幼稚園の日記(ブログ)

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2025年10月31日 金曜日

今日は昨晩からの雨が降り続いて少し肌寒い朝でした。

たたんぽぽ組の子どもたちと部屋でシール帳やカバンを片付け、ふと一階に降りると遠くから「トン!トン!」と軽やかで力のこっもた音がしていました。なんだろうと思い音のする方に行ってみると、プールの空いたスペースのブルーシートの上でし木工遊びが始まっていました。子どもたちの釘を打つ音が部屋の中で反響しまるで木材製作所のようでした。子どもたちに近づくと、「先生これなんだと思う?」「上手に机作ったけん見てみて!」と次々に声を掛けてきました。年長児と会話をしていると、そばにいた教師から「今年中児が作っているのは何でしょう?」と聞かれ、様子を見に行ってみました。

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そこでは、年中児が協力して作っていて、木の板に角材が4つついていたので「椅子を作っている!」と答えると「 ブーッ。椅子じゃありません!」「机やったんやね」「それも違うー」との返答でした。「正解は昨日お見送りに行ったアンパンマン列車でしたー」と教えてくれました。

年中児が作っている様子を見ていたのですが、慣れた手つきで釘をどんどん打ち込み組み立てていきます。板の長さが足りていないところに別の板をあてがっていると、「その板は違うんよ!今板を切ってもらいよるけんちょっとまってや!!」と怒られてしましました。棒を貼り付け、丸い木を付けて完成が近づいていくと、なる程!昨日子どもたちと見送りに行ったアンパンマン列車に見えてきました。一通り形になると、子どもたちは撮っている写真を見ながら絵の具を塗ったり、板にキャラクターをクレヨンで描いたりしていました。昼食の時間まで楽しそうに作り「また幼稚園に来るときに続きしようや」「あとなにしたらいいかな?」と次に作る時間を楽しみにしていました。

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その横の机では、年長児たちが作品づくりをしていました。子どもたちの作品作りは見ているだけでも楽しくなります。自分でこれを作るんだと決めたものを作ろうと材料とにらめっこをし、周りの子どもたちからのアドバイスや手助けを受けながら完成させていました。ある遊具を作っていたAくんは段差をなくそうと色々な暑さの板を持って来ては重ねることを何度も繰り返し高さを調整していました。また、Bちゃんは前日にじっくりと時間をかけて自分の思う形に合う材料を集めていて、それを組み合わせる動物を作っていました。年長児ともなると、ダイナミックでしかもしっかりイメージしたプレ年少児と違った作品作りを見る事ができます。作品展まであと少しです。子どもたちの知恵と気持ちのこもった作品を楽しみにしていてください。

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