽぽさんのために植えたじゃがいもを見たりしました。そしてびわの木のところでは、先週びわを食べたこともあり「何色になったら食べられる?」と聞くと「オレンジ!」と答える子もいて驚かされました。実際に木にできているびわを見たり、小さな苗から生長してじゃがいもができるまでの過程を見たりすることで、2、3歳児でも植物の生長や食べることへの興味を感じられるように関わっていきたいと思いました。
たんぽぽ黄組よトマトに赤ちゃんトマトができました。黄組の子どもたちも「赤ちゃんトマト!」と嬉しそうに毎日観察したり、水やりをしたりしています。赤いトマトになってみんなで収穫できる日が楽しみです。
2025年5月19日 月曜日
今日も朝から園庭では子ども達が元気に遊んでいました。そんな中、いちごのプランターのところでは年少さんがジョウロで水やりをしていました。しかし、いちごの葉っぱが元気いっぱい茂っていて、葉っぱが邪魔をしていちごや土に水がかかっていませんでした。特に、11個並んだいちごのプランターの中でも1つのプランターのいちごの水が無く、元気がなくて葉っぱもしょんぼりしていました。どうしてこんなに元気が無いのかと、古森先生も気にして出てきて下さって、プランターの土を見てみると、土の上に木くずが一面に敷き詰められていて、水が土まで浸透していなかったのでした。「これだったら、木が水を吸ってしまって土に全然水が行かないよね」と話してもらい、木くずを全部取り除きました。そして、水はどこにあげるといちごが水を飲めるのか!?みんなで考えました。「植物はどこから水を吸うのかな?」「葉っぱ?根っこ?」と子ども達に聞くと「根っこから吸う!」と理解している子がたくさんいました。水の大切さについて、自分の体に例えて話して下さり、「みんなも水を飲まないと、汗もおしっこも出ないし、血もドロドロになっちゃうんだよ」と聞いたHくんが「熱中症にもなる!」と教師に伝えていました。自分の体に例えて水の大切さについて聞いたことで、子ども達はよく理解していました。
水はどれくらいあげないといけないのかと言う話になり、「プランターの下には穴が空いているんだよ」「この下の穴から水が出て来るくらいあげないといけないよ」と教えてもらいました。これも自分の体に例えて、「水をたくさん飲んだ後、どうなる?」と聞かれて「おしっこに行きたくなる!」と体からも要らない水が出てくることを理解していました。水やりに必要な水の量を知った後、朝顔やトマトの水も大丈夫か確認して、足りないと思った子は「水やりをしなきゃ!」と、すぐにジョウロを持ってきて水をやっていました。そして、水をあげる毎に植木鉢の下を覗き込んで、水が下まで通っているか確かめていました。なぜ水が必要か理解した後、もう1つ教えてもらいました。それは葉っぱの役割についてです。駐車場に植えてあるさといもの葉っぱを実際に見ながら、話してくれました。「この葉っぱは、水を弾くんだよ。」と葉っぱに水をかけてみると、コロコロと綺麗に転がって下に落ちました。「これはね、根っこのさといもにいっぱい水がかかると、おいもさんがダメになってしまうから、かからないように葉っぱがまもってくれているんだよ」と教えてくれました。色々なことに興味を持って知恵を働かせる三葉っ子達はさすがです!!
いちごも同じで葉っぱの水はいちごの周りに落ちるようになっていること、いちごを葉っぱが守っていることにも気付いていました。
今日、一日でどうしていちごの元気が無いのか、植物を育てる為には土だけでなく、水が必要なこと、水の量、葉っぱの役割などたくさんのことを学んだ子ども達です。
今日学んだことは小学校の理科の時間に習う内容ですが、幼児達は目を輝かせて葉っぱを見たり、水やりをしたり、プランターを持ち上げて水の量を確かめたり、甲斐甲斐しく手と頭と身体を動かしていました。学校の授業の中で難しいと感じていた教師達も一緒に生活体験の中で、学び、自分の知識として取り入れることが出来ると同時に、興味津々でキラキラ目を輝かせて楽しみ、命について学ぶ子ども達の姿を凄いなと心から感じる1日でした。
これから夏に向けて、きゅうり、ゴーヤ、ナス、トマトなどたくさんの野菜を子ども達と世話をし、植物の成長を身近で感じながら学んでいきたいと思います。
今日はいちごが各クラス2個づつ取れたので、みんなで分けて食べました。小さないちごを分けると米粒程ですが、それが子ども達はまるで宝石を口に入れるように、大切に大切に味わうのです。赤いいちごがまた取れるように、みんなでお世話を頑張ります!!!
遅くなりましたが、先日、子ども達のために、きゅうりをたくさん育てて、お子さんに持たせて頂いたお父さん。ありがとうございました。みんなで三葉名物のニラみそをつけて頂きました。
2025年5月17日 土曜日
三葉幼稚園の保育園ではれもん組が1番大きいクラスになります。みかん・もも組上がりの子がほとんどのれもん組の子どもたちは少しずつ自分でできることは自分でできるようになってきています。4月から上がって来た子たちもこの1ヵ月で自分たちのロッカーの場所を覚えたり、自分たちの給食セットを引きずったり抱えたりしながら机まで運ぶことができるようになりました。しかし、机の上まで運んだあと袋を開けることが難しく何度も開けようと挑戦してみながら保育教諭に助けを求めるように袋を差し出してきます。口を開いてあげると、スプーン・フォークセット・お口拭き・エプロンなど1つずつ出して並べていきます。中には自分でエプロンも何とか付けて給食の準備を進めていく子も見られるようになりました。そして目の前に給食が配られると「いただきます」の挨拶をしてスプーン・フォークを持って食べ物をすくおうとしますが、これもまた子どもたちにとって難しくなかなかすくえず、最終的には手づかみでお皿がピカピカになるまで口に運んでいる姿が見られます。
給食のバナナは3分の1程の大きさに丸切りして皮付きで出てきます。上手にむける子もいれば皮がむけずスプーンで実をすくって食べたり、切り口から押し潰して食べようとするなどいろんな方法を試してみながら食べる姿が見られます。このように自分で自分で…を繰り返しながら、この1ヵ月でいろんなことができるようになりました。小さなエピソード1つ1つが、身近にいると全て成長につながり嬉しくなります。これからもいろんなことに挑戦しながらできることが増えていく様子を楽しんでいきたいと思いました。
今週は天気が良く、夏日のように暑い日もありました。あまりの急な太陽の照り返しにひよこ組は極力直射日光を避けて、日陰のテラスでトンネルに入ったりジャングルジムで遊んだりして過ごしました。幼稚園児たちは早速、水鉄砲やホースの水シャワー・小プールでの足付け遊びが始まり大騒ぎ!!すると、幼稚園の先生が突然、遊んでいる子どもたちに向かって水シャワーをかけてきました。始めは何が起きたのかとボーと見ていましたが、幼稚園児たちが「キャッキャッ」と声をあげて走り回って楽しんでいる姿を見て子どもたちも人工芝のところに行って水を浴びおうとアピールしていました。そして水がかかるたびに大喜びする子どもたち。嬉しくて走り回ったり両手を伸ばして水を受けてキャッキャッと喜んで水の冷たさを楽しんでいました。
2025年5月16日 金曜日
ゴールデンウィークも終わり、お休みモードもようやく落ち着いてきた今週、プレ年少・年少の担任と古森先生が相談して、朝の早い時間に子ども達が戸外でたっぷり遊べるようにと、登園後のスケジュールを少し変えました。入園、進級直後は、所持品の始末やトイレ等、ある程度落ち着いて時間が経ってから外に出ていたのですが、昨日からは所持品の始末を終えた子から戸外に出て、年中や年長児に混ざって遊べるようにしたのです。ということで今日は、朝一番からたんぽぽ組から年長児まで色とりどりの帽子をかぶった小さい子、大きい子、み~んなが戸外に大集合でした!コロナ禍以前はこういう光景が当たり前だったのですが、なんだか久しぶりに「これぞ三葉!」というような園庭の様子に私も嬉しくなりました。子どもの人数は多くても、あちらこちらの環境にかかわって遊ぶ子が多く、また年長児たちが小さい子と遊んだり、手をつないだり・・・そんな世話も遊びの一つとして楽しんでいたおかげもあり、ぽつんとさみしそうにたたずむ子は見られず、全体的にまとまった様子が見られました。
たんぽぽ組のSくんは、まだカラー帽子もぶかぶかで顔の半分が隠れてしまうほどなのですが、笑顔は満点!元気にバスで登園してきています。そんなSくんが今日は年長、年中のお兄ちゃんお姉ちゃんに混ざって楽しそうに体を揺すって踊っていました。一曲終わると次の曲も見よう見まねで体を動かしたり、楽しそうにジャンプをしたりしていました。周りのお姉ちゃんたちは「Sくん、そっち危ないからこっちおいで。」「Sくん、こうやって踊るんよ」などと至れり尽くせりお世話をしてくれていたのですが、Sくんはきっとそんなことはおかまいなしで自分もその踊りの仲間だと思って堂々とその輪の中心にいました。その姿が面白くてかわいらしくて見ているだけで幸せ空間でした。
また、くま組のAくんは登園するなり、「アスレチックする?」と私に言いに来ました。「いいよ。アスレチックしよう」と答えると「古森先生とする?」とぽつり。“わたし目の前にいるじゃ~ん”と思いつつ「みずほ先生は?」と聞くと「古森先生とする。」と答え、お呼びでないとばかりに断られてしまいました。(笑)そんなAくん、少々アスレチックが怖いのか、たまに涙がこぼれる時があるのですが古森先生となら笑顔を見せ、平均台や丸太、はしごなどどんどんチャレンジすることができるのです。結局Aくんは今日1時間近くアスレチックに挑戦し、先週は恐る恐るわたっていた丸太はお手の物~とばかりにすたすた歩くことができていました。その一時間、他の子の相手や環境の調整等をしながらそばで見守ってくれた古森先生には感謝です。Aくんの様子を見ながら声をかけたり、手を握ったり、指を一本出して握らせて安心させたり…Aくんの細かな動きによって配慮の仕方を変える古森先生。Aくんもはしごが一つ終わると、古森先生をちらり、丸太を降りると古森先生をちらり…その度に拍手をしたりアイコンタクトをとったり他の子を見ながらも要所要所でポイントを押さえている古森先生の教師スキルの高さもすごいなぁと勉強になりました。だからこそAくんの厚い信頼が得られているのでしょう。わたしはまだまだです。(笑)
M先生が、朝、砂場でカップをひっくり返して砂のケーキをたくさん作って遊んでいました。すると、一人で遊ぶM先生を見ていろんな子が「一緒に遊ぼう~!」と来てくれたそうです。優しいですね。砂をケーキに見立てていろんな飾りを持って来てくれたり、ケーキ屋さんのように遊んだりしていると、たんぽぽ組の子がやってきて作った側から壊していきました。「あ~あ、壊されちゃった」と思うM先生にくま組のKちゃんが、ふふふ、と笑いながら「ちびっこ怪獣が来て壊していくね」とほほ笑みながら言ったそうです。Kちゃんの余裕ある大人な反応にM先生は大層驚いたと話していました。
今日は園見学の方が2組来られていたのですが、ご案内をしながら改めて三葉幼稚園って楽しいな、と思いました。新園舎では大きな一つのお部屋に当たり前のように2クラスが生活していて、時にはこっちの先生、時には反対の先生・・・と子どもたちが自分の都合によって先生を選ぶことができること。わたしは今年の年長で一番のお姉さん先生なのですが、だから私に褒められると嬉しい子がたくさんいるようでクラス関係なく“褒めて!!”という時にいろんな物を見せてくれたり、話してくれたりすることが多いです。逆にちょっと困ったことや助けてほしいこと等は優しい若い先生にお願いしたり、こっそり言いに来たり…あまりそういうところではわたしではないようです。
また、園内を回っていると年少さん、たんぽぽさんのクラスでは、こっちではお絵描きをしている子、こっちでは遊びながら壁面飾りを作っている子(飾りを作っているというよりは遊んだものが飾りになる、という感じでした)、はたまたこっちでは廃材遊びを夢中になってしている子…等と一斉的な指導による保育ではなく、小さいながらも自分でしたい遊びを選んで、自分が楽しいことをしている姿がたくさん見られました。その中で「先生見てみて!」「できたよ~!!」という嬉しそうな顔、口をとがらせて真剣な目で集中している顔、気の合う友達と遊んでいる安心した笑顔…等、いろんな表情が見られて見学に来られた方も「かわいい~」「楽しそう!」「いいね、よかったね」と嬉しい感想をたくさん言ってくださいました。
見学に来られた方にこれ以外にも自慢話のようにたくさん三葉を紹介しましたが、三葉幼稚園は子どもたちの小さな社会。みんながお互いを大切にしあっていて、思いやりをもってかかわることができていて、また自分の好きなことを夢中になってできる環境があって、三葉っ子は本当に幸せ♪と改めて感じる金曜日でした。みんなまた来週も楽しいこといっぱいしようね。
コメント (「お兄さん、お姉さんいつもありがとう!!」たんぽぽ赤組 清水祐子 はコメントを受け付けていません)